或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

Hau Tree Lanai

2015-03-29 10:02:22 | 880 ハワイ紀行
ハワイ旅行3日目のスタートは、これまた連れの友人のリクエストで、有名なレストラン「Hau Tree Lanai」へ。宿泊しているホテル以外で朝食を取るのは初めて。場所はワイキキビーチをずっと東に進んでいった外れにあり、ダイアモンドヘッドの麓。モアナ・サーフライダーから車で5分程度。途中から左手に公園、右手にビーチという、朝にふさわしくすがすがしい眺めだった。

このレストランは「ニュー・オータニ・カイマナビーチホテル」の中にあってビーチと隣接している。レストランに着くと朝9時にして既に満席。少し経って席に案内されたけど、ワイキキビーチ方面を遠目に眺めながら食事をする感じ。正直言って景観としの魅力は少なく、おそらく夕日が沈む頃がベストかも。だけど歴史あるホテルらしい造りで落ち着きがあり和んだかな。

連れが注文したのが、定番のエッグベネディクト。自分はオムレツと、ハワイで初めて食べるアサイ・ボール。味的には正統派で、いわゆる高級レストランのお味。大きなハウツリーの下で食事をしていると、様々な観光客がビーチで遊んでいて、それを傍で眺めながら、ゆっくり朝食を楽しんでいると、さながら映画「ベニスに死す」のワンシーンが脳裏をかすめたりもした。

それで有名なエッグベネディクトの話。店の紹介では、”グリルしたイングリッシュマフィンの上にターキー・カナディアンベーコン・ポーチドエッグをのせ、オランデーズソースをかけている”らしいのだけど、見てすぐに女性の乳房を想像してしまったなあ、連れには言わなかったけど。もともとアメリカ本国で生まれた料理で、ベネディクトとは作者の名前らしい。

そうそう、面白い話がひとつ。途中でやってきた店のボーイが、「あなた、浅田真央に似ていますね」と、いきなり連れに話しかけてきて。その突然さに、どうリアクションして良いのか2人でしばしポカーン。彼女としては、そんなに嬉しくもなかったようで、「こんなの初めて、姉の舞に似ていると言われたことはあるけど...」と。確かに姉には似ているかもと納得したっけ。


Arancino

2015-03-24 06:05:12 | 880 ハワイ紀行
ハワイ旅行2日目の夜は、これまた連れの友人のリクエストでイタリアンを。調べると3店舗あったので、徒歩で行けるマリオットホテル中にある「di Mare」店へ。日本人がオーナーで、「Beach walk」店に続いて2003年に2号店である「di Mare」ができた頃にハワイを代表するイタリアンとして有名になったのだとか。その後2013年には3号店である「at the Kahara」も開店。

旅行前にネットで予約しようとしたら、平日にも関わらず夜6時30分から8時30までは既に満席だったので、これはかなりの人気店だなと。当日店内へ入ると、テラスに程近い席へ案内してくれた。夜だとテラスは少し肌寒いし、照明がほとんどなかったのでフロア席にして良かったなと。「コースにしようか?」と提案したけど、「単品にしたい」と連れに頑固に断られて。

とりあえずスパークリングワインをボトルで注文して飲んでいると、最初に頼んだエビとアボガドのサラダが到着。初めての店だったので、どんな味付けなのだろうと興味を持って、まずはひと口。癖がなく弱めの品の良いドレッシングで、いわゆる日本の高級店のそれ。少し想定外だったかも。量は日本の倍以上あり、2人でシェアしてちょうど良いぐらいのボリュームだった。

メインは、連れがどうしても食べたかったという生ウニのクリームソースのパスタ、そしてピザは自分のチョイスでマルガリータ。女性ってクリーム系が好きだよな。自分はいつもトマト系かペペロンチーノ系しか食べないから。だけどこの日だけは、これを食べて帰らないとこの店に来た意味がないということだったのでトライしてみると、生ウニの甘さが絶妙でとても美味しかった。

シメのデザートは、連れがクリーム・ブリュレで自分はティラミス。このティラミスのデカイこと。量が日本の3倍近くはあったような。共に甘さが程良く押さえてあり食べ易かった。ハワイならではの食材を日本人のイタリアンテイストで楽しめる店というのが食べ終わった感想。客も半分は日本人で残りが欧米人。2人で2万円ちょいで、円安のハワイにてはまずまずだったかな。


Green sea turtle

2015-03-23 05:38:44 | 880 ハワイ紀行
ハワイ旅行の2日目は、ドライブがてらノース・ショアへ。フライトの疲れもあり、朝ゆっくりしていたものだから、ホテルを出発したのが朝10時過ぎ。前日に有名な「Leonard's」でマサラダを大量に買い込んでおいたものだから、朝食はそれで済ますことができた。ただしマサラダは、いわゆる揚げパンなので時間が経つとねちゃねちゃして味はイマイチだったなあ。

高速道路のH1へ入り、スマホのナビに従って走ること、およそ1時間半でハレイワへ到着。とりあえず昼食を済ませようと、これまた連れの友人のリクエストもあり、一昨年に訪れた「Mackys」へ。定番の#2バター・ガーリックと#4スパイシー・ホッチ、それとフルーツサラダを注文。相変わらず美味しくて彼女も大満足。ハワイのパイナップルの美味しさを改めて痛感したかな。

昼食の後は、海岸沿いの道を進みながら両側に並ぶショップ巡りを。自分はサメの骨とハワイアン・コアと呼ばれる固い木から作られたネックレスを、連れは薄いブルーのブレスレットを購入。この辺りは町並みがごく自然で、古き良きハワイを楽しめるという意味では良い場所だなあ。スムージーを買い込んでゆっくり車で北上し、目的地であるラニアケア・ビーチへ。

実は3年連続ここを訪れていて。狙いはウミガメ。だけど一昨年は海中で泳いでいるのを遠目にチラリと目撃しただけで、昨年は気配すら感じることができなかった。いわゆる3度目の正直だったのが今年。だけどビーチ周辺に差し掛かっても、いそうな雰囲気でもなかったので、「パスする?」と連れに問いかけると、「せっかくだから、行ってみようと」というポジティブな返事が。

今思えば、これが運命の分かれ目だったような。路肩へ車を止め浜辺へ歩いていくと、観光客が十数人集まっていて。これはいつものことと期待をせず近づくと、なんとハワイで幸福や繁栄の象徴として大切にされているアオウミガメが1匹砂浜に寝そべっていた。保安員の女性が、人が触らないよう周囲にロープを張っていて。それに妙にリアリティを感じたかな。サプライズの後で、嬉しさがじわじわと込み上げてきて、なんかその日は夜までずっと興奮状態が続いていたような気がする。




Wolfgang's Steakhouse

2015-03-16 07:07:09 | 880 ハワイ紀行
ハワイ旅行の前半の宿であるモアナ・サーフライダーは、一昨年に娘が結婚式をあげた、自分にとっては思い出深いホテル。旧館のレトロな雰囲気が気に入って、いつかは自分もと考えていた。だから今回最初に検討したのもここ。自分独りだったら間違いなく旧館のどこかなのだけど、ハワイが初めてという連れの友人を配慮して、結局は新館の高層階にすることに。

部屋は1986号室で、眼下にワイキキビーチ、遠方にダイアモンドヘッドが望める想定通りの素晴らしい眺め。しばし写真を撮り合って、ハワイ気分を満喫した後で、予約しておいた「Wolfgang's Steakhouse」へ。いつだったかTV番組でタレントの有吉が撮影に使っていたのを憶えていた。ロイヤル・ハワイアン・センターの3Fにあり、ステーキでは超有名店。

夜7時に店の入り口へ着くと、辺りは待っている客で混んでいた。予約していることを伝え、暫くするとアラモアナ通りに面する窓側の中央へ案内してくれて。おそらくベストの席。悩んだのが何を食べるか?事前のサーチでは、この店の定番である”Steak for two”という熟成したヒレとサーロインのコンボがふさわしいのだけど、なんと量が900gもあるので躊躇したかな。

日本語の上手な給仕が注文を取りに来たので、まずはフルボディの赤ワインをボトルで注文。80ドルもしたけど、それでも安い方。今度は食事のメニューを眺めながら、1人200g程度の肉料理はないかなと思案していると、「”Steak for two”がお勧めですよ」とのアドバイスが。「つけ合わせは1品で十分ですよ」というアドバイスに気が利いてるなと思い、それに従った。

ワインを飲みサラダを食べ待っていると、かなり時間が経ってようやくメインの”Steak for two”が到着。まずは肉の厚さにビックリ。3cmぐらいはあったかも。しかもジューシーで美味しいこと。特にサーロインは絶品だった。2人でかなり頑張ったのだけど、あえなく7割程度平らげたところでギブアップ。それでも1人300g以上。2人で3万円以上かかったけど大満足の夜だった。


Honolulu

2015-03-13 03:11:20 | 880 ハワイ紀行
今週の火曜日から休暇を取って4泊6日でハワイへ。ほぼ同じ時期に今年で3年連続。きっかけは、海外旅行経験がない友人が、是非ともハワイへ行きたいと言い出したこと。それからというもの、広島市街のセンターでパスポートを取得するのを手伝ったり、ESTAの申請を代わりにやってあげたりと忙しかった。そうそう、デジカメで撮った写真にNGが出たのには驚いたけど。

最近は出張が多く仕事が忙しいので、なかなか踏ん切りがつかなかった。だけど、ちょうど何もイベントがない週をターゲットに設定して、2カ月ぐらい前からそこへ出張等を入れないように、それが今週。幸いキャンセルする程の急用もなく当日の昼に彼女を迎えに行き、自宅にて二人でゼロから準備を。新幹線で博多まで移動し、20時過ぎに出発のDL598へ乗り込んだ。

それから約7時間でオアフ島の空港へ朝9時に到着。幸い機内は混んでいなかったので、横の3列シートが丸々空いていて、完全に横になって眠ることができたのはラッキーだった。面白かったのがイミグレーションにおける係官とのやりとり。二人で窓口に並ぶと、「ガールフレンドか?」と質問してきて。名字が違うとはいえ、親子に見えなかったのは嬉しかったかな。

予約しておいたハーツのレンタカーで一路アラモアナショッピングセンターへ。これは過去2年と全く同じパターン。ナビにスマホを使うパターンも慣れていて、すんなりと目的地へ到着。まずはセンターをぐるりと見て周ったのだけど、客としては日本人、中国人、韓国人がほぼ同じ割合で全体のおよそ7割ぐらいで、残りが白人。さすがに日本人は新婚のカップルが多かった。

昼食はニーマン・マーカスの3Fにあるレストラン「マリ・ポサ」へ。テラスを注文しておいたら、少し待たされたけど2列目の日陰の席に案内してくれて。過去2度はメニュー選択をミスしてメイン料理がイマイチだったけど、今回のポークチョップは美味しかった。もちろんプランテーションアイスティーをお供に。その後、夕方4時頃にその日の宿であるモアナ・サーフライダーへ。

おかげ横丁

2015-03-09 05:43:30 | 600 グルメ
外宮、内宮、そして天岩戸と伊勢神宮にまつわる観光名所を巡った翌日曜日は、天気予報どおり朝から強い雨が降っていた。のんびりと朝食を食べた後、英虞湾に沿って鳥羽からぐるりと回って帰ろうかと鵜方から県道128号線経由で北上していたら、道がけっこう混んでいて時間がかかりそうなので、途中から前日に通った県道32号線に戻り、そのまま内宮方面へ。

といってもこの日のお目当ては内宮ではなく、その参道にある”おはらい町”とその中心にある”おかげ横丁”。全国的に有名な神社は、その参道の商店街が賑わっているところが多い。自分が知っている代表的な場所としては、鎌倉にある鶴岡八幡宮や地元広島の厳島神社がそう。朝10時半ぐらいに着くと付近の駐車場は既に満車で、五十鈴川の河原へ止めることに。

車を降りて歩いたのだけど、雨と風が強くて。なんとか”おかげ横丁”に到着して、連れの友人の希望に沿って有名店の行脚がスタート。まずは伊勢うどんの「ふくすけ」。味に期待はしていなかったけど、まず食べてみなくてはと店へ入ると、この時間にしてほぼ満席。座敷の奥で何とか席を確保して座るやいなや、もう注文したうどんが到着したのには驚いた。

想像通りの素朴な醤油味で可もなし不可もなしって感じ。ただし古風な中に清潔感の漂う店の雰囲気は素晴らしかった。次が老舗牛肉屋の「豚捨」。ここは揚げ物が有名らしく、10人以上が列を作って並んでいた。店内では定番のコロッケと串カツ、テイクアウトでメンチカツを注文。確かに出来立てのアツアツは美味しかったけど、群を抜いてという程でもなかったかな。

続いて「美杉郷 八知球屋」で刺身こんにゃくを買った頃から雨足がかんり激しくなり、これまた有名な赤福本店へ入ると、「ここは赤福だけです」とのことで、赤福別店舗へ。そこで食べたぜんざいの美味しいこと。その場で焼いている餅の香ばしさとぜんざいの甘さのバランスが絶妙。その温かさに降り止まない雨をしばし忘れたかな。今となっては良い思い出だなあ。


新浜島温泉

2015-03-08 08:55:12 | 800 観光
伊勢神宮と天岩戸の観光を終えた後、少し焦りながら車を飛ばしてその日の宿へ。予約しておいたのが、志摩半島の西側に「プレミアリゾート 夕雅 伊勢志摩」。連れの友人のリクエストが伊勢神宮に変わったのが旅行の1週間前だったので、選べる宿もそんなに多くなかった。絞り込んだ理由はHPのセンスやリーズナブルな料金もあるけど、温泉だったこと。

これも友人のリクエスト。この宿がウリにしていたのが”「日本の夕陽百選」にも選ばれた新浜島温泉の浜辺に...”という志摩半島に熊野灘越しに沈む夕日。事前に調べると、当日の日の入り時刻は18時少し前で、天岩戸を出発したのが17時20分頃。南下して英虞湾に出る頃には夕日がだいぶ沈みかけていて。絶景を拝みたいと心中穏やかではなかったなあ。

最後の山を越えると眼の前に見えてきたのが後少しで沈もうとしている夕日。慌てて宿へ入る道の途中で車を路肩へ止め、二人で海辺へ。時間にすると、およそ10分ぐらいだったかな。とにかく最高の景色だった。その時間を心待ちにしていた宿泊客も多かっただろうに、自分達はギリギリでなんとかって感じ。「なんか、俺って持ってるな」とミーハー的に嬉しかった。

存分に夕日の眺めを楽しんだ後にホテルへチェックイン。ここでサプライズが。相手をしてくれたフロントの女性から、「本日はお客様をスイートへアップグレードしております」との言葉が。案内されたのが建屋の北端に位置する212号室で、中へ入ると30畳近いリビングが。新婚旅行にでも来たようなゴージャズ感が満載だった。窓からの眺めもバッチリでラッキーだったなあ。

それから露天風呂へ入った後で夕食を取りに大広間へ。気を利かしてか、家族連れとカップルがセパレートされていた。ウケたのはそれから。自分達を含めて5組ぐらいのカップルのすぐ前に、若い男4人と男2人が別々に入ってきて。4人はまだ我慢できるとして2人はねえ、どういう関係?と連れとニヤニヤしながらヘンな想像をしたりして。料理はご当地の伊勢海老やホタテを中心としたスタンダードな和食料理でまずまず。疲れもあってか酔いがまわり、お伊勢参りの夜としては最高だったかな。


天岩戸

2015-03-07 04:21:10 | 800 観光
土曜日にお伊勢さんの内宮を見終わった後、参道沿いの店をゆっくり見て周ろうかとも考えたけど、翌日の天気が雨模様ということで、とにかく観光名所巡りを先に済まそうと、ちら見した程度で車に戻り一路南下。目的地は、これも連れの友人の強いリクエストがあった”天岩戸(あまのいわと)”。たまたま宿が志摩で、そこに向かう途中にあるという絶好のロケーションだった。

内宮からおよそ40分ぐらい山道を走ると、道の傍らに看板があったのですぐに分かった。夕方の4時半を過ぎていたせいか、駐車場には自分達1台だけ。辺りがやや暗くなっていたし、ちょっとうら寂しい雰囲気の中、細い山道を歩いて登ること、およそ10分で現地へ到着すると、目の前に小さいながらも滝が。周囲の木立が自分達を包み込み荘厳な空気に包まれたような。

そこからさらに登ると左手に見えたのがお目当ての天岩戸。そのこじんまり感が、逆にリアリティを醸し出しているというか、なんな素敵なルックスに感激して。その周囲にも石やお祈りの道具等がちりばめられていて、何やら神々しい雰囲気を感じたなあ。あとでカップルが1組やってくるまでの十数分間は、こんな素敵な場所を二人占め。まさにパワースポットって感じだった。

後で調べると、ここは天照大神(あまてらすおおみかみ)が神隠れした場所として有名。天照大神は、日本神話に登場する皇室の祖神で、日本民族の氏神とされている。彼女を祀る神社は全国に多数あるけど、その総本社が伊勢神宮の内宮。ということで内宮と天岩戸が”天照大神つながり”って初めて知ったのだけど、ちょっと勉強不足過ぎたかもしれない。

そうそう、連れの友人がどうしてここに来たかったか教えてくれて。なんでも天照大神が天岩戸に隠れたとき、出できてもらうために天鈿女命(あめのうずめのみこと)が踊り、それが日本の舞踊の起源となんだとか。言わば天岩戸は日本における踊りのルーツ。なるほどね、それだけ意味のある場所ってことか。短い時間だったけど、今回の旅で最高のサプライズだったかな。


伊勢神宮

2015-03-06 06:10:32 | 800 観光
先週の土日に友人と二人で伊勢神宮へ。最初は東京で演劇を見たいというリクエストが、満員で席がなくヤフオクであるにはあるのだけど、とんでもなく高価だったことから急に目的地が伊勢新宮へ変更に。段取りに焦ったけど、学生時代に名古屋へ4年間住んでいたにもかかわらず、お膝元の名所へ行ってなかったこともあって、不思議とモチベーションは上がったかな。

名古屋まで新幹線で行き、そこから近鉄に乗り換えて鳥羽で下車し、レンタカーを借りるというのが当初のプランだったけど、鳥羽でレンタカーの空きがなかったので名古屋からに。高速道路を利用して1時間半だったので、想像していたより楽だった。広島を9時に出発して11時過ぎに名古屋へ到着。昼食は駅地下にある“矢場とん”で味噌カツを。店に着くと30人ぐらい既に列を作って並んでいて。まあこれはいつものこと。連れの友人が気に入ってくれて、旅のスタートとしては良い出だしだった。

当日は快晴。だけど予報では翌日の日曜日は雨。そこで土曜日に主だった名所巡りは済ませておくことに。伊勢西インターを降りて少し走るとすぐに外宮へ到着。隣接した駐車場へもすんなり入れて。30分ぐらいかけてぐるっと周ったのだけど、想像していたよりこじんまりした印象。まあ、こんなものかと。最近建てられた「せんぐう館」にも入らず、次の目的地である内宮へ。

十数分車で走るとあっという間に到着。TVでよくみる鳥居をくぐり宇治橋を渡ると右手に広い庭が見えてきて。広々としているし、植えられている松の立派なこと。それを過ぎると右手に五十嵐川が。そこでしばしのんびりした後で、いよいよ御正宮へ。さすがに荘厳な雰囲気は、神社の頂点に君臨する“お伊勢さん”だなと感心したけど、中へ入れないのがつらかった。

楽しかったのが杉の大木。人集りが出来ていたので寄ってみると、皆が笑顔で木の幹へ手をこすりつけている。「私もパワーをもらえるかな」と友人がすかさず両手をかざして。「そうか、ここって有名なパワースポットなんだよな」と自分のすっかり嬉しくなり、友人の隣で手をすりすり。御利益があれば良いなと思ったりして。なんだかすがすがしい気分で御宮を後にしたけど。