沖縄独立論

2015-10-01 15:43:26 | 塾あれこれ
大学生になり、それまでの勉強と違う世界が
突然に広がりました。
そう、半世紀近く前の話です。

余りに変わったので、今までのあれは何?という
感想が湧きました。
その「勉強」、今思えばそれなりに自分を伸ばす
ことだったのですが、当時はそうは思えません。

ただ、大学受験のためだけの高校に思えました。

同時に、自分は何を学ぶべきか、それを考えていない
高校生時代でもあったのですから、呆れますよね。

「キミ自身はどうなの、何も考えてないじゃん」と
先輩から言われ、がっくりとしたことも一度ならず。

先ずは勉強。
法律はカタすぎて自分には合わないと考え
消去法で、政治(=法を作る)の勉強に進みました。

泥臭い現実の政治は大っきらいでしたので国際政治に。

ところが、もっとグチャグチャで分からない世界でした。
一般会社への就職にも役立ちません。


勉強をしている中に、「沖縄問題」がありました。

まだ本土復帰前で、米国人の「人を見下す」ことが
露骨に表れていました。

少しだけ齧って、沖縄に卒論旅行。
そこで複雑な現実にぶちあたり、脳ミソがこんがらがって
しまいました。
しっかりした人間なら違ったのでしょうけれど。

沖縄には様々な考えの人がおられる、
その当然すぎる事にぶっ飛ばされたのです。

石垣島では、オバアに、「戦時中、日本の兵隊さんがいたよ、
この島にもね。今思えばあの頃が一番良かった」

石垣では本島のような激しいイクサはなかったようですね。


本土復帰前、小さい物ではありましたが「沖縄独立論」も
存在していました。
とはいえ、先ず米軍支配を変えようという方が
沖縄の大多数のご意見だったようです。

しかし本土復帰が実現しても、米軍支配はほぼ何も変わらず
「こんなハズじゃなかった」

私がサラリーマンをしていた9年間でも、何も変わらず
広島に戻って来ました。

その頃でも独立論は小さかった、まだまだ本土への
期待がどこかにあったのです。

以前、ブログに書いたと思いますが、琉平のオヤジさんと
仲良くなり(私だけのつもり、かも)
ひょろっと「独立論」に触れた時、珍しく強い調子で
叱られてしまいました。

外部の人間が何を言うか、でしょうね。

まだまだ独立論はタブーでした。


日本のウヨクは独立論を嫌います。
日本自体が独立してないことにも言及しないですね。

沖縄を、中国が実質取り込むのではないか、という
心配があるようです。
考えればそれも失礼な話ではあります。

地理的に米軍の基地を置いておきたいアメリカと
利害が一致するのでしょう。


私は、独立論あり、です。
これ以上のことは他人が何も言えませんけれど。

独立でもしなければ米国の好き勝手のまま。
ヤマトンチュも押しつけて、知らんプリ。


折しもスペインではカタルーニャなどの独立問題
これは昔からある主張のようです。

沖縄もカタルーニャが大いに参考になると思います。
何しろ独立でもしなければ基地問題は解決しません。

独立して、仲良くやっていけばよいのです。

山頭火=86

2015-10-01 09:55:58 | 句など
山『鈴をふりふりお四国の土になるべく』
井 「鈴をふる四国の土になるべしと」

山『つぎつぎに力をこめて力と書く』
井 駄句

山『膝に酒のこぼるるに逢ひたうなる』
井 「膝に溢しあいつの酒を思い出す」

山『こしかたゆくすゑ雪あかりする』
井 「来しかたも行く末もなし雪明かり」
  ・・これじゃあ、元歌の反対になりますか