或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

瀬戸内海

2005-02-28 22:40:03 | 890 広島
今日は久しぶりに有給休暇を取りました。というのも昨日簿記2級の試験を受けることを決めていたので、たぶん疲れるし、気分転換もしたいし、ということで事前に取る予定にしてました。

簿記2級はかなりヤバイです。(笑)
前回よりは明かにできたのですが、商業簿記で苦戦し、結局時間不足。合格の可能性は5%ぐらいだと思います。

それで午前中は、銀行等の用事や長い間ほうっておいた愛車の洗車・ワックスがけと結構忙しく、夕方になってようやくのんびり一人でドライブに出かけました。行き先は海です。今年に入って1月15日に1回釣りに行ったっきりで、その後は勉強してましたから。そろそろ禁断症状が出始めてました。(笑)

といっても私の家から5分車で走ればすぐ海ですし、土日に買物に行く途中でちょいちょい目には入っていたんですけどね。近所に海が一望に見渡せるお気に入りのスポットがあって、今日はそこに行って1時間ぐらいのんびりしてました。

やっぱり癒されますね、瀬戸内海は。鏡のような海と誰かがいったそうですが、ほんとその表現がぴったりだと思いました。写真はそこから撮影した日本三景の一つ、宮島です。大きくてどっしりとしていい感じです。

ドライブ中に聴いていたリー・リトナーの「Rio」を紹介しておきますね。アコースティック・ギターに癒されます。

RioRio

ミモザ

2005-02-27 08:06:46 | 220 POPS
この間久しぶりに、家族で近所のイタリアンレストランで食事をしました。待っている間にドリンクのメニューを見ていてみつけたのが、食前酒のミモザ。

いつもはキールを頼むのですが、ミモザってことばに惹かれて注文すると、黄色いカクテルが出てきました。なんか女性向けって感じだったのでちょっとびっくり。オレンジジュース+シャンパンで、案の定甘かった。欧州ではポピュラーらしいですね。

何故ミモザかって?それはミモザが最近のゴスペラーズのヒット曲の曲名だったから。

彼らは「永遠に」(2000年)でブレークしましたが、リリースされたばかりの時、娘や息子に、「これはいい曲だね、ヒットするといいのになあ。」と言っていて。そしたらその通りになったので、さすが元ミュージシャンとちょっと尊敬されました。(笑)

ところがそれ以降あまり好きな曲が続かなくて、久しぶりのお気に入りがこのミモザ。この曲の編曲が清水信之だったので、気に入ったのは”アレンジャーつながり”だなと納得したのですが、これについてはまた別の機会に紹介します。

ミモザについて調べて分かったことがあって、これって春を告げる花の名前なんですね。イタリアでは、3月に入ると黄色のかわいいポンポンをつけたミモザの花をよく見かけるようになり、3月8日の「女性の日」に、男性は感謝を込めてミモザの花を女性に贈り、女性は家事から開放されるそうです。

イタリアってこういう文化があるから、女性にやさしい男性が多いのかなあ。(笑)

写真は、みすま工房さんのフリー画像で、岡山県倉敷市近郊のミモザです。

ミモザミモザ

成羽町美術館

2005-02-26 09:15:30 | 300 絵画
これまで大原美術館を含めて3回ほど児島虎次朗の話をしてきましたが、今回でひとまず終了です。最後が彼の故郷の美術館の話だなんて、なんか自然にうまくつながりました。(笑)

この美術館は虎次郎の故郷である岡山県川上郡成羽(なりわ)町にあります。町制施行50周年を記念して昭和28年(1953年)に町立美術館として開館しました。

位置的には岡山県と広島県の県境にあります。岡山市からも福山市からも40km以上あるため車で1時間以上かかり、近郊に他の観光名所もないため、訪問するには少々気合いがいりますね。(笑)

ただ実際に行ってみると正直なところ、「こんな田舎にどうしてこれだけ素敵な美術館があるんだろう?」と思うぐらい素晴らしく、建物も飛びぬけてモダン。それもそのはず、有名な建築家の安藤忠雄の設計によるもので、1994年に新たに建設されたそうです。

館内に入ると、明るいコンクリート壁の展示室の中に彼の作品が約100点展示してあり、ここでも”虎次郎ワールド”を満喫できます。

写真は、東京美術学校(現東京芸大)の研究科の卒業制作として明治39年(1906年)年に描かれた「登校」で、初期の代表作の一つ。道を歩く姉妹の微妙な表情が、光の明暗の中に映し出され、穏やかな情感が良く出ています。

この美術館から広島への帰り道に、新緑の山あいを、虎次郎を思い浮かべながらドライブし、気分がリフレッシュしたのを思い出しました。

 児島虎次郎

成羽町美術館 玄関成羽町美術館 裏手

ひまわり

2005-02-24 22:14:20 | 350 映画
今日は久しぶりに映画の話です。

よく行くTSUTAYAに映画音楽コーナーがあって、そこにちょっと前に新入荷として出ていたのが「ひまわり」(1970年)のサウンド・トラックです。

実はこの映画は大好きなヘンリー・マンシーニが音楽を担当していたので見にいきました。当時映画音楽がけっこう流行っていて、フランシス・レイ、ミッシェル・ルグラン、バート・バカラック等のそうそうたる面々が活躍していました。彼もその一人で、オードリー・ヘップバーン主演の「暗くなるまで待って」(1967年)の主題曲がヒットした時、よくラジオで聞いたのを憶えています。

1924年の米国クリーブランド生まれだけど、祖先はイタリア。イタリアの名監督デ・シーカの作品の音楽担当は、自分のルーツに触れる感慨深いものだったと思われます。ピアノとオーケストラが哀愁を帯びた主題曲を奏でる駅での別れのラストは、映画史上に残る名シーンじゃないでしょうか。

ところでこの映画の中で、ソフィア・ローレン演じる主人公が戦争で行方不明になった夫を捜してロシアを訪問した時、列車の窓から広大なひまわり畑が見えるという有名なシーンがあります。今回CDを聞きながら、「なんでこんなにたくさんのひまわりが植えてあるんだろう?」という昔感じた素朴な疑問を思い出しました。調べてみると、食用と植物油用なんですね。ロシアの農学者が改良を重ねた結果、1950年ぐらいから重要な農作物として認識されて、世界的に栽培されるようになったそうです。

30年ぶりに疑問が解けてスッキリしました。(笑)

写真はK's WebさんのHPからの無料画像です。

ひまわりひまわり

ひまわりひまわり

富田恵一

2005-02-23 22:12:44 | 220 POPS
私は通販で普段はもっぱらジャズかクラシックのCDを購入しています。

そういう私が2年前に珍しく買ったJ-POPが、富田ラボの「シップビルディング」。テレビのCM(メナード化粧品 の2003年春スキンケア)のバックで、アルバムの3曲目の”眠りの森”(ハナレグミ)という曲が流れていて、古きウエストコーストを彷彿させるそのサウンドに魅了され、富田恵一の存在を知りました。

それで最近驚いたのは、クリスタル・ケイの新曲”Kiss"が彼のプロデュースだったこと。

この曲は、昨年の暮れにDoCoMoの音楽携帯のテレビCMで流れ始めた頃から気になってました。ダイアンさんのブログで彼女が話題になったのがきっかけで思い出したようにレンタルしましたが、いい曲ですね。これまでのm-flo色も良いのですが、富田色が出た今回のアレンジもいい感じ。

彼女には以前から注目していたのですが、声質や発音、リズムがずば抜けているんだけど、音程が悪いのでイマイチと感じていて。でもこの曲ではそれがかなり修正され、逆にセクシーな味付けになってます。

富田恵一は、平井堅「Ring」、MISIA「Everything」、中島美嘉「Will」等のプロデューサー兼アレンジャーで、米国の有名な作曲家兼アレンジャーのバート・バカラックをもじって、「日本のバカラック」と業界では呼ばれているらしいです。

やはり同じ匂いの音楽には自然に惹かれていくみたいですね。(笑)

写真は”ウエストコースト”と”ビルディング”つながりで、ロスのダウンタウンです。

シップビルディングシップビルディング

KissKiss

2次試験攻略法<案>(3)

2005-02-22 22:08:13 | 110 診断士2次試験攻略法
今回は前回に引き続き、制約文字数と独立因果数の関係に関する事例の分析結果の紹介です。

対象は、H16年の事例Ⅰの第5問の設問1です。問いは、「既存のフォーム印刷事業を、どのように変革していくべきかについて、その理由や根拠を明らかにして、100 字以内で述べよ。」というものでした。

これに対し各学校の模範解答を整理してみると写真の表のようになりました。独立した変革点の数を平均すると、ちょうどぴったり3になります。

よく見ると二重マルの印の付いた2つの変革点に模範解答が集中しています。(最初の2行は互いに関連しており1つと判断。)つまり100字制限に対し、ターゲットとサービスの2つの領域について、ほとんどの学校で変革点が書かれています。

おもしろいのは次です。3つの学校はこの2つだけを変革点としていますが、別の3つの学校は、これ以外にもうひとつ変革点を追加していることです。これは私の仮説である、”100文字当り3つの独立因果”に通じていると感じています。

確かに基本は2つだと思いますが、100字制限で2つではもったいない、そこで小ロット・短納期や顧客との関係強化等がプラスされている。特に短納期は、中小企業の一般的な強みであり、与件には出てきておらず、与件から引き出すには無理があるんです。

以上の分析から、「与件のSWOT+設問に関連した記述」という”表”(学校ではここしか教えませんよね。)と、「制限文字数当りの独立因果数」という”裏”の両面からのアプローチにより、”裏をイメージしながら表をまとめる”ことができるのではと考えています。

Complete Guide to Single Malt Scotch

2005-02-21 22:18:15 | 650 酒
前回まで6種類の銘柄を紹介してきました。思い返してみるとどれもみんな個性がはっきり分かるメジャーなブランドでしたね。今後は中堅ブランドを中心に紹介していきたいと思います。

ということで今日はちょっとブレイクです。シングルモルトを飲んでみたいと思っても、最初はどの銘柄を買ったら良いのか、なかなか選ぶのが難しいですよね。そこでシングルモルトに関する書籍の定番を2冊紹介します。

最初は”シングルモルトのバイブル”と呼ばれている、米国の評論家マイケル・ジャクソン(有名な歌手とは別人です。)の「Complete Guide to Single Malt Scotch」 です。友人の米人がお土産に買ってきてくれました。洋書なんですが製本が綺麗で眺めるだけでも楽しめます。実は今回Amazonで調べてびっくり。というのも現在販売されている5th Edition(2002年版)以前の版はプレミアムがついていて、ちなみに私の持っている3rd Editionは中古で1万円以上してますね。もっと大切にします。(笑)

もう1冊は”日本版バイブル”で、土屋守の「モルトウイスキー大全」です。これからシングルモルトを勉強したい方にオススメです。

それで"本(book)"つながりで、女性ボーカルのアルバムを紹介しておきます。カーメン・マクレーの「Book of Ballads」と「Great American Songbook」の2枚です。彼女は”米国版美空ひばり”とでも言いましょうか、ジャズボーカリストの中でもテクニックはピカイチで、その金属的な声質に特徴があります。前者は若々しい張りのある声が楽しめ、後者はロスでのライブ盤で、選曲の良さと共に、リラックスした雰囲気の中に、ジョー・パスのギター等との絡みも絶妙で、歌のうまさが存分に味わえます。

Complete Guide to Single Malt ScotchComplete Guide to Single Malt Scotch

改訂版 モルトウィスキー大全改訂版 モルトウィスキー大全

ブック・オブ・バラーズブック・オブ・バラーズ

The Great American SongbookThe Great American Songbook

レコードプレーヤー

2005-02-20 08:25:29 | 530 オーディオ
今週写真のアナログのレコードプレーヤーが復活しました。

針を友人にチェックしてもらってて、結果はOKで使えるとのこと。持ってるのはYAHAMAのGT-1000という当時10万円ぐらいのモデル。購入は1980年頃だったと記憶してます。ダイレクトドライブ方式なので経年劣化は少なく、実際に使ってみても問題なさそうです。

それで埃をかぶったレコードを掃除しながらチェックしてみると、「こんなの持ってたっけ?」というものがかなりありました。もっと驚いたのは、CD化されてなくて廃盤になっているものが多いこと。

ということで今は廃盤を中心に聞き直しています。音質うんぬんよりレコードでしか聞けないものがあるということは、それだけでプレーヤー復活の価値ありですよね。

今日はその中から、サックスの土岐英史の初リーダーアルバム「TOKI」(1975年)を紹介しておきます。当時ジャズクラブにも聞きに行きましたが、若き日の彼と渡辺香津美が初々しくていい感じ。

最近娘さんがボーカルアルバムを出していて、親父である彼がバックを務めています。なんだか年月の経過を感じると共に羨ましいですね。というのも私の娘もフルートを吹くのですが、残念なことに何故かこれまで一緒に演奏したことがないんです。やっぱりそういうのって恥ずかしいですよね。(笑)

 土岐英史「TOKI」

standards~土岐麻子ジャズを歌う~standards~土岐麻子ジャズを歌う~

スペイン

2005-02-19 09:15:50 | 800 観光
ちょっと前にアランフェス協奏曲の話をしましたが、それからいろいろ思い出したのがスペインです。

私の息子はサッカーをやってます。ほんとは私と同じ音楽をやらせたかったのですが、ヤマハの音楽教室に通わせても全く興味が沸かないみたいで、結局あきらめました。こればっかりは親の都合ではどうにもなりませんから。(笑)

スペイン出張の話をすると、すぐに言われたのが「サッカーグッズ買って来てよ。」でした。それで移動の途中でようやく見つけたのが、空港内にあったFCバルセロナのオフィシャルショップです。いろいろと買ったのですが一番喜んでくれたのが写真のユニホームです。

私も現地駐在の人といろいろと話をしたのですが、サッカー熱は相当なものらしいです。暴動とかしょっちゅう起きるのも分かる気がしました。

それで”スペイン”つながりってことで、チック・コリアのスペインという曲を紹介しておきます。

彼はマイルス・デイビスのバンドを離れた後、1972年にかの有名なリターン・トゥ・フォーエバー(RTF)を結成しました。いわゆるフュージョンのはしりですね。「Light as a feather」はRTFの2作目のアルバムで、「スペイン」はこの中の最後に入っています。アランフェス協奏曲の旋律をイントロに使っていて、ラテンテイストをジャズの中に取り入れた名曲だと思います。

改めて聞いてみると思い違いをしてました。最近のフュージョンより骨っぽいんです。特にチックのソロは熱いですね、60年代から70年代にかけてのジャズって、いい時代だったなあとつくづく思います。

リターン・トゥ・フォーエヴァーリターン・トゥ・フォーエヴァー

Light as a FeatherLight as a Feather

ファイヤーキング(2)

2005-02-17 22:14:30 | 520 アンティーク
先週の土曜日、またマグを買ってしまいました。なんかハマり始めた自分が良く分かります。(笑)

前回紹介したショップに行き、ちょっと変わったものを買おうと捜していた時、店長が「集めるならまずはこのあたりからじゃないですか。」と薦めてくれたのが、写真のキンバリー(kimberley Mug Blue-Light Blue)です。

私も店長の話の前から気になっていたので、すんなり決まりました。グラデーションの加減がとってもオシャレですよね。このデザインは、南アフリカにあるダイヤモンド鉱山のひとつ"キンバリー"鉱山で採られる火成岩をモチーフにしたものだそうで、男性にも人気があるらしいです。

その後店長が、ファイヤーキングのマグ専門の本と売ってる本屋まで教えてくれたので、マグを買った後ついでに購入しました。読んでみると種類がたくさんあるんですね。この本だけでも857種類紹介されてました。どうもどんどんハマりそうな予感がしてます。(笑)

実はあまり大きな声で言えないのですが、このマグは”ペン立て”用に購入しました。というのも診断士の勉強用と試験用にマーカー6色とシャープペンシル等、筆記用具が増えていて、これを立てるマグが欲しかったんです。

コーヒー用のマグは食器棚にしまってあるけど、これは机の上で毎日見るので、マグにとってはこっちの方が幸せかもしれませんね。(笑)

ファイヤーキング マグ図鑑ファイヤーキング マグ図鑑