国立競技場
代々木の国立競技場が消えた。テレビのニュースで見た。2020年の東京オリンピックに備え、新しい国立競技場を建てるため解体されたのである。新競技場の建設は、今年10月に開始されるそうだ。
国立競技場には昭和42年(東京オリンピックの3年後)第16回全国青年大会の開会式に広島県代表選手として出場して、競技場を一周した思い出がある。観衆は全くなかったが、剱木文部大臣が壇上で選手からの挙手礼を受けておられた。
その後平成になって、中央線の千駄ヶ谷駅に乗り降りする際に外からは時々見ていたが、中は以前NHKのブラタモリで見たのが最後だった。その番組では普段一般の人が入れないような所も紹介されていたし、特別に聖火台に火が灯されたりした。あの番組の記録は貴重な遺産資料のひとつとなったのではなかろうか。
新しい国立競技場は、当初採用された設計図通りに作るとお金が足りないとのことで、縮小案となり、今回さらにオリンピックまでには開閉式の天井が間に合わないとのこと。また資金面で500億円程度を東京都から出すようにとの話で、下村文部大臣と舛添東京都知事の会談が行われたとのニュース画が流れていたけれど、500億円について舛添知事は聞いていないと不満そうだった。
それにしても、まだ5年先のこと、今から必死でやろうと思えば、開閉式の天井も間に合うのではないか。もっとも前年のラグビーの世界選手権の会場としても使うとのことで、工期は実質4年のようだ。お金の面は、確かに借金1000兆円の国に無いことは分かる。震災復興費用もまだまだ大変である。しかし、寄付金という手があるのではないか。
5月20日のYAHOOニュースによれば、東証一部企業の時価総額はバブル期を超え591兆9158億円となったそうだ(過去最高は1989年末の590兆9087億円)。また同日の読売新聞によれば、世帯(2人以上)貯蓄平均額が1798万円で最多(前年比3.4%増)になったそうな。
長らく不景気で、デフレで企業も個人も苦しいような報道が続いていたが、今年のGW(連休)の人出といい、平均的な国民には、十分裕福な暮らしが出来ているのではないか。勿論平均値は何億円と持つ人が増えれば、貧しい家庭を置き去りにして上昇する。最頻値も上昇しておれば、多くの世帯で裕福になったと言えるのだが、そのデータはなかった。ただ、60歳以上の無職の世帯でも平均貯蓄額は0.4%増の2372万円で、お金持ちのお年寄りは相変わらず多いようだ。
要するに、皆さんお金を持っているのだから、「オリンピックの競技場のために寄付して下さい」とキャンペーンを行えば、企業も個人もその多くが賛同するのではないか。勿論多額の寄付をいただいた企業や個人は、しっかりと石碑に名と寄付額を刻むなど、末長く顕彰することは必要である。各地の神社など石段左右の石塔に寄付者の氏名が彫ってあるのをみかける。これは必要なことだ。
一部上場企業が平均1千万円ずつ寄付しただけで、200億円程度集まることになる。国立競技場建設寄付金300億円目標で如何でしょう。
代々木の国立競技場が消えた。テレビのニュースで見た。2020年の東京オリンピックに備え、新しい国立競技場を建てるため解体されたのである。新競技場の建設は、今年10月に開始されるそうだ。
国立競技場には昭和42年(東京オリンピックの3年後)第16回全国青年大会の開会式に広島県代表選手として出場して、競技場を一周した思い出がある。観衆は全くなかったが、剱木文部大臣が壇上で選手からの挙手礼を受けておられた。
その後平成になって、中央線の千駄ヶ谷駅に乗り降りする際に外からは時々見ていたが、中は以前NHKのブラタモリで見たのが最後だった。その番組では普段一般の人が入れないような所も紹介されていたし、特別に聖火台に火が灯されたりした。あの番組の記録は貴重な遺産資料のひとつとなったのではなかろうか。
新しい国立競技場は、当初採用された設計図通りに作るとお金が足りないとのことで、縮小案となり、今回さらにオリンピックまでには開閉式の天井が間に合わないとのこと。また資金面で500億円程度を東京都から出すようにとの話で、下村文部大臣と舛添東京都知事の会談が行われたとのニュース画が流れていたけれど、500億円について舛添知事は聞いていないと不満そうだった。
それにしても、まだ5年先のこと、今から必死でやろうと思えば、開閉式の天井も間に合うのではないか。もっとも前年のラグビーの世界選手権の会場としても使うとのことで、工期は実質4年のようだ。お金の面は、確かに借金1000兆円の国に無いことは分かる。震災復興費用もまだまだ大変である。しかし、寄付金という手があるのではないか。
5月20日のYAHOOニュースによれば、東証一部企業の時価総額はバブル期を超え591兆9158億円となったそうだ(過去最高は1989年末の590兆9087億円)。また同日の読売新聞によれば、世帯(2人以上)貯蓄平均額が1798万円で最多(前年比3.4%増)になったそうな。
長らく不景気で、デフレで企業も個人も苦しいような報道が続いていたが、今年のGW(連休)の人出といい、平均的な国民には、十分裕福な暮らしが出来ているのではないか。勿論平均値は何億円と持つ人が増えれば、貧しい家庭を置き去りにして上昇する。最頻値も上昇しておれば、多くの世帯で裕福になったと言えるのだが、そのデータはなかった。ただ、60歳以上の無職の世帯でも平均貯蓄額は0.4%増の2372万円で、お金持ちのお年寄りは相変わらず多いようだ。
要するに、皆さんお金を持っているのだから、「オリンピックの競技場のために寄付して下さい」とキャンペーンを行えば、企業も個人もその多くが賛同するのではないか。勿論多額の寄付をいただいた企業や個人は、しっかりと石碑に名と寄付額を刻むなど、末長く顕彰することは必要である。各地の神社など石段左右の石塔に寄付者の氏名が彫ってあるのをみかける。これは必要なことだ。
一部上場企業が平均1千万円ずつ寄付しただけで、200億円程度集まることになる。国立競技場建設寄付金300億円目標で如何でしょう。