ブース式個別指導は大嫌いだ

2013-04-15 11:56:29 | 塾あれこれ
私は「個別指導をしている」塾に多く採用されている
ブースってやつが大嫌いです。

生徒を家畜扱いしているように見えて仕方ない。

ブースがなければ個別ができない、とは指導力不足で
お金を頂戴する側の都合が大でしょう。
チェーン店式に展開する個別指導塾に多いようですよね。

食堂でも、ただ喰えばよい場合、壁に向かって食わせます。
主に経営する側の都合で、それが良いという人は少数派。
人間的な行為とは思いにくいですね。

もちろん図書館などで気が散り難いように壁向きという
あれと同じという理屈も分からぬではありません。
素早く没頭できますからね。

しかし、勉強の場合は違いがあります。

ブースでなければ勉強できない子を育ててはいけません。
人と向かい合いながら頭の中でスイッチを入れ替えたり
いくつも並行した作業を行うことが勉強の基本だから。

野原に向かってひとり静かにモノを考えるのは
壁に向かって座禅を組むより人間的でしょう。

壁に向かうのは無理があるのです。
それを承知の座禅。

学校で一斉授業のときに頭を働かせないなんて
ことにならないようにしてほしいですね。

家でもブースか?

多くの人間が自主的に勉強をすること、
自分の頭で考えること、を苦手とします。
「学ぶ」ことのやりすぎですよね。

個別指導の良い処はそこを改善することです。

その場合、安易な方法としてブースが使われますが
一種の「体罰的即効性」はありそうです。
それが本当の自立につながるか?

時間は掛かっても、自分の力で歩むことを助けるのが
個別指導方式のあるべき姿と考えます。

分からないからすぐ教えてもらう、は自立には
繋がりません。


ブース式の塾はそのあたり大丈夫なんですかね。

できればもう一度、教育はいかにあるべきか、から
見直してほしいものです。
お金儲けからの発想は賛成できませんね。


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