或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

合馬茶屋

2015-04-30 05:45:14 | 600 グルメ
先週の土曜日からGWが始まったのだけど、今年はなんと11連休。たまたまカレンダーの関係なのだけど、こんなに長いの初めて。もちろん自宅でゴロゴロしている訳にもいかず、それなりのイベントを折り込んだけど。初日は、いつもの友人達と遊魚船で大アジ釣りへ。なんとか45cmクラスを2本ゲットしたので救われたかな。久しぶりのアジは想像以上に美味しかった。

それで最初のメインイベントが今週月曜日からの湯布院への1泊2日旅行。これは2ヶ月ぐらい前に予約しておいたもの。実は昨年から2年連続、ただし悲しいことに相手は違うけど。それで連れの友人をピックアップして、朝9時に広島を出発。途中で昼食を取るために立ち寄ったのが北九州の合馬(おうま)。というのも彼女が、旬のタケノコを食べたいと言い出したから。

自分もタケノコ好きだし、それならと湯布院がある大分県で探してみたけどめぼしい店は発見できなかった。それじゃ途中の福岡県はどうかなと探索範囲を広げてみると、なんとドンピシャな店を発見。それが北九州市小倉南区にある「合馬茶屋」。最寄の高速ICが小倉南なので、湯布院への途中でちょっと寄り道するだけ。これはロケーション的にはちょうど良いなと。

ネットで調べると、この合馬というのが、日本一の竹林面積を誇る全国でも知られるたけのこの名産地とのこと。そこでタケノコ農園を経営している業者が、タケノコが旬な季節である3月末からGWまで季節限定で営業しているのがこの店。それを知って、旅行の数日前からずいぶんテンションが上がったかな。それで当日高速を降りて田舎道を20分ぐらい走ると現地へ到着。

やけに立派な門構えの古民家に入ると、平日にもかかわらず満席。「あちらのテーブルで相席願います」と、手際よく席に案内されて。メニューは2,700円の梅コースと2,200円の竹コースの2種類のみ。焼タケノコをどうしても食べたかったので、それがついてる梅を必然的に選択したけど、これが美味だった。他も全てタケノコづくしで、1年分ぐらいタケノコを食べた気がする。


Hilton Waikiki Fireworks

2015-04-19 06:59:23 | 880 ハワイ紀行
ハワイ旅行4日目の現地最終日の夕方は、連れの友人が是非行きたいといっていたスパへ。アラモアナセンターと隣接するビルの中にある「DAY SPA MOE」を、現地に着いた時にせかされ予約していた。現地スタイルのマッサージである”ロミロミ”をおよそ1時間。自分はその間暇なので、ショッピングセンターの中を、あちこちぶらぶらしていた。

それが終わると、それまで毎晩外食していたけど、最終日だけは惣菜を買い込んでホテルの部屋で食べようということに。というのも金曜日の夜に、ヒルトンが毎週恒例で花火をやっているという情報を入手したから。連れがマッサージをしている時、店の受付にいた美人の日本人のお姉さんと喋っていると、少し前にホノルルで開催された長岡の花火大会が素晴らしくて感動したという話になって。「それじゃ、ヒルトンの花火はどう?」と聞くと、「それなりに楽しめますよ」との返事が。

まあ、花火って1発がとても高価だし、毎週やってるということは、そんなに大規模なはずがないとは思っていただけに期待はしていなかった。とは言え、見逃してはいけないと早めにホテルに帰り、ベランダで待機。そこで外を確認していて気づいたのが打ち上げ場所。ヒルトン・ラグーンと呼ばれる人造ビーチの中央辺りということをネットで調べてつきとめて。

自分のホテルの隣がイリカイ、そしてその隣がヒルトン。だけど両ホテル共に東西に向いて配置されている部屋が多く、花火の見える部屋が少ないなと。その意味では自分達のいるモダン・ホノルルの海側の高層階が、ひょっとしてベストなロケーションかもしれないと、なんだか嬉しくなってきて。日が暮れ、観光客の車が集まり始めた頃からちょっと興奮してきたかな。

それでいよいよ19時45分になり、花火がスタート。想像以上に近くて大きかった。たった5分ということだったけど、十分に楽しめたような。酒の酔いも回り、気分は最高。なんか最終日を締めくくるに相応しいイベントだった。たまたまにしては、ラッキーすぎたような。ということで、存分にハワイを楽しんで翌日のフライトで帰国。来年もまた行ってそうな気がして怖いけど。


Honolulu Museum of Art

2015-04-18 09:51:56 | 880 ハワイ紀行
ハワイ旅行4日目の現地最終日は、今回の旅行で最も天気が良かったので、ラニカイ・ビーチのリベンジへ。そこでゆったり日光浴を楽しんだ後ワイキキへ戻り、連れの友人のリクエストで昼食を取りに「Sweet E's Cafe」へ。ナビがないと絶対に分からないような奥まった路地にある地味な感じの店だった。連れが注文したのが定番のフレンチトースト。自分はオムレツを。

昼食を済ませた後に、ダウンタウンにあるホノルル美術館へ。実は前から訪れたいと思っていた。昨年ビショップ博物館を訪れていて、今回は絶対ここと決めていた。裏手にあるコインパーキングに車を止めて、ぐるりと周って正面へ。この辺りは公共機関が多く、ハワイの中では最も都市部の雰囲気。だけど玄関を含めて、意外にもモダンではなくポリネシアンな造りだった。

館内へ入ると、ゆったりとした広さの展示室の中に、中世から印象派まで様々なヨーロッパの絵画や彫刻が展示されていて、ハワイに居ながら、別文化に触れているギャップが新鮮だった。特にモネの「睡蓮」を発見した時には、「おいおい、ここでモネかよ」と苦笑いしながら連れと二人で記念写真を撮り合ったけど。他では上の写真のマティスの作品が印象的だったかな。

この美術館は想像以上に広く、中庭の周囲を囲むように展示室が配置されていて、内容もブロック分けがしてある。もちろんヨーロッパだけでなく、地元ハワイの作品も多々あって、飽きないような趣向が凝らしてあった。その中で面白かったのが特別展示室で開催されていた、”シャングリラ(SHANGRI LA)展”。この名前って、確か松任谷由美のコンサートツアーの名前だったような。アメリカの富豪だった父の遺産を12歳で相続した娘、ドリス・デュークが建てた邸宅の名前だと初めて知ったけど。

展示を眺めていて感じたのは、金持ちって上には上がいるんだなってこと。一昨年レンタルした別荘なんて犬小屋に見えるくらいの想像を絶する規模で、まさに壮大な楽園。ダイアモンドヘッドのワイキキとは反対側に現存し、観光ツアーもあるらしい。”シャングリラ”というのは日本語に訳すと”理想郷”という意味らしいけど、次回は是非ここを訪れたいと思ったっけ。


Morimoto Waikiki

2015-04-07 05:46:38 | 880 ハワイ紀行
ハワイ旅行で事前にレストランを幾つか予約しておいたのだけど、それらは全て洋食。現地3日目ともなると、さすがに食傷気味で、たまには趣向を変えて日本食でもとネットで予約したのが和風創作料理の「Morimoto Waikiki」。ホノルルで和食のちゃんとした店というのが意外に少なくて、いわゆるなんでもやりますって店じゃくんて、何かこだわりを持っている店が良いなと。

調べていて見つけたのがこの店。場所をチェックすると、なんと奇遇にも、自分達が泊まっているホテルの2Fだった。それならなお好都合と、その晩は少し服装に気合いを入れてみた。というより、実はネットの口コミで、店内が日本人にとっては異常なくらい寒いというコメントがあったので、それなら寒がりの自分には上着が必須だなと。それで時間が来たので部屋から店へ。

受付で予約していると告げると、「予約が見当たりません」との返事。「おいおい、そんなことはないよ、予約を見せるから」と、スマホで予約のページを開いて見せると、「それはMorimoto Maui店ですよね、ここはWaikiki店ですよ」とクールに答えられて。今回のハワイ旅行で最も恥ずかしかった瞬間。とにかく穴があったら入りたい状態に陥って。かなりパニクったような。

だけどその後がサプライズ。「今から2名様だったらご用意できますよ」と笑顔で話しかけてくれて。これは嬉しかった。少し待っていると、店内のカウンター席の後ろのカップル席へ案内してくれて。想定通りだったのが店内の温度。寒いのなんのって。おそらく12、3度ぐらいだったと思う。これだけ寒い店は生まれて初めて。周りにいた白人さえも寒そうに腕をさすっていたから。

それで肝心の料理だけど、最初が刺身。旬の魚がいつものパターンで出てくると思いきや、薄造りの魚が何層にも重ねられていて、それが上の写真。いざ食べてみると、なんか味が複雑過ぎてイマイチ。その後の肉と海老はまずまず。だけどかなり個性的なテイスト。シメに頼んだ巻き寿司でようやくホッとした。なんかねえ、他人はともかく、自分の2度目なないだろうな。


The Modern Honolulu

2015-04-06 06:19:32 | 880 ハワイ紀行
ハワイ旅行の後半で宿泊したホテルが「The Modern Honolulu」。最初は、いつものように4泊を同じホテルと考えたけど、せっかくだから2泊ずつにして、後半は新規開拓してみようかと。となると定番のワイキキ・ビーチ沿いという条件を外してもよくなる。郊外も考えたけど、連れの友人の主目的が買物なので移動に時間がかかる。となると結局ホノルルになってしまうなと。

この辺りにはメジャーなホテルが目白押しで、何処にしようか悩んだけど、”日本人がいない”というキーワードが気に入って予約したのがここ。”アメリカンな雰囲気”というキャッチコピーにも惹かれたかな。場所はアラモアナショッピングセンターからすぐで、ヒルトンとプリンスの間。ホテルのすぐ前はアラワイ・ヨットハーバーという、いかにもリゾートって感じのロケーション。

チェック・インをしようと車を玄関の前に止めると、すかさず若い男がバレットパーキングのサービスをしてくれて。対応が良かったなあ。受付の男性の早口のアメリカン英語を聞いていると、ハワイというより米国都市部のホテルを思わせ、「なるほどね、こりゃフツーの日本人じゃ泊まりにくいだろうな」と。部屋の内装も、マイアミ辺りの、いかにもアメリカンリゾートって雰囲気。

このホテルのウリが上の写真のプールということを知っていたので、連れの友人を誘って行ってみた。宿泊客はもちろん無料。こじんまりしていて、椅子やソファーの色使いもシンプルでお洒落。差し込む夕日の日差しと影が絵になっている。客もほとんどが白人。なんだか自分が映画の主人公にでもなったような感じで気分は上々。子連れが少ないのも良かった。

そんな中、2人でサンラウンジャーに寝そべっていると、プールの対面にいた韓国人らしき若者のカップルの男の視線が気になり始めて。相方はプールで泳いでいたけど、そいつの目線が連れに釘付け状態。「おいおい、そんなにガチで見るなよ」と思ったけど止める気配なし。せっかくのんびり楽しんでいるのにと、これ見よがしに、わざといちゃいちゃしてやったけど。



Lanikai beach

2015-04-01 06:17:20 | 880 ハワイ紀行
ハワイ旅行3日目は、ホノルルからオアフ島を時計と反対回りでドライブへ。ハワイカイからココヘッド、そこでちょっと寄り道して、一昨年レンタルした別荘へ。誰もいなかったので、駐車場まで登ってしばし、遠くにダイアモンドヘッドが望める素晴らしい景色を楽しんだ。亡くなった妻を偲ぶには最高の場所だったかな。その後マカプウ岬を経て目的地であるラニカイ・ビーチへ。

ホノルルはやや曇り空程度だったのに、こちらは天候が荒れ易いようで、あいにくの空模様。空は曇り、風は強く、小雨もちらついてきて。このビーチも近年TVや雑誌で頻繁に取り上げられているので日本人観光客が増えている。交通の便が悪いので、カイルアからレンタサイクルで遠征して来ている人が多かった。まあそれだけの価値は十分にあると思うけど。

カイルア・ビーチの駐車場へ車を止め、少し歩くと有名なラニカイ・ビーチの石碑へ到着。ここで記念写真を撮ってしばし歩くこと10分。民家の間を抜けると、眼の前に美しいビーチが見えてきて。天気が悪いせいか客もまばら。だけど雨が強くなり、ゆっくりする暇もなく退散したなあ。日本から持っていったビーチタオルが雨よけにずいぶん役に立った気がする。

その後カイルア市街へ行き、有名な「Boots & Kimo's」に立ち寄り、定番のマカダミアナッツとバナナのパンケーキを食べ、ショップを散策してホノルルへ帰ったのだけど、ビーチでのんびりできなかったことがどうしても心残りで。モヤモヤ気分が抜けなくて、結局諦め切れずに、翌日の午前中に再訪。たまたま晴れの良い天気に恵まれたので良いリベンジになったかな。

それで帰国後に撮った写真を整理していて気づいたのだけど、晴れの日の写真も勿論良いのだけど、曇りの日の写真が、逆に海の色が淡く上品に映え、全体として柔らかく幻想的な雰囲気を醸し出していて、これはこれで素晴らしいなと。上の写真も、小雨に濡れながらシャッターを押し続けるのが精一杯だったけど、なんか洒落た構図になったなと嬉しかったりして。