尾道・水庵、尾道の味でした、旨い。

2011-08-13 09:49:30 | 食べる
墓参りの帰り、昼食は「水庵」
豆腐屋さんがやっていらっしゃる店です。
正統的な尾道の味だと思います。


尾道の長江から東へ、久保そして防地
現在でも久保辺りは有名な食べ物屋さんが多いですが
昔は尾道の中心がこちら方面だったからでしょうね。

今は東すぎて観光客は少なめになってるようです。

水庵は防地のガードを北へくぐって直ぐ。

日替わり定食が760円だったかな。

美味かったですね。

薄味、で、懐かしい。
いまだ正統な尾道の味が味わえるとは感激です。
(甘辛いものは思い切りそうだったとも思いますが)

現在流行のラーメンや鉄板は最近作り上げたもの。
こちらを広島のフラワーフェスティバルとするなら
「水庵」は博多山笠に例えられるでしょうか。
歴史が感じられます。

和食とは本来こういうものであった、と教えられます。
高級料亭だけに生き残ったわけではないのですね。

で、私はたぶん必要以上に尾道を味わったのですが
冷静に食べたカミサンも美味しいと言いましたので
間違いないでしょう。

ただ、私の好みとしては少し甘い。
我が家は料理には甘み節約ですからね。

ほかの、塩味などは上品で、言うことなし。
こうでなくちゃ。

近頃の外食は濃い味ばかりですよねえ。
濃い味は素材や腕をごまかしますので避けたいものです。

次に脂っこくてボリュームたっぷり。
これにも味を誤魔化す効果があります。


水庵にもどりましょう。

ご飯は黒米を炊き込んでとても美味い。
炊きたて=ベストの状態で頂きました。

前日予約を入れたのが「開店時間の11:30に伺う」
その時間に合わせてぴったりの蒸らし具合でしたね。

お替わり出来ますよ、と言われましたが残念、ダイエト中。

お替わりをできないことがお店の人に申し訳ない
・・そんな気になるほど良い店です。

湯葉の清汁、漬物(+ゴーヤの佃煮!)と小皿が4品。

おから、煮物、酢のもの、ゴーヤチャンプル
豆腐を基本に色々な料理ができますよと教えて頂く感じです。


この店は10年くらい前にマスコミで数多く紹介されたようです。
その頃はきっとブームだったのでしょう。

そういう店は敬遠するので行ったことがなかったのですが
最近、広島の水博士が、この豆腐屋の水は銘水と言われて
気になっていたのです。

ところが日~火が休み、営業は水~土で我々としては行きにくい。
いつかは水曜に行ったのに臨時休業だったり・・

店のオバサンによると日~火の3日間は農業だそうです。

どおりで野菜が美味い。

次回墓参り(10月)には何としても再訪したいけれど
営業日が水~土では難しいかなあ。

尾道に行くときの昼食は「水庵」か「笑空」で決まりそうです。

他の候補としては「宮徳」・・伝統のぬく寿司!(握りはふつー)
「保広」・・ちらし寿司定食の海老オボロや小エビの酢の物が旨い
「あかとら」・・リーズナブル、人気店です。若い人にも。
「ととあん」・・甘味処、本蕨など。

他の多くの有名店はたいがいパスです。
暑いのに朱華園なんかに並んじゃって、ごくろーさん。
桂馬のカマボコ?ゲっ。
青柳?・・高いだけ

などなど。
昔は良かったけれど、という店も多いですね。


「水庵」もメディアに取りあげられていたころは行列だったの
かなあ。
きっと今は、好きな人・分かる人だけでよいとお考えでしょう。

店のご夫婦が素晴らしい。
ホスピタリティの極みです。
悪質な観光客などに負けておられなかった。

商品に人柄が滲みます。


豆腐と湯葉を御土産で持ち帰り、昨夜頂きました。

んま~~~い!

香川・久保さんの豆腐も旨いですよ。
川島豆腐も。(唐津の朝飯はここで決まり)
日ごろは柿の木村の豆腐を食してます。

それぞれに良さがあります、
欠点も(お値段が高いとか)

今まではこれが豆腐の三本指でした。
水庵は、それらに負けません。

大豆をたっぷりつかい、名水を活かしてあります。
しっかりとした木綿豆腐。
安い!

醤油や薬味など使わず豆腐をそのまま頂きますが
最後に口中に広がる甘味が絶品です。

湯葉もそのまま頂けます。
濃くて甘くて酒にもぴったり。
思い切りドライな白ワインでどうでしょう。


こんな名店を知らない日本人は可哀そう!


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