鼻毛ちょろ

2011-08-23 11:30:06 | 塾あれこれ
ハナ毛でてる~、と言われるのは恥ずかしいですね。

カミサンに言われるとムっとする場合もありますが
もしも美しい御婦人から言われたらひたすら恥かしい。

加齢により目が悪くなってゆくのに、顔を洗う時など
きちんとチェックをしていませんでした。

あるとき眼鏡をかけて鏡の前に立って、驚いた。
汚ったね~の、何の
恐ろしいくらいでしたね。

以来たまには眼鏡をかけてチェックします。
一本だけ長かったりするんですよね。

テレビが細かく映す時代になってからドキュメンタリなどで
(あまり美しくない、ケアされていない顔)に出会うと
「ああ、私と同じだろう、眼鏡をかけてチェックされれば」
などと余計なおせっかいを感じます。


欧米の方は気にされないようです。
(前にどこかで書きましたか?)

ビートルズだって映画で鼻毛が出てた。(ポール)

動物にはおよそ不要なものは備わっていないはずで
鼻毛にも役割があります。
恥ずかしいからと取り過ぎるのは体によろしくない
でしょう。

ポールもそう考えてたのかな?


恥というのは何段階もあって
*絶対的に恥ずかしい、神様の目からのもの
  ・・・他人を傷つけるなど
*自分にとって恥ずかしい
  ・・・歩きながら物を食べるのは私は恥ずかしい
*周りの目が押し付けるそれ
  ・・・ハゲ、ハナゲですね

周りからおしつけられるものは変わりにくいものと
変わりやすかったり偏ったりするものがあります。

昔はシミチョロなんて恥ずかしさの代表見たいに
言われていましたが、今のファッション感覚だと
シミチョロ自体だけでは問題にならないでしょう。

文化によっても違うはずですよね。
日本ではまだ男同士が手をつなぐ光景は恥ずかしい

鼻毛は周りが押し付けてくる代表です。

洋の東西を問わずこういうものはありそうで
外国の方がウィッグをしておられると
頭髪の薄いのが気になるのはどこも同じだなあ
と思います。

差別にも通じるような感覚ですね。
禿やハナゲは主に女性が押し付ける「差別」でしょう。
よって男としては気にせざるをえません。

正当な理由もなく女性にプっと笑われるのは
モテナイ男にはつらいことですね。
「そちらがヘン」と思いつつも、傷つく。


笑うって難しいことですね。
私だって悪いと知っててもつい、ってことがあります。

差別を表現する強力な手段です。

お笑いブームにも関係するのかな?

美人・イケメン・お笑いとくれば例のFテレビか・・

ネコにリードを、ワンコはフリー(猫派?犬派?)

2011-08-22 16:27:00 | 塾あれこれ
防犯用ですからワンコは繋がない、
ネコは高価だから逃げられないようにリ-ド。

・・・?

はい、中世・日本の話です。

以来日本では江戸時代でも庶民のペットといえば猫
浮世絵その他でも可愛がられていますよね。

お隣の韓国は最近まで猫を飼う家が少かったとか。
日本のマンガなどの影響で猫好きも増えてるとは
聞きます。

けれどお国柄でしょうね。
やはり明確にシッポを振る方が好きなのでしょう。
・・喰っちゃうくらい


人間にもワンコ派、ニャンコ派と分かれると
若いころはよく耳にしました。

あの人はどっち派?というのも案外分かるものですね。

韓国はワンコ・日本はニャンコ・・・叱られるか?

欧米は狩猟民族ですから犬でしょう。
攻撃的ですよね。
相手が人間であろうと「敵ならば噛みつく」のです。

中国では犬をペットとして飼えるようになってから
金持ちのあかしになっているようです。
日本でも私の小さい頃は犬を飼うのは高価でした。

不景気だとはいえワンコの様子を見れば
日本はまだまだ金持ちなんでしょうね。

韓国は商売のチャンスとばかり、犬を中国に輸出
してゆくかもしれませんねえ。
お得意の整形なんかも施して。
整形文化って案外イヌ派か。

・・このように無理に二派に分けて踏み絵を迫るのも
品がない、非論理的な話です。本当はね。

それでも何だか面白いのはこちらの脳の限界かしら。


私が勝手に思うのですが、ネコ派はもともとは存在せず
人生のある時期にネコに影響を受けるのだと思うのです。

立派な先生との出会いがその後の人生を左右するように
ニャンコとの良い出会いがあれば彼らから生き方を
教わるのです。

生き方というか、眠って過ごすやり方というか。


我が家でも大分年齢を増した娘どもは
眠ってばかりいます。

夢もよく見ているようですね。

イビキをよくかいています。
何か食べているのか口をモグモグさせます。
寝言もありますね。
何をケンカしてると思って見に行くと・・眠ってる・・

極め付きはネボケ。
これは面白い(見もの)です。

「ねえ、今いたでしょ?どこへ逃げた?知らない?」

夢を見ると言うことはあちらでも生きていること。
人生をWに楽しんでいるのでしょう。
もしかして夢を見るためにこそ生きているのか。

家から出さないようにして飼うとネコがよく分かります。


ネコ派の人間は夢を見て生きることを教わったのです。

というかネコの戦略に取り込まれちゃったか。
(ああ見えて結構やるよ、ちっちゃな脳なのに)

祖母は就寝時に「寝るが極楽」とばかり言ってました。
ネコ派だったのでしょうね。

夜道のゴキブリ

2011-08-21 09:45:25 | 塾あれこれ
夏は昼間の散歩ができません。
機会を見ては夜の散歩をしていますが
できれば昼がよいですね。

早朝散歩?
夜型人間にはムリですね。


毎年でもないと思いますが夜の散歩では
ゴキブリを見ることがあります。

JR五日市駅の近くで見ることが多いのですが
先日は海老園の住宅地にご出現でした。

瞬間、驚きますねえ。

夜道をヨロヨロと歩きながらそれでも人の気配を
避けようと必死です。

嫌われモノですが、いづれ長からぬ命の末路あはれ
部屋の中にいようものなら殺戮の対象となりますが
夜道のそれは見逃してしまいますね。

あと数時間も生きていないでしょう。

生き物とはこんな風にして死ぬものだと思います。

部屋で見つかるゴキブリも、生きる感覚が狂い
人の前に出てきているのですから、老い先は短い。

叩こうとすると素早く逃げますが、元気な個体
ならばその早さはもっと違う筈ですね。
空気の動きを察知するので、鈍くてもまだ早い!


ゴキブリの記事を読むと目の敵にされるのは理由が
ない、と書いておられる人もいます。

でもゴミ置き場で見かけるので衛生的ではなさそう。

独身時代は安アパートに住んでいましたから
しばしばご出現されていました。

台所の中性洗剤(薄めたの)がよく効きました。
一発でしたね。

近年はあまり見かけませんが減ってきたのでしょうか?
住宅街は衛生的になったですからね。

2億年も生きた存在ですから繁殖力、生命力は
すごいものでしょうが。

ヒトと生存空間が重なるのにペットにもならず
(世界の一部では食用になるらしい)
ガンコに生きておいでです。

夜の道端で死ぬのも一生ですか。

どうせなら場末の酒場の路地裏で「良い匂い」に
包まれ昇天するのが幸せかなあ?

1987年は今年に似ていた

2011-08-20 14:58:21 | 塾あれこれ
1987年に山口塾を出たという方から
コメントを頂きました。

87年というと四半世紀前ですね。
懐かしい。

私が山口塾に入ってしばらく経ったころになります。
中学部を始めて間もなくで、まだ楽々園教室として
動き出す前です。
(楽々園は中学部という別会社で始まりました)

初めは中1だけの募集から。
お願いしまくっても20名もいないスタートでした。

例の旧塾舎の二階に使われずにいた古い教室があり
そこをあてがわれてギシギシいいながらの船出です。
(己斐教室での試行3年は除く)

ヤモリの天国で、外付けの鉄階段ではよく落ちてきました。
当時は平気でしたねえ。

そうそう、有名な指揮者の大植英次さんが小学生の時に
この旧塾舎二階の窓から落ちたという話です。
奇跡的にケガなし。
「活発な」お子さんだったようで。。。。


私が苦労していた時代に、小学生で五日市教室に通って
おられた方が偶々ブログを読んでくださる、
こんな事もあるのですね。

当時は小4生以外はあまり小学生の授業をしていないので
コメントの方には私の記憶はないでしょう。


確認してみると87年は今年と似ていました。

猛暑で首都圏は大停電、公定歩合はそれまでの戦後最低、
米軍問題では逗子の米軍住宅問題で市長選もありました。
10月にブラックマンデーがあり、年末には円高ドル安が
1ドル121円という信じられない処に到達しています。

85年のブラザ合意のとき1ドル235円だったのですから
驚きの円高ですね。

翌年には消費税を始める法案が成立しています。
(このデンでいくと来年の増税は決まり!)


あのころは五日市教室の辺りもノンビリしていました。

今はまったく変わりました。

国道に面していた交番の裏まであった港は埋め立てられ
塾長宅からは港水路の向こうにあった塩屋神社が今では
歩いて1~2分。

潮溜りも昔の面影はありません。

多くの家が立ちのいたので様子が変わっていますね。

旧塾舎は道路になってしまいました。

昔と変わらないのは塾長の家くらい・・
はは、叱られそうですね。

「経済気象台」は石石石石・・たまに玉

2011-08-18 16:02:22 | 塾あれこれ
朝日新聞のコラムです。
「経済気象台」というコーナーがありまして
社外の筆者が入れ替わり書いているということです。

最近までウェブサイトでは無料で読めましたが
現在は有料に変わっちゃった。
お金出して読むほどのものかねえ?
とも思いますが、価値があるからそうなるのでしょう。

というか新聞も経営が苦しいからネットでの記事閲覧を
有料にしたいわけ。米国みたいに。
日経が先駆けて会員制にしていますよね。

本当に会社が苦しいのか、ムダはないのか、外からは分から
ないのでありますが、多分そうなんでしょう。
ネットで新聞が只で読めるのならもう新聞紙は不要だ
という人も増えてきたでしょうからね。


さて「経済気象台」ですが、社外執筆ということですから
時折、マスメディアでは余り流れない意見が載ることが
あります。これは興味深い。
驚いたり感心したりします。・・・これが「玉」

ただ普段の記事はごく平凡なものが多いようです。
何も社外に執筆をお願いしなくてもと思います。・・「石」

玉石混交とはこのコラムにピッタリの言葉ですねえ。

問題の一つに執筆者の名前が分からないことがあります。
新聞社も場合によれば社外だからと逃げる積りでしょうから
なおさら匿名は無責任になるおそれがあります。
少なくともカタチの上では。

署名記事が多くなっている現在、ペンネームじゃなきゃまずい
っていうほうが良くないので、つい下記のようなことに
なってしまうのです。

匿名だから思いきって書ける?
それにしては「石」が多いですねえ。


「経済気象台」に原子力発電に関する記事が載りました。
筆者は「安曇野」氏

文の大意は「国民は脱原発の意見が強まっている」
・・この「国民」が何を指すのかは書かれていません。

「コンセンサスが出来ているように見えるが、同じ言葉を
 使っていても様々な考えがあるので、要注意」

それは仰る通りです。

ただし、この文が読む人に与えるイメージは
『バカな国民が脱原発とか言うが、考えははっきりとしては
いないようだ。よく考えて将来を決めねばならない』という、
原発賛成派が喜びそうな(オレは分かってるぞ)なのです。

表面的には慎重な客観的な意見を述べているようにみえて
実は内容がなく、ただブレーキをかける「賢い」文です。
突っ込まれても、いろいろ言って逃げられますから。

官僚的な人が御上手な作文法ですね。


ある種、騙されてきた容認派の人が、事故の厳しい現実に
「やはりまずいな」と今、気づいたのです。

機械は壊れる、人間はミスをする、社会の上層部は腐敗する
だから表面的な理屈で装われても、危ないものは危ない。

ずっと事故のたびに隠ぺい体質を指摘されてきたのに
反省もなく「騙し」続けてきたのがついに破綻したのです。

(今でも東電は政府にすら十分な情報を出していない?)

まず大切なものは、人々の、命、心、健康、暮らし・・
一人一人の人間をこそ第一に考えることではないでしょうか。


事故が起きて半年も経たない現在、情報が不十分で 
かつ、難しい内容の話です。
また、国のありようを左右する長期的な課題です。

この時点で国民に細かなコンセンサスができますか?

何らかの形で原発を見直そう、との多くの意見が
半年を経ずしてまとまりつつある、
これでとりあえずは良しとすべきです。

何年かけて原発を何割に減らし、エネルギー事情を
どうするか、はこの次に纏る話でしょう。
エライさんは国民をバカにしてはいけません。

もっと具体的で分かりやすい情報をみんなに提示する
そのことこそが、あなたがたの急務です。

エライ人の個人としての取り組みも明らかにしたいですね。


先日、どこかでスゴイ文を見かけました。

「そもそも例え日本で原発を廃絶したって近隣諸国で
 原発事故がありうるので、危険は変わらない。
 脱原発で日本だけ産業の競争力をなくして大丈夫か。」

「上から目線」の文章でしたので(脱原発のバカものに
教えを垂れている)おつもりのようです。
「こんなことも分かんないのか・・」ですって。

そんな単純思考だから原発利得擁護派になっちゃう。
おじさんにそんな事言われなくったって誰でも考えます!

我々が考えるべきことは、まず日本をどうする?

たとえ短期的には不利益なことになるかもしれないが
率先して正しいことを行えるか、なのです。

ウチだけが火の用心したって近所で失火すりゃ同じ、と
手を抜くオヤジにはなりたくないね。
まずウチはきちんとして、皆が倫理観を高める社会を
求める!

日本はこうではありませんでしたか?

是枝監督『誰も知らない』

2011-08-17 15:17:26 | 塾あれこれ
遅ればせながらやっと見ました。
先日のTVを録画しておいたものです。

素晴らしい。

今頃、何言ってんだって話ですがね。


育児放棄されてしまった子供たちが、大都会で
どのように生き延びようとしたかという内容。
実話を基にしたということです。

生活が徐々に崩れ、みじめになってゆく様子が細やかな
表現で写しだされ、重い内容なのに見入ってしまいます。

(この監督のカットつなぎのタイミングは好きですネ。
古くさい表現ですが、日本人離れしてます。)

ともかく、映画をよく研究されている感じがします。
そうでなきゃ、こんな映画、撮れませんよね。

普通のことを組み合わせてあるのに、見る側が映画の中へ
入り込んだり、自分の生活や歴史と比べてみたりして
深い意味が色々と生じてくるシカケになっています。

良い映画というものはこういうものでしょう。


若いころ何人かの友達と一緒に映画を見
その後でいまの映画について延々と話したものでした。

その話が尽きないのが好い映画と言えるでしょう。
評論はその延長に出来あがるもの。

たとえば

*子供に焦点を当てるので却って社会があぶりだされる

*時折挟まれる大都会の遠景の美しいこと
 人工的な空間に閉じ込められている人間を象徴してる

*小道具の使い方、おもちゃ、ゲーム、駄菓子、カップ麺
 細かいイメージの展開が、音楽のフーガみたい

 食べ物が厳しくなってカップ麺がよく登場します。
 その空いたカップに雑草を植え、ベランダで育てること
 ギリギリになったお金で弟に買うカップ麺、→兄弟げんか

 それらの大元には母がいたころの蕎麦を食べた幸福な記憶

 ソバだけでもこのようにいろいろと展開しますが
 映画のストーリーの大切なところと結びつくことが大切で
 スパイスのようにピリッと利かすとオイシイ

探せばいくらでもあると思います。

映画の始まり方の知的なこと
できのよいハリウッド映画に負けません。

同じくラストも秀逸です。
モノレールが街に消えてゆきますね。
本当に静謐で美しい。  
可哀そうな子供たちへせめてもの心遣いでしょうか。

マノエル・ド・オリベイラの『コロンブスの海』の
ラストを思い出してしまいました。

映画をよく知っている是枝監督が、ある程度意識されて
「映画的記憶」を取り込んでおられます。

オリベイラは時間関係からその記憶とは言えませんが
たとえばホウシャオシェンのロケの使い方と
そっくりなのが「近所の長い階段」
何度もこの(テーマ)が繰り返されます。

これってパクリ?と思うくらいですが
もちろん是枝流にこなされています。
その才能も宜しいですね。

ホウシャオシェンは小津をパクっているのです。
(↑「映画的記憶を受け継ぐ」というのが正しい)

推測ですがね、監督はサタジット・レイ、お好き?


柳楽君は大きな賞を取ったくらいで、とても好いけど
他の役者さんも粒ぞろいですね。

特に韓英恵さんは良かった。
(『マイ・バック・ページ』に出てました)

今をときめくエンケンとか平泉成・キムニイの良さったら・・


まあ以上のような取留めのない話を喫茶店や焼き鳥屋で
続けるのが若いころの映画の楽しみの一つでした。
勉強になることも多かったですね。

さて、あえて言えば日本映画は分かりやす過ぎてクドイ。

是枝さんも若干、丁寧すぎますね。仕方ないのでしょう。

あえて不親切に、もっと短く刈り込めば、実はすっきりとして
世界でもより高い評価になると思いますがねえ。
・・日本では受け付けられなくなっちゃう。


暫くしてまた見たくなりそうな映画です。

木村兄弟洋服店

2011-08-16 15:16:24 | 塾あれこれ
木村兄弟雑貨店というのもあるそうです。
私はまだ訪れたことはありませんが木村兄弟洋服店の
数軒だけ隣だそう、ヘンなのと思ってたら
お子様がやっておられるようです。

広電の御幸橋から歩いて1分?

この洋服店、私の同級生がやっておられます。
長い歴史を誇る紳士服オーダーメイドのお店です。

店内には(舶来の)素晴らしい生地が置いてあり
それを見るだに私は頼もうという気すらおきず
値段もビビって聞きませんが、こんなお店にオーダー
されるのはさぞや立派な方だと存じます。

とはいえ同級生の私に見せる顔はいたって温厚な
どこにでもいるオヤジ。

今では見る影もありませんが(失礼)小学校のころは
いたって凛々しい目もとのクリっとした美少年でした。
そりゃあ、女子にも評判でモテタもてた。

スポーツはテニスだったか。

私は遠くから見てうらやましかったものです。

千田町に広島大の工学部の広いキャンパスがあり
千田小の連中がしばしば遊んでいたものですが
そこへさっそうと木村君が現れ可愛い女子も何人かいる
ん~、我々のほうで避けましたねえ。

たとえケンカをしかけても結局勝てないもの。


そしてこの木村君、勉強もできた。
勉強だけを青白い顔してやるというのではなくて
要は頭が良いのですよ。

人間が平等なんてウソに決まってると思わされた
エピソードであります。


以前、当ブログでも書きました、八本松の山中に住む
自然人アベくんが大手商社を早期退職して山暮らしを
おくっていますが、彼と木村君が仲がよい。

前知事の藤田も遊びにいくという山暮らしを
しばしば訪れているそうです。

年賀状では「アベんとこ行こうよ」と書いてくれますが
私のもっとも苦手とするところで・・・残念。
シチーボーイは狩りや農業、山遊びはできないのであります。
(・・どこがシチーボーイやねん!)


ところでウェブサイトで木村兄弟洋服店を調べて頂くと
木村君のお友達が彼の仕事や趣味を紹介しておられます。

遊び心があり、手先が器用な木村君、どんな作品を作ってるか
ご覧になっても面白いと思います。
(良い写真ですねえ)

で、なぜ近くに木村兄弟雑貨店があるのかも氷解します。

色々な生き方があるなあ
うらやましいな、と思うことしきりです。

無趣味で、ブログばかりやってちゃいけないね。

十年近く前「店の宣伝にHPとかブログとかしないの?」
と聞いたら全く興味がなさそうでした。

忙しいからでしょう。

そんな人生も「あり!」ですね。

子供の目って?

2011-08-15 16:07:21 | 塾あれこれ
子供は純真だから騙されないと言います。
大人が分からない処を見抜く目があります。

これは昔からよく言われてきました。

もっとも、常にそうであるかどうか。
人にもよるし、時と場合にもよることでしょう。


昔から伝わることでも正反対の内容があります。
「先手必勝」と「急いては事をしそんずる」のようにね。

今朝JR駅に少し早くついたので、目の前の電車に
駆け込み乗車で一本早く乗ることができた
・・と思ったら広島止まりだった。

結局、調べた通りに乗るのが正解。

どうも、そそっかしくていけません。

カミサンに馬鹿にされましたねえ。
「何で予め調べたように行動できないの?」

カエルやカマキリが目の前をよぎるものに自動的に
反射するのと私の行動パタンとは似ているようです。

小遣いはあるだけ遣うし、酒も止められないし・・
カミサンの小言はえんえん続きます。。。


メタボが直らないのも無考えに遠因があるかもしれません。
アタマでは一応、分かってはいるのですがねえ。

話はズレますが、メタボの人間って賢そうに見えませんね。
痩せたソクラテスが良いらしい。

私の場合、メタボ腹とNOミソとがコラボしてる?
自分をコントロールできない・・・


何の話でしたっけ?

昔から言われているというだけでは説得力に欠けます。

もしも私の塾が宣伝のチラシを作り、そこに
「東アジア数千年の歴史が証明する教育法」
なんて書いたらアヤシクて誰も問い合わせしませんよね。
(実は私は真面目にそう考えてはいるのですが・・・)

では、昔から言われてきた「子どもの目」ってどうなんだ
言い伝えられた歴史は正しいのか?間違ってるのか?
・・と、以前から考えを巡らすわけです。

えっ!?・・そ、そうです、良く分かんないのです。

いつも通りのハンパな文ですみません。

確かにスルドイことはあります。
でも騙しやすいこともありそうです。

少なくとも私の場合、子供のころに好いオジサンだと
思っていて、大人になったら、実は表面的笑顔や年玉に
誤魔化されていただけだった、なんて気づきましたもの。


「おい、知ってるか?あれは親切で来てるんじゃない!
オレらを見張りにきているだけなんだ」
なんて大人びた観察を教えてくれる訳シリもいました。

ある種、正しい子供の目かもしれません。
いささか純真ではありませんが。


こういう仕事を始めて、もしかして、と思います。
あのとき先生は、見張りに来たというのではなかった。

もし大人がいなくて子供だけがいる時間があり
そこで万が一、例えばモノが無くなるとか、事件があれば
濡れ衣を着せられる恐れがあります。

それを未然に防がれたようです。

子供は何を見ていたというのでしょう?


本当に、何を言いたいのか分からない文になりました。
これもメタボが原因ですかねえ?

「大連立」の前に「日本をどうする」ではないのか

2011-08-14 08:56:36 | 塾あれこれ
政治が大きく動き始めました。
首相が変わるという以上に、ね。

そもそも去年の参議院選挙で菅首相が大失敗し
それ以来の政治の混乱です。
責任の大半は菅総理にありジゴージトクかな。

結果、二大政党政治を定着させる希望が激減し
国家のあるべき姿を考えるという事が遠くなりました。

菅政治は、消費税10%と口走ったりすぐ引っ込めたり
無責任、結局は官僚支配への微調整にすぎなかった、と
権力への執念だけ=我欲が目立ち、国民が不在であると。

評判が悪いとすぐに言を引っ込めます。
で、また持ち出す。
私の近くに居るとある女性は「あれ、マダラボケ?」

政治家としてあるまじき姿勢でしたね。
説明しないで良いという考えですからバカにしています。

自民・公明も同罪です。
昨今の政治的こう着を長年かかって築いた犯人ですから。

官僚の引いた線の上を乗っかって福島原発のような事故を
まねいたのは自民公明とも言えるはずです。
民主党も同じく、実は原発やりたい、が主流。

ことは原発推進か反対かだけではなく、現在の利権構造に
イエスかノーかなので、つまるところ従来の土建屋政治から
余り変わっていないようですね。


国会で法案を通すために民主党はマニフェストを撤回、
もしくは大転回させました。

現実的な対応だと言っているようですが、前の総選挙では
民主党の公約を国民が支持したのです。
(私は支持できなかった・・)

その国民の意思表示を政治家が勝手にひっくり返すの?
国民にきちんと説明していますか?

新聞や評論家は、財政の問題や政局を解説されます。
そこにやらせておいて直接の説明はしないようですね。

自民・公明もここでも同罪。
政局ばかりでゴネて、アカウンタビリティは無し。

国を導く(つもりの?)上層階級は、国民はバラまかれた
餌に食らいつくだけの存在と見ているようですね。
やつら、腐敗している証拠です。


この間、未曾有の震災、大事故を受けて東日本を
いや日本をどうする、国家の設計をどうする
という最も肝心な話がどこからも出てこない。

言うことといえば「菅が辞めない」こればかりでした。

マスメディアはそれを批判すべきですが
何だかこちらも「菅はいつ辞める」報道・・・

ほんとうに情けない。

各政党も官僚・学者・識者・マスメディア・・みんな
日本をどうするか、何も言いませんでした。
(もしかして何か言ったのは菅総理だけ・・・?)

大風呂敷と言われようとまず理念の提言からでしょう。
それと、足元でまず出来ることの実行。

それが出来ないのは、既存の体制に浸かって甘い汁を
吸う側にいるからです。
やせ我慢がないので何も考えられない!

(いや、共産党だって何も言わない側でしょう。)

せめてスローガンだけでもまず打ち上げて欲しいですね。

みんなが「がんばろう日本」と言っているのなら
政治の目標は?
たとえば「緑と技術力の日本」とかさ。
ちょっと弱いですか?


先頃、与野党で手を打ち「退陣法案」を通し
(国民のためは二の次。ただ政局が熟してきたから)

嫌われる増税は野田にやらせることにして(=中継投手)
その後のことを睨んで動き始めているのです。

与野党連立や政界再編という、前からやりたかったことを
実現させるべく。

野田も負け試合の中継ぎではサエないので大連立構想を
表明したというのが今朝の新聞報道で分かります。


政治家は自らの利益をまず考え、次に国民へ何と
言えばよいかを捻り出すのであります。

世渡りとしては、勝つ側に憑く・・これが大原則
これで失敗すると、あとキツイですからねえ。

尾道・水庵、尾道の味でした、旨い。

2011-08-13 09:49:30 | 食べる
墓参りの帰り、昼食は「水庵」
豆腐屋さんがやっていらっしゃる店です。
正統的な尾道の味だと思います。


尾道の長江から東へ、久保そして防地
現在でも久保辺りは有名な食べ物屋さんが多いですが
昔は尾道の中心がこちら方面だったからでしょうね。

今は東すぎて観光客は少なめになってるようです。

水庵は防地のガードを北へくぐって直ぐ。

日替わり定食が760円だったかな。

美味かったですね。

薄味、で、懐かしい。
いまだ正統な尾道の味が味わえるとは感激です。
(甘辛いものは思い切りそうだったとも思いますが)

現在流行のラーメンや鉄板は最近作り上げたもの。
こちらを広島のフラワーフェスティバルとするなら
「水庵」は博多山笠に例えられるでしょうか。
歴史が感じられます。

和食とは本来こういうものであった、と教えられます。
高級料亭だけに生き残ったわけではないのですね。

で、私はたぶん必要以上に尾道を味わったのですが
冷静に食べたカミサンも美味しいと言いましたので
間違いないでしょう。

ただ、私の好みとしては少し甘い。
我が家は料理には甘み節約ですからね。

ほかの、塩味などは上品で、言うことなし。
こうでなくちゃ。

近頃の外食は濃い味ばかりですよねえ。
濃い味は素材や腕をごまかしますので避けたいものです。

次に脂っこくてボリュームたっぷり。
これにも味を誤魔化す効果があります。


水庵にもどりましょう。

ご飯は黒米を炊き込んでとても美味い。
炊きたて=ベストの状態で頂きました。

前日予約を入れたのが「開店時間の11:30に伺う」
その時間に合わせてぴったりの蒸らし具合でしたね。

お替わり出来ますよ、と言われましたが残念、ダイエト中。

お替わりをできないことがお店の人に申し訳ない
・・そんな気になるほど良い店です。

湯葉の清汁、漬物(+ゴーヤの佃煮!)と小皿が4品。

おから、煮物、酢のもの、ゴーヤチャンプル
豆腐を基本に色々な料理ができますよと教えて頂く感じです。


この店は10年くらい前にマスコミで数多く紹介されたようです。
その頃はきっとブームだったのでしょう。

そういう店は敬遠するので行ったことがなかったのですが
最近、広島の水博士が、この豆腐屋の水は銘水と言われて
気になっていたのです。

ところが日~火が休み、営業は水~土で我々としては行きにくい。
いつかは水曜に行ったのに臨時休業だったり・・

店のオバサンによると日~火の3日間は農業だそうです。

どおりで野菜が美味い。

次回墓参り(10月)には何としても再訪したいけれど
営業日が水~土では難しいかなあ。

尾道に行くときの昼食は「水庵」か「笑空」で決まりそうです。

他の候補としては「宮徳」・・伝統のぬく寿司!(握りはふつー)
「保広」・・ちらし寿司定食の海老オボロや小エビの酢の物が旨い
「あかとら」・・リーズナブル、人気店です。若い人にも。
「ととあん」・・甘味処、本蕨など。

他の多くの有名店はたいがいパスです。
暑いのに朱華園なんかに並んじゃって、ごくろーさん。
桂馬のカマボコ?ゲっ。
青柳?・・高いだけ

などなど。
昔は良かったけれど、という店も多いですね。


「水庵」もメディアに取りあげられていたころは行列だったの
かなあ。
きっと今は、好きな人・分かる人だけでよいとお考えでしょう。

店のご夫婦が素晴らしい。
ホスピタリティの極みです。
悪質な観光客などに負けておられなかった。

商品に人柄が滲みます。


豆腐と湯葉を御土産で持ち帰り、昨夜頂きました。

んま~~~い!

香川・久保さんの豆腐も旨いですよ。
川島豆腐も。(唐津の朝飯はここで決まり)
日ごろは柿の木村の豆腐を食してます。

それぞれに良さがあります、
欠点も(お値段が高いとか)

今まではこれが豆腐の三本指でした。
水庵は、それらに負けません。

大豆をたっぷりつかい、名水を活かしてあります。
しっかりとした木綿豆腐。
安い!

醤油や薬味など使わず豆腐をそのまま頂きますが
最後に口中に広がる甘味が絶品です。

湯葉もそのまま頂けます。
濃くて甘くて酒にもぴったり。
思い切りドライな白ワインでどうでしょう。


こんな名店を知らない日本人は可哀そう!