通でがんす

いろんな広島を知って、ひろしま通になりましょう!
(旧ブログタイトル:通じゃのう)

東京下町春夏秋冬 秋(その1)

2012年08月30日 | 日記
「スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店に飾ってある、山本理子さんの作品「東京下町春夏秋冬」を紹介するシリーズ」




「東京下町春夏秋冬」



「今日は、秋の1回目じゃ」






相撲

そして江戸時代、忘れてならないのが相撲です
それまで神事として行われてきた相撲が興業として行われるようになり
歌舞伎、吉原と並ぶ三大娯楽として町人に愛されました
浮世絵にも相撲ジャンルが確立しました




「相撲って、秋なん?」

「相撲の季語は秋なんよ。相撲は相撲節会(すまひのせちえ)いうて、奈良時代から平安時代にかけて、宮中の年中行事として七夕の日に行われとったそうじゃ」

「七夕は7月じゃけぇ、旧暦でいうと秋じゃね」

「職業としての相撲が始まったのが江戸時代じゃそうな」



江戸期には都市の発達に伴い大都市のみならず地方都市においても相撲興行が行われ、歌舞伎や人形浄瑠璃などとともに催された。
それに伴い多くの浮世絵師が相撲や力士の錦絵を製作し、力士絵は浮世絵のジャンルとして確立した。

(「相撲」ウィキペディア)




「江戸時代って、どんな力士が有名じゃったんかね?」

「谷風梶之助(たにかぜ かじのすけ)、小野川喜三郎(おのがわ きさぶろう)、雷電為右エ門(らいでん ためえもん)といったところかのう」

「雷電? どっかで来たことがある名前じゃね」

「TVアニメ『勇者ライディーン』(テレビ朝日 1975年~76年)の「ライディーン」は、「雷電」から付けた名前じゃそうな」

「YMO(ワイ・エム・オー。イエロー・マジック・オーケストラの略)にも『ライディーン』(1980年6月発売)という曲があったよね」



元々のタイトルは相撲取りの「雷電爲右エ門」から『雷電』と表記された。
坂本は「『雷電』には東海道五十三次のような浮世絵のイメージがあり、浮世絵が世界に影響を与えたように、自分達の音楽も世界に影響を与えることと重ね合わせた」と発言している。
その後、細野の「アメリカで今『勇者ライディーン』っていうアニメがヒットしている」ので「じゃあ、『ライディーン』にしちゃおう」という発言で「ライディーン」となった。

(「ライディーン (YMOの曲)」ウィキペディア)






↓YMOの「ライディーン」については、こちら↓

「YMO - Rydeen (Official Video) 」You tube





「32年前の曲なんじゃけど、今聞いても全然古く感じんね」

「ビデオの映像には、時代を感じてしまうがの」

「相撲といえば、両国国技館も隅田川の近くにあったよね?」

「ほうじゃの。墨田区の横網一丁目というところにあるそうじゃ」

「横綱(よこづな)一丁目?」

「漢字で書くと間違いやすいんじゃが、横綱じゃのうて、横網(よこあみ)という地名なんよ。江戸時代から続く、由緒ある地名なんじゃそうな」

「へぇ…」

「国技館に話を戻すと、もとは本所回向院(ほんじょ えこういん)の境内にあったそうじゃ」

「なんで、お寺にあったんかね?」

「話せば長くなるんじゃが…。明暦(めいれき)の大火という、江戸城の天守閣を焼いたうえに、10万人もの死者が出るほどの大火事が、明暦3年(1657年)にあったんよ。その時の犠牲者を弔(とむらう)うために建てられたのが、この回向院なんじゃ」



日本の国技である相撲は、江戸時代は主として公共社会事業の資金集めのための勧進相撲興行の形態をとっていました。
その勧進相撲が回向院境内で初めて行われたのは明和五年(1768)のことで、寛政年間を経て文政年間にいたるまで、勧進相撲興行の中心は回向院とされてきました。
やがて天保四年(1833)より当院は春秋二回の興行の定場所となり、明治四十二年の旧両国国技館が完成するまでの七十六年間、「回向院相撲の時代」が続いたのです。

「名所案内」回向院ホームページ




「もとの両国国技館ができるまで、江戸では回向院で相撲が行われとったんじゃね」

「両国国技館の近くに両国橋というのがあるんじゃが、これは明暦の大火の後に架けられた橋なんじゃ」

「江戸幕府は、江戸に攻めてこれんようにいうて、江戸城近くの川にはなるべく橋を架けんかったんよね」

「それもあるんじゃが、大きな川に橋を架ける技術が不足しとったという意見もあるんじゃ」

「隅田川に橋は架かっとらんかったんかね?」

「千住大橋(せんじゅおおはし)という橋があったんじゃが、幕府はそれ以外の橋を架けんかったんよ」

「なるほどね」

「もし隅田川に橋が架かっとったら、たくさんの人が橋を渡って助かったはず、と幕府は考えたんよ。そこで、明暦の大火の後、渡船場のあった柳橋あたりから本所へ「大橋」という橋をかけたんじゃ」

「大橋? 両国橋という名前はそのころはなかったん?」

「もともとは大橋という名前じゃったんよ。この橋が、武蔵国(むさしのくに)と下総国(しもうさのくに)を結ぶ橋じゃということで、俗に「両国橋」と呼ばれるようになって、それがのちに正式名称になったそうじゃ」

「武蔵国といえば、東京スカイツリーの高さ「634(=むさし)」メートルも、武蔵国からきとるんよね」

「隅田川の花火大会も、享保8年(1733年)5月28日から始まった両国の川開きが元になっとるんじゃの」





今回の写真は、山本理子さんの許可を得て使用しています。





↓山本理子さんについては、こちら↓

Riko





↓スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店については、こちら↓

「東京スカイツリー・ソラマチ東6階店」スターバックス コーヒー ジャパン





↓山本理子さんについての関連記事は、こちら↓

東京下町春夏秋冬 スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店

余れる処 合わぬ所 生まれ出 神話 ギャラリーヨコタ

月と海と太陽の神話 旧日本銀行広島支店






「今日は、スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店に飾ってある山本理子さんの作品「東京下町春夏秋冬」の、秋(その1)について話をさせてもらいました」

「次は秋の2回目じゃけぇの。ほいじゃあ、またの」
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宮島言葉のいろいろ その22 「たあがあにせいや」

2012年08月29日 | 広島弁
「宮島の町屋通りに飾ってある「宮島言葉のいろいろ」を紹介するこのシリーズ」

「第22回目の今日は「たあがあにせいや」じゃ」




たあがあにせいや…いい加減にしなさい
(撮影日:2012年1月4日)




「「たあがあにせいや」は、「いい加減にしなさい」という意味じゃね」

「ケンカの時に使うことが多い言葉じゃの」

「「わりゃ(=お前)」とか「おどりゃあ(=この野郎)」とかいう言葉とセットで使うことが多いよね」

「とてもお上品な言葉とはいえませんけぇの、使うときは気をつけんにゃいけませんで」

「大阪の芸人さんも、よう(=よく)使うよね」

「辞書で調べたら、次のように書いてあったんじゃ」



大概にする

ほどほどにする。
ある程度のところでやめておく。
「ふざけるのも―しろ」

Yahoo!辞書




「これこれ、こういう意味じゃね」

「ほいじゃが、映画やテレビといった標準語の世界じゃあんまり聞かん言葉じゃのう」

「やっぱり、関西から西の言葉になるんかね?」





【今日の宮島言葉】

たあがあにせいや

意味/いい加減にしなさい

「わりゃー、たあがあにせいや。(=お前、いい加減にしとけよ)」






↓宮島言葉のいろいろについての関連記事は、こちら↓

宮島言葉のいろいろ その21 「たいぎい」

宮島言葉のいろいろ その20 「たう」

宮島言葉のいろいろ その19 「ちーと」




「今日は、「宮島言葉のいろいろ」で「たあがあにせいや(いい加減にしなさい)」について話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」
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カウンタック展 広島市交通科学館(その3)

2012年08月28日 | 広島の話題
「今日は、広島市交通科学館で開催されとるカウンタック展の3回目じゃ」







「今回は、…えっ、フェラーリを紹介するん!?」

「8月11日(土)~15日(水)まで、「ライバル対決」ということで、スーパーカーブーム当時、カウンタックのライバルじゃったフェラーリの実車が展示してあったんじゃ」

「カウンタックじゃ、フェラーリじゃ、ポルシェじゃいうて、あのころ(スーパーカーブーム)はいろんな車の名前を聞かされたねぇ」

「今日は、フェラーリの512BBとテスタロッサの2台と、マツダRX500を紹介しますけぇの」






手前が512BB、奥がテスタロッサ





【512BB】





フェラーリ 512BB
ツインターボ ケーニッヒ バージョン
Ferrari 512BB TWIN TURBO
KOENIG VERSION



全長/全幅/全高(mm):4400/2000/1120(実寸)

重量:1690kg

エンジン性能:
排気量…………4942cc
エンジン型式…180度V型12気筒DOHC ツインターボ
最高出力………700馬力超


512BBはフェラーリのフラッグシップカーとして1976年にデビュー。
ライバルとしてしのぎを削っていたランボルギーニはこれに対抗する形でカウンタックLP500Sを送り出した。
その512BBをベースにドイツの有名なチューニング会社のケーニッヒ・スペシャルズが6台のみチューニング。
今回の展示車はその中の1台を現オーナーとケーニッヒで相談しながら長い時間をかけて更に改良を加えていったスペシャルカーである。
最高出力は700馬力以上。

Car Maniac氏所蔵






【テスタロッサ】







フェラーリ テスタロッサ
ケーニッヒ コンペティション エボリューション
(1992年)
Ferrari Testarossa
Competition Evolution



全長/全幅/全高(mm):4525/2050/1140

重量:1320kg

エンジン型式…180度V型12気筒DOHC48バルブ ツインターボ
排気量…………4942cc
最高出力………1000馬力/6700rpm


テスタロッサは512BBの後継機として1984年にデビュー。
テスタロッサとは「赤い頭」と言う意味で、エンジンのヘッドカバーが赤いことに由来している。
ランボルギーニはこれに対抗する形でカウンタックLP500QVを送り出した。
今回の展示車はそのテスタロッサをベースに生産された最高出力1000馬力を誇るスペシャルカーである。
最高速度は370km/h(公称値)。
生産台数はわずか30台。






【マツダRX500】








マツダRX500
(1970年)
Mazda RX500

全長/全幅/全高(mm):4330/1720/1065

重量:850kg

排気量…491cc×2
エンジン型式…………ロータリーエンジン
最高出力………250馬力以上


1970年の第17回東京モーターショーに展示されたコンセプトカー。
鋼管スペースフレームをFRPとABS・PCアロイのボディーがおおう。
ペリフェラルポートに改造した10A型ロータリーエンジンをミッドシップに搭載し、4輪とも4ポッドベンチレーティッドディスクを搭載している。






訪問日:2012年(平成24年)8月14日





↓広島市交通科学館については、こちら↓

広島市交通科学館





↓マツダRX500については、こちら↓

「伝説のスーパーカー「マツダRX500」修復展示へ」朝日新聞 2008年6月20日





↓広島市交通科学館についての関連記事は、こちら↓

カウンタック展 広島市交通科学館(その2)

カウンタック展 広島市交通科学館(その1)

『帰ってきたウルトラマン』で、マットビハイクルとして使われたマツダ車は?






「今日は、広島市交通科学館に展示してあるフェラーリの512BBとテスタロッサの2台と、マツダRX500について話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」
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金子みすゞ展 福屋八丁堀本店

2012年08月27日 | 広島の話題
「昨日は、「金子みすゞ展」を見に、福屋八丁堀本店へ行ってきました」

「いや~、人が多(お)いかったのう」

「朝の10時30分ころに着いたんじゃったけど、会場前にも人が並んどったくらいじゃけぇね」

「8月23日(木)に始まったのに、3日目の25日(土)には入場者が1万人を達成したくらいじゃもんの」





広島市中区の福屋八丁堀本店で開かれている「没後80年 金子みすゞ展~みんなちがって、みんないい。」の来場者が25日、1万人に達した。

「金子みすゞ展入場1万人達成<動画あり>」中国新聞






「岩国に行ったとき、金子みすゞのラッピングバスが走っているのを見たけぇ、てっきり岩国の人かと思うとったんじゃけど…」

「大津郡(おおつぐん)仙崎村(せんざきそん)、今の長門市仙崎のご出身じゃったんじゃのう」

「仙崎といえば、かまぼこじゃね」

「実は、古くから捕鯨の村じゃったんじゃの」

「清月庵(せいげつあん)には、鯨を供養するための鯨墓があったんじゃね」

「金子みすゞは、『鯨法会(くじらほうえ)』という詩も書かれとってんじゃのう」

「金子みすゞの「みすゞ」って何かと思うとったら、「信濃の国」にかかる枕詞(まくらことば)の「みすず刈る」から取っとってんじゃね」

「みすずというのは、篠竹(すずたけ)のことじゃそうな」



すず‐たけ【篠竹】

イネ科の植物。
日本特産で、山地の樹下に密に茂り、高さ1~3メートル。
行李(こうり)や細工物の材料にし、竹の子は食用。
すず。
みすず。

Yahoo!辞書




「手帳のコピーが張ってあったけど、推敲(すいこう)の跡がほとんどなかったのう」

「そういえば、なかったね」

「これを見て思うたんじゃが、金子みすゞの詩は旧仮名づかいで読んだほうが、より深く味わえるんじゃないんかのう」

「旧仮名づかいって何かいね?」

「説明するよりも、実例をあげたほうがわかりやすいじゃろうの」



こだまでせうか



「『こだまでしょうか』という、詩のタイトルじゃね」

「昨年(2011年)に起こった東日本大震災の後、テレビのCMでよう(=よく)流されたのう。次は、この『こだまでしょうか』の中の一節からじゃ」



「遊ぼう」っていふと



「これは「「遊ぼう」っていうと」じゃね」

「次は、これじゃ」



飛べる小鳥は私のやうに



「「飛べる小鳥は私のように」じゃね」

「これは『私と小鳥と鈴と』の一節からじゃ」

「この詩は、子どもの小学校の教科書に載っとったんよ。子どもがこの詩を暗記させられたとき、うちもその時に覚えたんよ。「みんなちがって、みんないい。」ってね」

「次は、『大漁』の中の一節じゃ」



鰮(いわし)のとむらひ
するだらう。




「「…するだろう」は分かるけど、「鰮のとむらひ」って?」

「「鰮のとむらい(=弔い)」じゃ」

「難しいねぇ…」

「次は、『おさかな』の中の一節じゃ」



海の魚はかはいさう



「かはいさう、かはいさう…。うーん、「かわいそう」?」

「正解じゃ! 最後は、さっき鯨の話で出てきた『鯨法會』からの一節じゃ」



死んだ父さま、母さまを、
こひし、こひしと泣いてます。




「こひし、こひし…。「小石」じゃないよね?」

「死んだお父さん、お母さんを思い浮かべて泣いとるんじゃ。それを考えたら想像がつくじゃろ?」

「「こひし」って、「こいし(=恋し)」のこと?」

「正解じゃ!! ちなみにタイトルの『鯨法會』も、「くじらはふゑ」と手書きでルビが振ってあったのう」





↓金子みすゞ展については、こちら↓

「金子みすゞ展」広島の百貨店 福屋





↓金子みすゞについては、こちら↓

金子みすゞ記念館





↓福屋についての関連記事は、こちら↓

8月12日に関する記念日で、福屋広島駅前店で行われる催し物は?

復刻版「福屋饅頭」 平安堂梅坪 - 通じゃのう






「今日は、福屋八丁堀本店で開催中の「金子みすゞ展」について話をさせてもらいました」

「「金子みすゞ展」は明日(8月28日)までですけぇの。ほいじゃあ、またの」
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解体後の旧広島市民球場

2012年08月26日 | スポーツ
「この間、久しぶりに旧広島市民球場に行ってみたんよ」






広電電車 原爆ドーム前電停より見る



「ありゃ!? ライトスタンドが残っとるよ?」

「ほうなんよ。最初は球場全部を解体するはずじゃったんじゃが、市民団体などからの保存の要望を受けた広島市が、ライトスタンドだけを残したんじゃ。「戦後復興のシンボル」という名目での」






工事現場の囲いのすき間からのぞく
(以上、レフト側からライト側を見る)




「ライトスタンドだけ残して、更地になってしもうたんじゃね」

「球場の解体工事は、今年(2012年)2月に終わっとるんじゃ」






ライトスタンド側からレフト側を見る



「これだけ残してもねぇ…」

「すんでしもうたことを言うてもしょうがないよのう。解体が終わってしもうた以上、旧広島市民球場の跡地利用をどうするかということじゃ」

「昨日の中国新聞に、記事が出とったね」







旧広島市民球場跡地(中区)の活用策を考える市の跡地委員会は24日、跡地にふさわしい機能を三つに絞り、中間取りまとめとした。
委員の大勢が支持した「文化・芸術」「緑地広場」のほか、意見が分かれた「スポーツ複合型」も引き続き検討するとした。

(「旧球場跡地、3機能で活用へ」中国新聞 2012年8月25日)




「旧広島市民球場の跡地利用は、「文化・芸術」、「緑地広場」、「スポーツ複合型」の3つの中から選ぶということじゃね」

「「文化・芸術」は劇場、アニメや漫画の拠点として、「緑地広場」はイベント広場などに使う。「スポーツ複合型」は、サッカーの試合に以外にもコンサートなどを開催できる人工芝のスタジアムを考えとられるそうじゃ」

「まだ、「中間取りまとめ」なん?」

「いつまで「議論」を続けりゃ気がすむんかのう。…と思うとったら、こんな記事も出とったんじゃ」







広島経済同友会は23日、サッカー専用スタジアムの建設を求める提言書を広島県に提出した。
候補地として広島市南区宇品・出島地区を挙げ、2万5千~4万人収容の多機能複合型施設の建設を提案。
高速道路網を生かした広域集客が期待でき、地区のにぎわい創出につながるとした。

(「経済同友会「サッカー場を」」中国新聞 2012年8月25日)




「サッカー専用スタジアムか…。旧広島市民球場跡地も候補のひとつなんじゃね」

「今年の秋に廃港になる、西区観音新町(かんおんしんまち)の広島西飛行場も候補地になっとるんじゃが、広島経済同友会としては、南区出島(でじま)の宇品・出島地区を提案されたんじゃ」

「なんで、サッカー専用スタジアムがいるん? サンフレッチェ広島には、広島ビッグアーチというホームスタジアムがあるじゃん」

「その広島ビッグアーチの正式名称を知っとるかいの?」

「いいや」

「正式には、「広島広域公園陸上競技場」という名前なんじゃ」

「そうか。1周400メートルのトラックがあって、子どもが小さいころ、ここで走ったことがあったね」

「陸上競技場じゃけぇ、陸上選手が走るトラックがあるんよ。ピッチ(サッカーで競技する場所)と客席の間にトラックがあるけぇ、試合が見づらいんじゃ」

「ピッチと客席が遠い、というわけじゃね」

「サッカーを楽しむには臨場感に欠ける、と。それはともかく、最近の広島サッカーは調子がええけぇの。それもサッカー専用スタジアムの建設を求める追い風になっとるようじゃ」

「サンフレッチェも、久しぶりの首位じゃもんね。何年ぶりじゃろか?」

「ステージ優勝した1994年(平成6年)前期以来の、なんと18年ぶりの首位なんよ」

「18年ぶりか…」

「8月4日に清水エスパルスに負けて1度は2位に落ちたんじゃが、8月11日に大宮アルディージャに勝って首位に返り咲いとるんじゃ」

「横川で女子サッカーチームも作ったらしいね」

「アンジュヴィオレ広島じゃのう」

「アンジュヴィオレ広島って、舌をかみそうな名前じゃね。どういう意味じゃろうか?」

「つづりで読むとわかりやすいかの。「アンジュヴィオレ=Ange Violet」。「Ange」は、フランス語で「天使」という意味」

「「Violet」は「紫」じゃね。紫って、サンフレッチェと同じ色じゃね」

「チームカラーが、どっちも紫なんじゃの。アンジュヴィオレ広島は今年1月、なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)への加入を目指して作った女子サッカーチームじゃの」

「姪っ子が通っとった皆実(みなみ)高校も、全国大会で優勝したしね」

「2008年(平成20年)の冬の国立じゃの。2006年(平成18年)の夏のインターハイじゃ観音高校が優勝しとるしの」

「話を元に戻して…。旧広島市民球場跡地は、来年(2013年)の4月から行われる「ひろしま菓子博2013」の会場にもなっとるね」


ひろしま菓子博2013のキャラクターが紹介してある看板
(旧広島市民球場跡 広島市民球場前交差点側)





訪問日:2012年(平成24年)8月4日






↓旧広島市民球場については、こちら↓

「広島市民球場(初代)」ウィキペディア





↓サンフレッチェ広島については、こちら↓

サンフレッチェ広島





↓アンジュヴィオレ広島については、こちら↓

ANGE VIOLET HIROSHIMA





↓ひろしま菓子博2013については、こちら↓

ひろしま菓子博2013





↓旧広島市民球場についての関連記事は、こちら↓

広島市民の夢 旧広島市民球場の誕生





↓ひろしま菓子博2013についての関連記事は、こちら↓

おかしの国の仲間たち ひろしま菓子博2013

スイーツ王国の仲間たち ひろしま菓子博2013








「今日は、解体後の旧広島市民球場ということで話をさせてもらいました」

「サッカーの話が多くなってしもうたのう。ほいじゃあ、またの」
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