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この頃気になることなど第12回

2012年07月04日 | Weblog
スパイ天国

 今年5月、日本の中国大使館に勤務していた中国の一等書記官である李春光に警視庁公安部が出頭要請を行うという事件があった。直接の容疑は外国人登録法違反ということだが、どうも根は深いらしい。李春光は当然のように出頭要請には応ぜず帰国した。尖閣で海上保安庁の艦船に体当たりした漁船の船長を、真夜中に那覇空港を開けさせて、迎えの中国機を受け入れお見送りしたと聞く政権だから仕方がない。

 先に野田内閣は問責の両大臣に加えて、鹿野農水大臣と筒井農水副大臣を更迭したが、李春光と農水省のつながりを国会で追及されないためであったとのこと。大臣や副大臣を辞めさせて済む問題ではなかろうに。対中国問題となるとマスコミも尻込みするようで、報道が少なく一般国民に真実が伝わらない。昔々の沖縄返還交渉における隠蔽された情報をほじくり出して喜んでいたのはどの政党だったのか。現政権は輪を掛けて秘密主義である。

 米国にとっても日本の情報管理の拙さは噴飯もののようで、最新鋭の戦闘機などは日本には供与出来ないと言う話もあった。現職の自衛官などにも中共のスパイは忍び寄るという話も聞くが、わが国にはスパイ行動を取り締まる法律さえないらしい。一説には現政権がその成立を阻止しているという。

 前原氏や野田現首相への外国人からの献金問題に加えて、菅前首相の北朝鮮系団体に不法な献金をしていたことなど、最近は全く問題に上がっていないけれど、これらは根っこは同じで中韓への大いなる売国行為だ。政治家や公務員と企業の贈収賄事件は昔から随分と問題になって、都度当時の政権は揺らいだものだが、それらよりも遥かに国家の存立を揺るがす悪質な行為である。

 ネット情報によればスパイと知ってか知らずか民主党からそのような類の人物に、活動費が支出されているような話もある。ネット情報で中傷するわけにはゆかないが闇の深さを感じる。勿論他の政党にもあることかもしれない。日中、日韓友好の目的を理由に、彼らへの利益供与を行い、際どくお互い立場を守っている図が見えるような気がするけれど、事実とすればいかなる政治団体であっても国家・国民への背信行為である。

 われわれ一般国民は、自身で闇を探ることはほとんど不可能である。メディアはドラマやネットで疑似・粉飾して語るだけではなく、他国からのスパイ行為や工作活動の現実を白日の下に晒し、行政は全国民と一体となってその防止を徹底すべきだ。税と年金の一体改革も結構だけれど、国家の存立に関わるスパイ行為という大変な問題にも目を向けなければ現政権への疑惑はさらに深まるであろう。

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