通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

決勝 引き分け 再試合

2013年07月30日 | 広島の話題
「おとついの記事(高校野球広島大会 in呉二河球場 2013年夏)で書いたとおり、高校野球広島大会(第95回全国高校野球選手権広島大会)の決勝戦、広島新庄対瀬戸内を家でテレビ観戦したんじゃ」

「広島県の代表が決まって、「甲子園でもがんばれよー!」と声援を送ろうと思って見よったら、思わぬ展開になってしもうたんよ」



28日にしまなみ球場であった、第95回全国高校野球選手権広島大会第13日の決勝は、先発した新庄の田口、瀬戸内の山岡が投手戦を演じ、大会規定により0―0で延長十五回引き分け再試合となった。

押し気味に試合を進めたのは瀬戸内。
延長十三回は無死満塁の好機を迎えたが、後続が凡退するなど、13安打で16残塁だった。
新庄は九回1死から放った1安打に終わったものの、田口が要所を締めた。両チームとも無失策だった。

広島大会決勝の引き分け再試合は、広島が「1県1代表」となった1959年以降で初めて。
再試合は選手の体調に考慮して29日を休養日とし、30日午後1時から同球場である。
新庄は春夏通じて初、瀬戸内は13年ぶりの出場を懸けて再戦する。

(「【第13日】雨中の激闘、決着30日へ 新庄-瀬戸内、初の決勝再試合」中国新聞 2013年7月29日)




「3時間13分におよぶ熱戦の末、延長15回でも決着がつかず、0対0の引き分け、再試合」

「いやー、すごい試合じゃったね」

「見応えがあったのう」

「息詰まる投手戦というのは、こういう試合のことをいうんじゃろうね」

「新庄の田口、瀬戸高(せとこう。=瀬戸内高校)の山岡の、両投手による、壮絶な投げ合い」

「新庄の田口くんは、毎回のようにヒットを打たれるんじゃけど、要所をしのいで無得点」

「瀬戸高は16残塁じゃったもんの」

「あと1本が出とりゃあねぇ…」

「対して、山岡投手は、15回を1安打におさえるピッチング。ここで、両投手について…」



新庄・田口投手
打者/61人
投球数/213
被安打/13
三振/19


瀬戸内・山岡投手
打者/48人
投球数/163
被安打/1
三振/15




「ピッチャーも、もちろんえかったけど、バックも好守で盛り上げたよね」

「両チームとも、エラーなしじゃったもんの」

「試合後は、笑顔で挨拶」

「これがまた、えかったよのう」



163球を投じた瀬戸内の山岡泰輔投手(17)は笑顔で声を掛けた。
「またいい試合をしような」。
213球を投げ抜いた新庄の田口麗斗(かずと)投手(17)は冗談で応じた。
「点を取らせてくれよ」

(「力投15回 たたえ合う」中国新聞 2013年7月29日)




「で、今日の13時から、おとついと同じく、しまなみ球場で再試合。これは、選手の体調を考えて、1日、間を空けちゃったんじゃね」

「決勝戦の引き分け再試合は、広島が「1県1代表」となった1959年(昭和34年)以来、初めてなんじゃそうな」

「どっちも勝たせてやりたいねぇ…」

「そうはいうても、甲子園に出れるのは1チームだけじゃけぇ、決着をつけんにゃいけんよのう」

「やっぱり、ご近所のよしみで、瀬戸高を応援してしまうよね」

「なんせ、わが家から一番近い高校が、瀬戸高じゃもんの」

「それはともかく、今日も、ええ試合を期待しとるよ!」





「今日は、夏の高校野球 広島大会の決勝戦、再試合について話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」
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高校野球広島大会 in呉二河球場 2013年夏

2013年07月28日 | 広島の話題




「この間の日曜日、7月21日は、高校野球広島大会(第95回全国高校野球選手権広島大会)を見に、呉市にある呉二河球場(=呉市二河野球場(くれしにこうやきゅうじょう))に行ってきたんじゃ」

「娘が広島国際学院高校に通うとって、応援に行っとるけぇ、うちらも見に行きよるんよね」

「おととしは東広島市にある東広島運動公園野球場、昨年は広島市西区にある広島県総合グランド野球場。そして、今年は呉の二河球場」

「しかもこの日の第1試合は、わしの母校・城北高校が出るということで、第1試合の近大福山対城北、第2試合の呉港(ごこう)対国際学院と、2試合続けて見たんじゃ」





「まぁ、この暑い中、よう2試合も続けて見られたねぇ」

「最後の方は、正直、しんどかった。やっぱり体力が落ちとるよのう」







近大福山 11 - 5 城北

「城北はここのところ1回戦ボーイじゃたのが、今年は3回戦まで勝ち進んだけぇ、「今年は…」と期待しとったんじゃが、負けてしもうた」

「お父さんが通いよったころ、城北の野球部は軟式じゃったんじゃって?」

「わしの記憶が確かなら…、軟式野球では全国大会にも出場したこともあるんじゃが、わしが高校を卒業した後、今のように軟式の野球部に代わったんじゃ。中学は軟式らしいがの」







呉港 8 - 2 国際学院

「で、国際学院も負けてしもうた」

「毎年、ええところまではいくんじゃけどね」

「去年の夏、今年の春と準々決勝までは勝ち進んだんじゃが、そっから先が勝てんのよの」

「高校野球といえば、いつの間にか、2回の表と裏に校歌が流れるようになったね」

「この時間帯に校歌が流れるのに、まだ慣れてのうて、なんか不自然に感じる。ほいじゃが、学校関係者にとっては、校歌が聞けるのは、やっぱりうれしい」







「こうやってみると、校旗の掲げ方にも、時代を感じるよのう」

「校旗?」

「わしの従兄が野球をやりよった関係で、わしが小学校のころは、よう応援に行きよったんじゃ」

「いつごろ?」

「今から40年くらい前の話じゃの。そのころは、夏の暑い時期でも、詰襟(つめえり)の学ランを着た応援団が応援しよったんじゃ」

「学ランを着た応援団かぁ…、時代を感じるよ」

「押忍(おす)!」

「押忍! あー、「押忍」という言葉もあったね」

「話を校旗に戻すと…。旗手、つまり旗を掲げる団員は、専用のベルトを巻いて、試合中、校旗を掲げ続けとかんといけんかったんじゃ」

「あんな重いものを? 大変じゃったんじゃね」

「暑いけぇ、ときどき、バケツに入った水を頭からかけてもらいよっちゃったのう」

「今じゃ、熱中症対策ということで、水分補給をするように言われるのにね。時代は変わったねぇ」

「野球部の保護者の方も、応援している人たちにペットボトルのスポーツドリンクを配ったりして、大変じゃ。わしも、城北、国際学院から1本ずついただきました。ありがとうございます」

「広島といえば、宮島のしゃもじ。うちは、しゃもじをたたいて応援したよ」

「あと、ICレコーダーに向かって、試合を実況中継しよった方がおられたのう」

「実況中継?」

「席が離れとったけぇ、全部聞きとれたわけじゃないが、ふつうにラジオで聞くような、慣れた感じの実況中継じゃったたで」

「へぇー。アナウンサーの方が、練習でされよってんかね?」

「かもしれんのう」






(中国新聞 2013年7月28日)


「というわけで、今日は、決勝戦」

「広島新庄対瀬戸内が、しまなみ球場(=広島県立びんご運動公園野球場)であるんじゃ」

「今朝からの雨で中止かと思うとったけど、やるんじゃね」

「広島市内は雨が降っとるんじゃが、しまなみ球場のある尾道のあたりは雨は降ってないみたいじゃ」

「山口や島根のほうじゃ、大雨が降っとるというのにね」

「ま、今日は、テレビでゆっくり観戦しようか」

「しまなみ球場いうたら、NHK連ドラ『てっぱん』(2010年9月~2011年3月)でロケをやったところよね?」

「おぉ、そうじゃった。ブラスバンド部に所属しとるヒロインの村上あかりが、夏の高校野球広島大会に出場する野球部を応援するシーンの撮影をしたのが、しまなみ球場じゃったのう」

「村上あかりを演じとった瀧本美織(たきもと みおり)は今回、宮崎駿(みやざき はやお)監督のアニメ『風立ちぬ』のヒロイン役の声優を担当しとってじゃね」

「里見菜穂子(さとみ なおこ)という女性じゃの。今回の映画は、零式艦上戦闘機(通称:ゼロ戦)の開発者である堀越二郎(ほりこし じろう)など、実在の人物をもとにしとるんじゃが、彼女は架空の人物じゃそうな」





観戦日:2013年7月21日





「今日は、夏の高校野球広島大会について話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」
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OKONOMI ISLAND

2013年07月25日 | 見て歩き




「広島市中区大手町にある広島パークビルの前に、祐源紘史氏の「OKONOMI ISLAND」というタイトルの作品が飾ってあるんじゃ」

「OKONOMI ISLANDって、お好み島という意味?」

「近寄って見ると…」







「なるほど。オムレツの形をしたお好み焼かと思ったら、島の形をしとるんじゃね」

「もっと近寄って見ると…」







「あの赤い鳥居は、ひょっとして、宮島の大鳥居?」

「正解!」

「そういわれると、宮島の形に似たお好み焼になっとるね」








「ということは、手前に見えるのは、海に浮かぶカキ筏(いかだ)?」

「じゃろうの」

「ソースの色や卵の色がリアルじゃね」

「中からはみ出したうどんも、らしく見えるよのう。上から見ると、こんな感じじゃ」







「ほいで、これを見よったら、どーしても、お好み焼が食べとうなってのう」

「あぁ。ほいじゃけぇ、夜はお好み焼が食べたい言うたんか」

「しかも、うどん入りのやつ」

「お父さんは、焼きそば入りが好きじゃけぇ」

「うどん入りなんか、久しゅう食うとらんけぇの」

「はい。うどん入り1丁、焼けたよ!」

「お、ありがとうよ。ふーっ、あち、あち…。あー、やっぱり、広島はお好み焼きじゃのう」

「お好み焼きは、広島のソウルフードじゃけぇね」





撮影日:2013年7月13日





「今日は、広島パークビルの前にある、祐源紘史氏の「OKONOMI ISLAND」について話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」
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梅の土用干し

2013年07月23日 | 季節の話題


「この間の土日の2日間、土用じゃし、ええ天気が続いとったけぇ、梅の土用干しをしたんよ」

「これで4キロの梅。シソも一緒に干したんじゃ」

「梅を干すけぇ、梅干なんよね」



土用干しののち本漬けしたものが伝統的な梅干しである。

(「梅干し」ウィキペディア)




「干さんのは、「梅漬け」と呼ぶんじゃそうな」

「干している梅、1度は裏表をひっくり返しましょう」









「梅酢は、澄んだ赤い色をしとるね」









「2日間干した梅は、こんな感じになりました」

「干し終わった梅は、梅酢へ戻す」

「おいしい梅干しになってね」

「わしゃ、大粒でふっくらした梅が好きなんじゃ」

「うちは、小粒のカリカリ梅が好きなんよ」





撮影日:2013年7月20、21日





「今日は、梅の土用干しについて話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」
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今日は土用の丑の日

2013年07月22日 | 季節の話題
「毎日毎日、暑(あ)っついのう」

「こう暑うちゃ、やれんねぇ。今日は土用の丑の日じゃけぇ、ちょいと奮発して、うなぎにするかね」

「おぉ、うなぎか。そりゃ、ええのう」

「ところで、丑(=牛)の日なのに、なんでうなぎを食べるんじゃろ?」

「それにはまず、むかし、中国から伝わった陰陽五行説から説明せんといけんじゃろうの」

「五行説いうたら、自然界のすべてのものを、陰と陽、それと、木・火・土・金・水の5つの要素から成り立つという考え方じゃね」

「ほうじゃの。たとえば、「青春」という言葉があるが、これも五行説で説明できるんじゃ」

「…?」

「木は、樹木が成長・発育する、季節でいうと「春」の象徴なんじゃの」

「木の色は青(緑)じゃけぇ、青春?」

「そう。青春という言葉は、もともと「春」をあらわす言葉じゃったんじゃ」



これが転じて、日本では特に「青春」について人生における若く未熟で、しかしながら元気で力に溢れた時代を指すようになった。

(「青春」ウィキペディア)




「ほかには、「金」の季節は「秋」で、色は「白」なんじゃが…」

「ということは、北原白秋(きたはら はくしゅう)も、この五行説にならっとるん?」

「そういうことじゃの」

「それは分かったけど、土用の丑の日の話がどっかへいってしもうたよ」

「おぉ、すまん、すまん。五行説の木・火・土・金・水をそれぞれ季節にあてはめると…、」



木=春

火=夏

土=土用

金=秋

水=冬




「土用は、四季(春夏秋冬)に入らない、季節の変わり目のことなんじゃね」

「それぞれの季節の前、立春・立夏・立秋・立冬の前18日間のことを「土用」というんじゃの。ほいで、ふつう「土用」というと、立秋の前の「夏の土用」のことをいうんじゃ」

「今年(2013年)の立秋は、いつ?」

「8月7日」

「ということは、さかのぼって18日じゃけぇ、えーっと…、7月20日からが夏の土用になるんじゃね」

「今年(2013年)の7月20日は、旧暦でいうと6月13日。ほいで、8月7日は、旧暦の7月1日」

「旧暦では、4・5・6月が夏で、7・8・9月が秋じゃね。で、「土用」は分かったけど、「丑の日」は?」

「暦に干支(えと)を振り分けとるんじゃ」

「干支って、子丑寅卯辰巳(ね・うし・とら・う・たつ・み)…の?」

「ほうじゃの。で、今年は丑の日が7月22日(旧6月15日)になるんじゃ」

「今年は二の丑の日が8月3日(旧6月27日)じゃけぇ、1・2・3…、7月22日の12日後が8月3日。なるほど、土用の間に丑の日が2回あるけぇ、今年は二の丑の日があるんじゃね」

「ま、これくらいは知っておいて損はないじゃろうが、店(スーパーやコンビニ)に行きゃ、ちゃーんと教えてくれるけぇ、心配すんな」

「肝心なことを聞くのを忘れとったけど、「土用」と「丑の日」の関係は?」

「うなぎの「う」と十二支の「丑(うし)」をかけたとか、いろんな説があるんじゃが、詳しいことはわしにも分からん。ほいじゃが、夏の土用は暑さが特に厳しいけぇ、夏バテ予防に精のつくものを食べる習慣できたんじゃろうの」

「よー分かったよ。今日は大奮発して、うなぎにするけぇね」

「おぉ、うなぎじゃ~! いっただきまーす!!」





「…ハッ! な~んじゃ、夢オチかぁ…」

「今日から1周間、ビシビシ働きさいよ!!」





「今日は、土用の丑の日について話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」
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