CSR
カルテル、談合、脱税、偽装、初歩的な安全管理の不備、不法投棄、残業代不払いや名ばかり管理職制度、裏金作りからの不正な政治献金などなど、挙げればきりがないくらい企業モラルの欠如が次々と明るみに出ては顰蹙を買うけれど、それでも結構大手企業は生き残って、喉もと過ぎればの風情がある。どなたがどのように責任をおとりになったのか一般には知りがたく、この国の罪と罰は組織犯罪において不明朗である。従って企業の社会的責任が声高に謂われる割には、不祥事は繰り返される。
また、このたびの猛烈な派遣切りなどでは、マスコミの攻撃が企業経営者に向けられるようになって、ようやく経営者の報酬カットなどが出てくる始末で、誰が考えても順序が逆だろうと言われるように、特に大企業のCSRに対する底の浅さが露呈した。
CSR(Corporate Social Responsibility)、企業の社会的責任である。経済がグローバル化した今日、経済力を持った企業の行動を国境を越えて倫理的に規制するもので、軍事独裁国や民族・性差別、公害を生み出すようなビジネスには投資をしないこと。また、フィランソロピー活動やメセナ活動など慈善事業や文化・芸術活動への支援を企業に求める意味もあるけれど、それぞれの国の法律を守ることや従業員を大切に考えることこそ、社会的責任であろう。
私などの若い頃は、政治家には一部を除きダーティーなイメージが強く、大企業のトップの方々は一部を除き、人間的にも立派と思われる方が多かったように思えた。それが、最近では反対になった。もっとも政治家の多くが立派になったというには異論もあろうが、少なくてもダーティーな政治家は以前より少なくなった。懲りない方はまだおられるようだけれど。それにしても、財界にさもしい人が多くなったことは間違いないように見受ける。
国の支援を求めるために自家用ジェット機で登場したCEOや巨額の公的資金供与を受けながら、これまた巨額のボーナスを役員に支給した証券会社など、流石の米国でさえ大統領から国会、国民まで呆れ返って怒り心頭。企業トップの破廉恥振りが際立った出来事だけれど、わが国でもありそうに思われることが寂しい。
カルテル、談合、脱税、偽装、初歩的な安全管理の不備、不法投棄、残業代不払いや名ばかり管理職制度、裏金作りからの不正な政治献金などなど、挙げればきりがないくらい企業モラルの欠如が次々と明るみに出ては顰蹙を買うけれど、それでも結構大手企業は生き残って、喉もと過ぎればの風情がある。どなたがどのように責任をおとりになったのか一般には知りがたく、この国の罪と罰は組織犯罪において不明朗である。従って企業の社会的責任が声高に謂われる割には、不祥事は繰り返される。
また、このたびの猛烈な派遣切りなどでは、マスコミの攻撃が企業経営者に向けられるようになって、ようやく経営者の報酬カットなどが出てくる始末で、誰が考えても順序が逆だろうと言われるように、特に大企業のCSRに対する底の浅さが露呈した。
CSR(Corporate Social Responsibility)、企業の社会的責任である。経済がグローバル化した今日、経済力を持った企業の行動を国境を越えて倫理的に規制するもので、軍事独裁国や民族・性差別、公害を生み出すようなビジネスには投資をしないこと。また、フィランソロピー活動やメセナ活動など慈善事業や文化・芸術活動への支援を企業に求める意味もあるけれど、それぞれの国の法律を守ることや従業員を大切に考えることこそ、社会的責任であろう。
私などの若い頃は、政治家には一部を除きダーティーなイメージが強く、大企業のトップの方々は一部を除き、人間的にも立派と思われる方が多かったように思えた。それが、最近では反対になった。もっとも政治家の多くが立派になったというには異論もあろうが、少なくてもダーティーな政治家は以前より少なくなった。懲りない方はまだおられるようだけれど。それにしても、財界にさもしい人が多くなったことは間違いないように見受ける。
国の支援を求めるために自家用ジェット機で登場したCEOや巨額の公的資金供与を受けながら、これまた巨額のボーナスを役員に支給した証券会社など、流石の米国でさえ大統領から国会、国民まで呆れ返って怒り心頭。企業トップの破廉恥振りが際立った出来事だけれど、わが国でもありそうに思われることが寂しい。