7月からの新番組
7月からの新番組は軒並み視聴率が低いそうな。いずれの番組も初回15%にさえ届かなかったようだ。出演者の顔ぶれや、予告編、新聞テレビ欄の紹介などをから、就活にいう謂わば書類選考で初回観る番組を選択し、一次面接ごとく数件観る。中で続けて観たいものだけ二次面接以降に進むという手順で、一週間で3~4の番組を継続して毎週観ることになる。
今回、まだ2回目から3回目あたりだけれど、「好きな人がいること」、「はじめまして愛しています」、「営業部長吉良奈津子」そして「HOPE~期待ゼロの新入社員」が残った。
「営業部長吉良奈津子」はまさに企業における女性活用の問題点をえぐる社会派番組のようだけれど、男性にだってあることで、企業の社員いじめのひとつのパターンではないか。それなりの大企業に勤めれば、定年までにはいろんな職場を異動し、転勤あり、出向そして転属なども珍しくもない昨今。そして新しい職場の人たちが、同じ会社の人間だからと親切にしてくれるとは限らない。
「HOPE~期待ゼロの新入社員」では、一流と思える大きな商社に紛れ込んだ、囲碁棋士を目指して挫折した青年が主人公だけれど、初っ端に電話を取ったら外人からで、あわてて同僚の女子社員に替わって貰うところなんぞ、外資系企業に出向経験のある身には、他人事とは思えなかった。
もっとも一流商社であれば、今時、いくら有力なコネがあったとしても、英語もできない高卒者をエリート達と採用試験で同列に競わせることなどなかろうけれど、そこがドラマの面白いところ。もっとも主人公はプロの棋士を目指していたくらいだから、記憶力とか秀でた資質を持ち合わせているという設定のようで、どのような展開になるのか楽しみにしている。
「はじめまして愛しています」は、児童虐待を扱ったドラマであり、主人公夫妻の関係性と夫妻それぞれの家庭環境も問題ありで、観るのは少々しんどい。虐待されていた子供がどのように家庭生活に適応し、その資質を開花させてゆく展開になるのか。というより、問題児を通じて主人公夫妻の疎遠だった親兄弟との親交が復活するドラマのような気配もする。まさに“情けは他人のためならず”と言いたいドラマなのか。
「好きな人がいること」の主役である桐谷美鈴さんは、以前NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で荒木村重の美人若妻役を演じたごとく、世界の美女100選で日本人ではトップの上位にランクされている美人女優とのこと。今回のコミカルな役も結構嵌っている。湘南の海辺のレストランという舞台もいいのではなかろうか。「世界で一番難しい恋」もそうだったけれど、ラブコメディーは深刻にならなくて観る側の楽なところがいい。老若男女を問わず矩(のり)をわきまえる必要はあるのだけれど、「好きな人がいること」は素敵なことだ。
7月からの新番組は軒並み視聴率が低いそうな。いずれの番組も初回15%にさえ届かなかったようだ。出演者の顔ぶれや、予告編、新聞テレビ欄の紹介などをから、就活にいう謂わば書類選考で初回観る番組を選択し、一次面接ごとく数件観る。中で続けて観たいものだけ二次面接以降に進むという手順で、一週間で3~4の番組を継続して毎週観ることになる。
今回、まだ2回目から3回目あたりだけれど、「好きな人がいること」、「はじめまして愛しています」、「営業部長吉良奈津子」そして「HOPE~期待ゼロの新入社員」が残った。
「営業部長吉良奈津子」はまさに企業における女性活用の問題点をえぐる社会派番組のようだけれど、男性にだってあることで、企業の社員いじめのひとつのパターンではないか。それなりの大企業に勤めれば、定年までにはいろんな職場を異動し、転勤あり、出向そして転属なども珍しくもない昨今。そして新しい職場の人たちが、同じ会社の人間だからと親切にしてくれるとは限らない。
「HOPE~期待ゼロの新入社員」では、一流と思える大きな商社に紛れ込んだ、囲碁棋士を目指して挫折した青年が主人公だけれど、初っ端に電話を取ったら外人からで、あわてて同僚の女子社員に替わって貰うところなんぞ、外資系企業に出向経験のある身には、他人事とは思えなかった。
もっとも一流商社であれば、今時、いくら有力なコネがあったとしても、英語もできない高卒者をエリート達と採用試験で同列に競わせることなどなかろうけれど、そこがドラマの面白いところ。もっとも主人公はプロの棋士を目指していたくらいだから、記憶力とか秀でた資質を持ち合わせているという設定のようで、どのような展開になるのか楽しみにしている。
「はじめまして愛しています」は、児童虐待を扱ったドラマであり、主人公夫妻の関係性と夫妻それぞれの家庭環境も問題ありで、観るのは少々しんどい。虐待されていた子供がどのように家庭生活に適応し、その資質を開花させてゆく展開になるのか。というより、問題児を通じて主人公夫妻の疎遠だった親兄弟との親交が復活するドラマのような気配もする。まさに“情けは他人のためならず”と言いたいドラマなのか。
「好きな人がいること」の主役である桐谷美鈴さんは、以前NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で荒木村重の美人若妻役を演じたごとく、世界の美女100選で日本人ではトップの上位にランクされている美人女優とのこと。今回のコミカルな役も結構嵌っている。湘南の海辺のレストランという舞台もいいのではなかろうか。「世界で一番難しい恋」もそうだったけれど、ラブコメディーは深刻にならなくて観る側の楽なところがいい。老若男女を問わず矩(のり)をわきまえる必要はあるのだけれど、「好きな人がいること」は素敵なことだ。