或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

社労士勉強進捗[11月度]

2007-11-30 06:45:00 | 150 社会保険労務士
11月9日は社労士の合格発表日。不合格は事前に分かっていたけど。数日後に上の写真の成績通知書が送られてきて。みると予想通り。キチンとマークシートをつけた証しだよなとしぶしぶ納得。それで今月から社労士の勉強を再開しています。

再受験の場合、いったん緩んだ気持ちを再度高めるのに骨が折れるという話がメルマガに乗っていたけど、まさにその通り。あれだけ頭に詰め込んだはずが、きれいさっぱり消失している。今年使った参考書を初めから終わりまで読み直すことから始めたけど。ノルマは1日30ページ。これがなかなか難しい。ちょっと気を抜くとすぐにたまる。休日に取り返そうと思うけどなかなか。ただし隅から隅まで読むなんてやっていなかったから、良い仕切り直しにはなっている。

そんな時に参考書の来年版が発売されていることに気づいて。早速買いました、定番中の定番である「うかるぞ社労士 2008年版」。1冊4千円。こんな高価な本を買うことは普段あまりない。でもこれで3冊目。またお世話になると思うと、気合が入りながらもうんざり。それとネットの受験サイト「とめ塾」にも再申込みを完了。これで準備は完了。費用は合計7千円なり。安く済ますだけが取り柄かも。

手始めに法改正のページをチェックしていると、目に入ったのが雇用保険法の教育訓練給付の改正。従来は受給資格期間5年以上だと学校等の費用の40%(最大20万円)まで国が補助してくれていたのが、今年の10月からは費用の20%(最大10万円)までに減額。うーん、更に削られていく。巷で盛り上がっているNOVA問題も、この減額による経営圧迫が原因らしいから。

自分の場合、この教育訓練給付を使ったのは診断士の勉強の最初だけ。このところ学校に行かないで、ひらすら独学を貫く自分には、小島よしおじゃないけど”そんなの関係ねえ”。今年もお金を極力使わない節約受験勉強が再び始まりました。

うかるぞ社労士 2008年版うかるぞ社労士 2008年版

もみじ饅頭

2007-11-28 06:31:17 | 600 グルメ
今日は安芸の宮島シリーズの第2弾。何かお土産をと思いながら歩いていると、フェリー乗り場のすぐ近くのお店の行列に眼が止まって。看板をみると「ミヤトヨ本店」と書いてある。聞いたことがない名前だなあと思いつつ、これだけ行列ができているなら美味しいのだろうと勝手に想像して列の後ろへ。店内を覗くと、饅頭を作る人も接客をする人も、とても忙しそう。

チーズ入りの元祖という張り紙はあるし、メニューをみるとアップルとか抹茶つぶあんとか、いわゆる定番のこしあんじゃないバリエーション物を中心に扱っている。しかも饅頭の在庫はほとんどなくて、注文を受けながらその場で臨機応変に種類を変えて作っている。つまり限りなく受注生産に近い手焼きの店頭販売。どうやら出来たてを目当てに来ている客が多そうだった。

家に帰って調べると、この店は老舗でしかもバリエーション物の元祖。宮島にあるお店だけで販売。ついでに自分の疑問を解消するのにピッタリのサイトを発見。名前は「もみまん通」。見てもらえば分かるけど、こりゃすごい。まさにもみじ饅頭の百科事典やあー、なんてギャグが出そう。管理人は世にある種類は全て食べて知っているって感じ。それにしてもこんなに種類があったのか。

特に勉強になったのが由来。なんでも明治40年頃、かの伊藤博文が紅葉谷を散策していた時、老舗旅館“岩惣”の茶店に立ち寄り、そこの娘さんの手を見て、「紅葉のようにカワイイ」なんて言ったとか言わないとか。これってひょっとして今で言うナンパ?先生に限ってそんなことはないだろうけど。話の真偽はともかくとして、当時の岩惣の女将が近所の菓子店に製作を頼んだのは間違いないらしく、それがきっかけで元祖「もみじ饅頭」が誕生。もみじは広島県の“県木”だった。知らなかったなあ。

家で食べてみたけど、外側のスポンジの部分はごくフツー。ただしバリエーション物としてのお味は新鮮。従来のもみじ饅頭のイメージはなく、新しい洋菓子といった感じ。特にチーズ入りをレンジで温めて食べたけど美味しかった。アリでしたね。


紅葉狩り

2007-11-26 06:21:08 | 890 広島
この3連休の初日に紅葉狩りに行ったのが安芸の宮島。一昨年以来だから2年ぶり。地域の新聞に3連休が絶好の見頃と書いてあったので、これは逃しちゃいけないと思って。ちょっと肌寒かったけど、好天にも恵まれて絶好の日和。電車に乗ると人の多いこと。フェリー乗り場に着くと、旗を持ったガイドさんに引き連れられたオジさんオバさんでごった返しの状態。

島に着くと、いつもの鹿くん達のお出迎え。いやあ、和みますね。普段せいぜい散歩している犬を見るぐらいだから。プチ動物園状態。鹿も慣れたもので、観光客が持っているお菓子を平気でおねだりしている。別に誰かがとがめるでもなし。こういうのを共存共生って言うんだろうなあ。それから商店街を通って厳島神社までの人ごみの凄いこと。ほとんどか鎌倉並み。

いつものことだけど外国人が多い。ただし昔は米人が中心だったような気がするけど、最近はまさにグローバル。特にアジア系が増えたような。それと商店街も小洒落た店がポツポツ出てきている。いわゆるなんでもありの雑貨屋的な店じゃなくて、日本の文化、宮島の文化に焦点を当てた、こだわりの商品を中心に品揃えをしている専門店。そういう店は外国人に好まれている。

観光地も変化しているなあと思いながら、お目当ての紅葉谷へ行ったのはいいけど、肝心の紅葉の色がイマイチ。ちょっと早すぎたかと思ったけど、やや遅かったか。真紅と呼べる鮮やかな色の木が数えるぐらいしかなかった。うーん、残念。それでも皆それなりに楽しんでいる様子。やはり島全体に風情あるので、色づきの加減にいちいち目くじらを立てないのかも。

面白かったのが、横を歩いていた子供連れの会話。「宮島っていいところだね」、なんて子供がませたコメントをすると、「そお、それは良かったね」と母親がちょっと驚いた表情で笑っていた。彼女の気持ちが手に取るように伝わってきて。今回は名所・名跡には寄らず、カミさんとひたすら食べてはぶらぶら歩いて周ったけど、まったりした良い休日になった。そのグルメの話は次回に。


中国行きのスロウ・ボート

2007-11-23 07:34:54 | 010 書籍
最近の話だけど、村上春樹の短編をごっそり買い込みました。というのも前に読んだ「神のこどもたちはみな踊る」(2000年)と「東京奇譚集」(2005年)がしっくりきたから。それでどうしてこれまで彼の短編集を読んでいなかったのか考えてみた。思い当たったのが買ったものの読まずに埃をかぶっていた最初の短編集、「中国行きのスロウ・ボート」(1983年)。何故かって?

理由はいくつかあって、表題がジャズのスタンダード曲"On a slow boat to China"からのパクリで、しかも"slow"の日本語訳が”スロウ”になっていてダサイ。それと曲がそんなに好きじゃない。ベタな歌謡曲調ツーファイブでアドリブがやりにくいから。

そんなたわいもない理由で機会損失をしていた訳だけど。これからは一応年代順に読んでいき記事にするつもり。いざ最初に読んだこの本の中では、やはり表題作はダメ。でもとても気に入ったのがあった。「土の中の彼女の小さな犬」と「午後の最後の芝生」。アプローチは違うけど、どちらもその淡く切なくもある独特のまったり感と無常感が、そこはかとなく哀愁を誘う。

読み終わって面白いと思ったのが歳月の経過による村上の作風の変化。やはり20年前は彼も若いし、良い意味で片意地を張っている。1980年代前半というのは高度成長時代が終わってオイルショックで冷や水をかけられた後で、その後バブル景気に突入するまでの過度的な時代。虚無感が漂い、ディスコに行って踊っているのがおバカで一番楽しかった、そんな時代。

題名つながりで、演歌系サックスによる"On a slow boat to China"の代表盤でも紹介しておきますね。最初がテナーの巨人ソニー・ロリンズの初リーダーアルバム「Sonny Rollins with the Modern jazz quartet」(1951年)。次がアルトの大御所、フィル・ウッズの「Woodlore」(1957年)。古き良きバップの時代には、こういう楽しい曲が似合います。

中国行きのスロウ・ボート中国行きのスロウ・ボート

Sonny Rollins with the MJQSonny Rollins with the MJQ      WoodloreWoodlore

キリンビール

2007-11-21 06:48:33 | 650 酒
つい先日、親戚の伯父が亡くなりました。80歳を超えての大往生だから、本人もそれなりに納得できる人生だったとは思うけど。自分の伯父叔母の中では間違いなく一番身近だった。幼い頃からずっと可愛がってもらったから。かなり長い間入退院を繰り返していて。お見舞いにも何度か行ったけど、最後の方はかなりボケていて相手をよく認識できないみたいだった。

従姉妹から両親に電話がかかってきたのが亡くなる前日の朝。医者からかなり危ないと言われたとのこと。空気を察して午後から両親と自分の家族で病院にお見舞いに行ったけど、もう完全に寝たきりで危ない状態。それでも母が話しかける度に足が動いたような気がして。二人の顔を横から見ていると顔がよく似ていた。今から思うと死ぬ間際に会えて良かった。

伯父と言えば記憶にあるのが、特に小学校時代。夏休みや冬休みに遊びに行くと、たくさん小遣いをくれたっけ。まあ羽振りも良かったみたいだし。それと自分に男の子供がいなかったこともあって、将棋とかまめに相手をしてくれた。叔父は親父と違って酒好きだし根っからの陽気者で、良い意味で不真面目。からかわれて泣かされたし、悪いこともいろいろ教えてくれた。

よく憶えているのは、生まれて初めてビールを飲まされたこと。当時の定番で麒麟のロゴマークが入ったキリンビール。あの味は忘れない。苦かったけど意外に美味しかった。成人して堂々と飲むようになって、おやっと思ったのが思い出の味と違ったこと。まあ小学生の頃の淡い記憶であいまいだし、大人になるにつれて味覚が変化しているからそんなものかと思っていた。

それで数年前に発売されて喜んだのが、昭和40年代の味を再現したというクラシックラガーの登場。飲んでみたけど、どうも違う。もやもやしている中で登場したのが昨年期間限定で発売された明治、大正時代の復刻版。今度はどうだろうと買って試してみたら、わずかだけど思い出の味の面影があった。それが懐かしくて嬉しくて、伯父の顔が目の前に浮かんできたなあ。

ラガークラシック   ラガー100年飲み比べ

カクレカラクリ

2007-11-19 06:22:45 | 010 書籍
久しぶりに短編じゃない小説を読んだけど。森博嗣の「カクレカラクリ」(2006年)。彼の小説は「すべてがFになる」に続いて2作目。後で知ったけど、この小説はコカ・コーラの120周年記念の書き下ろしで昨年TVドラマ化もされていた。いや見たかった、娘がお気に入りのイケメン平岡祐太も出ていたみたいだし。原作との比較という意味でも面白そう。

それじゃ小説が面白かったかって?うーん、ビミョウ。青春小説として考えれば、テンポもいいし読み易くてなかなか良かったけど、ミステリーとして考えると、なんか期待した割にトリックが浅くて。上の「暗号なんて見ただけで判ってしまうレベルだし。

でも全体を流れる雰囲気は良かったかも。隠されたカラクリにからむ120年前の謎。美人姉妹とそれに絡む男子大学生2人。由緒ある旧家同士の確執。地下に隠された秘密の通路。解き明かされる両家の秘密。なんてね、よくあるシチュエーション。

だけど完全に森流になっていたのは、やはり登場人物の爽やかさと彼の理系思考パターンのせいかも。読んでいると、この人って理系だなとつくづく感じるから。自分が”文系に行くべきだった理系”だけによけいにね。昔は”男は理系”みたいなヘンな風潮があって、数学が不得意じゃなかったら理系に行かされていたような気がする。まだまだ高度成長期だったからなあ。

将来できれば音楽関係の仕事をしたいと思っていて、音楽と理系の接点は?と考えて思いついたのがエレクトロニクス。オーディオや電子楽器に興味があったし、それと就職の時につぶしが利くだろうというセコイ考えも働いて。まあその意味では判断は間違っていなかった。ただし読み間違えたのは自分の適性。大学や会社で同期の仲間を見ていてよく分かったから。

その点森は紛れもなく理系の人間。それが小説には長所として出ていますね。羨ましい。

カクレカラクリカクレカラクリ

LIVE! 小曽根真

2007-11-16 06:28:39 | 200 ジャズ
今週の火曜日の夜にカミさんと娘と3人で行ったのが、お気に入りのジャズピアニストである小曽根真のソロピアノコンサート。何処でかって?広島、それも郊外でしかも自分の家のすぐ近く。場所は「ライフワン(life one)」という音楽ホール。1年ぐらい前から、ちょくちょく利用しているお好み焼き屋の隣に小洒落たコンクリートのビルができたことは知っていたけど。ちゃんとしたホールがあるとは知らなかった。

それがたまたま2ヶ月ぐらい前に店の前でポスターを発見。実は前に彼と塩谷哲とのデュオコンサートがあったのだけど、デュオは好きじゃないし大きなホールだったのでパスしていて。そこにソロ、しかも定員80人程度の小じんまりしたホールということでチケットを即購入。今回はソロピアノアルバム「Fall in love again」(2007年)の発売を記念した全国ツアーの一環としての来広。でも曲目はそれからだけじゃなく、初期の「The Trio」(1997年)からの"Fairy dance"等、バラエティに富んだ構成。

いや、最高でした。彼の音楽もピアノの音そのものも。当日は狭いホールということもあって完全なPAレス。本人の生声と生ピアノだけ。こんな贅沢はない。最近生のピアノを聴いていなかったので、生音ってこんなに素晴らしかったのかとじわじわと感動が。打弦の音が反射板を伝わってダイレクトに伝わってくるという感触は久しぶり。ホールの音響もすこぶる良かった。できればピアノがヤマハのS6BじゃなくCFⅢが欲しかったけど。音の伸びが違うから。でも贅沢を言ったらきりがないか。

終演後に皆が勧めるのでサイン会に行くことに。そこで購入したのが「Alive!!~Live at Blue Note TOKYO」(2006年)というトリオによるライブ盤。DVD付で5千円もしたけど記念にと奮発。ジャケの裏にしっかりとサインをしてもらいました。軽く握手をしたけど、意外に手が小さかったなあ。ピアノの音からはもっとゴツイ感じかと想像していたけど。自分も小さいから親近感が。

面白かったのがTVの人気番組「笑っていいとも」のテレフォンショッキングの話。明日出演しますとのコメント。もちろんビデオレコーダーに録画して観たけど、まさにサプライズ。これはもちろん永久保存。タイミングがタイミングだけに良い記念になったなあ。

Falling in love againFalling in love again  Alive!! Live at Blue Note TOKYOAlive!! Live at Blue Note TOKYO

HIGHLAND PARK

2007-11-14 06:20:27 | 650 酒
今日は東京遠征の最終回で、久しぶりにシングルモルト・ウィスキーの話。東京から帰る時のお決まりのコースが、前に記事で紹介した八重洲地下にあるリカーショップ訪問。ここは種類が豊富に揃えてあって、しかも安く試飲できるのが特徴。いろいろ探しているうちに見つけたのが、ハイランド・パーク(HIGHLAND PARK)の新ボトル。昔は黒いラベルにボトルがオーソドックスな円錐形で地味な印象だったけど、今回はラベルが派手になりボトルも円ではなく楕円になっている。

そう言えばハイランドパークは最近飲んでいないなあと、値段が手頃だったせいもあって1本購入。早速帰りの新幹線の中で一杯やったのが上の写真。定番のボール型アイス入りカップがちょうど片道4時間ぴったり持つのが嬉しい。それにしても想像していたより美味かった。昔バーで飲んだ時は悪酔いしていたせいもあってか良い印象はなかったけど見直したなあ。

ウィスキーと一緒に衝動買いしたのがバッカスの金属製ハンディボトル。実は前から欲しかった。オシャレだから、よくいるアル中オヤジには見られないと思って。容量もいろんな種類があったけど、酒量を増やしてはいけないと一番小さな100ml品を購入。小ぶりだけど、手に持つとずっしり重量感があってホンモノの雰囲気。旅行等、いろんなシチュエーションで活躍してくれそう。

実はもう1回使ってみました、釣りのお伴に。釣船の上はけっこう寒いから、これからの季節はホットウィスキーがピッタリ。遠くに瀬戸内海の島々を眺めながらシングルモルトを飲む、これはささやかだけど自分にとってはたまらない至福の時。

それで久しぶりに気に入ったシングルモルトに出会えたので、家に帰って早速ネットで追加注文。ちょうど2本セットでショットグラスとマットのおまけ付き販売があったのでタイミングも良かった。ようやくウィスキーと日本酒の季節が来たって感じだなあ。

HIGHLAND PARK 2本セット バッカス ウィスキーボトル

鎌倉花景色

2007-11-12 06:17:05 | 800 観光
今日は鎌倉観光の番外編。東京遠征の初日に秋葉原で新しいデジカメを購入したけど、めんどくさいのが取り扱いの勉強。同じキャノンとは言え7年も経つと操作方法もかなり変わってきている。鎌倉までの電車の中でもマニュアル片手にいろいろと実際に写したりしてチェック。その時に見つけたスグレモノがデジタルマクロ。ひとことで言えば、1眼レフもどきの接写モード。

なんだこれ?と思いつつ撮影してみると、これが10cmとか今まで不可能だった距離まで近寄れる。しかも撮ったのをみると、フォーカスが合っている被写体の周囲がそれなりにいい感じでボケている。これならよくある草花の写真っぽくなるなと。。

そうなると、そんなに撮影しない草花に妙に好奇心が湧いてくるから不思議。そんなことで鎌倉観光で印象に残ったのが下の3つの草花(クリックすると拡大します)。左側は北鎌倉の.円覚寺の一番奥にある黄梅庵の境内で見つけた小紫(コムラサキ)、別名は小式部(コシキブ)の実。鮮やかな紫色が際立っていた。調べると花が咲いた後に実が熟してきて、色も緑から紫へ変化するとか。

次が真ん中で、同じく円覚寺の方丈の裏手の土手で見つけた姫蔓蕎麦(ヒメツルソバ)。まだつぼみの状態で小さく色づきも良くなかったけど、あたり一面を覆っている様は圧巻だった。もう少し経って白やピンクの花が咲き乱れる頃に見てみたかったけど。

最後が右側で、鎌倉の長谷寺で咲いていた秋明菊(シュウメイギク)。画像からも分かると思うけど、その造花かと思わせる花びらが特徴。花びらの周りが丸く曲がっているので厚いガムを貼ってあるように見える。それにしても個性的だった。

なんてあっさり記事を書いたようにみえるけど、けっこう苦労したから、花の名前が分かるまでは。でもそれが楽しかったりして。草花がメインのブログを書いている人がけっこういるけど、その方々の気持ちがちょっぴり理解できたような気がしたなあ。

コムラサキヒメツルソバシュウメイギク

帰ってきた時効警察

2007-11-09 06:22:31 | 350 映画
ちょっと前に新聞のTV番組欄をみていたら、土日の昼間に2日連続で長時間のワクを取って再放送されていたのが、オダギリ・ジョー主演の「帰ってきた時効警察」。実はこれって人気のシリーズ番組だったらしいけど、あることを知ったのはつい最近。まあこれは続編で、その前のシリーズの「時効警察」も知らなかったし。夜遅い時間帯はほとんどTVを見ないからなあ。

ドラマの内容は、あえて書く必要もないけど一応簡単に説明しておくと、時効が成立した事件を“趣味で”捜査する総武署時効管理課の物語。その中の中心人物がオダギリ演じる霧山修一朗。カテゴリー的に言えば、コメディーミステリー。

でも前に1度だけチラ見したことがあって、そこでグっときたのがゲスト出演していた西田尚美の和服姿。でもそれだけが印象に残っていて、ドラマそのものは面白そうだとは感じていたけど、結局それっきり。それでいつだったか、TSUTAYAに行ったときに棚を眺めていたらたまたま目に止まって。もうDVDになっているんだ。でも全部レンタル中。やっぱり人気があるんだなあ。旧作になるまで待つかとあきらめていたところにTVでの再放送。これは嬉しかった。さっそく予約してDVDに録画。

全部見終わったのがつい最近なんだけど、実に面白かった。このノリは最近のTVじゃあまりないタイプ。良い意味でシラケた連中のB級ギャグ満載って雰囲気。好きなんですよ、こういうの。ドラマの最後で水戸黄門の印籠の如く毎回登場するのが、「誰にも言いませんよカード」。それにまるで重みのない認印を押して相手に渡すところがおバカの極みだなあ。

このどこか懐かしい古いノリ。何処かで最近あったよなあ、これと同じ感じが、と思い出したのが仲間美由紀主演の「TRICK」。これもかなり面白かった。両者を比べると、よりアバウトで醒めているのが時効警察。芸人で言えば、ふかわりょうが入っているかなといったところ。

話は変わるけど、改めて最初から終わりまでしっかり観た西田尚美がゲストの第6話「青春に時効があるか否かは熊本さん次第!」。ドリアン・グレイのパロディかよ。気づけばオダギリと西田そして自分、全員が同じ生年月日。なんか妙に親近感が湧いたなあ。

ドリアン・グレイの肖像ドリアン・グレイの肖像

時効警察時効警察  帰ってきた時効警察帰ってきた時効警察