中小企業診断士 泉台経営コンサルタント事務所 ブログ

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坂の上の雲 第2回

2025年04月04日 | ブログ
春や昔

 『この物語の主人公は、あるいはこの時代の小さな日本ということになるかもしれないが、ともかくわれわれは三人の人物のあとを追わねばならない。そのうちのひとりは、俳人になった。俳句、短歌といった日本のふるい短詩型に新風を入れてその中興の祖になった正岡子規である。子規は明治二十八年、この故郷の町に帰り、「春や昔十五万石の城下かな」という句をつくった。・・・

 「信さん」といわれた秋山信三郎好古は、この町のお徒士(かち)の子にうまれた。・・・

 信さんが十歳になった年の春、藩も城も秋山家もひっくりかえってしまうという事態がおこった。明治維新である。「土佐の兵隊が町にくる」ということで、藩も藩士も町人もおびえきった。・・・

 「朝廷に降伏せよ。十五万両の償金を朝廷にさしだせ」・・・

 この支払のために、藩財政は底をつき、藩士の生活は困窮をきわめた。

 十石取りのお徒士の家である秋山家などはとりわけ悲惨であった。すでに四人の子*註)がある。この養育だけでも大変であるのに、この「土州進駐」の明治元年(慶応四年)三月にまた男児が生まれた。

 「いっそ、おろしてしまうか」・・・が、武士の家庭ではそういう習慣がなく、さすがに実行しかねた。結局は生まれたが、その始末として、「いっそ寺へやってしまおう」ということになった。

 それを、十歳になる信さんがきいていて、「あのな、そら、いけんぞな」と両親の前にやってきた。・・・「あのな、お父さん。赤ン坊をお寺へやってはいやぞな。おっつけウチが勉強してな、お豆腐ほどお金をこしらえてあげるぞな」

 ウチというのは上方では女児が自分をいうときに使うのだが、松山へいくと武家の子でもウチであるらしい。「お豆腐ほどのお金」というたとえも、いかにも悠長な松山らしい。藩札を積みかさねて豆腐ほどのあつさにしたいと、松山のおとなどもはいう。それを信さんは耳にいれていたらしい。・・・』

 好古はその後、大阪に師範学校という無料(ただ)の学校が出来たと知り、大阪に発つ。明治八年の正月である。合格できなければ、国に帰る運賃もなく、当時の大阪に職はなく、食ってもゆけず、はじめての大阪で飢えて死ぬしかなかった。

 当時、新政府のやった仕事のなかで、もっとも力を入れたのは「教育」だった。しかし、学校を作っても教師が不足であった。もともと松山藩は教育に熱心で、「明教館」という藩校があり、好古も八歳からそこで学んでいた。好古は大阪での本教員への登用試験に「首席」で合格している。 

本稿は、小説「坂の上の雲」第1巻を参考にし、『 』内はそこからの直接の引用です。
*註) 秋山両親夫婦には五男一女があり、好古は3男、真之は5男だった。らしい。



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坂の上の雲 第1回

2025年04月01日 | ブログ
故郷の英雄

 「坂の上の雲」は勿論、司馬遼太郎(1923-1996)の長編小説である。2009年秋にNHKがテレビドラマ化し、その再放送がNHKで昨年秋に開始され、先月完結した。2009年の放送も今回の再放送もむさぼるように観た。

 『まことに小さな国が、開化期をむかえようとしている。』これがこの長い長い小説の巻頭にある。『のぼってゆく坂の上の青い天にもし一朶(いちだ)の白い雲がかがやいているとすれば、それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう。』こちらは初刊の「あとがき」にある。いずれもドラマの幕開けに使われた一節である。

 司馬先生のあとがきは『子規について、ふるくから関心があった。ある年の夏、かれがうまれた伊予松山のかつての士族町をあるいていたとき、子規と秋山真之(さねゆき)が小学校から大学予備門まで同じコースを歩いた仲間であったことに気づき、ただ子規好きのあまりしらべてみる気になった。小説にかくつもりはなかった。調べるにつれて妙な気持ちになった。このふるい城下町に生まれた秋山真之が、日露戦争のおこるにあたって勝利は不可能に近いといわれたバルチック艦隊をほろぼすにいたる作戦をたて、それを実施した男であり、その兄の好古(よしふる)は、ただ生活費と授業料が一文もいらないというだけの理由で軍人の学校に入り、フランスから騎兵戦術を導入し、日本の騎兵をつくりあげ、とうてい勝ち目はないといわれたコサック騎兵団とたたかい、かろうじて壊滅をまぬがれ、勝利の線上で戦いをもちこたえた。』と続く。

 この小説の主人公がなぜ「故郷の英雄」であるか。私の母は、この古い城下町松山に、下級士族(秋山家と同等の身分と推測)の娘として生まれた。父は西に松前(まさき)町を挟む、現在の伊予市に農家の次男坊として生まれた。父は先の大戦中は広島県軍港呉の工廠で働いており、戦後は一時伊予の実家に身を寄せた後、松前町にあった東洋レーヨン(現、東レ)愛媛工場に採用され、松前町に住んで私が生まれた。

 中学一年生の担任が、国語と社会の先生であり、子規の事、子規堂の存在を教えてくれた。自宅から10km程度か、話を聞いて直ぐに、自転車を踏んで子規堂に行った思い出がある。しかし秋山兄弟のことは全く知らなかった。司馬先生の小説と出会って初めて知った。千葉県に転勤で住む前年(昭和57年)の暮れに、岩国市の古本屋で全6巻を買っている。「全6冊2000円」との本屋のメモが6巻目に残っている。因みに第一巻の第一刷は昭和44年4月で、第6巻昭和47年9月初版。新本の定価はいずれも550円。

 秋山兄弟の像は、市内の梅津寺海水浴場の公園にある。秋山兄弟の生誕地は生家が原型に近い形で復元され、好古の騎馬像が建っている。そうだ。また「小説」としての顕彰は、市内一等地(松山城麓)に「坂の上ミュージアム」として建築家安藤忠雄氏の手になる記念館が2007年4月開館している。

 子規堂も別途、道後温泉公園に「子規記念博物館」として建立されており、故郷の英雄として相応しい扱いを受けている。松山は、漱石が旧制松山中学(現、松山東高等学校)の教師として赴任しており、小説「坊ちゃん」を残した。子規とは東京大学予備門時代からの友人であった。




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最悪の内閣 その19

2025年03月28日 | ブログ
石破内閣の終焉

 三文ジャーナリストばかりになったこの国だから、政治家も育たない。戦後、岸、池田、佐藤でこの国の政治が形づけられ、その後の政権は前例踏襲でどうにかなった。中曽根氏は、国鉄分割民営化、電電公社、専売公社も民営化し、自民党政権を長引かせることに貢献した。官房長官に田中派から後藤田正晴氏を借り受けて成功した。後藤田氏にはさらに佐々淳行氏があったが、安倍晋三氏は媚中二階氏を幹事長にして長期政権を確保したことで、その記録だけの功績に終わった。人物観が甘かった人物の好例に過ぎない。

 私は繰り返し、総理となる人物は徹底した地頭の良さをその条件と言っているが、例えば同じ東京大学を出ていると言って、それは学識面の評価に過ぎず、肝心なのは、その優秀な頭脳による人物を見る目である。

 石破氏を引き摺り降ろしたい与野党共に、後継者がいない。自民党で右寄りの総裁を選べば、野党が結束して潰しにかかるだろう。と言われる。少数与党の悲しさである。そこで持ち上がっているのが、若者に受けて居る国民民主党の玉木氏の擁立がある。しかし玉木氏には、東京都知事の小池氏の影が見え隠れする。

 彼(玉木氏)も石破氏と同様に、(小池氏と懇意という事は)人物眼が大いに不足である。東京大学からハーバード、大蔵省に居たからといって、この国の宰相に向くとは思えない。すでに小池氏は石破氏を見限り、自身の中央政権復帰に、若い玉木氏を担ごうとしているのではないか。

 小池氏は、安倍長期政権下で東京都知事を手に入れながら、中央政権への野心を失っていなかったようだ。もっともそのような人物に何百万票も投じる都民の浅はかさには呆れる。もっとも都知事選の対抗馬が、あまりに役不足ではある。また「東京に三年住むと馬鹿になる」とは皮肉な名言である。東京には何でもある。30年以上続く不況下にも、どんどんと高層ビルが建ち、公園も整備され、街はきれいで公衆トイレさえ充実している。すべて庶民の薄給で得られる莫大な富を寄せ集めて、一部の大企業が整備した。ひとつの都市計画実現の手法とは言える。

 石破氏の後継に玉木氏を選べば、自民党は小池氏に乗っ取られ、崩壊するのではないか。それはそれで石破氏最後の将軍説の完結ではあるが、クールビズの天下獲りへの足掛かりに手を貸すのはいただけない。

 日中韓外相会議が東京で行われ、親中と聞く岩屋大臣ご機嫌であろうが、一方で中共はその最中に、尖閣に海警船を動員して領海侵犯を繰り返す。中共は経済的に苦しい時は、日本に寄り添う。しかしいつもながら、今、自分のやっていることは置いて、先の大戦のわが国の非を声高に言い添える。日中友好条約など、わが国には何の足しにもならないばかりか、墓穴を掘り続けてきたのである。いい加減付き合いは止めて欲しいものだ。

 現在日本へ、中共からの移民が増加しているようだが、政権は、移民政策を早急に厳しく、再構築する必要があろう。中共人をこのまま増やしてはならない。台湾を手に入れた次のターゲットは、琉球沖縄であり日本である。何年かかろうとも、日本人を活用すれば米国にも勝てると中共は踏んでいる。ロシアのウクライナ侵攻の名目に、ウクライナのロシア人保護を謳ったように、日本の中共人救済との名目で、機会を捉え中共軍が列島に押し寄せることは見え見えである。その意味からも今の石破政権はじめ左派勢力、リベラルと称する勢力には中共同様の注意と監視が必要である。

 私に言わせれば、安倍政権なども大いに親中・媚中政権であった。二階幹事長起用がその証である。彼らの浸透政策は着々と進んでいた。本物の(清廉潔白な)日本の政治家に舵取りを委ねる必要があるのだ。




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最悪の内閣 その18

2025年03月25日 | ブログ
最後の将軍

 著名な芸能人の方が、石破内閣成立直後から、石破氏は「最後の将軍」となるだろうと言っており、同調者もあったようだが、少し違うと感じていた。江戸幕府最後の将軍徳川慶喜は、徳川御三家のひとつ水戸藩の出である。自民党を江戸幕府に見立てれば、単に政権交代で終わらず、確かに自民党崩壊まで伴った最期の総理総裁ということになる。しかし、慶喜とは血筋、教養、品格など圧倒的に違い過ぎる。と思ったのである。

 案の定、新内閣お披露目の記念写真の礼服のしまりのない着付けに始まり、おにぎりをほおばる姿、外交の席でのスマホ弄り、挨拶に来た他国の首脳との座ったままの応接。それでも文藝春秋に連載を持つような文筆家が、石破氏は「よくやっている」ように評価したりしている。世間知らずは伝染するようだ。

 あまりの不人気に、突然自身の政治家になったきっかけとして田中角栄氏を持ち出し、角栄氏の最期の弟子と称したが、今太閤と呼ばれた先輩総理の庶民性をアピールしたかったのかもしれないが、的外れもいいところ。金権腐敗の代名詞の総理の弟子を名乗って、今回の10万円配付騒動では、スケールは違うが、さすが角栄氏の弟子と揶揄されたくらいの評価に終わった。それだけではない、自身のポケットマネーで支払ったとの答弁に疑念が大きい。毎月1億円という官房機密費が、石破内閣発足後、きれいに使い切られているというような報道もある。吝嗇なのは罪ではない。しかし国民の税金を私的に流用しておれば犯罪である。

 最大の問題は、対中関係である。以前にも書いたが、角栄氏は佐藤内閣幹事長時代から、中共の他国要人への浸透政策に犯されていた疑念である。当時、わが国には藤原弘達という骨太のジャーナリストが居られた。この頃のテレビのワイドショーで小遣い稼ぎの自称ジャーナリストとは一線を画す。彼が勢力を拡大している創価学会、公明党に対して「創価学会を斬る」という書籍を出すと言うので、大騒ぎとなり、当時の自民党幹事長の田中角栄氏までが、出版差し止めに動いたという事実がある。結局、藤原氏はその圧力にも屈せず本は出された。しかし現職の政権党幹事長が、憲法に保証された言論・出版の自由に抵触するような行動を直接行うのはよっぽどのことではないか。公明党すなわち創価学会は中共と当時から親しい関係にあったことは知られる。

 角栄氏は、池田政権当時からその腹心大平氏と結び、佐藤後を狙った。宮沢喜一氏なども池田の下から政治家となったが、池田に近過ぎた恨みで反発もあったと思う。その後の日本が歪んでいった。角栄政権はその成立後あまりに拙速に、台湾を切って中共と結んだ。

 現在の中共は、「中国何千年の歴史」の中国ではない。同胞を殺戮し尽くし、共産党独裁政権を確立した。わが国の最後の将軍後の明治維新などとは全く異なる歴史の事実がある。しかし未だに、この国にも中国共産党に親近感や甘い幻想を持つ財界人や政治家が数多くいるのではないか。政治家はキックバックやハニートラップを期待してかどうか。財界人は、日中貿易で稼げると踏んで。石破氏は、角栄政権に端を発した「日中友好条約に基づき」という、現在の国益を度外視した正論と信じる浅はかな言い訳を持論として。





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最悪の内閣 その17

2025年03月22日 | ブログ
内閣の顔ぶれ

 最悪なのは総理大臣であって、すべての大臣が過去の歴代大臣に比べて劣るというものでもなかろうと思う。

 見た目で判断するに、現在の石破氏は残念ながら見た目が悪い。トランプ大統領も評価の仕方によっては、相当悪く言う人もいるだろうが、あれだけ好き放題やっているようで、見た目は石破氏と比べて格段に良い。まだしも品格がある。

 石破内閣の大臣の中でも、早速訪中して、中共人のビザを延長したことで悪評が立ち上った岩屋毅氏。外務大臣になるまで存じ上げなかったが、第4次安倍内閣で防衛大臣を務めている。この方の見た目も残念ながら良いとは言い難い。

 中共からの観光客を増やして、この国にどのような益があるかと言えば、マイナス面がはるかに大きい。留学生なども受け入れて欲しくない。必要最小限の数に抑えるべきだ。

 YouTubeには彼ら中共人の悪行が、観光客の一部であろうがてんこ盛りだ。飲酒運転のスピード違反で死亡事故を起こした中共人がいる。緩い日本の自動車免許更新制度を活用して、首都高速などで危険運転を行う中共人もいるそうだ。中共人観光客の全てが悪行を繰り返すなどと言っているわけではないが、そんなことで日本人が事故に遭い亡くなっても、政府も当該大臣も少しも責任など感じないのであろう。

 中共の法律によれば、留学生であろうが、観光客であろうが、日本のテレビ局でコメンテーターをやっておろうが、日本企業の労働者であろうが、その要職にある者であろうが、実業家であろうが、すべてスパイである。彼らは中共政府の要請があれば、わが国の知り得る情報を開示する義務が課せられている。

 そんな中共人をわざわざワイドショーのコメンテーターに据える馬鹿なテレビ局もある。反日の韓国人大学教授をのさばらしていたテレビ局もあったが、趣旨がわからない。過去と現代を混同してはいけない。この国の人びとには先の大戦時、成人であり、敵国人を殺傷できた世代は、すでにほとんど存在しない。

 それでも事あるごとに、日本の過去の帝国主義を批判する勢力に限って、現在の中共やロシアの横暴をするどく非難しているようには見えない。過去のわが国への批判は、精神面からわが国の国防力を削ぎ、中露の日本侵略を容易にするための手筈としか見えない。

 総務大臣の村上誠一郎氏は、反安倍で石破氏と波長が合っていたのかもしれないが、石破氏よりはるかに筋金入り。先祖は有名な村上水軍(瀬戸内海の海賊=輸送や海上警護、海上運輸など、海の安全や交易・流通を担った)の頭領。東京大学卒。安倍氏国葬に際し「国賊」と批判し、参列を拒否。遺族には詫びたと言うが、一理ある安倍氏への評価である。

 三原じゅん子氏、内閣府特命担当大臣(こども政策、少子化対策、若者活躍、男女共同参画、共生・共助) 女性活躍担当 共生社会担当大臣。芸能人出身者が大臣になってはいけないというわけではない。紅白歌合戦出場者初の大臣、それも結構。しかし少子化対策はこの国の将来に向けて最重要な課題である。経験・学識・識見など最優先で抜擢すべき要職ではないか。この国の将来にも、現在の国民生活も無視した、自分が成ってみたかっただけ総理の心根が覗く、安易な人事と思えてしまう。最悪の内閣の真骨頂である。





                 
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最悪の内閣 その16

2025年03月19日 | ブログ
スケールが違う

 石破総理が、新人党員議員との会食に臨み、一人当たり10万円の商品券を配ったことで、さらなる批判に晒されている。同様のことは過去の内閣でも行われていたようで、法律に照らしてどうかとかは分からないが、このこと自体で内閣がつぶれるほどのものではない。流石、田中角栄の最後の弟子を名乗るだけのことはあるなどの批判もあったりするが、角栄氏御大とは比べられないスケールの異なりがある。

 千葉県選出の故・浜田幸一氏などが、テレビで語っていた話では、札束をわしづかみで背広の両ポケットにねじ込まれたような経験があるとかないとか。石破氏は角栄氏の末席の弟子だからどうか知らないが、最近でも安倍内閣や菅政権で幹事長を務めた、角栄氏直参二階氏などの50億円とのスケール感と比べても小さすぎる。彼は書籍購入費だけで3000万円という。一方、今回の配ったお金の総額150万円。

 「金額の問題ではない」との正論もあろうが、仮に法令に抵触するとしても、拘束まではされないのではないか。しかし、その前から党内からでさえ参院選挙を控え、総理交代論が出るくらいで、自民党総裁候補としてずっと人気としては、トップであった人物だけに、期待値からの落差が大きすぎる総理ではある。他人の批判はできても、自身が政策や党内をコントロールする能力・力量に欠けることは見え見えとなった。潮時である。

 それにしても自民党には代わりうる人材も居ない。岸田氏の再登板などの声があったり、林官房長官を推す声もあるようだが、岸田氏は勿論、現内閣創設の責任者でもあり論外。林氏も学歴は十分だろうが総理総裁の器には不足。一国の総理ともなれば、外交の場で、本気で喧嘩できるくらいの覇気が必要で、まさにやくざ根性とまでは言わないが、学識・実務能力に加えて「六分の狂気四分の熱」と歌われるごとく、狂気も必要である。

 個人的には小野寺政調会長などいいのではないかと思っていたが、国民民主の103万円の壁案への対応、発言には失望した。総裁選では上川前外務大臣には期待したが、党内人脈の構築があまりに不十分と分かった。

 麻生氏が最近、若い小林鷹之氏を推しているような噂もあるようだが、本人の国民への周知度が薄い。もう少し閣僚経験を積んでからの方がいいのではないか。勿論、先の総裁選で善戦した高市氏を推す党内勢力は結構あろうが、安倍シンパでは、安倍氏存命の時なら後ろ盾にはなったろうし、担ぐ神輿は軽い方が良いだろうが、担ぐ架台はしっかりしていなければならない。従って不適任。

 総理候補には、茂木氏や加藤勝信氏、河野氏や小泉氏も一部からの支援はあるだろうし、彼等だって候補としての権利はあるのだろうが、総理総裁の器ではないように思う。

 かといって、国民民主の玉木氏や立憲の野田氏ではまとまりがつかない。野田氏では石破氏との差別化が淡い。テレビ朝日「相棒」最終回スペシャルではないが、東京都知事が総理候補にしゃしゃり出そうもないことは幸いである。国民は、当面成り行きを見るしかないのであるが、最悪の内閣が早く消えることを望んでいる。




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最悪の内閣 その15

2025年03月16日 | ブログ
人気の末路

 石破氏は先の自民党総裁選で、国会の解散時期について、総裁選挙後直ちに実施したいと述べていた小泉進次郎候補に対して、さも諭すように?野党との国会論戦を経て、国会を解散して信を問うべきと言っていたが、いざ自分が総裁に選ばれてみれば、早速に衆院を解散して見せた。誰もが驚いた。あれだけ他候補の意見と真逆の発言を行いながら、自身が選ばれてみれば即座に、自論を引っ込めて見せたのである。そのことが、「自分が総裁に選ばれたからと言って、総裁選で述べた諸施策をそのまま実行することはなく、これまでの自民党総裁選挙にあっても、同様である」のような発言にもつながったのであろう。石破氏は総選挙の大敗北の責任のすべてを小泉選挙対策委員長に被せ、比較第一党の党首として生き残り、国会決議を経て総理となった。

 そのことの負い目もあってか、小泉進次郎氏を「今後必ず総理総裁に成る方である」と持ち上げていたが、今回の総裁選を通じて、それを信じる国民は相当数減少したのではないか。タレント的人気だけで、一国の総理が務まるほど、今の世界は甘くはないし、その意味でも、石破氏のこれまでの「人気」についても、いかに当てにならないものか、政治家としての実力とリンクしていないものか、国民の多くも認識したのではないか。

 この度の自民党党大会において、自党の参議院議員から石破総理は次年度予算成立後、退任すべきとの動議が出たようだ。当然の真っ当な意見であると思うが、参議院選挙まで自民党総裁は石破氏であって欲しい野党は、自民党の勝手で総理を据え替えることに異議を訴える向きある。但し、今回の新人議員へのお土産金配付で、風向きが変わった。

 元々、総裁選で高市氏と石破氏の決選投票となった際、自民党内で謙中派と、媚中派の争いとなった気配があり、媚中派が勝利したことになったわけである。共産党独裁、習近平独裁、時代遅れの帝国主義の中共のどこがいいのか分からない。未だ、そんな国と経済的つながりが大きいことさえ大きな疑問符が付く。彼らはわが国を栄養に肥大化した。

 国民にわからないように、これまでの政権は、中共に思い切り貢いできたことの一角が少しずつ見えてきた。維新の会が大阪で先行させていた私立高校無償化の府の負担を、国に付け替えるための施策に、予算案を通すため自民党は従ったが、留学という名目で、日本に居る外国人(多くの中共人)もその恩恵を受けることは許せないとの意見が出るようになった。また大学などに留学している中共人が、日本でバイトしてもその所得税は免除されているという。日本には大量の中共からの留学生が居る。東京大学などもかなり席捲されており(修士、博士課程が多い)、京都大学でも中共人に侵食されてきたそうだ。中共人学生からすれば、自国の大学よりも日本の大学は入試が緩いようで、日本留学が流行るらしい。入試での不正も多い(やりやすい)ような話さえある。

 要は、媚中派などという与野党議員が跋扈し、ハニートラップやキックバックを期待してかどうか、この国を蝕んできた姿が垣間見える気がする。日本人は中共の国土を一寸たりとも買えないのに、彼らは北海道の原野、沖縄周辺の島々などを買い漁る。

 人気のある政治家など、一般に外面が良いだけの連中が多い。石破総理など象徴的だった。遅きに失した感があるが、政治家の人気には十分気を付ける必要がある。




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最悪の内閣 その14

2025年03月13日 | ブログ
「全力で」、「総力で」

 為政者の言葉で、特にいい加減なのが「全力で」。拉致被害救済もそう言われ続けて何年になるか。北朝鮮から拉致被害者が5名帰って来られたのは2002年10月。小泉内閣の時。確か拉致されて24年ぶりの故国への帰還だった。それからまたも二十数年が過ぎた。内閣は小泉氏に続く安倍氏、福田氏、麻生氏、鳩山氏、管氏、野田氏、安倍氏、菅氏、岸田氏、石破氏と変遷した。すでに10代目である。

 先日の自民党大会では、夏の参議院選挙を控え、これには「総力」で取り組むらしい。どうもこちらは本気である。こちらでも負けると、流石の石破総理も辞めざるを得ない。日頃何でも「全力で」と繰り返しているが、どうせ他人(国民)ごとだからどうでも良いのだろうが、今度は自身が大好きな権力の座がかかっている。いつもの「全力で」では当然に心許なく感じたのであろう。

 もっとも選挙に「総力で」取り組むためのノウハウ(知識とやり方)はしっかり持っている。まずはお金を集める。これを該当の議員さんや公認候補に配る。森山幹事長さんなど、自宅の登記は25年間も忘れていても、お金の配り方は手際よかろうと思う。

 年代別世論調査で、70歳代の国民は半数以上が現内閣を支持しているそうだが、年寄りの多くは新聞・テレビはよく見るが、ネットなどは若い人に比べれば少数派。不都合の真実はメディアでは、強権が動いているようで、報道させないことが定着している。米国のトランプさんのことは連日報道されるものの、日本の総理大臣が、国会でスマホ(原則持ち込み禁止)を弄っていたり、いねむりしているなど、普通の新聞・テレビの情報では知ることはできない。

 文藝春秋も信用できなくなってきた。4月号に『トランプ氏からすると「俺が神に選ばれた人間であることをわかっているこの石破茂という人間も神に選ばれている」』(ベストセラーで読む日本の近現代史)ときた。どう見てもご両人(トランプ大統領と石破首相)神からもっとも遠い所にいる、100%世俗の代表的な人物としか見えはしない。クリチャンと聞くとこの国では、何となく正義の味方のような響きを持つが、この国に原子爆弾を2発も落としたのも、米国人で、恐らくキリスト教信者ではなかったか。

 個人的には自身が信じる「神」なるものは持つが、宗教集団とか全く信用していないから関係しない。クリスチャンの信仰など信じられるものではないと思っている。「プロテスタントのキリスト教徒同志、心の動きが手に取るようにわかる」それはそう感じたに過ぎず、わかったつもりに過ぎないことを文筆家なら知らねばならないだろうに。

 単にゴルフ好き同志、鉄道ファン同士、プロテスタント同志、そんなことで何か信用し合える仲間同士と思ってしまうのは、幼稚園児的薄弱思考の持ち主同志に思えてしまう。少なくとも国家の命運を担っている国会議員同志の認め合う価値観としては、あまりに不適当ではないか。

 拉致被害者は、北朝鮮に限らず中共にもスパイ容疑で拘束された日本人へ拡大している。また能登半島の復興は、選挙を優先して大雪に埋もれた。国民とその生命・生活の為こそ、まさに選挙に臨む以上の「総力で」ご対応願いたいものである




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最悪の内閣 その13

2025年03月10日 | ブログ
ファクトチェック

 まさか首相からの指示ではなかろうが、SNSなどのファクトチェックが始まるようだ。ただ、真実であっても盛り上げれば、その事実は過大となる。嘘も百万回唱えれば真実となるとは、お隣のC国のポリシーのようであり、正しい認識はいずれの場合も難しい。石破政権がいう「ファクトチェック」とは、政権に都合の悪い真実は隠すことが正義のようであるから、不都合な真実は、ファクトではないと分類されるようだ。

 自分は見てないが、千人規模の財務省解体デモは、NHKでさえ一切報道されない。「なぜ報道しないのか」というデモ参加者からの問い掛けに、対応したNHK担当者は、報道の優先順位など(決定権のある)上位者からの指示との回答をしていたようだ。そんな放送局に、国民はなぜ視聴料を払い続けねばならないのか。

 このように政権に都合の悪いことは、メディア統制さえ厭わない政権が、情報のファクトチェックとは笑止である。そのこと(嘘の情報を取り締まる)自体は当然の事案であっても、信用できない人物、組織から発すると、どうしても懐疑的に解釈する。すなわち為政者に必須の条件は、市民からの信用である。今の最悪の政権を誰が信用するか。と思わせるようでは、本来民主政権は成立しない筈である。しかし、ほとんどの野党勢力も与党と似たり寄ったりであるから、この国の政治は架台が腐っていると言える。

 少数与党は、維新の会とタッグを組んで、年度予算を通したが、維新は(悪名高き)竹中平蔵氏を党のガバナンス委員会メンバーに起用したそうだ。その裏で、大阪関西万博の344億円木造リングに、竹中平蔵氏とミサワホーム竹中宜雄会長兄弟の利権でフィンランド産木材の使用疑惑があったりする。竹中氏に言わせれば、これも「下衆の勘ぐり」?しかし、「火のない所に煙は立たぬ」ともいう。

 確かに選挙の際に、対立候補の取るに足りない、または架空のスキャンダルをSNSで拡散し、選挙戦を有利に進めようとするなど、あってはならない「卑怯」であり、文藝春秋巻頭コラムの筆頭執筆者を務められる、藤原先生がもっとも嫌われる男の美学に反する行為である。しかし「卑怯」とは、女性には免除される話ではない。最近は女性経営者や政治家、大企業(大銀行など)の管理職位にある者などに不正が多く発覚している。大和民族も終末が近いのかも知れない。

 SNSなどなかった時代にも、情報操作はあり、神国日本は、多くの有為の人材を戦争で失うことになった。情報化社会こそ情報に接した個人の判断力が問われる。毎年高額の詐欺被害が出続けるのも、騙す側の巧妙化に加え、政府絡みの投資奨励(低金利継続のための目くらまし)など、本来の日本人(農耕民族)のコツコツと積み上げる価値観を覆す、欲得を刺激する政策も無関係ではなかろう。 

 しかし、ファクトチェックはSNSだけでなく、月刊誌「文藝春秋」などにも必要かもしれない。現状をちゃんと見ていない学者風情が、日本の地下水脈かどうか知らないが、クリスチャンというだけで、首相の前垂れに「篤実」などという誉め言葉を付けていいものかどうか。政治は思想ではなく、現実である。戦後間もない時期の対米政策を現在の中露の横暴の下、奉るのは如何なものか。




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最悪の内閣 その12

2025年03月07日 | ブログ
人は見た目が9割

 「人は見た目が9割」は、劇作家・演出家・評論家で、現在宝塚大学教授の竹内一郎(博士)氏が、新潮新書から2005年に出版した書籍の名称である。

 9割かどうかはさておき、見た目は重要である。テレビタレントでも政治家でもテレビなどで、ほとんど「見た目」の印象で好悪を判断している。勿論、タレントであれば演技力、政治家ならその政策なども大きな評価基準となろうが、見た目の印象は大きい。

 その点、日本の今の内閣総理大臣は、まさに最低であろう。この本を持ち出したのもそのためである。

 アメリカの心理学者であるアルバート・メラビアン氏が唱えた法則(メラビアンの法則)に、『コミュニケーションにおいて話の受け手が受け取る情報を100と仮定した場合、話し手から受け取る情報として、「言語情報は7%」「非言語情報は計93%」になる』というものがある。

 ここでいう非言語情報によるコミュニケーションを「ノンバーバルコミュニケーション」といい、例示すれば次のようである。(kaonavi 人事用語集)

 〇身振り手振り・ジェスチャー・表情・目の動きといった動作行動
 〇体重・体臭・髪や皮膚の特徴・体つきといった身体的特徴
 〇あいさつ、抱く、触るといった接触行動 
 〇音声の高低や強弱・リズムといったパラ言語
 〇対人距離や守備範囲・縄張りといった空間行動
 〇メガネ・衣服といった人工物
 〇照明・温度といった環境要因

 アップル創業者であるスティーブ・ジョブズ氏は、このコミュニケーションを緻密に計算し、話の受け手に掛かる心理的影響をうまく利用していたそうだが、ビジネスの世界のリーダーの印象操作には、よく用いられる手法であるそうだ。
 ノンバーバルコミュニケーションの第一歩は、マナーを身に付けることではないか。但しマナーは国柄、民族、宗教などで、異なりをみせる場合があるから注意が必要となる。

 初歩的なマナーさえ無視する政治家には、外交はできない。恐らく、自身の「ネバネバべきべき」話法に自信過剰で、バーバルコミュニケーション(言語を使ったコミュニケーション)だけで乗り切れると誤信している節がある。若い時に厳しく躾けられていないと、いい歳をして誰も注意さえしてくれない。注意しても効き目はないだろうから、早く総理どころか国会議員からも引退するしかないと思う。

 人間、心根が悪いと表情が崩れ、顔立ちそのものまで悪くなってゆく。若い時は美男子だった方が、加齢と共にみすぼらしくなる。逆に男前とも言えなかったような方が、経験を積んで良い雰囲気の人となってゆく。政治家だけでなく、身近でも見かけることのある見た目の大きな変化である。

 見た目は、自身が考えている以上に人生で重要な要素であろう。




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