通でがんす

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ヴェネツィア展 10月6日から広島県立美術館

2012年10月05日 | 広島の話題


「それは、ヴェネチアンマスクじゃね?」

「ほうじゃの。明日、10月6日(土)から、『世界遺産 ヴェネツィア展 魅惑の芸術-千年の都』が広島県立美術館で始まるんよ。ほいで、このマスクの裏側が割引券になっとるんじゃ」

「なるほど」







「ヴェネツィアいうたら、わしよりあんたの方が詳しいじゃろ?」

「まかせてや! 大学時代、駆け足じゃけどヨーロッパ旅行をしたこともあるし、声楽もやっとった関係でイタリア語も、多少なら分かるよ」

「ヴェネツィアって、イタリアにあるんじゃろ?」

「イタリアの北東部にあって、「水の都」「アドリア海の女王」とも呼ばれるんよ」

「水の都といえば、太田川(おおたがわ)の三角州(デルタ)地帯にある広島市もそう呼ばれることもあるよのう」

「アドリア海は、宮崎駿(みやざき はやお)監督の『紅の豚』(1992年)の舞台にもなったよね」

「主人公の豚人間・通称ポルコ・ロッソも、かつてはイタリア空軍のエース・パイロットじゃったんよの」

「日本語でいう「ヴェニス(ベニス)」って、「ヴェネツィア(ベネチア)」のことなんよ」

「え!? 「ヴェニス」って「ヴェネツィア」のことなんか?」

「ほうよ」

「シェイクスピアが書いた『ヴェニスの商人』の「ヴェニス」じゃろ?」

「イタリア語では「Venezia」と書くんじゃけど、英語では「Venice」と書くんよ。ほいじゃけぇ、「ヴェネツィア」よりも「ヴェニス」という名前で知っとる方もおってじゃろうね」

「わしがそうじゃ。今の今まで、「ヴェニス=ヴェネツィア」とは知らんかったのう」

「『ヴェニスの商人』が出てきたけど、ヴェネツィア自体が東洋と西洋の貿易によって栄えた国なんよ」

「貿易といえば、『東方見聞録(とうほうけんぶんろく)』を書いたマルコ・ポーロも、ヴェネツィアの商人じゃったんよの」

「マルコ・ポーロって、日本のことを「黄金の国・ジパング」と紹介しちゃった人かいね?」


「黄金の国」伝説は、奥州平泉の中尊寺金色堂についての話や遣唐使時代の留学生の持参金および日宋貿易の日本側支払いに金が使われていた事によって、広く「日本は金の国」という認識が中国側にあったとも考えられる。

(「マルコ・ポーロ」ウィキペディア)



「マルコ・ポーロ自身、日本に渡って来たことはなかったそうじゃ」

「実際に日本へ来たわけじゃないん?」

「そうなんよ。「黄金の国」というのは、当時の中国に「日本は黄金の国」という考えがあって、それに影響されて書かれたものらしいんじゃの」

「へぇ、そうじゃったんじゃね」

「あぁ、NHKで放送しよった『アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険』(1979年~80年)を、も1回観てみたいのう」


NHKには本作のマスタービデオテープ(ドキュメンタリー部分と組み合わせて音声まで完全パッケージされたもの)が現存していない。
恐らく局側が当時高価だったビデオテープの再利用ということで後日に別の番組を重ねて録画したためであろうという説が濃厚である。
真偽はどうあれ、マスターテープが行方不明で再放送すら行なわれず「幻の作品」となって久しいのは事実であり、各メディアでの発売は今後も絶望的な状況である。
NHKアーカイブスに第1話と最終回が保存されているが、一般視聴公開はされていない。

(「アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険」ウィキペディア)



「作曲家で、カトリックの司祭でもあったアントニオ・ヴィヴァルディも、ヴェネツィア出身なんよね」

「ヴィヴァルディって『四季』を作曲された方かいの?」

「そうそう。ヴァイオリン協奏曲のね」





↓ヴェネツィア展については、こちら↓

世界遺産 「ヴェネツィア展」 魅惑の芸術-千年の都





↓『アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険』については、こちら↓

「第29回 『アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険』」アニメ様365日バックナンバー WEBアニメスタイル





↓広島県立美術館についての関連記事は、こちら↓

新たな一歩 「復興への願いを込めて」展 広島県立美術館

ポーランドの至宝 レンブラントと珠玉の王室コレクション

日本初の私立美術館 観古館 広島市中区






「今日は、10月6日(土)から広島県立美術館で開催される、『世界遺産 ヴェネツィア展 魅惑の芸術-千年の都』について話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」
コメント
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