通でがんす

いろんな広島を知って、ひろしま通になりましょう!
(旧ブログタイトル:通じゃのう)

七年ゴロシ!

2022年02月20日 | まんが・テレビ・映画
とりいかずよしさん

トイレット博士

七年(しちねん)ゴロシ




漫画家のとりいかずよしさんが
お亡くなりになられました。
75歳でした。

ご冥福をお祈りいたします。
合掌。


とりいさんといえば、
かの有名なギャグ漫画
『トイレット博士』
を描かれた方。

『トイレット博士』のタイトルとおり、
最初はトイレット博士が
主人公だった。

のちに、スナミ先生と
教え子の一郎太、チン坊たちが
主人公に取って代わり、
「マタンキ!(とある言葉を
逆さ読みにしたものです。
さて、何でしょう?)」
が合言葉の
「メタクソ(MK)団」を結成。

彼らの必殺技「七年ゴロシ」が、
子どもたちの間で大流行した。

わしも小学生の時、
友だち同士でやっとったもんじゃ。





今日は、
とりいさんと『トイレット博士』
についての話でがんす。





最初は、
とりいかずよしさんについて。


とりいさん(本名:鳥居一義)は
愛知県出身。

漫画家の赤塚 不二夫
(あかつか ふじお)さんのもとで
アシスタントを務めたあと、
漫画家としてデビュー。

1970年、
「週刊少年ジャンプ」に
『トイレット博士』の連載を始める。

1980年代に名古屋に移り住み、
漫画制作のかたわら、新聞、雑誌、
ラジオ、テレビの仕事もこなす。

2000年代以降、
愛知淑徳(しゅくとく)大学の
教授となり、学生に
漫画やデザインの指導をした。


↓愛知淑徳大学については、こちら↓

「とりいかずよし 教員」愛知淑徳大学





次に、
漫画『トイレット博士』について。


『トイレット博士』
(1970年から1977年)は、
「少年ジャンプ」に連載された
ギャグ漫画。


『少年ジャンプ』の創刊2年目から開始された連載は7年間に及び、同誌を数100万部雑誌にのし上げた立て役者にもなった、大ヒット作品である。とりいかずよしの出世作であり代表作の一つ。

(「トイレット博士」ウィキペディア)



7年間の連載で、
出た単行本が全30巻。

これは、全201巻の
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
に抜かれるまで
ジャンプ史上最長だった。

また、ジャンプの3要素
『努力』『友情』『勝利』は、
この作品から生れたという。


3要素が明確に現れている最初期の作品として、とりいかずよし『トイレット博士』、ちばあきお『プレイボール』などが挙げられる。

(「友情・努力・勝利」ウィキペディア)



『トイレット博士』は、
それだけ人気があり、
大きな影響力を持つ作品だった。


とりいさんが連載の最初から最後まで
徹底して「ウンコ」にこだわった
漫画『トイレット博士』を
描いた理由は何だったのか?

赤塚先生から、
「お前は顔が汚いから
ウンコ漫画を描け」と
言われたからという。

また、
赤塚先生が「お金」のタブーを、
永井 豪(ながい ごう)が
「性」のタブーを破ったので、
自分は「ウンコ」のタブーを破ろう
と考えて描いたともいう。


永井先生が
『ハレンチ学園』(1968年から1972年)
を描いたことで
スカートめくりが大流行、
PTAからの激しい批判を受けた
こともありましたの。

今から50年も前の話じゃ…。





最後に、
七年ゴロシについて。


メタクソ団の必殺技であり、
ジャンプで生まれた最初の(?)必殺技
といわれているのが、
七年ゴロシ。

七年ゴロシ=7年殺し。

その必殺技を受けたからといって
今、死んでしまうのではなく、
7年もたってから死んでしまうという、
とても恐ろしい必殺技である。


七年ゴロシとは、
どんな技なのか?

簡単に言ってしまえば
浣腸(かんちょう)なのであるが、
それだけでは当たり前すぎて
面白くも何ともない。

七年ゴロシを行うときは、
「天怒りて非道を絶つ、
臨兵闘者皆陣列在前
(りん・びょう・とう・しゃ・かい・
じん・れつ・ざい・ぜん)!」と言い、
両手を肛門から突っ込む。

このとき、
肛門に突っ込むのは指先だけでなく、
手首まで突っ込むのがミソ。

そこで、右手でパー、
左手でチョキをつくる。

パー=5本、チョキ=2本の
合わせて7本の指を立てることで、
七年ゴロシの完成!

七年ゴロシをされた
相手の腸は破れて便秘となり、
便の毒が体をまわって
7年後には死んでしまうという、
世にも恐ろしい必殺技である。


↓七年ゴロシについては、こちら↓

「トイレット博士3 ジャンプが生んだ必殺技 7年ゴロシ」本の匠 ビンテージコミック探検隊





以下、余談。


わしのおふくろの実家には、
10歳くらい年の離れた
男ばかりの3兄弟がおった。

彼らの部屋に行くと、
「ジャンプ」「マガジン」「サンデー」
などの漫画週刊誌が
無造作に置いてあって、読み放題。

「プレイボーイ」「平凡パンチ」も
読み放題じゃった。

『トイレット博士』は、
メタクソ団結成時から
面白くなって読んだが、
ここまで人気がある漫画だとは
知らんかった。

あと、メタクソ団が手に持つ
メタクソバッジを手作りしたことを
思い出したの。





以下、さらに余談。


浣腸で思い出すのが、
堺 正章(さかい まさあき)さん
主演のテレビ番組
『テレビはこれだ!ドラマが3つも』
(1971年)の
「大活劇カンチョーマン」。

坂上二郎(さかがみ じろう)さんの
怪盗リュックサックと戦う
頼りないヒーローという設定じゃった。

「イナズマ、カンチョー、ピヨピヨ」
というセリフは覚えとるが、
どんなときに使われていたかは、
残念ながら覚えとらん…。





今日は、
とりいさんと『トイレット博士』
について話をさせてもろうたでがんす。


ほいじゃあ、またの。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする