或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

ホテル ムーンビーチ

2014-08-28 06:57:30 | 800 観光
沖縄旅行3日目の午後に「やちむんの里」を見学した後で、旅行後半の宿である恩納村にあるホテル「ムーンビーチ」へ。予約が遅かったので選べるホテルがそんなに数多くなく、いろいろな条件をつけるとここしか残らなかった。その条件というのが、ビーチがあって、しかもオーシャンビューであること。これが意外に少なくて。結果としては良くもあり悪くもありビミョーだった。

かなり建物が老朽化していることは予約時に分かっていたのだけど、いざ館内へ入るとそれが思いっきり目立った。しかも驚いたのがフロアにうさぎとか、かぶとむしといった子供向けのコーナーが設置されていて。おいおい、これってリゾートホテルじゃないだろうと。極めつけは部屋。古いのは我慢できるとして、洗面台やユニットバスは3流ビジネスホテルそのもの。

これで1泊2食6万円以上かよとガックリきたけど。さらに輪をかけたのがベランダ。手入れは悪いし、観葉植物にはカタツムリがうようよいたし。朝食のバイキング会場の混雑ぶりも異常で、席を確保するのに時間がかかった。そこで分かったのは、客層としては家族連れ9割、カップル1割で、国籍は中国、日本、韓国の順で多く、さながら香港かどこかの遊園地って感じ。

これだけ悪いところ満載でありながら、ホテルを後にする頃には気にならなくなったのには理由があって。まずはロケーション。ビーチが実に自然で、ホテルの建物と周囲の木々との調和も素晴らしかった。実は滞在中にいろいろと他の高級ホテルへ出向いたのだけど、ロケーションはここがベスト。そのビーチが眼下に見下ろせるベランダからの眺めが素晴らしかった。

ロケーションといえば、沖縄本土をいろいろ車で周ったけど、リゾートという観点ではやはり恩納村周辺がずば抜けているなと。海岸線をドライブしていても、他とは景色が格段にちがうから。その意味では今回那覇市と恩納村で2日ずつ宿泊したのは、なかなか良い選択だったかな。だけど帰国して思ったのは、子供連れから逃れるためには、次回は離島にすべきだろうなと。


やちむんの里

2014-08-22 05:24:38 | 800 観光
沖縄旅行3日目は、午前中に首里城の見学を済ませた後で那覇市から移動。旅行の後半は恩名村にあるホテルに宿泊するため、そこまでの途中で何処か良い観光スポットはないかなと探していて見つけたのが読谷村にある”やちむんの里”。”やちむん”というのは沖縄の方言で”焼物”のことで、食器や泡盛の容器として琉球王朝時代から使われていたらしい。

沖縄自動車道を北上し北中城ICで降りると、たまたま米軍普天間基地の中を通ることに。やはり沖縄は米軍基地の島なんだなと改めて感じたけど。そこからさらに北上すると恩名村の手前が読谷村(よみたんそん)。細い道をくねくねと走ること十数分で”やちむんの里”へ到着。山間の小さな村で、まさに焼物を製作するのにふさわしい鄙びた雰囲気だった。

入口付近の工房から順に見て回ったのだけど、焼物に各々の窯の個性が明確に出ていて面白かった。しばらくすると眼前に大きな登窯が見えてきて。これが読谷山窯。その周囲に工房がぽつぽつと建てられていた。さらに歩くと最も奥にある北窯売店へ到着。ここでお猪口と箸置を購入。いずれも数百円の安物だったけど、デザインがいかにも沖縄らしくて気に入った。

この北窯売店の横に休憩できるスペースがあったのだけど、木のテーブルの上に焼物と花をあしらったオブジェが創作されていて、なんて洒落ているのだろうと感動したかな。やはりこういう感性があってこその焼物造りなんだろうなと。焼物に携わる方々の芸術に対する気持ちの深さが垣間見えれて嬉しかった。その後でこの地を後にしたけど、ある心残りが。

実は前日の夜に国際通りでお土産を物色していた際、”カラカラ”という名前の酒器の3点セットが眼に止まり、是非買って帰りたいと思い始めて。だから各窯元のショップを見て回る時も、狙いは”カラカラ”に集中することに。ところがたまたまなのか、置いてあるのは2合のものばかり。自分は1合が欲しかったので結局見つからずじまい。まあ次回旅行時の楽しみってことで。


首里城

2014-08-18 07:03:33 | 800 観光
沖縄旅行3日目は、天気が今にも崩れそうな中を、世界遺産である首里城へ。那覇市街の東外れにあり、ホテルから車で30分程度の小高い丘の上に悠然とそびえたっていた。地下に巨大な駐車場が確保されていて、観光地として景観が配慮されてのに感心したかな。平日だというのに観光客の車が列をなして待っていた。この駐車場の真上がビジターロビー。

2千円札の絵柄にもなった守礼門から石段づたいに歓会門をくぐり、さらには瑞泉門、広福門、奉神門を抜けて御庭に辿り着くのだけど、雨が降った直後だったからか湿度が異常に高くて。デジカメを撮影しようと電源を入れたら、レンズが出た途端に曇ってしまった。こんなこと初めて。帰国して調べると、沖縄は年中湿度が70~80%と高く、確かに何処へいっても蒸し暑かった。

正殿に入ると冷房が効いていて一安心。琉球の歴史を勉強できたし、ゆっくりと部屋やそこからの眺めを満喫した。13世紀から14世紀にかけて建設されたということで、建物自体は新しかったけど、その歴史は十分に感じることができた。ウケたのが御庭の石の敷き方。国王の前で大勢が整列したり踊ったりするのに便利なように碁盤状に石が配備されていた。

正殿の見学を終えたので、帰りは別ルートにしようと緑が生い茂る公園を通ったのだけど、南国の草木が生い茂っていてとても美しかった。その公園の突先にあるのが”西(いり)のアザナ”と呼ばれる標高約130mの物見台。ここからは那覇市内全体が見下ろせ、まさに絶景だった。城の中が蒸し暑かっただけに、そよ風が気持ちよく抜けて気持ちよかったなあ。

那覇市は人口80万人らしいのだけど、観て周った限りでは、東京、大阪、名古屋に次ぐぐらいの大都市だったというのが正直な感想。国際通りのケバさも都会のそれだったし。少なくとも神戸や、広島、仙台といった中堅都市よりは随分規模がデカかったかな。特徴的だったのは、街が平坦ではなく、緩やかな坂が多いこと。それが景観に良いアクセントを与えていた。


リーガロイヤルグラン沖縄

2014-08-16 07:01:55 | 800 観光
旅行の前半に2泊したのが那覇市街にあるリーガロイヤルグラン沖縄。周辺にはホテルが沢山あったけど、せっかくの旅行なのでハイクラスなところにしようと。条件としては観光地として外せない国際通りに近く、しかもできれば沖縄の海が見渡せるところ。じゃらんで検索してチョイスしたけど、若干の勘違いを除いては概ね正解だった。

あしびなーアウトレットでの買物を終えてホテルの地下駐車場へ。ここからフロントまでエレベータで上がるようになっている。14階がフロントという流行の高層階客室のパターン。フロアに入ると黒と茶を貴重としたシックな内装がオトナの宿を感じさせた。チェックインを済ませると荷物を客室まで運んでくれて。それを含めた接客のホスピタリティーはなかなか良かった。

部屋は10Fのスタンダードツイン。綺麗でとても洗練されていた。室内の装備やアメニティ等にも高級品が揃っていたし。帰国して調べるとこのホテルは2012年6月に開業していて、やはり新しいホテルだったのかと改めて感じた。サプライズはビューバス。沖縄の海が一望できた。ただし勘違いは、この辺りはあくまで市街地でリゾートの雰囲気なんて全くなかったこと。

だからシティサイドビューでもベイサイドビューでもどちらも関係なかった。「少し高額なベイサイドビューにした意味がなかったなあ、まあ初めてだから仕方ないか」と自分自身に言い訳をしたりして。ただし高層階にしておいたのは正解。周囲の目を気にせずにカーテンやブラインドを開けておける開放感は重要だから。浴槽スペースが広かったのもポイントが高かった。

朝食はホテル唯一のレストランであるダイニング&バー「エージュ」でビュッフェのバイキングを。子供連れが少なかった。2泊目でコーナーに設置されたカップルシートに案内してくれたのは嬉しかった。料理は何を食べても間違いない味。料金もこの時期のこの場所での料金としてはリーズナブルだったかな。最近宿泊したホテルでは最上位の部類だった気がする。


スノーケリング

2014-08-15 09:51:54 | 450 スポーツ
沖縄旅行の2日目に、本部半島にある沖縄美ら海水族館を訪問した後、程近い瀬底島へ。というのも事前のサーチでこの島のビーチが美しくかつスノーケリングが楽しめるとの情報があったから。実は旅行前にネット通販で自分と友人用に、いわゆるマスク、スノーケル、フィンの3点セットを購入していた。実はこれまでやった経験がなく、自分としては初トライだったけど。

瀬底大橋を渡って小高い山を越えたところにビーチがあり、近づくと駐車場の係員のおじさんから「6時までだよ」との声が。「そうか、もう夕方4時過ぎだから、時間があまりないな」と思いながらも、天気も良いしこの機会を逃したくない気持ちが先に出て。レンタカーを止めて急いでスノーケルの道具をかついでビーチに出てみてビックリ。やけに小さくて狭く貧相だった。

「おいおい、こんなショボイ場所の何処でスノーケルをやるの?」とキョロキョロしていると、端の方に数人の姿を発見。とりあえず自分が道具をつけて沖まで泳ぎ始めたまでは良かったけど、すぐにマスクに海水が入ってきてしまった。装着のやり方がまずかったと反省し、とりあえず帰岸。気を取り直して再度トライし、呼吸にも慣れてなんとかその場所まで泳ぎ着いた。

期待して潜ってみると、確かに10~20cmの魚が数匹いたけど、水は濁っているし海底も砂浜で綺麗じゃないしで、よく雑誌に載っているような景色とは全く違う眺めにガックリきて。その後の数ヶ所トライしてみるも状況は変わらず。その間友人は浅瀬でトレーニングに終始していた。結局スノーケル初体験は、これで終了。なんだかほろ苦いデビューだったなあって感じ。

いろいろ考えたけど、ホテルから船でポイントまで移動する、砂場に足を踏み入れない、終わったら船でホテルまで帰る、ホテルの部屋でシャワーを浴びる、というのがスマートなんだろうなと。というのもビーチからだと砂まみれになるし、ポイントは遠いしでキツいから。次回からはこの教訓を生かしたい。その前に広島で、自分のクルーザーを使って練習しなくては。


沖縄美ら海水族館

2014-08-14 09:53:10 | 800 観光
沖縄旅行の2日目は、本部半島の西端に位置する沖縄美ら海水族館へ。”美ら海(チュらうみ”とは沖縄の方言で”清ら(しい海”という意味だとか。この水族館のことは沖縄に来る前に連れの友人から聞いていて、是非行きたいと強い要望があったので、自分的には初日をホテルに近い那覇市周辺の観光でもと考えていたけど、スケジュールを変更して初日にシフト。

沖縄本島には高速道路が通っているのでこれを利用し、那覇ICから入って終点の許田ICへ。距離的には60km弱だったけど、夏休みのせいか、かなり車の量が多くてIC付近では渋滞していたので、ホテルを出発して水族館に着くまでに3時間近くかかったかな。ドライブがてら景色を楽しんだのだけど、想像していたよりかはリゾートっぽさを感じられなかった気がする。

駐車場にレンタカーを止めて歩き始めたのだけど、あまりに敷地が広大で何処に何があるのかよく分からない。道路を横断して引き返すとか失態を繰り返しながら、ようやく目的地である水族館へ到着。すると係員のお兄さんが「14時30分からイルカショーが始まります」と声かけをしてくれて。それじゃそれを先に見物しようと水族館とは逆方向のプールへ。歩きながら昼食をどうしようと悩んでいたら売店でタコライスを売っていたのでテイクアウトし、なんとか良い席をキープできたので一安心。

会場は子連れの家族でほぼ満席。イルカが7~8頭ぐらいいて次々に演技をしてくれたのだけど、どれも素晴らしくて。ウケたのが最後の出し物であるイルカシャワー。子供達をプールサイドに招待した後で、イルカがプールの水を頭上に撒くと大きな歓声があがり会場は大盛り上がり。日射が厳しく暑かったけど、タコライスを食べながら、ほのぼの気分に浸れたかな。

それが終わるといよいよ水族館の中へ。想像していた程には広くないなと思っていたら、やけにデカい水槽が現れて。これが水族館の1階から2階を貫く「黒潮の海」水槽で、長さ35m×幅27m、深さ10m、水量7,500m³で世界でも有数の大きさを誇るらしい。その中に上の写真の巨大ジンベエザメが3匹。そのスケールには圧倒された。最後にサプライズがあって良かった。


海ぶどう

2014-08-11 07:30:03 | 600 グルメ
沖縄初日の夕食は、友人がネイルをしたために夜遅めの9時半頃から国際通り近くで。やはり郷土料理が食べたいということになり、居酒屋を物色。宿泊しているリーガロイヤルグラン沖縄からタクシーに乗ったのだけど、初乗りが500円と安かった。まずは有名店の「ゆうなんぎい」へ。ところがこの日は盆でお休み。次が「カラカラとちぶぐゎ~」。ここは営業していてホットした。

那覇市久茂地3丁目にあって、国際通りから少し離れているので人通りもそんなには多くない。店内に入るとカウンター中心でさっぱりしたバーのような雰囲気。自分達は空いていたテーブル席へ。笑顔がやさしそうな年配の店主が注文を取りに来てくれたので、メニューの中からとりあえず“ゴーヤチャンプル”、“アグー豚のもやし炒め”、それと“海ぶどう”を注文した。

暫くすると、お通しとして、“ジーマーミー豆腐”や“ラフテー”が乗った皿を出してくれて。どれもが美味しくて。少しして注文した料理が運ばれてきた。自分的に感動したのが“海ぶどう”。記憶が定かではないけど、おそらく人生初。まず見た目が美しい。鮮やかなグリーンの濃淡は、まるでネックレスのよう。味は、やや塩辛かったものの、そのプチプチした食感が気持ち良くて。

ホテルに帰って調べると、海ぶどうは沖縄本島、宮古島など温かい限られた海にのみ生息し、日本語名を「クビレヅタ」というらしい。球状の葉がぶどうの房のようになっていることから“海ぶどう”という名が付けられたとも。別名「グリーンキャビア」。確かに食感がキャビアに似ているなと。だけど葉が細かすぎて“海ぶどう”という名前が相応しいとは思わなかったけど。

この日は、そのまま食べたり、ポン酢で食べたりしたけど、ビタミン、カルシウム、鉄分、食物繊維などの栄養素を豊富にを含んでいるので健康にも良さそう。沖縄で居酒屋となると、もちろん酒は泡盛。この日は店主のオススメを何種類か飲んだのだけど、その話はまた別の機会に。すっかり酔っ払って店を出たのが午前零時過ぎ。初日からとても楽しい沖縄の夜になった。


沖縄旅行

2014-08-09 21:19:56 | 800 観光
今日から4泊5日の予定で沖縄へ。いやあ、心配だった、台風の影響が。実は2週間前に上海へ出張した時も、台風10号の影響で帰国できるかどうかってことがあって。まあ仕事だし、そういうこともあるよなと諦めていたけど、ギリギリのところで台風が来る前に飛行機が飛んでくれて。なんとか金曜日の夜に帰国できたけど、その週の土日は風雨で台無しに。

だけどねえ、今回また同じような目に遭遇するとは。少し前から台風11号が近づいてきていることは知っていた。当初の速度から推定して、出発前に日本列島を抜けてくれると期待していたのだけど、日毎に速度が落ちていって。2、3日ぐらい前かなあ、これは9日ぐらいに本土を襲うかもしれないと心配し始めたのは。それからは毎日台風情報とにらめっこ。

自分の勝手な希望としては、出発時間の11時45分頃には沖縄を通過し九州にまだ上陸していないぐらいの位置にいて欲しくて。これだと広島と沖縄のちょうど中間辺りなのでフライトに影響がでない。昨晩寝る前にその可能性が高まったことを確認したけど、今朝雨の中を広島空港へ着いて搭乗手続きを完了した時、ようやく安堵したかな。

少し遅れたけど約1時間半のフライトで午後2時過ぎに那覇空港へ到着。快晴の良い天気だったけど、台風の影響なのか空気が湿っていた。予約していたレンタカーで移動し、道の駅で遅い昼食として軽く沖縄そばを食べた後、連れの友人のリクエストで“あしびなーアウトレット”へ。車からの景色が日本のような、日本でないような、とても不思議な印象だった。

アウトレットは想像以上に規模がでかく有名店もけっこう入っていて、友人のバッグ他を購入。自分は今回の旅行のメインイベントであるシュノーケリング用のラッシュガードを数枚購入できたので満足したかな。ということで自分にとっても友人にとっても初の沖縄。これから遅い夕食を取りに地元の居酒屋へ出かける予定。どんな旅行になるのやら。