通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

今宵、月見をいたしましょう 十三夜 2012年

2012年10月27日 | 季節の話題
「今日(2012年10月27日 旧暦9月13日)は、十三夜(じゅうさんや)じゃ」

「天気予報では、今日は夕方から雨いうて言(い)よったけど…」

「「十三夜に曇(くも)り無し」ということわざもあるんじゃが、まぁ、こればっかりは天気次第じゃのう」

「これは、十三夜は晴れて、月が美しく見えることが多い、というところからきたことわざなんよ」

「十三夜の月は、中秋の名月の後じゃけぇ「後の月(あとのつき、のちのつき)」と呼ばれることもあるんじゃの」

「十五夜は「芋名月」、十三夜は「栗名月」「豆名月」とか呼ばれとるんよね」

「これは、十五夜はサトイモを、十三夜は栗や豆を供えるところからきとるんじゃ。つまり、月見には秋の収穫祭という性格もあるんじゃの」

「サツマイモ、ジャガイモじゃのうて、サトイモ?」

「日本にもともとあったのはサトイモ(里芋)やヤマイモ(山芋)なんじゃの。里でできるけぇ里芋、山でできるけぇ山芋、というわけじゃ」

「へぇ、そりゃ知らんかった」

「サツマイモもジャガイモとも、日本では江戸時代ころから栽培が始まったんじゃの」

「十三夜に話を戻して…、十三夜の月見はいつごろからから始まったんかね?」


中秋の名月(十五夜)はもともと中国で行われていた行事が日本に伝来したものですが、この十三夜の月見は日本独特の風習だそうで、一説には宇多法皇が九月十三夜の月を愛で「無双」と賞したことが始まりとも、醍醐天皇の時代(延喜十九年:西暦919年)に開かれた観月の宴が風習化したものとも言われています。

(「十三夜」大阪仏壇仏具センター 越前屋オンライン)



「宇多法皇って、いつの時代の方?」

「平安時代の天皇で、仁和(にんな)3年(887年)から寛平(かんぴょう)9年(897年)まで在位(ざいい)されとったんじゃ」

「「無双」というのは?」

「「むそう」と読んで、「並ぶものがないほどすぐれていること」という意味なんじゃの」

「ということは、宇多法皇は十三夜の月を見て、この月は比べるものがないほど素晴らしい、美しい、と言われたんじゃね」

「今日は、呉市にある入船山(いりふねやま)記念館で「十三夜の月を愛でる観月茶会」があるそうじゃ」

「これは事前申し込みになっとるんよ」





↓入船山記念館については、こちら↓

「入船山記念館」くれナビ





↓月見についての関連記事は、こちら↓

今宵、月見をいたしましょう 十五夜 2012年

今宵、月見をいたしましょう






「今日は、「今宵、月見をいたしましょう」というタイトルで、十三夜について話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」
コメント
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