或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

Once I Loved

2005-08-30 06:28:04 | 200 ジャズ
いつもお世話になっているJMさんの“JMB連携TB企画第47弾/夏の想い出 過ぎ行く夏に聴くMusic”へのエントリー。

海、過ぎゆく夏、終わった恋、なんて言葉からの連想で、写真の山陰の夕陽でも眺めながらアントニオ・カルロス・ジョビンの隠れた名曲“Once I Loved (Amor Em Paz)”を紹介しましょう。この曲は、かの有名曲「イパネマの娘」や「コルコバード」と同じく、モライス&ジョビンの名コンビの作品。知ったのは大昔で、ジャズピアニストのマッコイ・タイナーのアルバム「Trident」(1975年)。演奏はハードで熱いのですが、哀愁を帯びたメロディーとコード進行が気に入って、バンドで良く演奏しました。

それでここ数年よく聴いているアルバムが、メキシコ生まれのピアニスト、アルトゥーロ・オファリル(Arturo O'farrill)の「Night in Tunisia」(2000年)と、元ランディ・ブレッカーの奥さんで、ブラジル出身の女性ピアニスト、イリアーヌ・イリアス(eliane elias)の「Sings Jobim」(1998年)の2枚。

両者共ボサノバを素材にしたジャズ。前者は、イタリアンレストランでかかっていて見つけたもの。有名曲が目白押しで、ラテンテイストのオーソドックスなピアノトリオ。地味ですが飽きません。

後者は珍しく全曲彼女のボーカル。全部で16曲入っていますが、しっとりとしたバラードが中心。まさに晩夏向けって感じでしょうか。心に染み入ります。

ただ残念なのはジャケット。なんか池袋か五反田の外人ショーパブの呼び込みポスターみたい。美人だとそれを売りにしたいから、どうしてもこうなるのかなあ。ちょっと残念。なんて音楽には関係ないですね。(笑)

TridentTrident

A Night in TunisiaA Night in Tunisia

Sings JobimSings Jobim

月例勉強会[8月度]

2005-08-29 06:52:53 | 100 中小企業診断士
昨日、いつものMさんと月例勉強会を行いました。一昨日の土曜日は、今期初めての模擬試験。広島マンパワーの会場で、本番さながらの80分×4のタフな試験。さすがにちょっと疲れました。久しぶりの緊張感に、最初はちょっと書く字もふらついたりしましたね。年甲斐もなく。(笑)

結果は、可もなし不可もなしといったところ。私の新しいアプローチである、与件精読後にキーワードを書き出し回答の骨子をまとめる、これを30分でこなす、というやり方に手応えは感じました。ただ後で、もらった模範回答を見ると、やはり与件の理解に抜け、洩れがある。今後は、これを如何に少なくできるかが課題。制限時間内での問題の精読訓練を強化するつもり。

その模擬試験会場で昨年の通学仲間と久しぶりに再会し、昼食を一緒にとりました。お互い1年間頑張ってきた者同志としてとても懐かしく、いろんな話に華が咲き、なんだかだんだんとやる気が。その意味で良い刺激になりました。

勉強会の内容は、来週の模擬試験とか、2次試験の申し込みの準備とか、そういった話題に終始。ちなみに来週MさんはLEC、私はTACを受験予定。10月9日の試験日が近づき、緊張感が高まってきました。いよいよ追いこみ。

それで昼食をとったのが、広島駅の西側に流れる京橋川沿いにある、写真のイタリアンレストラン「リストランテ・フォンタナ」。ホテルJALシティ広島の1Fにあり、メイン通りからちょっと入った所で、閑静でいい雰囲気。すぐ外が川なので景色が素敵です。

広島駅周辺には、ビジネスホテルがたくさんありますが、その中でキレイでお洒落って意味では、このJALシティは上位ランク。新しくて全国チェーンで料金もリーズナブル。広島に出張で来られるビジネスマンで、一流ホテルじゃ値段が高くて予算ワクオーバー、なんて悩まれてる方にはオススメです。



Rolex Explorer

2005-08-26 06:38:53 | 520 アンティーク
久しぶりに時計の話です。先週の休日の夜にカミさんと食事をした時、高級店だったので、行く前にはめて気合を入れてみました。気がついてみればずいぶん投稿をしてませんね。最近時計がなくてもケータイで充分なんて思ってて、マニアとしては危ない兆候です。(笑)

今日紹介するのは、写真のロレックスの傑作、エクスプローラーⅠ(Ref.14270)。5年ぐらい前に買ったもの。私が持っているのは現行の一つ前のモデルですが、ブレスの取り付け部とかほんの一部を除いてほとんど変わってません。ですから正確にはアンティークとは言えないんです。

この時計は、業界では”キムタクモデル”と呼ばれてます。彼が松たか子と共演した”月9”の「ラブジェネレーション」(1997年)、通称“ラブジェネ”に出演した時、ドラマの中で着用していて一大ブームに。それで急に品薄になり、定価の2倍ぐらいまで高騰。勿論私が購入したのはブームが去った後ですけど。(笑)

シンプルなデザインといい、肌触りといい、本当にしっかりした良い時計。私の好きな黒の上下にもピッタリ。でも買ったのは良かったんですが、あまりはめてません。理由は、目立つことと、キムタクモデルってことで特に若い人がはめてるのをよく見ること。なんか照れちゃって。

ちょっとネットで調べてみると、ロレックスの中でもいまだに人気NO.1のようですね。ということは、やっぱりこれからもあまりはめる機会がないのかも。高価だったのでもったいないのですが。まあ骨董価値が出てくるまで待ちましょう。(笑)

やはり時計は人が持っていないレア物アンティークが一番ですね。

ラブジェネレーション 単行本ラブジェネレーション 単行本

ラブ・ジェネレーション CDラブ・ジェネレーション CD

キャバレー

2005-08-25 06:29:20 | 300 絵画
昨日の日野皓正の記事でジャズ喫茶やキャバレーが出てきましたが、面白い話を思い出しました。

学生時代というのは貧乏なのでバイトがつきもの。かくいう私も喫茶店のウエイターから、建築現場のビルの掃除までいろいろやりました。その中でよく思い出すのがキャバレーのバンドメンバーのトラ(代役)。不定期だったけど、金銭的にはダントツ良かったなあ。

キャバレーにはショータイムがあって、手品から漫談、ダンス等様々ですが、ヌードショーもよくありました。事の始まりはその前の曲の打合せ。ちなみに“キャバクラ”や“クラブ”では、こういうショーがないそうです。僕は料金で分類かと思ってましたが、別の分類があったんですね。(笑)

確か暑い夏、40歳ぐらいの女性がクーラーの効いていない狭い楽屋に入ってくるなり、下着姿になってタバコを吸い始めました。バンドのメンバーと親しいのか、「最近なんか太ったでしょー。あらこの子、トラなの?」なんて言いながら、わざと足を座っている私の目の前に。ステージで踊っている時にも、私の側に寄ってきて、体を摺りつけながら微笑みかけられました。

やられましたね。まあ彼女にとっては商売なんで何てことはないんでしょうけど、うぶな私にはねえ。音楽が、ジャズが、コルトレーンがどうのこうのなんて、もう関係ない世界。この頃からですね。私の人生観が歪み始めたのは。(笑)

特に女子中学生の家庭教師をやった後すぐに、キャバレーにトラで行ってこういうヌードショウがあった時には、なんか頭の中が交錯して、妙な気持ちになりましたから。(笑)

写真はマティスの最晩年の作品、押絵本“ジャズ”から「Bule NudeⅠ」(1952年)。今日の話との関連で紹介するのは、巨匠にちょっと失礼かと気が引けましたけど。美しさと妖艶さと清々しさが一度に味わえます。

絵画写真の引用元:「easy art」(http://en.easyart.com/)

日野皓正(3)

2005-08-24 06:30:46 | 200 ジャズ
久しぶりですね。菊地雅章の紹介が間に入ったし。映画「透光の樹」の記事で彼の話が出てきて、紹介が途中になっているのに気づきました。前回は1970年代でしたが、今回は1980年代。この時代の始まりは、ヒット作「City connection」(1979年)。

これまであまり言ってませんけど、私は音楽のジャンルや演奏スタイルにこだわりはありません。それとミュージシャンだって人間ですから、その時代に影響されて当たり前。

私も昔、ジャズ喫茶で演奏していた時、フォークやロックの連中と比べてジャズはマイナーなので客の入りが悪く、“受け狙い”の音楽でもやろうかな、なんて考えたこともありました。なんかお店の人に申し訳なくて。でも結局は自分の好きな音楽しかやらなかったなあ。だってアマチュアだし。まずは自分が楽しむのが基本。キャバレーとかのバイトとは違いますから。(笑)

前置きが長くなりましたが、この時代の彼の演奏はポップス寄りの”フュージョン”。ウイスキーのコマーシャルに登場したこともあって、“受け狙い”という批判も結構ありました。今回久しぶりに聞き直してみると。正直なところ、期待に反して、リラックスしてるというより、なんか流されてる感じの作品が多いですね。アレンジがガチガチすぎなのか、録音に色気つけすぎなのか。

「Double Rainbow」(1981年)なんて、ギル・エバンスのアレンジでハンコックや菊地等も参加した超豪華アルバム。だけど聞いてみるとマイルスの2番煎じ。「Trade Wind」(1986年)以降の作品はもういけません。こんなはずじゃなかったけどなあ。

そんな中で、ポップでファンキーで一番のびのびやってる感じの「New York Times」(1983年)を紹介しておきます。キーボードのケニー・カークランドとのコラボ。写真は”ニューヨーク“つながりで、にぎやかなタイムズ・スクエア。NY回顧で使っていない写真をうまく利用できました。(笑)

ニューヨーク・タイムズニューヨーク・タイムズ

ピカソ(7)[総合的キュビスム]

2005-08-21 07:38:18 | 300 絵画
前回の“分析的キュビスム”の延長線上にある、“総合的キュビスム”の時代(1912年~1915年)です。分析的キュビスムの時代は、世間からまったく相手にされず完全に孤立。ところが1912年にキュビスムに対する評価が急変。音楽でも絵画でも、時代が変化する時ってテンポが速い。あっという間に価値観が変わる。まさに革命ですね。

キュビスムについては、あの岡本太郎が著書「青春ピカソ」の中で、“ピカソ芸術の真にピカソ的な展開は立体派に始まる。この芸術革命は既成の絵画理念を根底から破壊し去り、史上驚異的な20世紀アヴァンギャルドを確立する。立体派以後とそれ以前の世界との断絶は、美術史における最大の断層である。”と書いています。

技術的には、ブラックが発明したコラージュが、“総合的キュビスム”の時代の最大の特徴。紙や厚紙をハサミやカミソリで切り取り、そこにデッサンや彩色を施す。これって意外に、我々大衆には親しみ易さを感じさせますね。お洒落な雰囲気も出たりして。素人には、この時代が描くのに一番真似しやすいかもしれません。(笑)

この時代の代表作として、下の写真の、ロンドンのテイト・ギャラリーにある「ギター、新聞、グラス、ビン(Guitare, journal, verre et bouteille)」(1913年)と、ニューヨーク近代美術館にある「緑の静物(Nature morte verte “Compotier, verre, bouteille”)」(1914年)を紹介しておきます。黒や茶を主体としたダークでシンプルな内装のバーとかに似合いそう。

上の写真は私のお気に入りで、スイスのルツェルンという町のローゼンガルト画廊にある「カフェのヴァイオリン“ヴァイオリン、グラス、ビン”(Violon au café ”Violon, verre, bouteille”)」(1913年)。ヴァイオリンの先の渦巻き(スクロール)の部分の青がアクセントでいい感じです。

全絵画写真の引用元:「ON-LINE PICASSO PROJECT」(http://csdll.cs.tamu.edu:8080/picasso/)

ギター、新聞、グラス、ビン緑の静物


文庫 青春ピカソ文庫 青春ピカソ

NY回顧(4)[ジャズクラブ]

2005-08-20 06:53:34 | 800 観光
私にとってニューヨーク観光の目玉は、やっぱりジャズクラブ。もう行く前から胸がワクワク。結局一晩で「ビレッジ・バンガード」と「スイート・ベイジル」の2軒をハシゴしました。

話は変わりますが、ジャズのコンボ(少人数)演奏を聴くときは、できるだけジャズクラブと決めています。というのもホールだと会場の音響とかPAの問題で失望して帰るケースが多いから。ですから当時本場のジャズクラブにはすごく期待してました。

「ビレッジ・バンガード」で聞いたのは、ピアノのケニー・カークランドのバンド。演奏そのものは良かったのですが、PAがイマイチ。特にピアノの音が痩せてて、ちょっと拍子抜け。その意味では「スイート・ベイジル」の方が良かった。でもここはゲテモノビックバンドが出演していて、音楽的にノー。

まあ期待が大きすぎたのせいもあるのですが、東京と比べて値段が安いこと以外に特にいいところなし。逆にPAのレベルは低いぐらいで、ちょっと不完全燃焼でホテルに帰りました。

盛り下がってもしょうがないので、「ビレッジ・バンガード」でのライブ盤を紹介しておきます。最近では日本人で女性ピアニストの大西順子のものもあったりして、相当数出ていますが、今日はジョン・コルトレーンの「The Master Takes」(1961年)と、その中でピアノを弾いていたマッコイ・タイナーのコルトレーンへのトリビュートアルバム「Plays John Coltrane」(1997年)の2枚。

前者の“Impressions”はよく聞いたしよく弾いたなあ。この曲のリフを聞くたびに熱くなります。後者は同じ場所で36年という年月を経たピアノトリオの演奏。マッコイの気持ちを思うと感慨深いものがあります。ある時期コルトレーン教に入信していた者として、3曲目の”Crescent”を聞いた時は涙が出そうになりました。

The Master TakesThe Master Takes

McCoy Tyner Plays John ColtraneMcCoy Tyner Plays John Coltrane

透光の樹

2005-08-18 06:49:21 | 350 映画
前に“Movie Baton”の記事の中で、見たい映画として挙げていた「透光の樹」(2004年)。DVDがTSUTAYAの新作コーナーにあったので早速レンタル。夏休みの最後は映画鑑賞。実は音楽を日野皓正が担当したと聞いて興味を持ってました。

原作は第35回(1999年度)谷崎潤一郎賞を受賞した樹のぶ子の同名小説。萩原健一の降板劇で有名ですね。その後恐喝容疑で彼は逮捕されちゃいましたが。主演は秋吉久美子と、荻原の後釜の永島敏行。古都金沢を舞台に、25年ぶりに再会した二人の不倫純愛映画。まあ「失楽園」(1997年)のたぐいと考えてもらえばいいと思います。

正直なところ演技は良くない。まあ秋吉久美子は置いといて、永島敏行ってこうだった?って感じ。極めつけは情交シーン。この映画、50歳を超えた秋吉の全裸が売りだとか。全裸といえば「失楽園」の黒木瞳も。不自然極まりない絡みより、チラっとだけ見せて想像させるほうがよっぽど良かったのに。まあオールド秋吉ファンへのサービスなんでしょう。

それじゃ失望したかと思いきや、個人的には楽しみました。北陸の景色の映像とシチュエーションがあればそれで満足。シナリオや演技はどうでもよし。つかの間の“ウソの世界”を楽しむって感覚。ですから独身の方には全く時間のムダだと思います。(笑)

印象に残ったのはセリフ。「いえ、このあたり、寒いから。いっきに来るんです、春が。だからみんな、狂っちゃう。」いいですね。気品の中に、花と自分にかけた情欲が。好きです。こういうの。(笑)

それで最後は日野の音楽。写真はサントラ盤のジャケット。これは良かったなあ。日野が今やってる音楽と、この映画が求めている音楽がピッタンコ。ライブで聴くにはちょっと難解でつらいけど、映像のバックとしてはありです。トランペットとピアノのデュオというシンプルな構成。控えめな使われ方や音量がさりげなくていい感じでした。

サウンドトラック 透光の樹

文庫 透光の樹文庫 透光の樹

DVD 透光の樹DVD 透光の樹

続・オートキャンプ

2005-08-17 05:53:49 | 900 その他
お盆が終っちゃいましたね。私の長期休暇も終了。8月6日から11連休だったのに、なにせ受験生の身分。結局レジャーらしいレジャーと言えば、1日釣りに行っただけ。哀しいなあ。それで一番記憶に残っているのは“自動車乗り捨て事件”。

ちょっと前に、娘がキャンプに行くので道具を引っ張り出した話をしました。実はこれには続きが。出発した日の夕方、山陰にいる娘から私の携帯に電話が。「車が急に動かなくなったんだけど、どうしたらいい?」なんて質問。旧式のおんぼろワゴン車を娘用にしているので、たぶんバッテリーあがりだろうと交換を指示。そしたら直ったみたいで一件落着。

なんて思ってたら大間違い。それから30分ぐらいしてまた電話があって、「また動かなくなったよ!」なんて悲痛な叫び。キャンプ場のすぐ近くだったのと、たまたま友人が車で遊びに来ていたので、その日は車をその場に放置したままキャンプイン。

翌日私が現地に赴き、JAFを呼んで車を近くのディーラーに運搬してもらい、その後娘と友人を広島まで送って帰りました。まあ、若い女の子を4人乗せて走ったので気分は悪くなかったかな。(笑)

そして数日後、発電機の修理完了の連絡があって再び山陰に。広島駅から高速バスに乗って島根県の浜田駅まで。そこで車をもらって広島にUターン。でもこれだけじゃもったいないなあ、ということで寄り道したのが、昔よく行った石見海浜公園のオートキャンプ場。

上の写真は展望台から写した海浜公園の全景。真ん中右奥がオートキャンプ場。下の写真は日没の風景。まったりしていい感じですよね。海辺に立つと、生暖かい潮風が吹いて、すごく心地よくって。昔の感触が鮮明に。たった数時間だったけど、オートキャンプをした気分になって。なんだかすっかりリフレッシュしました。



金魚ちょうちん祭り

2005-08-14 08:48:04 | 800 観光
昨晩は、山口県の柳井市で毎年開催されている“金魚ちょうちん祭り”を見てきました。カミさんは実家に帰っていないし、娘も遊びに行ってるしで、この日家には私一人。友人に誘ってもらったのですが、勉強の良い気分転換になりました。

柳井市は、広島市からJRで約1時間、山口県の東部に位置する古い伝統的な小さな街。“金魚ちょうちん”というのは、150年の伝統を持つ郷土民芸品だそうで、幕末の頃、青森の「ねぶた」にヒントを得て、伝統織物「柳井縞」の染料を用いて作り始めたのだとか。お祭りは、市内に飾られた“金魚ちょうちん”の灯の中を、上の写真の“金魚ねぶた”が練り回ります。

この街で有名なのが“白壁の町並”。室町時代からの町割りがそのまま今日も生きていて、街路に面した両側に江戸時代の商家の家並みが続いています。当時は産物を満載した大八車が往来して賑わったそうです。岡山県の倉敷を思い浮かべてもらうと分かりやすいですね。

下の写真は、その街並みの祭りの風景。昔ながらのレトロな景色の中に、可愛い金魚がずらりと並んでいます。なんとも言えない幻想的な雰囲気。なんか昔にタイムスリップしたような気分になりました。

それでやけに人が多いなあと思ったら、この小さな街に約5万人もの人出。まあお祭りなのでそれもありですね。夜店が立ち並んで。浴衣姿の女性達がお喋りをしながら楽しそうに歩いている。まさに夏のお祭り。いいですね。

私も友人が女性で良かったなあとつくづく思いました。この雰囲気の中に男だけじゃねえ。まあ若い人はナンパ目的でいいだろうけど。私みたいな中年になると、一人じゃオタクだし、二人じゃゲイ。やはり男女のカップルで来てはじめて楽しめますね。久しぶりにたくさん飲んだので、今日はちょっと二日酔い。(笑)