通でがんす

いろんな広島を知って、ひろしま通になりましょう!
(旧ブログタイトル:通じゃのう)

邦子のかわい子ぶりっ子(バスガイド篇)

2017年02月26日 | 音楽
サエキけんぞうの素晴らしき80’s

山田邦子(やまだ くにこ)さん

『邦子のかわい子ぶりっ子(バスガイド篇)』






「「NHKラジオ第一で放送中の『マイあさラジオ』の日曜日には、「サエキけんぞうの素晴らしき80’s(エイティーズ)」というコーナーがあって、今月は「元祖 日本のおもしろいラップ」をやっとるんじゃ」

「先週は、伊武雅刀(いぶ まさとう)さんが歌う『子どもたちを責めないで』じゃったね」

「今週は、山田邦子さんが歌う『邦子のかわい子ぶりっ子(バスガイド篇)』(以下、『ぶりっ子』と略す)じゃ」





↓『邦子のかわい子ぶりっ子(バスガイド篇)』については、こちら↓

「邦子のかわい子ぶりっ子(バスガイド篇)」YouTube





↓山田邦子さんについては、こちら↓

「山田邦子オフィシャルブログ」Powered by Ameba





「おぉ、この曲、久しぶりに聞いたねぇ」

「「ぶりっこ」って言葉も久しぶりに聞いたのう」

「「ぶりっこ」は、流行語大賞をとったんじゃったっけ?」

「新語・流行語大賞が創設されたのが1984年。ほいじゃぇ、大賞には選ばれとらんのじゃ」

「へぇ」

「余談ついでにいうと、このときに選ばれた新語が「オシンドローム」、流行語が「まるきん まるび」じゃったんじゃの」

「「オシンドローム」いうことは、NHKの朝ドラで『おしん』を放送しとったころか」

「『おしん』は、テレビドラマ史上最高視聴率62.9%を記録。その後アジア各国などに輸出され、好評を得た番組じゃったのう」

「最高視聴率が62.9%!!」

「平均視聴率でも52.6%あったそうじゃ」





「…話を『ぶりっ子』に戻して」

「『ぶりっ子』は、今から36年前の1981年12月発売された」

「山田さんが『オレたちひょうきん族』なんかで活躍されよったころじゃね」

「お笑いブームのころじゃ。『ぶりっ子』の作詞は山田さんご本人で、作曲・編曲を担当されたのが、あの渡辺直樹(わたなべ なおき)さん」

「渡辺さんって、あのスペクトラムの?」

「ピンポーン! 正解です!!」

「するとバックで演奏されとるのも…?」

「当然、スペクトラムじゃ」

「スペクトラムのアルバムにも、山田さんが参加されとってよね」

「1981年9月に発売された5枚目のアルバム『スペクトラム5 SPECTRUM BRASSBAND CLUB』の中の「遠足ロックン・ロール」に、バスガイド役で出演されとってんじゃ」

「「遠足ロックン・ロール」って、男子高校生がバスに乗って遠足に行くときの話じゃね」

「カメラを持参するというところが、時代を感じるよのう」

「そのバスのバスガイド役が、山田さん」

「ここでは、「右手をご覧ください、一番低いのが親指でございます」と演っておられる」

「『ぶりっ子』で、「右手をご覧ください、一番高いのが中指でございます」になっとるところじゃね」

「このあと、血管が切れそうなファルセット(高音)で『イン・ザ・スペース』を歌ったあと、アニメ『魔法使いサリー』ネタをさく裂させとってんじゃ」





↓渡辺直樹さんについては、こちら↓

渡辺直樹 Solo Bass-Club





↓スペクトラムについては、こちら↓

SPECTRUM&新田一郎ファンのHP





「で、この曲には元ネタがあったと」

「わしも知らんかったが、アメリカの「Chic(シック)」というバンドの『Good Times(日本語曲名:「グッド・タイムス」』)がそうなんじゃと」





↓『Good Times』については、こちら↓

「Chic - Good Times (Tilt 1979)」YouTube





「なるほどねぇ」

「『Le Freak(日本語曲名:「おしゃれフリーク」)』なら、よう(=良く)知っとるがのう」




↓『Le Freak』については、こちら↓

「Chic - Le Freak」YouTube





「今日は、今朝の『マイあさラジオ』「サエキけんぞうの素晴らしき80’s」で放送された山田邦子さんが歌う『邦子のかわい子ぶりっ子(バスガイド篇)』について話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」
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海神宮 江波

2017年02月23日 | 見て歩き
江波(えば)ぶらり(その6)

江波港散策コース

海神宮(かいじんぐう)






「映画『この世界の片隅に』の主人公・すずが生まれ育った江波の、江波港散策コースをぶらぶら歩くこのシリーズ。前回は、丸子山不動院の境内をぶらぶら歩いてみました」

「今日は、丸子山不動院を出て、江波港の近くにある海神宮あたりをぶらぶらしてみたいと思うとります」





↓前回記事は、こちら↓

丸子山不動院境内 江波





↓映画『この世界の片隅に』については、こちら↓

全国拡大上映中! 劇場用長編アニメ「この世界の片隅に」公式サイト







「丸子山不動院を出て東に行くと、本川(ほんかわ)がある」

「3年前に完成した広島高速3号線が架かっとるね」

「広島高速3号線は、西は廿日市市(はつかいちし)地御前(じごぜん)から、東は安芸郡海田町(かいたちょう)までをつなぐ広島南道路の一部なんじゃの」







「護岸に下りて、川下から本川を見る」

「この川をさかのぼって行くと、平和記念公園に着くね」

「『この世界の片隅に』では、主人公・すずがおつかいで、当時の広島の繁華街・中島本町、今の平和記念公園あたりへ行くとき、舟に乗せてもろうてこの川をさかのぼって行くんじゃ」







「広島高速3号線の高架下をくぐって進むと、江波港がある」

「画面奥、江波山の上には江波山気象館があるんよ」

「江波山気象館は1934年(昭和9年)、広島測候所として建設されたんじゃの」

「『この世界の片隅に』では昭和8年という設定になっとるけぇ、このときはまだなかったんじゃね」

「戦争中は、この山の上に対空砲が据えてあったそうじゃ」





↓江波山気象館については、こちら↓

広島市江波山気象館公式ホームページ







「江波港の近くに、海洋の守護神として信仰されとる海神宮があるんじゃの」







「鳥居の裏には「昭和六年十二月建立」と刻んであった」







扁額(へんがく)







「爆心地からの距離は3360メートルで、この神社も被爆建物に指定されとる」

「この神社は、いつからあるん?」

「創建は江戸時代で、幕末の安政7年(1860年)に再興され、5年前の2012年に大改修が行われたそうじゃ」

「祀ってある神様は?」

「大綿津見神(おおわたつみのみこと)という海の神」

「おおわたつみ…」

「「わた」は海、「つみ」は司(つかさど)るという意味があって、文字どおり「海を司る神様」なんじゃの」







「手水舎(ちょうずや)の横には、「昭和七年二月」と彫ってあった」







海神宮地所修繕之碑(明治四十一年三月)







「これは?」

「力石(ちからいし)じゃと思うで」

「力石いうたら、力試しに持ち上げる石じゃね」





訪問日:2016年5月5日





「今日は、江波にある海神宮について話をさせてもらいました」

「次回は、漕ぎ伝馬(でんま)あたりをぶらぶらする予定じゃ。ほいじゃあ、またの」
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猿猴橋町ぶらり

2017年02月20日 | 見て歩き
猿猴橋町(えんこうばしちょう)2番

フルーツの田丸

被爆ポンプ






「JR広島駅南口のCブロック再開発ビル「EKICITY HIROSHIMA(エキシティ・ヒロシマ)」が2月10日にプレオープンしたというので見に行ってみたんじゃが…」

「一部の店舗しか営業しとらんかったせいか、正直、イマイチじゃったね」

「…で、気になったのが、CブロックとBブロック「BIG FRONT ひろしま」にはさまれた、猿猴橋町2番の一角。今日はそこをぶらぶら歩いてみようと思います」







「大洲通りの南東側から北西側を見たところ」

「写真の左側が猿猴橋町2番で、右側がCブロックじゃね」

「右手奥に見える高い建物が、Bブロックにあって高さが197メートルの「シティタワー広島」」







「この一角にあるのが、昔からある「フルーツの田丸」じゃね」

「窓には、「創業77年」とあった」

「ほぉ、そんなに歴史があるお店じゃったんか」







「店の横(南側)では、しぼりたてのフルーツジュースを1杯100円で飲むことができます」

「残念ながら、日曜は休みじゃ」







「上を見ると、窓枠からして古そうな建物という感じがするのう」







「階段もむかしの感じじゃね」







「この窓枠も、むかしの建物にはよう使うてあったんじゃが、今じゃ見かけることがないよのう」

「右に見えるのは、ゲストハウス「akicafe inn」の看板です」





↓akicafe innについては、こちら↓

「akicafe inn 広島駅から徒歩3分 お家のようなゲストハウス」







「電車通りに出て、西から東を見たところです」

「右奥に見える高い建物が、Cブロックにあって高さ167メートルの「グランクロスタワー広島」じゃの」











「被爆ポンプが今も残っとるんじゃね」

「Bブロックの、広島駅側にもひとつ残っとるで」







「市内電車の猿猴橋町電停で紹介される「オリタ薬局」はここにあるんよ」







「このあたりも、むかしからのお店が残っとるのう」







「ビルの屋上には、呉市(くれし)にある酒造メーカー「千福(せんぷく)」の看板がある」

「この看板は、広島駅南口からも見えます」

「♪みなさんほんとに~ 千福一杯いかがです」(CMソング)





↓千福については、こちら↓

千の福net 広島県呉市の日本酒メーカー「千福」







「来月、3月25日には「えんこうさん」があるんじゃね」

「「えんこうさん」は、去年の3月に復元された猿猴橋の記念行事として行われた祭りじゃが、今年もやってんじゃの」





訪問日:2017年2月19日





今日は、JR広島駅南口にある猿猴橋町2番について話をさせてもらいました。

ほいじゃあ、またの。
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子どもたちを責めないで

2017年02月19日 | 音楽
サエキけんぞうの素晴らしき80’s

伊武雅刀(いぶ まさとう)さん

『子どもたちを責めないで』





「「NHKラジオ第一で放送中の『マイあさラジオ』の日曜日には、「サエキけんぞうの素晴らしき80’s(エイティーズ)」というコーナーがあって、今月は「元祖 日本のおもしろいラップ」をやっとるんじゃ」

「先週は、小林克也&ザ・ナンバーワン・バンドの『うわさのカム・トゥ・ハワイ』じゃったね」

「今週は、伊武雅刀さんが歌う『子どもたちを責めないで』じゃ」





↓伊武雅刀さんについては、こちら↓

伊武雅刀





↓『子どもたちを責めないで』については、こちら↓

「子供達を責めないで 伊武雅刀」YouTube





「おぉ、この曲、久しぶりに聞いたねぇ」

「伊武さんの快演がすばらしい!」

「これ、いつの曲じゃったっけ?」

「1983年じゃけぇ、今から34年前じゃの」

「伊武さんといえば、2014年のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』に千利休役で出演されとったね」

「アニメ『宇宙戦艦ヤマト』のデスラー総統役で有名なお方じゃ」

「今聞いても、すごい歌詞じゃね」

「日本語歌詞を担当されたのが、古くは「おニャン子クラブ」、最近では「AKB48」をプロデュースした秋元 康(あきもと やすし)さん」

「日本語歌詞ということは、原曲があるん?」

「原曲は、サミー・デイヴィスJr.が歌う『Don't blame the children(子どもたちを責めないで)』なんじゃ」





↓「Don't blame the children」については、こちら↓

「SAMMY DAVIS JR - DON'T BLAME THE CHILDREN」YouTube





「サミー・デイヴィスJr.。…どっかで聞いたことがある名前じゃね」

「1970年ころ、サントリーホワイトのテレビCMに出演されとった方じゃ」





↓サントリーホワイトのテレビCMについては、こちら↓

「1974 - Suntory Whisky, 'Sammy Davis Jr ad libs」YouTube





「おぉ、これもまた懐かしいねぇ」

「『子どもたちを責めないで』が日本語版で演説調になったのは、訳詞を担当された秋元さんが、原曲をそのまま訳しても面白くないということで、こういう詞になったそうじゃ」

「それにしても過激な歌詞じゃね」

「発売元であるCBS・ソニー(現・ソニーミュージックレコーズ)は、発売前にアンケート調査を行ったうえで発売に踏み切ったということじゃ」





「今日は、今朝の『マイあさラジオ』「サエキけんぞうの素晴らしき80’s」で放送された伊武雅刀さんが歌う『子どもたちを責めないで』について話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」
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日本でアニメ制作が始まった

2017年02月17日 | まんが・テレビ・映画
日本アニメ100年史(その1)

100年前=1917年

3人の「日本アニメーションの創始者」






「今年、2017年は日本でアニメーション(以後、「アニメ」と略す)が作られるようになって100年を迎えるそうじゃね」

「そこで、劇場・テレビを含めた日本のアニメ100年の歴史を、これまでにわしが見てきた作品を中心に振り返ってみようと思います」

「何回かかるかね?」

「さぁのぉ、何回かかることやら…」

「で、第1回目は?」

「今から100年前の1917年に、3人の「日本アニメーションの創始者」によって日本でアニメ制作が始まった、という話じゃ」





「今から100年前いうと1917年じゃね。元号でいうと?」

「大正6年。世界は第一次世界大戦の最中で、ロシアで革命が起こった。日本では、合資会社鈴木製薬所(現:味の素)、日本煉乳株式会社(現:森永乳業)、極東練乳株式会社(現:明治乳業)といった会社が創立した」

「これらの会社は、100年前からあるんじゃね」

「広島では広島電気軌道(現:広島電鉄)と、広島瓦斯(現:広島ガス)が合併して広島瓦斯電軌になったのがこの年じゃ」

「アニメも、最初は外国で作られたものが日本に輸入されてきたんじゃろ?」

「1917年からさかのぼること7年前の1910年(明治43年)、フランスのエミール・コールが作った『ファントーシュ』という作品が、『凸坊新画帳(でこぼうしんがちょう)』のタイトルで公開されて、人気を呼んだ」

「へぇ」

「それ以来、海外から輸入されたアニメーションには『凸坊新画帳』というタイトルがつけられたそうじゃ」

「「凸坊」ってどんな意味があるん?」

「いたずら盛りの男の子のことを「凸坊」と呼ぶんじゃそうな」

「当時のアニメも子供向けじゃったけぇ、こんなタイトルを付けちゃったんかね?」

「さぁ、そこまでは分からん。そんな日本で、今から100年前の1917年、
下川凹天(しもかわ おうてん)が『芋川椋三玄関番の巻(いもかわむくぞうげんかんばんのまき)』(製作・天活)、
北山清太郎(きたやま せいたろう)が『猿蟹合戦』(製作・日活向島、5月公開)、
幸内純一(こううち じゅんいち)が『塙凹内名刀之巻(はなわへこないめいとうのまき。以後『なまくら刀』と略す)』(製作・小林商会、6月公開)
という作品を作って公開されたんじゃ」

「へぇ。うちゃ、1つの会社で作っとるんかと思うとったよ」

「そこでこの3人が「日本アニメーションの創始者」と呼ばれとるんじゃの」

「それにしても、「猿蟹合戦(さるかにがっせん)」は分かるけど、ほかのはタイトルだけ聞いても内容がよう(=よく)分からんね」

「『なまくら刀』(上映時間:2分)は、古物商(こぶつしょう)から刀を買った侍が、買った刀が実は「なまくら(=切れ味が悪い)」じゃったという話なんじゃの」

「ストーリーが分かっとるいうことは、今でも見ることができるん?」

「『なまくら刀』は今から10年前の2007年に玩具版が発見されて、今では東京国立近代美術館フィルムセンターで見ることができるそうじゃ」

「すごい。100年前の作品が今でも見ることができるんじゃね」

「わしが単身赴任で東京へ行った2006年、この作品をここで見た記憶があるじゃが…」

「でも、さっき2007年に発見って言うたじゃん」

「記憶違いかもしれんのう。今はYouTubeでも見ることができるんじゃ」





↓『塙凹内名刀之巻』については、こちら↓

「Namakura Gatana 1917」YouTube





↓東京国立近代美術館フィルムセンターについては、こちら↓

東京国立近代美術館ーフィルムセンター





「フィルムセンターは1月、「自選シリーズ 現代日本の映画監督」で押井 守(おしい まもる)監督の特集をされとったんじゃの」

「押井監督いうたら、『うる星やつら』を担当された方じゃろ?」

「ほうじゃの。テレビアニメの『うる星やつら』でチーフディレクターを務めた後、1983年に映画『うる星やつら オンリー・ユー』で初監督をされとってんじゃ」

「『オンリー・ユー』いうたら、影踏み遊びのやつじゃね」

「個人的には、
映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(1984年)、
『機動警察パトレイバー 2 the Movie』(1993年)、
OVAでは『ダロス』(1983年)、
『天使のたまご』(1985年)
なんかが好きじゃの」





↓『機動警察パトレイバー』についての関連記事は、こちら↓

『機動警察パトレイバー』 シネツイン新天地

パトレイバー、マリーナホップに登場!






【参考文献】

山口且訓・渡辺 泰『日本アニメーション映画史』有文社 1978年

「劇場用アニメ70年史」『月刊アニメージュ 1979年12月号』






「今日は、100年前の1917年、日本でアニメ制作が始ったことについて話をさせてもらいました」

「次回、何を取り上げるかは未定じゃ」

「ネタだけはあるんじゃけどね…」

「ほいじゃあ、またの」

(敬称略)
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