「鍋桟橋(なべさんばし)からアレイからすこじま経由で呉駅まで、広島電鉄のバス路線に沿って呉の街をめぐる、今回のシリーズ」
「前回は、警固屋(けごや)公民館前から淀川製鋼前バス停について話をしたんじゃけど」
「今日は、アレイからすこじまを紹介しようと思う」
「からすこ島?」
「からす、こじま=烏小島。むかし、このあたりに烏小島という島があったそうじゃ」
アレイからすこじま
この公園は、「アレイからすこじま」と呼ばれています。公園名の由来は、明治初期の呉浦にあった周囲30m~40mの烏小島という島の名称と、英語で小道という意味のアレイからきたものです。
烏小島は、その昔、数本の老松がある岩島で、沖に舞うカモメたちの羽を休める絶好の場所でしたが、明治22年海軍工廠の建設が始まり、大正の始めに魚雷発射実験場として埋め立てて陸続きとなり、やがて工業地帯へと変身していきました。
国内で唯一、潜水艦を間近で見ることができる公園で、昭和60年度に現在のような姿に整備を行い、呉が旧海軍の本拠地だったことを偲ばせるエリアになっています。
なお、平成21年度に「旧呉鎮守府兵器部護岸及び関連施設」として、整然と積まれた花崗岩の護岸、巧みに加工された石階段、クレーン等、旧呉鎮守府兵器部の施設が保存され、公園化されていることが評価され、土木学会推奨土木遺産に認定されました。
呉市
(案内板より)
「「アレイ(alley)」って、「小道」という意味なんじゃね」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/8c/77f09501d1c2e1146ca0d6a6ca157fbe.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/db/95f3f90a5765687ae0975361dff68fb4.jpg)
「ここから、海上自衛隊の艦艇や潜水艦を見れるんじゃの」
日本で唯一間近で潜水艦を見ることができる公園である。
(「アレイからすこじま」ウィキペディア)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/65/cfdcaba906f6b5ccfb18bfef93b4bebb.jpg)
「これは?」
「魚雷積み込み用クレーンじゃそうな」
「そうか。ここは、魚雷発射実験場じゃったんよね」
「このクレーンは戦後、しばらくの間、稼動していたということじゃ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/28/b22ad8f49c879d102db511391ef24c58.jpg)
「これはクレーンに取り付けられているプレート」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/ab/e0de870dcc19a91d7818e6659252a3cb.jpg)
「これは、係船柱(繋船柱。けいせんちゅう)」
「係船柱は、ロープを使って船舶を岸壁につなぎとめるものじゃね」
「英語で言うと、ボラード(bollad)じゃの」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/ed/4b679594c73496e3b1fb223dcb51240f.jpg)
「砲も飾ってある」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/1d/3c5718d3ca069f0fa96d93ae77be5c4b.jpg)
「子規の句碑もあるんじゃ」
従軍する人を送る
陽炎に
心許すな
草枕
子規
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/17/243e8d3dd3079062a3fce89132989dee.jpg)
「道を挟んで山側にレンガ造りの建物があって、今も倉庫として使われとるんじゃ」
「これらも旧海軍工廠の建物?」
「旧水雷部の建物で、左奥から、10号、9号、8号」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/36/14f28ed3abb4464299b72ac1ee16b551.jpg)
「そして6号庫。このうち、9号だけ戦後に建てられたそうじゃ」
「水雷(すいらい)って何?」
「水雷とは、機雷、魚雷などをいうんじゃの」
「どう違うんか、全然わからんけど?」
「機雷(機械水雷)は、水の中にあらかじめ沈めておいて、船舶が近づくと爆発する。たとえば、『宇宙戦艦ヤマト』第11話「決断!!ガミラス絶対防衛線突入」では、ヤマトの行く手を阻むように、「デスラー機雷」が仕掛けてあったよのう」
「ヤマトといえば、艦首の下の方からミサイルを撃ちよったけど、あれは魚雷じゃないん?」
「これは、設定上「艦首ミサイル」になっとる。魚雷(魚形水雷)は、艦艇や潜水艦、飛行機から発射されて水中を航行し、船舶に当たってを爆発させるんじゃの」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/24/015efecd0ed14a1694693a6030666b34.jpg)
「これは旧電気部の工場で、今は淀川製鋼所の第2工場として使われとるそうじゃ」
「アレイからすこじまでは、映画『男たちの大和/YAMATO』(2005年)のロケも行われたんじゃの」
↓『男たちの大和/YAMATO』のロケ地については、こちら↓
「アレイからすこじま」映画「男たちの大和/YAMATO」ロケ地マップ(呉版)
訪問日:2011年(平成23年)12月10日
2012年(平成24年)1月9日
2013年(平成25年)5月12日
「今日は、アレイからすこじまについて話をさせてもらいました」
「次回は、からすこじまから山側へ、ちょいと寄り道をする予定じゃ。ほいじゃあ、またの」
「前回は、警固屋(けごや)公民館前から淀川製鋼前バス停について話をしたんじゃけど」
「今日は、アレイからすこじまを紹介しようと思う」
「からすこ島?」
「からす、こじま=烏小島。むかし、このあたりに烏小島という島があったそうじゃ」
アレイからすこじま
この公園は、「アレイからすこじま」と呼ばれています。公園名の由来は、明治初期の呉浦にあった周囲30m~40mの烏小島という島の名称と、英語で小道という意味のアレイからきたものです。
烏小島は、その昔、数本の老松がある岩島で、沖に舞うカモメたちの羽を休める絶好の場所でしたが、明治22年海軍工廠の建設が始まり、大正の始めに魚雷発射実験場として埋め立てて陸続きとなり、やがて工業地帯へと変身していきました。
国内で唯一、潜水艦を間近で見ることができる公園で、昭和60年度に現在のような姿に整備を行い、呉が旧海軍の本拠地だったことを偲ばせるエリアになっています。
なお、平成21年度に「旧呉鎮守府兵器部護岸及び関連施設」として、整然と積まれた花崗岩の護岸、巧みに加工された石階段、クレーン等、旧呉鎮守府兵器部の施設が保存され、公園化されていることが評価され、土木学会推奨土木遺産に認定されました。
呉市
(案内板より)
「「アレイ(alley)」って、「小道」という意味なんじゃね」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/8c/77f09501d1c2e1146ca0d6a6ca157fbe.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/db/95f3f90a5765687ae0975361dff68fb4.jpg)
「ここから、海上自衛隊の艦艇や潜水艦を見れるんじゃの」
日本で唯一間近で潜水艦を見ることができる公園である。
(「アレイからすこじま」ウィキペディア)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/65/cfdcaba906f6b5ccfb18bfef93b4bebb.jpg)
「これは?」
「魚雷積み込み用クレーンじゃそうな」
「そうか。ここは、魚雷発射実験場じゃったんよね」
「このクレーンは戦後、しばらくの間、稼動していたということじゃ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/28/b22ad8f49c879d102db511391ef24c58.jpg)
「これはクレーンに取り付けられているプレート」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/ab/e0de870dcc19a91d7818e6659252a3cb.jpg)
「これは、係船柱(繋船柱。けいせんちゅう)」
「係船柱は、ロープを使って船舶を岸壁につなぎとめるものじゃね」
「英語で言うと、ボラード(bollad)じゃの」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/ed/4b679594c73496e3b1fb223dcb51240f.jpg)
「砲も飾ってある」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/1d/3c5718d3ca069f0fa96d93ae77be5c4b.jpg)
「子規の句碑もあるんじゃ」
従軍する人を送る
陽炎に
心許すな
草枕
子規
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/17/243e8d3dd3079062a3fce89132989dee.jpg)
「道を挟んで山側にレンガ造りの建物があって、今も倉庫として使われとるんじゃ」
「これらも旧海軍工廠の建物?」
「旧水雷部の建物で、左奥から、10号、9号、8号」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/36/14f28ed3abb4464299b72ac1ee16b551.jpg)
「そして6号庫。このうち、9号だけ戦後に建てられたそうじゃ」
「水雷(すいらい)って何?」
「水雷とは、機雷、魚雷などをいうんじゃの」
「どう違うんか、全然わからんけど?」
「機雷(機械水雷)は、水の中にあらかじめ沈めておいて、船舶が近づくと爆発する。たとえば、『宇宙戦艦ヤマト』第11話「決断!!ガミラス絶対防衛線突入」では、ヤマトの行く手を阻むように、「デスラー機雷」が仕掛けてあったよのう」
「ヤマトといえば、艦首の下の方からミサイルを撃ちよったけど、あれは魚雷じゃないん?」
「これは、設定上「艦首ミサイル」になっとる。魚雷(魚形水雷)は、艦艇や潜水艦、飛行機から発射されて水中を航行し、船舶に当たってを爆発させるんじゃの」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/24/015efecd0ed14a1694693a6030666b34.jpg)
「これは旧電気部の工場で、今は淀川製鋼所の第2工場として使われとるそうじゃ」
「アレイからすこじまでは、映画『男たちの大和/YAMATO』(2005年)のロケも行われたんじゃの」
↓『男たちの大和/YAMATO』のロケ地については、こちら↓
「アレイからすこじま」映画「男たちの大和/YAMATO」ロケ地マップ(呉版)
訪問日:2011年(平成23年)12月10日
2012年(平成24年)1月9日
2013年(平成25年)5月12日
「今日は、アレイからすこじまについて話をさせてもらいました」
「次回は、からすこじまから山側へ、ちょいと寄り道をする予定じゃ。ほいじゃあ、またの」