或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

IT勉強進捗[3月度]

2009-03-31 06:16:17 | 180 ITストラテジスト
やる気には波があるもので、どうもこのところ集中力が薄れ勉強に対するモチベーションが低下している。2月に社労士の通信指導課程の課題を短期間で済ませたところまでは良かったけど、集中した分その後に糸が切れた凧状態が続いて気合が入らない。長年に渡り資格の勉強をし続けてきた疲れがどっと出てきているのかも。なんかねえ空回りというか、そんな感じ。

いっそガンガン遊べばいいのだけど、とりたてて何かに熱中する訳でもなく淡々と毎日を過ごしている。そう言えばCDもあまり買っていないし、絵も写真の静物画の後はとんと。企画展に興味を引くのがないせいもあって美術館にも行っていないし。この時期に特有の花粉症が影響しているのも確か。自分もだけど家族の辛そうな顔を見ていると余計に落ち込むような。

そうは言っても毎日なんとかこなしているのが「示現塾」が発行しているメルマガの過去問。サブタイトルが"高度に出る午前共通問題を解こう!”。この過去配信分の学習がようやく完了。えらく手間がかかったなと履歴をみてみると、メルマガの登録が昨年の9月でちょうど社労士試験の本番が終わった直後。悪徳政治家じゃないけど全く記憶にない。

1回分の配信が6問。配信開始が1532号で昨日終えた最新号が1674号。つまり143回×6問=858問を今年に入って学習したことになる。塵も積もれば山となるじゃないけど、けっこうな数。お陰で情報システムについて明らかな”浦島太郎状態”からは脱却できた気はする。ただしたったこれだけで自分で自分を褒めてやりたいなんていうのは手前味噌かなとは思うけど。

来月からはシステム監査技術者の”午後Ⅱ”の論文対策をやっておくつもり。タラレバの話だけど、もし”午前Ⅰ・Ⅱと午後Ⅰ”に合格したら"午後Ⅱ”の被採点資格が得られるから、秋に実施される本命のITストラテジストの受験に向けて格好の模擬試験になり得る。2時間で400時詰め原稿用紙を8枚分記入する、その雰囲気を是非とも体験しておきたい。4月19日の本番まで残すところあと半月。頑張ります。

あまんじゃく

2009-03-26 06:23:45 | 650 酒
通勤の行きと帰りに桜並木が横目に入るのだけど、日増しに暖かくなる中でポツポツと咲き始めている。冬の必需品だったコートもいらなくなったし、いよいよ春到来という感じ。暖かくなると変わるのが酒の種類。あれほど飲んでいた日本酒の熱燗や焼酎のお湯割りがめっきり減り、このところ増えているのが焼酎のロック。食前、食後を問わず気軽に1、2杯という感じで。

家にある焼酎には2系統あって、ひとつは前に紹介した「百年の孤独」に代表される長期貯蔵の濃厚系。もうひとつは普段使いというか、短期貯蔵のあっさり系。後者の代表が地元の中国醸造で造っている「あまんじゃく」。とにかくクセや嫌味がなくて飲みやすい。だから料理の味の邪魔をしないのもいい。これを飲む度に思い出すのが名前の由来となった伝説。

紙パック仕様の側面に書いてあるのを要約すると、”昔海辺のある村に父母と息子が住んでいた。父母の唯一の悩みは、息子が何かにつけて親の言うことの反対ばかりすること。あるとき死期が近いことを知った父親が、自分の墓を家の裏山に建ててもらいたいと思ったが、息子の性格を踏まえて一計を案じ、あえて沖の小島に墓を立てたいと息子に頼んで息を引き取った。ところが息子はそれまでの親不孝を悔やみ、父親の最後の願いを叶えようと言われた通り小島のてっぺんに墓を立てた。

それ以来人々はこの島のことを”天の邪鬼の島”、広島弁で”あまんじゃく”と呼ぶようになった。”というお話。中で出てくる小島というのが、広島湾に浮かぶ写真の津久根島。実はこのあいだカレイ釣りに行ったときにカキ筏の上から撮ったもの。小さくてとてもカワイイ。島のてっぺんには今でもホントに墓があるらしい。なんかねえ、ホロリとさせる話だといつも感心するけど。

”あまんじゃく”言えば、周りにもそういう人間がけっこういる。自分のカミさんがその典型だけど、どうも血液型と関係している気がして。B型に多いのではと思って調べると、やはりそれが通説になっているみたい。A型の夫とB型の妻の組み合わせで浮き彫りになるような。このあいだTV番組の”食わず嫌い”でもその話題が出たので、やはりそうなのかなと。


滅びのモノクローム

2009-03-23 06:13:57 | 010 書籍
江戸川乱歩賞の受賞作品シリーズの続きだけど、2002年に第48回を受賞した三浦明博の「滅びのモノクローム」(2002年)を読了。広告代理店に勤める主人公の日下が、骨董市で古びたフライフィッシング用のリールを手に入れたことから物語りは始まる。売り主である女性からついでに貰ったのが、リールと一緒に保管してあった古い16ミリフィルム。その映像をCMに使おうとして、戦時中に封印されたやましい過去を暴くことにつながるというストーリー。最初が釣りの道具ということで掴みはOK。

読みやすかったけど無理な展開も多々あって推理小説としての出来はイマイチかも。でも自分的には満足だった。というのも昨年旅行に行った長崎が出てくるし、それに絡んだ歴史ネタをいろいろと勉強できたから。ハイライトは直接には関係がないグラバー。そう、あのグラバー邸のオーナーであるスコットランド出身のトーマス・ブレーク・グラバー(Thomas Blake Glover)。

彼については長崎の貿易商という知識しか持っていなかったけど、二つの大きな功績があることが分かって。ひとつは明治維新に関わっていたこと。長州や薩摩の藩士の英国留学を援助したり、坂本龍馬が仲介役をした薩長同盟の成立に尽力したり。これはかなりの立ち回り。両方の藩に物資の提供をすることで同盟成立の一因になったとか。まさに裏舞台の立役者。

もうひとつは日本のビール産業を発展させたこと。日本の財界人等、ビール会社の設立に賛同する資本家たちを集め、その跡地や建物の購入を勧めて、1885(明治18)年に「ジャパン・ブルワリー」を設立。本場ドイツの味にこだわったことで日本にビール文化が根付くきっかけになった。そして1888年に発売されたのが「キリンラガービール」。今復刻版が出回っているけど。

受けたのがこのビールのラベル。デザインの原型となっている麒麟の採用もグラバーの提案なんだとか。なんかねえ、倒幕とビール。このギャップが素晴らしい。でも結局のところ、この小説はグラバーのお勉強の掴みに終始した感が否めないけど。

滅びのモノクローム滅びのモノクローム

JUJU

2009-03-19 06:12:25 | 220 POPS
このあいだ家の車に乗ったら、なかなか洒落た音楽が流れてきて。この車は家族全員が使っているけど、最近では娘の専用車化している。以前はCD等を車内で聴いたら降りる時は取り外すのがマナーになっていたけど、このところ娘のCDが入りっぱなし。たいがいミスチルやEXILE等の流行のものが多くて、自分が乗る時にはFMに切り替えたり消したりしていた。

ところが今回は好みの感じ。CDを取り出したらホワイトラベルだったので娘に直接尋ねたら、JUJUという女性アーティストの「Wonderful Life」(2007年)だよという返事が。”JUJU”で頭に浮かぶのは、ジャズのサックス奏者であるウェイン・ショーターの初期のアルバムタイトル。まあ”KIKI"とか”MIMI"とか可愛らしいネーミングの一種で、まさかつながっているとは思わなかった。

でもなんか気になってネットで調べると彼女へのインタビュー記事に名前の由来が紹介してあって、なんとショーターの「JUJU」が彼女のお気に入りのアルバムで、そこから拝借したとのこと。おいおい、ホントかよと。百歩譲ってウェザー・リポート時代とかだったらまだ分かる。それがねえ、初期のコルトレーン崇拝時代でゴリゴリのモード系ジャズアルバムとは。

彼女のオフィシャルサイトがあったので覗いてみると、若い頃からジャズが好きで、それからR&Bやヒップホップへと展開していったらしい。ちなみに好きなアーチストはサラ・ヴォーンとか。NYに渡って長く暮らしているいるみたいで、言わば女性版久保田利伸ってところ。女性ヴォーカルとしてはMISIAの流れでやや線を細くした感じ。

それで”JUJU”つながりで思い出したのが自分の昔の記事。小説「フォーライフ」の中でショーターの「JUJU」の中の"Yes or No"という曲のタイトルをギャグで使ったなあと。実はモード系の中では最も好きなチューンのひとつ。もう3年も前なのか。

Wonderful LifeWonderful Life           JuJuJuJu

アイナメ

2009-03-17 06:10:22 | 400 釣り
徐々に暖かくなっている今日この頃。この日曜日はひとりで釣りへ。狙いは”花見カレイ”。カレイは厳寒期に産卵を行い、その後餌を食べない時期が続くけど、深場に戻る前に体力をつけるために荒喰いをする。これが”戻りガレイ”で、それが桜の開花の時期と重なるので”花見ガレイ”と呼んでいる。瀬戸内海ではだいたい2月下旬から3月いっぱいが最盛期。

カレイは潮が大きく動く時によく釣れるけど、日曜日はちょうど大潮の直後の中潮で、時期といい潮といいベストチョイス。数日前にカキ筏への渡船をしている釣具屋へ久しぶりに電話して予約したけど、2、3年ぶりだよなと妙に興奮したりして。

心配だったのが花粉症。この時期は花粉の最盛期でもある。いつだったか花見カレイ釣りに出かけてひどい目に遭ったことを思い出して。海は山から遠いから花粉が少ないと考えていたら大違い。逆にさえぎるものがないだけ浴びる量も半端じゃなくて。いつだったか帰宅した翌日から数日間、かつて経験したことがないくらいの目のかゆみや鼻水で悩まされた。

ということでカミさんからマスクをもらい完全防備で出かけたけど、天気は良いし風も思ったより弱くて絶好の釣り日和。場所は港からすぐ沖合いのカキ筏。ちょうど安芸の宮島と岸との中間地点。今年は釣れれば良型が多いとの事前情報もあって期待したけど、いつまで待っても合計7個の仕掛けからは何の反応もなくて。結局数時間経ってもアタリは皆無。こりゃダメだと完全なギブアップモード。でもこういう時の釣りは楽。酒を飲んで筏の上で寝てればいいから。2時間近くは熟睡したような。

それで昼過ぎにようやく釣れたのが写真の30cmのアイナメ。釣果は結局これ1匹だけ。帰りに周りで聞いてみても、ほぼ全滅状態。シチュエーションは最高だったのに。まあ釣りとはそんなもの。実は前夜にカミさんとスーパーへ行った時カレイの刺身がセールで半額になっていて、それを食べたのがいけなかったかな。今思えば釣れないと無意識のうちに察知していたのかも。


エネループ

2009-03-13 06:25:46 | 540 モノ
今年から使い始めたのが三洋電機の充電式電池「エネループ(eneloop)」。きっかけは昨年末に購入したネットブックで使うワイヤレスマウスで電池が必要だったから。マウスの電源SWが裏面にあるから、おそらくしょっちゅう切り忘れるだろうし。その都度乾電池を買い換えるのはムダかなと。VAIOノートも同時にワイヤレスマウスに取り替えたことだし。

エネループを知ったのは、ワイヤレスマウスの電池寿命についてネットの記事を調べていた時。性能が大幅に改善されていることが分かって。ポイントは2つあって、一つは買ってすぐに使えること。つまり充電後の自然放電が少ない。もう一つは約1000回も繰り返して使えること。特に後者は画期的。これまでは充電する度に電池の持ちが悪くなっていたから。

三洋電機では、このエネループを前提とした商品を数多く開発していて、中でも興味を引いたのがカイロ。冬場の釣りの必需品。お腹に1個、両ポケットに1個、足の両指先に1個、トータル5個の携帯カイロを釣行する度に使っては捨てている。なんかもったいないと常日頃感じていて。でも結局やめといた。1個ウン千円とけっこう高いし、それを5個も買う訳にいかないしね。

そうそう、最近配信されたメルマガで特集されていた。発売が2005年11月で2008年12月までに約7000万本が売れたらしい。驚いたのが、サブプライムで経済危機となった昨年9月以降に売り上げを伸ばしていること。なるほどね、リサイクルでありエコでもあるのか。自分の場合も、景気が悪くなっているから頭の何処かに自然とそんな考えが浮かんだのかもしれない。

それで性能とは別に気に入っていることがひとつ。それは外観のデザイン。乳白色を思わせる白地に青いロゴ。シンプルで清潔なイメージ。充電器等の周辺機器にも統一感があるし。なんかね、どうみても三洋電機のイメージじゃないんだけど。

エネループ 単3単4各2本+充電器セット

ペリカン ローラーボール

2009-03-11 06:15:19 | 540 モノ
最近配信されてきたビジネス系のメルマガに「そこが気になるランキング~ビジネス小物でこだわっているもの~」という記事があって読んでみた。gooランキングによる2008年12月の調査結果は以下の通り。
 第1位 ボールペン/第2位 手帳/第3位 名刺入れ/第4位 シャープペンシル/第5位 印鑑
 第6位 マウス/第7位 万年筆/第8位 電卓/第9位 卓上カレンダー/第10位 マウスパッド

マウスとマウスパッドがランキング入りしたのが今年の特徴だとか。説明によれば、”ビジネスシーンで使う道具に求められる価値は2種類ある。一つは人と差をつけたり、自分のモチベーションを高めるブランド効果で、もう一つは、ストレスなく仕事をこなしていくための使い勝手や機能性だ。良い道具は両方の価値を備えている。”ということで、まさにおっしゃる通り。

自分もこの10品目にはこだわりがあるなと。ボールぺン、手帳、印鑑、マウス、電卓は記事にしたぐらいだし。受けたのはマウスパッド。会社では備え付けじゃなく、わざわざ自腹で購入したのを使っているぐらいだから。自宅で使っているのと同じもの。

それで今日紹介するのがペリカンのローラーボール。いわゆる水性ボールペン。以前記事にしたのは普及品のゼブラのジェルインクだったけど、今回のは高級品。取引先から販促品としてもらったのがきっかけで気に入り、すぐに自分でも購入。とにかくペン先が滑らか。書き味はジェルインクをはるかに上回る。使うとハマるから。価格帯が広いので贈り物にもいいかも。

なんて書きながら思ったのが、最近万年筆を使っていないこと。かつてあれほど凝っていたのに。ペーパーレスが進んで字を書く機会が減ると、インク詰まりが頻繁に発生する万年筆の出番がどうしても少なくなる。知らず知らずのうちに全く使わなくなって。なんか情けないなあ。ノイズが気になってメンテに手がかかるLPと同じ運命か。でも捨てないでしっかり持っておこう。

ペリカン ローラーボール R250

Re-born はじまりの一歩

2009-03-09 06:20:35 | 010 書籍
「アンソロジーというのは、なかなか残酷な企画かもしれない」というのが「Re-born はじまりの一歩」(2008年)を読んだ後の感想。そういえばずいぶん伊坂幸太郎の小説を読んでいない。何か新しいのはないかなと探して、図書館にある「モダンタイムス」(2008年)をネットで予約したのはいいけど、いつもの如く数十人待ちでいつになるか分からない。それならばと彼の他の作品をチェックしていて見つけたのがこの本。予約が入っていなかったので、すかさず借りて読んでみた。

7人の作家が競演しているのだけど、共通のテーマは”新たな出会いと出発の物語”。作家は、宮下奈都、福田栄一、瀬尾まいこ、中島京子、平山瑞穂、豊島ミホ、そして伊坂幸太郎。お目当てである伊坂の「残り全部バケーション」は、いかにも彼らしい作品だけど、なんと言えばよいのか、彼が主催する学校を卒業した生徒が彼を真似て書いた作品という感じ。つまりテクニック的には完全に伊坂、だけどほのぼのとしたいつもの空気が感じられない。ということで彼にしてはイマイチの部類かな。

残酷な企画と最初に言ったのは、ほぼ同じ長さの短編を一度に読むと、作家の技量の差がモロに分かってしまうから。今回の7人では、伊坂は置いておいて、瀬尾まいこが突出していた。後はどんぐりの背比べ。人はそれぞれだから、どれを気に入るかは好みの問題。ただし技量はそうはいかない。アマチュアじゃないのか?と思われた作家も何人かいたから。

瀬尾の作品は初めてだったけど、上手い。それと軸がぶれない。その意味では伊坂に通じるものがある。とりたてて派手な仕掛けはないのだけど、知らない間に彼女の世界に浸っている自分に気づく。読み終えた時に、読んでいたことを忘れるくらい。この「ゴーストライター」という短編は、「戸村飯店青春100連発」(2008年)の序章として書かれたらしいので、いつか本編を読んでみるつもり。登場する中華料理店の息子である2人の兄弟のきめ細かな心理描写は、もう名人の域に達している。

Re-born はじまりの一歩Re-born はじまりの一歩

社労士通信指導課程完了

2009-03-06 06:15:27 | 150 社会保険労務士
1月末に社労士の事務指定講習の前半戦である通信指導課程の課題が届いて以来、しこたま頑張って全部を終了し返送したのが2月の半ば過ぎ。届出63枚の作成は、さすがに疲れた。受験で勉強したのは法律そのもので、それに付随する届出の記入は初めてだから、しょうがないと言えばそれまでだけど。それにしても適切な参考書がないのには困った。

確かに届出のサンプルを集めた様式集は配布された。だけどあくまで記入例だけ。記載要領についての説明はなし。7、8割ぐらいは勘でなんとなく記入できたけど、確信が持てない状態。例えば労働保険の労働保険番号や年金番号、社会保険の基礎年金番号等。ネットで検索してもたいした情報は得られず、官庁のHPを調べても有益な情報は皆無といった状態。

ひょっとしてと図書館に行くと、思った以上にマニュアル本が置いてあった。早速数冊借りたけど、残念ながら公の記入要領に毛が生えた程度の説明しかしてなくて。これは最後の手段に出るしかないなと、管轄の労働基準監督署等に直接電話して聞くことに。するとベテランと思しき男性が丁寧に対応してくれて、なんのことはなくあっさり疑問は解消。

でもねえ、そこまでしなきゃならないのか?というのが率直な感想。もう少し丁寧に指導してくれてもいいのに。加えて気づいたのが、帳票そのものや記入要領に不親切なものが多いということ。例えば記入するスペースが狭すぎとか。どうも国民の目線で作られていない。なんかねえ、年金等の制度の分かりにくさが帳票ひとつとっても端的に表れているなと。グチりすぎか。

そうこうするうちに3回分の課題の添削結果が返却されてきて。なんと完了通知も一緒。解答に若干のミスはあったけど、必要な手続きメモは完璧だった。いやにあっさりだけど、終わってしまえばこっちのもの。なんか嬉しい。最終納期が5月末だから3ヶ月の前倒し。遊びを控えた甲斐があるというもの。後は9月の面接指導課程を残すのみ。ようやくひと区切りついたって感じ。

確定申告

2009-03-04 06:21:25 | 900 その他
この土日に父と自分の確定申告を完了。電子申告(e-Tax)は利用していないけど申告書の作成がスピーディーになっている。というのも国税庁のHPに確定申告書等作成という便利なコーナーができて、過去の申告分のファイルを読み込んで、そこからアップデイトできるから。慣れてきたせいもあるけど、申告書の作成だけなら、ものの1、2時間もあれば済んでしまう。

とは言えそれはあくまで作成作業だけ。問題は作成するための資料準備。昨年は父の入院に伴う高額医療費控除に手間がかかった。とにかく家族全員の1年間の医療機関の領収書を全部揃える必要があるからタイヘン。特にもうろくしてきている両親に領収書を1ヶ所にまとめて保管させるのが一苦労。だけどそんな作業も今年は全くなくて、ちょっと拍子抜けだったかな。

ただし毎年なにか引っ掛かることがあるのが確定申告。今年悩んだのが父の社会保険料の所得控除。原因は昨年4月から導入された後期高齢者医療制度。それまでは両親共に国民健康保険の被保険者で、保険料は口座振替により父の銀行口座から自動的に引き落としされていた。ところが制度が変わり、医療保険料は個々に特別徴収と呼ばれる年金からの天引きに。

このため社会保険庁から送付されてくる国民年金の源泉徴収票に記載されている控除額は4月以降の天引き分のみで、3月以前については別途市からの国民健康保険料の情報が必要。つまり昨年1年間に支払った医療保険料の総額をドンピシャで示すものはなかったということ。これはねえ、複雑すぎて自分でも混乱するから、75歳以上の老人には理解はまず無理。

更に調べて分かったのが、3月までは父が扶養者である母の保険料まで支払っていて、それが所得控除の対象になっていたけど、4月以降の年金からの天引きは個人毎に行われるため、母の保険料は控除の対象になっていなかった。つまり年金からの保険料の天引きが、実は父の所得控除を減額させ税金を多く支払うしくみだったということ。こりゃ、うまくやられたなあ。

冴えないのは、それが分かったのは確定申告を済ませた後。3月以前の保険料の控除申請は漏らすし。市役所には年金からの天引きを止め口座振替へ戻す申請書を頼んだけど後の祭り。金額的には微々たるものだけど。うーん、悔しい。