通でがんす

いろんな広島を知って、ひろしま通になりましょう!
(旧ブログタイトル:通じゃのう)

西條鶴酒造 酒まつり2013

2013年09月29日 | 広島の話題
「来月、10月12日(土)、13日(日)の2日間、JR西条駅周辺で酒まつりがあります」

「今日は、広島の酒都(しゅと)・西条(さいじょう)にある酒造会社のうちのひとつ、西條鶴酒造(さいじょうつるしゅぞう)を紹介しようと思うんじゃ」





広島県産の酒造好適米と、伝統的な手造りの酒造法にこだわる酒蔵。
1904年の創業。
当時の建物がほぼ現存。
今も現役で活躍するレンガの煙突は西条唯一。
酒造りを厳冬期に限ることで、後切れが良く、さらりと飲める純米酒や吟醸酒を醸し出す。
超低温永年熟成による純米大吟醸原酒「神髄」は、「モンドセレクション」の金賞を10年連続して受賞。

(「ぶらり西条 酒の友マップ」社団法人東広島市観光協会)




「ここには、「「モンドセレクション」の金賞を10年連続して受賞」と書いてあるんじゃが、東広島市の広報誌「ひがしひろしま 2012年5月号 No.457」によると、「14年連続受賞」ということになるそうじゃ」

「いつから?」

「調べた限りでは、1999年(平成11年)から連続受賞しとるというのは、間違いないようじゃの」

「モンドセレクションって、確か、サントリーのプレミアム・モルツが、何年か続けて受賞しとったよね?」

「2005年(平成17年)から07年まで、3年連続して最高金賞を受賞しとった。わしが子どものころでいうと、日清製菓のバターココナツが、1966年(昭和41年)から69年まで3年連続で金賞を受賞しとったのう」

「ココナッツサブレ?」

「あれは、日清シスコの製品(1965年発売)じゃ。こんなCMソングがあったのを知らんか?」


♪ココナッツサブレはシスコ


「知らんよね。でも、ココナッツサブレは好きで、よう食べよったよ」

「えーっと、モンドセレクションの話じゃったよの」

「そうそう。モンドセレクションって、なに? ミシュランのように、食品の格付けをするところ?」

「モンドセレクションは、食品や飲料、化粧品や健康に関する商品の品質を評価するため、1961年(昭和36年)にベルギーのブリュッセルで設立された民間団体じゃそうな」

「金賞になるには?」

「100点満点で、90点以上なら最高金賞。以下、80点以上で金賞、70点以上で銀賞、60点以上で銅賞になるそうじゃ」



モンドセレクションは国際的にも近々知名度が上がり、特に日本国内では知名度は高い。
審査対象品の5割が日本からの出品であり、日本の商品の高品質が認められ8割が入賞している。

(「モンドセレクション」ウィキペディア)




「審査対象のうち、半分が日本からの出品になるんじゃの」

「西條鶴は、どういう経緯で出品されちゃったんじゃろ?」

「三木富夫専務によると…」



広島の酒、西条の酒と言っても東京や大阪では、大変苦労します。
お客様に関心を持ってもらい、足を止めて飲んでもらえる裏付けがほしいと思ったんです。
また、社員にとってもお客様に飲まれる酒が評価を得ることで、自分たちの造っている商品に対する自信と愛着を持ってほしかったんです。

(「ひがしひろしま 2012年5月号 No.457」)




「なるほど。日本国内では、モンドセレクションの知名度は高いもんね」

「それにしても、10年以上続けて金賞というのは、なかなかないじゃろうの」





↓酒まつり2013については、こちら↓

酒まつり公式サイト






撮影日:2013年9月8日
撮影場所:JR広島駅






「今日は、JR西条駅周辺で行われる酒まつりに関連して、西條鶴酒造について話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」
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賀茂泉酒造 酒まつり2013

2013年09月27日 | 広島の話題
「来月、10月12日(土)、13日(日)の2日間、JR西条駅周辺で酒まつりがあります」

「今日は、広島の酒都(しゅと)・西条(さいじょう)にある酒造会社のうちのひとつ、賀茂泉酒造(かもいずみしゅぞう)を紹介しようと思うんじゃ」





1912年創業。
醸造アルコールなどを添加した三増酒が主流だった時代、日本酒本来の姿を求め、米と米麹だけで醸す純米酒の復活に取り組む。
1971年、当時としては画期的な精米歩合60%の純米吟醸酒を世に送り出し、全国的にその名を広めた。
炭素ろ過を行わず、芳醇な味わいとコクを引き出した酒は、ほんのり山吹色をしている。

(「ぶらり西条 酒の友マップ」社団法人東広島市観光協会)




「三増酒?」

「三増酒(さんぞうしゅ)というのは、三倍増醸清酒(さんばいぞうじょうせいしゅ)のことじゃの」

「さんばいぞうじょうせいしゅ?」

「ふつうの酒「1」に対して、水や醸造アルコールを「2」足すと、

1+2=3

つまり、米だけで作る純米酒と同じ量の米で、なんと3倍もの量の酒を作ることができるというわけじゃ」

「なんでそんなもんが作られとるん?」

「これは、太平洋戦争直後の食糧難、米不足の時代に作られたんじゃ」

「なるほどね。それでも、それは一時的なもんじゃろ?」

「それがの…」



しかし、酒造用米不足を解消するために導入された三倍増醸酒は、米が余るようになった高度経済成長期にも廃止されずに残り、ひいては石油危機に始まる日本酒の消費低迷期を招くこととなる。

(「日本酒の歴史」ウィキペディア)




「賀茂泉では、日本酒は純米酒であるという考えのもと、その復活を目指して、1965年(昭和40年)から純米酒の醸造を始められたそうじゃ」

「三増酒は、邪道じゃもんね」

「6年後の1971年(昭和46年)に、「本仕込賀茂泉」を発売されたんじゃの」

「精米歩合(せいまいぶあい)60%って、どういう意味?」

「玄米から糠(ぬか)を取って白米(はくまい)にすることを、精米っていうよの」

「ごはんは、ふつう、白米を炊いて食べるよね」

「白米は、精米歩合が90%くらい。つまり、玄米の外側を10%くらい削ったものが白米になるんじゃ」

「精米歩合60%ということは、玄米を40%くらい削るというわけじゃね」

「吟醸酒は60%以下、大吟醸酒は50%以下の白米を使って作られるそうじゃ」





↓賀茂泉酒造については、こちら↓

東広島市 西条 こだわりの純米酒 賀茂泉酒造






↓酒まつり2013については、こちら↓

酒まつり公式サイト






撮影日:2013年9月8日
撮影場所:JR広島駅






「今日は、JR西条駅周辺で行われる酒まつりに関連して、賀茂泉酒造について話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」
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福美人酒造 酒まつり2013

2013年09月21日 | 広島の話題
「来月、10月12日(土)、13日(日)の2日間、JR西条駅周辺で酒まつりがあります」

「今日は、広島の酒都(しゅと)・西条(さいじょう)にある酒造会社のうちのひとつ、福美人酒造(ふくびじんしゅぞう)を紹介しようと思うんじゃ」





1917年、全国で初めて法人組織の蔵として創業。
全国酒類品評会の最高位を連続受賞し、審査標準酒の栄誉を受ける。
杜氏や発酵工学の技術者を養成する教育機関に指定され、1970年頃まで「西条酒造学校」として多くの人材を輩出。
「福美人」の名のごとく、ふくよかでやさしい口あたりは、広島の酒の代名詞である女酒を代表する銘柄といわれている。

(「ぶらり西条 酒の友マップ」社団法人東広島市観光協会)




「「女酒」と書いて、「めざけ」って読むん? それとも、「おんなざけ」って読むん?」

「女酒(おんなざけ)と読むんじゃ」

「女酒いうくらいじゃけぇ、やわらかくて甘口の酒なんじゃろうね」

「逆に、締まった辛口の酒を、男酒(おとこざけ)という。これには水の質も関係しとるようで、広島や京都・伏見(ふしみ)の酒は軟水を使った女酒で、兵庫・灘(なだ)の酒は硬水を使った男酒なんじゃ」

「福美人は、技術者を養成する教育機関に指定されとったんじゃね」

「ここで酒造りを学んだ人たちが、全国の蔵元で活躍されとるそうじゃ」

「福美人いうたら、カープの樽募金にも使われとったよね」

「おぉ、ほうじゃった。カープは、とにかく金がなかった」

「給料の支払いが遅れたりしよったんよ」

「野球連盟への加入金も未払い。身売りや解散がとりざたされて、実際、球団創設3年目の1951年(昭和26年)3月の役員会で、1度は解散が決まったんじゃ。ほいじゃが、石本監督ら熱意で、球団は存続することになったんじゃの」

「でも、相変わらず、先立つものがない」

「広島カープは「市民球団」といわれるが、逆にいうと「親会社」がない」

「金銭的にバックアップしてくれるところがなかったんよ」

「この年の2月、広島市警などの警察官約400人が、15,000円あまりの支援金を石本監督に届けた。これ以後、カープに次々と支援金が寄せられ、7月には後援会も発足したんじゃの」

「樽募金も、この年に始まったんよね」



球団の資金難を救うべく広島市民が酒樽に募金を募った「樽募金」で球団存続に必要な400万円(当時)を集め、球団も四方八方手を尽くし解散を回避した。

(「広島東洋カープ」ウィキペディア)




「当時の本拠地・広島総合球場(現:コカコーラウエスト野球場)の正面入口に4斗樽を置いて、募金を集めたんじゃ」





↓福美人酒造については、こちら↓

福美人酒造株式会社 フクビジン 公式サイト / 広島の酒都西条で酒造学校と呼ばれた蔵元





↓酒まつり2013については、こちら↓

酒まつり公式サイト






撮影日:2013年9月8日
撮影場所:JR広島駅






「今日は、JR西条駅周辺で行われる酒まつりに関連して、福美人酒造について話をさせてもらいました」

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賀茂鶴酒造 酒まつり2013

2013年09月19日 | 広島の話題


「今、JR広島駅に、広島の酒都(しゅと)・西条(さいじょう)にある9つの酒造会社の樽が飾ってあるんじゃ」

「なんで、今ごろ?」

「来月、10月12日(土)、13日(日)の2日間、JR西条駅周辺で酒まつりがあるんじゃの」

「あぁ、そのPRか」

「今日は、西条にある酒造会社のうちのひとつ、賀茂鶴酒造(かもつるしゅぞう)を紹介しようと思う」





江戸時代初期、醸造業をなりわいとし、1873年に酒銘を『賀茂鶴』と命名。
明治時代から先進的精米技術を取り入れ、1917年には全国酒類品評会で初の名誉賞受賞。
およそ50年前、市販酒としていち早く大吟醸造りの酒を発売し先駆けとなった。
全国新酒鑑評会の金賞受賞数は通算、延べ95蔵を超え、現在も記録を更新している。

(「ぶらり西条 酒の友マップ」社団法人東広島市観光協会)




「賀茂鶴といえば、このCMソングじゃの」



♪酒 賀茂鶴~

(CMソング)




「おぉ~、久しぶりに聞いたね。1873年(明治6年)いうけぇ、今から140年前に「賀茂鶴」と名前がつけられたんじゃね」

「創業は、今から390年前の江戸の初期、1623年(元和9年)じゃそうな」

「へぇ。歴史があるんじゃ」

「1900年(明治33年)には、フランスのパリで開催された万国博覧会(ばんこくはくらんかい)にも出品して、名誉大賞を受賞したそうじゃ」

「♪こんにちは~ こんにちは~ 世界の国から~」

「そりゃ、大阪万博(おおさかばんぱく。1970年)のテーマソング、『世界の国から こんにちは』(作詞:島田陽子)じゃんか」

「万博も歴史があるんじゃね」

「1798年にパリで開催されたのが最初じゃいうけぇ…、215年も前か」

「話を賀茂鶴に戻して…。1917年(大正6年)、全国酒類品評会で最初の名誉賞を受賞されたんじゃね」

「95年前の1918年(大正7年)、法人化して賀茂鶴酒造株式会社になったんじゃの」

「大吟醸造りの酒って?」

「今から55年前の1958年(昭和33年)、「特製ゴールド賀茂鶴」という名前で発売したそうじゃ」

「そういや、賀茂鶴はあの戦艦大和と関係があるって、そのむかし聞いたことがあるような…」

「わしも知らんかったんじゃが…。調べみたら、大和には賀茂鶴の特級酒(現在の純米吟醸酒)が積み込まれとって、大和が出航するときは賀茂鶴の酒を飲んだということじゃ」

「大和は、広島県の呉(くれ)にある海軍工廠で作られたもんね」

「西条と呉は、直線距離で30キロと離れとらもんけぇの」





↓賀茂鶴酒造については、こちら↓

日本酒・清酒「賀茂鶴」醸造元:賀茂鶴酒造株式会社 蔵元ホームページ





↓酒まつり2013については、こちら↓

酒まつり公式サイト




撮影日:2013年9月8日
撮影場所:JR広島駅






「今日は、JR西条駅周辺で行われる酒まつりに関連して、賀茂鶴酒造について話をさせてもらいました」

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カップヌードルバースデー

2013年09月18日 | 日記


「おっ、今日のカップヌードルは、いつもと違うパッケージじゃね。なになに…、「9.18 is My Birthday!」」

「今日、9月18日は「カップヌードルバースデー」じゃそうな」

「誕生日ということは、今年で何年目?」

「1971年(昭和46年)じゃけぇ、42年前。わしが小学1年のときじゃの」

「カップヌードルいうたら、最初のころは、自動販売機で売りよったよね」

「そうそう。まず、自動販売機で買う。それを取り出してふたを開け、自動販売機から出る熱湯をカップに注いで、3分待つ。そして、備え付けのフォークで食べる」

「そうそう。その備え付けのフォークを失敬したりしたんよね、特に男の子たちが…」

「もう時効の話じゃが、わしも何回かやってしまいました。すいません」

「そういや、カップヌードルって、ラーメンがカップに入っとるよね」

「日本じゃ、ラーメンはふつう、どんぶりに入れて食べるがの」

「カップに入っとるのは、なんでじゃろ?」

「順番に説明していくと…。1958年(昭和33年)8月、日清食品の創業者・安藤百福(あんどう ももふく)氏は、チキンラーメン発売したんじゃ」

「カップヌードルも、チキンラーメンも、3分で食べれるんよね」

「チキンラーメンは発売当初、2分間じゃったそうな」

「ほんま?」

「わしゃ知らんが、調べてみたら、そう書いてあった。それはともかく、安藤氏はチキンラーメンを売り込みにアメリカに行った」

「チキンラーメンいうたら、どんぶりに麺を入れて、そこにお湯をかけて食べるよね」

「ほいじゃが、アメリカにはどんぶりがない」

「あぁ、そこカップが出てくる?」

「ほうなんよ。アメリカ人は、チキンラーメンを小さく割ってカップに入れ、そこにお湯を注いで、フォークで食べたそうじゃ」

「はー、なるほど」

「それを見た安藤氏。インスタントラーメンは、「どんぶりに入れて、箸で食べる」でなく、「カップに入れて、フォークで食べる」ようにしたそうじゃ」

「それで、「カップヌードル」か。しかも、自動販売機にはフォークが備え付けてあったもんね」






日清食品のホームページより



「こうやって見ると、左から、赤(カップヌードル)、黄(カップヌードル カレー)、青(シーフードヌードル)、緑(カップヌードル チリトマトヌードル)の4色があるんじゃね」

「あと1色、桃(ピンク)があれば、ゴレンジャーが完成するんじゃがのう」

「うーん、そういう発想をするんか」

「のう。桃色の食材って、ないんかのう?」

「桃色の食材ねぇ…。」





↓カップヌードルについては、こちら↓

日清カップヌードル





「今日は、9月18日で42回目の誕生日を迎えたカップヌードルについて話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」
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