或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

Break It

2010-08-23 05:49:37 | 220 POPS
この間家にいてTVCMからやけにカッコイイ音楽が流れてくると思ったら、それは安室奈美恵の「break It」(2010年)だった。こういうのって本能が知らせるというか何というか、チラっと聞こえただけでも気に入った音楽ならすぐに察知できるというか。たまたまYouTubeに別の音楽番組がアップされていたのでちゃんと観て聴いたけど、こりゃ久しぶりのツボって感じ。J-POPでは久しぶりだなあ。

曲調としてはディスコ、それも1970年代風の。まず基本はタテのりでベードラがシンプルにビートをしっかり刻んでいる。続いてギター。左右に配置されたフェンダーのテレキャスター系のカッティング。この音色がやや甘くて、まさに1970年代。しかしキーボード群はブラス系を中心に今風のデジタルシンセの音色。このあたりのバランスが実に渋くて意外にオトナのサウンド。

極めつけは後半の間奏部分。静かで落ち着いたサウンドの中に、なんとサビの前の一瞬の静寂に弦のピチカートが散りばめられていて。こりゃ相当の手練だなと。調べると作詞・作曲共に”Nao'ymt”。といっても初めて名前を知った日本人のアーチスト。小さい頃からピアノに親しみR&Bが音楽のベースとか。

この曲のPVがYouTubeにアップロードされていたのでチェックしたけど、映像の造りがとても良かった。しかし安室って相変わらず踊りがうまい。例の小室さんプロデュースのアイドルスター時代から月日もかなり経ち、彼女はもうすぐ33歳。今年”World Music Awards 2010 Best Asian Artist”に選ばれたらしく、世界でしっかり実力を評価されているんだなと。素晴らしい。

それでウィキペディアを眺めていると「All for you」(2004年)を発見。かつてこの曲の記事を書こうとした記憶が蘇ってきて。YouTubeに質の良いライブ映像がアップされていて、しばし当時にトリップしてしまったけど。しかし良い曲だなあと。歌詞も2002年の離婚を乗り越えていこうとする彼女にピッタリだったような気がして。これからも頑張って欲しいなあ。

Break It / Get Myself Back<Break It / Get Myself Back

吉和の森

2010-08-20 06:10:21 | 450 スポーツ
今年のお盆も例年の如くカミさんと娘は名古屋の義父のもとへ。自分もいつもの墓参りと親戚への挨拶周りを。ちょうどは墓参りの前日が釣りだったので、釣った魚を親戚にお土産として持っていったら喜ばれて。ヘンなお中元より余程気が利いていると自画自賛だったりして。それで最後の家で昼食を食べさせてもらいながら従姉妹と世間話をしているとゴルフの話が。

というのも、自分が今年からしばらくぶりにゴルフを再開しという話をしていたら、従姉妹が「明日、主人と息子と兄さんの3人でゴルフをするらしいけど、良かったら一緒にやったら?」と誘ってくれた。暇でやることがなかったし渡りに船とはこのこと。すぐに携帯で連絡を取って追加予約をしてくれて。ドライバーとパターを新調してやる気満々だっただけにこれは嬉しかった。

正直なところ、真夏にゴルフ、特に今年は尋常ではない暑さなのでフツーなら尻込みするのだけど、予約していたのが広島県で最も夏が涼しい吉和の森ゴルフコースだったので話は別。早朝に家を出た時には暑さが残っていたけど、山岳路を走ると徐々に和らいできて。それでテンションもあがり、ついに車の幌を開けることに。こんなこと、ここ数年なかったなあ。それからゴルフ場までの40分余りは、久しぶりにオープンカーの開放感を楽しんだかな。とにかく涼しい風が体を包みこみ最高だった。

それで気分よくゴルフ場に到着して、親戚同士で和気あいあいのプレーを開始。まだゴルフを再開して3ラウンド目だったし、クラブを新調していたのでスコアはまとまらなかったけど、ラウンドはとても楽しかった。さすがに日差しがあると暑かったけど、それでも普段とは雲泥の差。時折吹き抜ける高原の風が心地よかった。その後でゴルフ場の温泉につかりサウナで汗を流してリラックス。さらには、従姉妹の家で開催された野外バーベキュー大会にも参加したりして、気分は最高にリフレッシュ。

こりゃ、来年からの盆の過ごし方は決まったなと。誘ってもらえるように気を使わなきゃね。



テーラーメイド R9   オデッセイ ホワイトアイス iX #5

五目釣り

2010-08-18 05:57:48 | 400 釣り
夏休みの後半に、いつもの友人と船釣りへ。いや、釣りは久しぶり。6月中旬以来だから約2ヶ月ぶり。このところ長期出張の連チャンで行きたくても行けない状況が続いていた。友人が予約してくれたのが釣師隊という遊魚船で、数年前に別の友人と1度だけ利用したことがある。確か秋にアオリイカ狙いで出船した記憶があるのだけど天気が悪化して早々と帰港したような。

だけど通常の漁船とは思えないキレイな船だったという印象が残っていて、今回乗ってみてその感を強くした。そんな船だから客もよくあるジジイの集まりじゃなくて、ギャル2名を含む若者6人のグループと子供連れが1組。釣船というより遊覧船といった感じ。天気も良くて冷房の効いた船底でしっかり休眠している間に魚場に到着。やや曇りぎみで波もなく絶好の釣り日和。

今年の瀬戸内海は、春先からどうも釣果が芳しくない。いつもは入れ食いのアジが、何度か流してようやく釣れるという有様。こんな経験はあまりしたことがない。狙いの魚種はウマヅラハゲとチダイ。準備が完了しても、なかなか船長の指示がでない。不思議に思って船の反対側を覗くと、船長が若者に釣り方を教えていた。おいおい、今頃やるなよとダメだししたかったけど。

20分ぐらい経ってようやく釣りを開始。サイズ的には小さいチダイと真鯛、ウマヅラハゲを数匹釣ってアタリが遠のいたので場所を移動。すると数十隻の船団が。中にはジギング船もいたりして。推察するに、本命が釣れないので、仕方なくアジ釣りに対象魚を切り替えた様子。だけどここでもポツリポツリという感じ。自分も30cm弱を苦労して4匹釣るのがやっとだった。

その後に再び魚場を移動してイサキ釣りへ。40cm級をやっとのことで1匹ゲット。友人はボウズ。結局船長の好意で3時半まで粘ったけど、釣果は5種類の魚トータル10匹程度。まさに五目釣り。そうそう、この船には上の写真のような個人用生簀が装備されていてとても便利だった。新調したダイワの小型電動リールも快調だったし、自分的には久しぶりの釣りを堪能したかな。



ダイワ レオブリッツ 150

へぎそば

2010-08-15 05:43:28 | 600 グルメ
前回に引き続いて新潟県長岡市のグルメの話。というか2泊3日のプチ東北旅行も終わり、新潟の話も今日が最後。新潟、喜多方、長岡と続いたけど、今日は同じ麺でもラーメンじゃなくて蕎麦。出張する前にご当地の名物グルメは何かと会社の知り合いに質問すると、「へぎそば」ですよという答えが返ってきて。「へぎそば」を漢字で書くと「片木蕎麦」。片木(へぎ)というのはこの蕎麦が盛られる器のこと。もともとは”剥ぐ”が訛って”へぐ”、木を剥いだ板を折敷にしたのが始まりとか。

この「へぎそば」は新潟県魚沼地方が発祥地で、そばのつなぎに布海苔(ふのり)という海藻を使っているのが特徴。もともとこの辺りは”縮”を中心とした織物が盛んで、麻糸の糊付けをするのに布海苔がつかわれていた。それをそばのつなぎに使ったたということで、江戸時代には「へぎそば」があったらしい。当時の薬味は”からし”。その後”わさび”が流通するように。

しかしねえ、よく食べたなあ、これを。通算すると2週間で4回も。たまたまだけど、全て小嶋屋。とは言っても小嶋屋にもいろいろあるらしく、自分が利用したのは写真の長岡小嶋屋が3回と、小嶋屋総本店長岡喜多町店が1回。なんてこの記事を書いていてそれを知ったのだけど。後者の小嶋屋総本店の本店は十日町にあって、この辺りがへぎそばの聖地なんだろうなあ。

それで十日町に程近い小千谷市に行く用事があって、これは本場でへぎそばを堪能できると早速調べて須坂屋にターゲットを設定。そこまでは良かったけど、用事の都合で須坂屋にはいけず、もっと言えば詩人、西脇順三郎の生誕地や墓所にも立ち寄れなかった。今思えばとても残念。西脇と言えばシュルレアリスム。おっと諸橋近代美術館のダリつながりか。

それで「へぎそば」の味なのだけど、つるりとした食感でさっぱりした中に腰もしっかりあって美味い。そうそう、長岡小嶋屋をよく利用した理由は、そばもだけど他もなかなかだったから。特にぜんまいと鰊。それから名物の栃尾あぶらげ。酒飲みにはたまらない肴だったなあ。

へぎそば栃尾あぶらげ

青島食堂

2010-08-12 05:52:17 | 600 グルメ
新潟と喜多方でラーメンを食べた話をしたけど、その前にちゃっかり賞味していたのが長岡のラーメン。地元の人に後で聞いて知ったのだけど、新潟で4大ラーメンと呼ばれている種類があって、ひとつは新潟の三吉屋で食べた薄い醤油系。次が燕市の背脂こってり系。それと何処だったか忘れたけどピリ辛味噌系。そして残りのひとつが長岡が発祥の生姜醤油系。

薄い醤油系、背脂こってり系、ピリ辛味噌系のどれも一応どんな味なのか、なんとなく推定できるのだけど、生姜醤油系というのはこれまで経験がない。客が常に並んでいるとの話から、仕事が終わってすぐに友人の案内で地元で最も有名な青島食堂へ直行。だけど店に着いてみれば時間が6時前と早かったせいもあって客は我々2人だけ。焦る必要はなかったということか。

食券を買い席に着いてメニューを眺めると、ラーメン以外に料理がないことに気づいて。自分的には夕食はこれだけなので、餃子と白飯でも注文しようかと思っていたけど甘かった。しかしねえ、餃子がない店はけっこうあるけど白飯がないのは初めて。まあそれで経営が成り立つのならそれも良しだけど、別に飲み屋街にある夜食中心の店でもないのにと思ったりして。

やや落胆しながら待っていると、これまた繁盛店によくいる無愛想なオバさんが無言でラーメンを運んできた。伝統がある店のラーメンは見た目ですぐに分かる。無造作な具のトッピングになんとも言えない風格が感じられて。うーん、これはと思いながら麺を口へ。美味い。スープから確かに生姜の味が感じられる。生姜と醤油が絶妙なブレンド。想像以上に合うんだなあと。

麺とスープもだけど、口に入れる途中でバラける程の柔らかいチャーシューがこれまた美味い。長岡ラーメンもなかなかやるねえと感心しながら周囲を見回すと、いつの間にか10人ぐらいが席に着いていて、徐々に混雑し始めていた。そうか、午後の開店直後だから空いていたのかと気づいて。いや、やはり有名店というのはそれだけのことはあると感服したかなあ。


新潟県立近代美術館

2010-08-10 09:13:55 | 300 絵画
東北地方への2泊3日のプチ旅行から帰ってきたのが新潟県長岡市。ここに3連休を挟んで2週間ほど出張していて、第1印象としては、信濃川の流域がやけに広いということ。広島市も大田川という川の流域にあるのだけど何処に行っても狭い。それに比べるとスケールがぜんぜん違う。日本一長い川らしく、流域面積でも第3位。1位が関東平野の利根川、2位が石狩平野の石狩川。なるほどね。

自分の中でなんとなく大きな河川とその流域に対するイメージができたような気がする。それで今日は、その信濃川のすぐ傍にある新潟県立近代美術館で開催されている”モーリス・ユトリロ展~憂愁のパリを描いた風景画家~”の話。この美術館が新潟市ではなく長岡市にあるとは知らなかった。市の文化施設ゾーンの広大な敷地の中に建てられていて、なかなかゴージャズだった。

この展覧会は全国を巡回していて、新宿にある損保ジャパン東郷青児美術館に続く開催地がここ。ユトリロだけを扱った展覧会は初めて。しかもほとんどの作品が個人蔵でこれらも初めて。一昨年にパリの有名美術館をはしごして傑作を数多く観てきただけに、出来栄えにやや不安を感じながらも館内へ。結果としては、バラつきはあるものも存分に楽しめた。

少なくとも10枚程度は気に入った作品があったかな。中でも特に印象的だったのは上の画像で、ブログにコメントをいただいてその存在を知った晩年の「サン・リュスティック通り(Rue Saint-Rustique)」(1948年)、それと下の画像で白の時代の「バイアン通り(Rue Bayen)」。前者はパリで実際の通りの雰囲気を直に味わってきただけに脳裏を想い出がかすめてジーンとした。

残念だったのは常設展に佐伯祐三の「広告塔」(1927年)がなかったこと。館内に喫茶店があって名前がなんと「広告塔」。ウケてニヤニヤすると同時に、これだけ有名なら常に展示されているはずだと。だけど隅々まで探してもない。受付で聞くと今年末頃に展示する予定とのこと。これを目当てに来る客も多いはずだし、どうして展示しないのか不思議に思ったりして。

「Rue Bayen」(1915)



さくらんぼ

2010-08-08 06:38:58 | 600 グルメ
いつからかは分からないけど、どうも数年前くらいからアレルギーになってしまったのがりんごや桃。最初は食べると喉が少し痒い程度だったのだけど、最近では喉から胸にかけて痛痒いし、最悪の場合は息苦しくなってくる。りんごはまだしも桃は大好きな果物。それが食べられないのはどうも冴えない。でも娘や息子がカニや海老がダメなのに比べればたいしたことないか。

それで会津若松で食事をした時にデザートとして出てきたのがさくらんぼ。2個だったので、たいしたことはないだろうと。口に入れるとやけに美味しい。自分の記憶の中にあるさくらんぼの味とは少し異なり、柑橘系のすっぱさが少なく、甘さも控えめで上品な味。これには少々感激してしまった。ひょっとしてこの辺りはさくらんぼの名産地で今が旬なのかと思い始めて。

そんな時に観光で山形県米沢市の上杉神社に行ったとき、お土産センターの前に軒を並べていたのがさくらんぼ売場。さくらんぼだけがこれだけ並んだのを見たのは初めて。店中には佐藤錦ともうひとつ忘れたけど2つの種類が置いてあって。試食できたので早速一粒ずつ口の中に放り込むと味の違いがはっきり分かった。会津若松で食べたのが佐藤錦だったことを確信。

なんだか嬉しくなって300円のパックを一箱購入。よくみると広島あたりで出回っているのと比べると色が薄くてやさしい感じ。これを出張している間に毎日3~4粒ぐらい食べたかな。予想通り喉は少し痒くなったけど食べずにはいられなかった。

後で調べて分かったことだけど、山形県はさくらんぼの生産では日本一で全体の7割以上を占めている。その中で最高級品が佐藤錦だとか。なるほどね、だから美味しかったのか。旬は5月下旬から7月上旬ということで、自分が買った時はそろそろ季節が終わる頃。だけどそんな時に山形を訪れて地物のさくらんぼを食べることができたなんて、今思えばラッキーだったかな。

米沢牛

2010-08-04 06:12:00 | 600 グルメ
プチ旅行2日目の夜に山形県米沢市に到着した後、満を期して出かけたのが街の中央部にある上の写真の山懐料理「吉亭(よしてい)」。いわゆる老舗中の老舗。大正年間に建てられた母屋は国の有形文化財に登録されている。今回の旅行のグルメ編の真打ちと期待していたが有名な米沢牛。ホテルから歩いて数分、表通り沿いにやけに大きな屋敷があると思ったらこの店だった。

米沢牛についてはネットで調べてみたけど、霜降りが細やかで柔らかいのが特徴とか。それを最大に引き出す料理がしゃぶしゃぶということで、夏にもかかわらず鍋料理を事前に予約。門をくぐり歴史を感じさせる庭園を横目に見ながら店内へ。さすがに上品な雰囲気。オードブルの後に眼の前に現れたのが米沢牛。これがしゃぶしゃぶ用なのと思うくらいの肉厚。

数枚しかないので、できれば分割して入れたいという気持ちを押さえて贅沢に一枚を一気に湯の中に投入。ごまだれをたっぷりつけて口の中に入れると評判どおりの柔らかさ。だけどこの辺りからが貧乏人の悲しさ。慣れていない食感に戸惑いが。やはりしゃぶしゃぶは、よくぞここまで薄く切ったものだと思うくらいの肉の方が合っているんじゃないかなと。

こりゃ、この時期にしゃぶじゃぶという選択がまずかったかなと反省し、前夜がかなり高額だったにも関わらず翌日のランチでリベンジをしようと。やはり肉料理としての王道であるステーキにしようと。あえて朝食を抜いて午前中の観光を予定通りこなした後に訪れたのが、これまた明治27年創業の老舗「登起波」の分店である「登(のぼる)」。前日より更に期待したりして。

それで注文したのが5千円のステーキ。ご飯と味噌汁付ではあるもののランチとしては超豪華。だけど出てきたのを食べて、これまた昨日と同じようなイマイチな気分に。確かに柔らかいのだけど、どうも自分の中にある高級肉の食感じゃなくて、悪く言えばハム。しかも味付けが塩コショウじゃなくて醤油。なんらその辺りの飯屋の800円の定食と変わらない。やはり貧乏人には良さが分からないのかなあと。

吉亭

米沢

2010-08-02 05:54:04 | 800 観光
プチ旅行3日目で最終日は山形県米沢市の観光。ここはNHKで放映された大河ドラマ「天地人」で脚光を浴びた直江兼続ゆかりの土地とのこと。自分は現在放映されている[竜馬伝」を始め、このシリーズをこのところ全く見ておらず、兼続についても今回いろいろと調べていて初めて知った程度。自慢にならないけど、東京から北については情けないくらい知識が乏しいなあ。

興味深かったのが、直江兼続ゆかりの土地は戊辰戦争ゆかりの土地でもあったこと。兼続は仕えていた上杉景勝の移封に合わせて長岡、会津若松、そして米沢へと移住していったのだけど、これは戊辰戦争における東北戦争で、旧幕府軍が落ち延びていったルートでもあった。どの土地に行っても亡くなった人々を弔う記念碑が数多く建てられているのには驚いた。

それで話を米沢に戻すと、兼続と上杉家にまつわる史跡がたくさん残っていて、それらを時間が許す限り周ってみた。上杉神社に始まって、松岬神社、上杉伯爵邸、上杉家廟所、春日山林泉寺、笹野幸徳院、東源寺とそんなに広い街ではないので、車ですいすいと。中でも圧巻は上杉家廟所。そのスケールの大きさに圧倒されたから。意外に観光客はまばらだったけど。

ここには米沢藩主であった上杉家、つまり家祖の謙信から十二代斉定まで代々の祠堂があるのだけど、上の写真のような周囲の杉にまず驚かされる。背がやけに高い。これがなんとも荘厳な雰囲気を醸し出していた。そんな杉に囲まれて祠堂が横一列に並んでいるのだけど、なんだろう、このスケール感は。まさに戦国大名の成せる技といったところ。素晴らしかった。

そんな上杉三昧をした中で個人的に興味を持っていたのが旧米沢高等工業学校の本館。国の重要文化財に指定されており、今は山形大学工学部になっている。実は自分の昔の友人の出身校がここ。酒を飲むとよく米沢の話が出てきて。最近全く連絡を取っていないけど、どうしているかなあと。古いルネッサンス様式の建物を眺めながらふと昔の思い出に浸ったかなあ。

上杉神社松岬神社
上杉伯爵邸上杉家廟所
旧米沢高等工業学校春日山林泉寺
笹野幸徳院東源寺