偉い方への贈り物

長い人生です、時には自分より偉い方にお世話に
なることもあります。

その内容にもよりますが「有難うございます」・・
だけではお礼の気持ちが伝わらないかもしれません。

同等の相手ならどんな人か分かります。
人格に合わせて気持ちを込めることもできます。

けれど自分の親ほどの人には本音がどうか
趣味は仰っている通りか
何を喜んでいただけるか、鮮明ではありません。

自分には目いっぱいの金額で贈り物をさし上げる
そういうことも何度かありました。

相手はもちろん喜んで下さいます。
「ありがとう。でも、ホントは何もしなくても
　良いのだから」というふうなリアクションを
頂戴します。

何度もあることではないし、上記のやり取りで
気持ちが伝達できたと思ってきました。

私自身が加齢とともに、大丈夫か、と
思い返すことがあります。

今更、何の役にも立たない反省なのですが。

お菓子や食べ物などは金額が知れています。
安心して送れますね。

数万円はするもの、が相当な場合、どうでしょう。

相手方の趣味に合うかどうか。
絵が趣味の人に絵をさし上げる、とか
陶磁器の好きな方に焼き物とか。

本音の部分で「趣味が違う」と思われたら？
あるいは「こんな安物」

さりとてゴミの日に出すわけにもいかず。

こちらとしてはかなり思い切ったものなのに
相手は、趣味の事だけに譲れません。

○
私は、くどいですが、貧乏のまま生き
そのまま亡くなるでしょう。

であるならばプチ贅沢をしたいのです。

若い女性のブランド好きに似ているかも。

食器でも、割れてはいけないと使わない人も
たくさんおられます。

でも、その道の人なら「それくらい
（普段使いにしなさい）」という方も。

押し入れにしまっておくのは勿体ないでしょ。