「ブラタモリ」
「ブラタモリ」が始まった頃は、まだフジテレビの「笑っていいとも」があった頃で、タモリさんの都合上東京都内か横浜あたりの散策に限られていたようだ。当時のアシスタントの女子アナ(久保田アナ)は結構長くタモリさんのお相手をしていたように感じていたが、いつの間にか時は流れ、すでに結婚されて子供さんも居るそうだ。女性の20代半ばからの10年は人生の一大転機であろうが、視聴者の60歳からの10年など、死なずに生きていた程度のものだ。
「笑っていいとも」が終わって、全国各地を巡るようになり2代目アシスタント(桑子アナ)に継がれていた。彼女は、いつの間にかタモリさんを御すようになっていたが、1年間で卒業、その後結婚もされ、NHK主要番組のキャスターとして活躍されているようだ。
3代目(近江アナ)の方は、若くて素直な感じでこの方も評判がいい。物知りのタモリさんの脇で良い引き立て役にもなっている。若い女性はそこに居るだけで爽やかである。
単なる旅番組は民放も加えて多いのだけれど、地質そしてそこから生み出された地形が産業や歴史に与えた影響を考察する番組は多くない。地質・地形は億年単位で、また江戸期くらいからは人の移動、街の変遷。数百年の時を経てもその痕跡を残す。
地方地方に、その土地の成り立ちや歴史、地質などを長く研究している博物館などの学術員と呼ばれる方や学校の先生などがおられる。彼らは別にテレビになど登場したくて、その研究を続けて来たわけではなかろうが、人知れず地味な分野に貢献されている人々に、一時的であれスポットライトが当たるのも心地よい。登場する方々は、非常に魅力的で良い方ばかりのように見受ける。
高校一年生の時に「人文地理」という教科があった。その先生は「人文地理」を「ヒューマン・ジオグラフィー」と言うのが口癖で、この英語がすっかり頭にこびり付いている。50代も半ば、昔気質の気難しい雰囲気のしかし学者の風格を持った先生で、校内の図書館長でもあった。ブラタモリを見るとこの先生を思い出す。
川があり、平野があれば人が住み畑を耕し、水を引いて田を潤す。穀物の収穫の多寡で権力者を生み、交易のため道が出来、利権を守るために武力を持つ。治水、用水、水運は為政者の一大事業であった。当時のそれらの痕跡が、都市化された現代にも残っている様をブラタモリは紐解く。
坂道があり、段差があり、湖沼がある。太古から続くプレートの移動、火山活動、そこに地質の異なりがある。理科という科目で習った物理、化学、生物、地学など。その中で現代社会の産業発展には比較的関与の薄い学問であろう地学もブラタモリのテーマである。火山活動によってできた地層なのか、海底からの隆起によるものか。
中学2年生の時の担任は理科の先生だった。理科も好きな科目になり、中間テストや期末テストで、9科目の得点が800点を超えるようになった。ブラタモリにはそんな思い出もついてくる。
「ブラタモリ」が始まった頃は、まだフジテレビの「笑っていいとも」があった頃で、タモリさんの都合上東京都内か横浜あたりの散策に限られていたようだ。当時のアシスタントの女子アナ(久保田アナ)は結構長くタモリさんのお相手をしていたように感じていたが、いつの間にか時は流れ、すでに結婚されて子供さんも居るそうだ。女性の20代半ばからの10年は人生の一大転機であろうが、視聴者の60歳からの10年など、死なずに生きていた程度のものだ。
「笑っていいとも」が終わって、全国各地を巡るようになり2代目アシスタント(桑子アナ)に継がれていた。彼女は、いつの間にかタモリさんを御すようになっていたが、1年間で卒業、その後結婚もされ、NHK主要番組のキャスターとして活躍されているようだ。
3代目(近江アナ)の方は、若くて素直な感じでこの方も評判がいい。物知りのタモリさんの脇で良い引き立て役にもなっている。若い女性はそこに居るだけで爽やかである。
単なる旅番組は民放も加えて多いのだけれど、地質そしてそこから生み出された地形が産業や歴史に与えた影響を考察する番組は多くない。地質・地形は億年単位で、また江戸期くらいからは人の移動、街の変遷。数百年の時を経てもその痕跡を残す。
地方地方に、その土地の成り立ちや歴史、地質などを長く研究している博物館などの学術員と呼ばれる方や学校の先生などがおられる。彼らは別にテレビになど登場したくて、その研究を続けて来たわけではなかろうが、人知れず地味な分野に貢献されている人々に、一時的であれスポットライトが当たるのも心地よい。登場する方々は、非常に魅力的で良い方ばかりのように見受ける。
高校一年生の時に「人文地理」という教科があった。その先生は「人文地理」を「ヒューマン・ジオグラフィー」と言うのが口癖で、この英語がすっかり頭にこびり付いている。50代も半ば、昔気質の気難しい雰囲気のしかし学者の風格を持った先生で、校内の図書館長でもあった。ブラタモリを見るとこの先生を思い出す。
川があり、平野があれば人が住み畑を耕し、水を引いて田を潤す。穀物の収穫の多寡で権力者を生み、交易のため道が出来、利権を守るために武力を持つ。治水、用水、水運は為政者の一大事業であった。当時のそれらの痕跡が、都市化された現代にも残っている様をブラタモリは紐解く。
坂道があり、段差があり、湖沼がある。太古から続くプレートの移動、火山活動、そこに地質の異なりがある。理科という科目で習った物理、化学、生物、地学など。その中で現代社会の産業発展には比較的関与の薄い学問であろう地学もブラタモリのテーマである。火山活動によってできた地層なのか、海底からの隆起によるものか。
中学2年生の時の担任は理科の先生だった。理科も好きな科目になり、中間テストや期末テストで、9科目の得点が800点を超えるようになった。ブラタモリにはそんな思い出もついてくる。