或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

The Yakuza

2008-06-27 06:38:12 | 350 映画
わざわざ英字にしたのは、これが洋画のタイトルだから。最近ヤフオクで落札したビデオなのだけど、かなり因縁じみている。故シドニー・ポラックが監督で、岸恵子が出演していて、なんとデイブ・グルーシンが音楽を担当。つまり最近記事にした3人が競演している唯一の映画がコレ。自分にとってはチョー豪華な組み合わせによる「ザ・ヤクザ」(1974年)。

どうして今まで観ていなかったのか?それは簡単で、ヤクザ映画だから。だめなんですよ、この系統。なにせ小学校の理科の解剖の時間でカエルにメスを入れられなかったクチだから。隣りの女の子なんかいとも簡単にやってのけたので、いろんな意味でショックを受けたのをよく憶えている。最近じゃ何ともないけど、釣りを始めた頃に魚をナイフで絞めるのがコワかった。

その話はどうでもいいけど、案の定というか予想通りの内容だった。日本的義理人情がテーマで、シーンは修羅場の連続。主演のロバート・ミッチャムと助演の高倉健が人を殺しまくる。おまけに小指を詰めまくる。もう二度と見ないでしょうね、その意味で永久保存版。でも若き日の健さんはカッコ良かった気がする。外国人からみても、たぶんそう思えるだろうなあ。

岸恵子はロバート・ミッチャムの元恋人でスナックのママ役。この映画の当時は40歳になったばかりなのだけど、髪型のせいか、やや老けてみえた。期待していただけに少々ガックリ。まだ見ていないけどショーケンと共演した「約束」(1972年)や「雨のアムステルダム」(1975年)も用心した方がいいか。ヤフオクでけっこう高価で取り引きされていて、いつかはと思っているけど。

最後にグルーシンの音楽だけど、これはねえ、彼らしさがほとんど感じられない。おそらく内容が内容だけに、ヘンに日本を意識したのがまずかったような。フジヤマ、ゲイシャといったゲテモノの域を抜け出ていない。映画の雰囲気を壊さない程度に無難にまとめようとする意図がミエミエ。ということで、好みの人間が集まればいいというもんじゃないなという良い事例だった。


Saudades de Casa

2008-06-25 06:14:25 | 220 POPS
音楽は、メロディー、ハーモニー、リズムの3要素から成り立っていて...、なんていうありふれた説明をするつもりはないのだけど、改めて自分はハーモニー偏重なんだなと再確認したのがイヴァン・リンスの最新作「Saudades de Casa」(2007年)。前作の「Acariocando」(2006年)からちょうど1年後の録音。還暦を過ぎても毎年ニューアルバムが出せるところが素晴らしい。

内容的には肩の凝らないセルフカヴァー集。レギュラーメンバーを中心とした演奏で、昨年10月のブルーノート東京でのライブとはギター奏者が違うだけ。オーバーダブが少なく、皆で集まって普段ライブでやっている曲を一気に録音した感じ。その分リラックスした中に少しばかりの荒っぽさとゆるさが心地いい。聴いていると記憶の中にあるシーンが眼の前に浮かんでくる。

メンバーで気に入っているのがマルセロ・マルチンス(Marcelo Martins)のサックス。完全にジャズ畑出身のミュージシャンで、トレーンばりのブロウを聞かせてくれる。固めのリードから繰り出される太く乾いた図太い音色は自分の好みのど真ん中。

全部で14曲も入っているのだけど、ひときわ印象的だったのがラストの”Renata Maria”。なんと曲を書いたイヴァンと詩を書いたチコ・ブアルキ(Chico Buarque)、そして紅一点のレイラ・ピニェイロ(Leila Pinheiro)の3人がイヴァンのピアノだけの伴奏でしっとりと唄っている。ネットで見つけたのがこの曲のチコによる単独バージョン[YouTube]。こちらはバラードではなくミディアムテンポだけど。

それがきっかけでチコとレイラのアルバムを数枚試聴してみた。けっこうイヴァンの曲のカヴァーも唄っていて、気づいたのはアレンジのハーモニーセンスが違うということ。イヴァンがいかにジャズ寄りかを改めて知ったかな。凝っているというか?洗練されているというか?複雑というか?自分にはしっくりくる。

そう言えばイヴァンのオリジナル曲の紹介シリーズを昨年やっていたけど、その続きをしなきゃね。

AcariocandoAcariocando   Saudades de CasaSaudades de Casa

住友信託ダイレクト

2008-06-21 07:17:48 | 900 その他
だいぶ前に新生銀行の口座を開設したことを記事にしたけど、今日はその続編。このところヤフオクを恒常的に利用していて、そのための支払いは相手の指定する銀行へのネット振込。その時に気になるのが振込手数料。口座開設はまさにこのためで、一定の投資額等の条件をクリアすれば他行への振込が月5回までは無料。新生銀行は、これが大きな魅力だった。

それと使い始めてから分かったことだけど、新生銀行のキャッシュカードは実に便利。何処にでもあるセブンのATMでの入出金が24時間可能で、しかも何回出し入れしても手数料がタダ。だから常に別の財布を持っているというのに限りなく近い。旅行や出張等で遠征する時に、わざわざ大金を持っていかなくてもいいし、まさかの時を想定しても安心だし、助かっている。

ところが新生銀行の条件がこのところ厳しくなっていて、無料振込回数が今年7月からは月1回までに制限されてしまう。でもちゃんとバックアップはできていて、少し前にイーバンク銀行と住友信託銀行の口座を開設済み。イーバンクはヤフオクの決済用として最もよく利用されていて、イーバンク同志だと手数料はタダ。住友信託は他行宛の振込手数料が月5回まで無料。

ネット系の銀行が手数料が安いのは分かる。だけどお堅いイメージの財閥系がこのサービスとは驚き。おそらく知らない人が多いと思う。関係ない話だけど、WEBサイトのデザインも、なんとなく野暮ったいし。特筆すべきは他行のような条件、つまり一定の預金額や投資額といった条件がなく、ネットバンキングである住友信託ダイレクトの契約だけでOKというところ。調べてみたけど、こんな有利な条件は他にはなかった。まさにオンリーワン。これは嬉しい。まさに穴場的存在。

ということで最近は使い分けています。普段の生活では新生、ヤフオクはイーバンクが中心で他行振込が必要な場合は住友信託。実は三菱東京UFJ、三井住友、みずほといった都市銀行や広島銀行等の地方銀行の口座も持っているけど、私的にはもっぱらこの3行しか使っていないというのが実情。けっこうややこしいけど、マメにやっている分見返りもあるって感じかな。

後鳥羽伝説殺人事件

2008-06-18 06:12:35 | 010 書籍
DVDレコーダーを購入して4年半ぐらいになるけど、簡単に録画予約ができるのでビデオテープを使っていた昔がウソのよう。技術の進化というか、デジタルの力というのは凄い。その反面、簡単なだけにどうでも良い番組を気軽にどんどん録画してしまい、あっという間にハードディスクの残量が少なくなるのが最近の悩み。その原因は娘が7割で自分が3割ぐらいかな。

この休みに自分が録画した過去の番組をチェックしてDVDに落としたり削除したりしたのだけど、今となっては録画したことすら記憶にないのもけっこうある。そんな中で驚いたし嬉しかったのが、日本テレビ系列の火曜サスペンス劇場で水谷豊が主演した「備後路殺人事件」の再放送。有名な浅見光彦シリーズのひとつ。調べると最初の放映が1990年で今から20年近く前。

当時見た記憶がある。その前に内田康夫の原作を読んでいたし。舞台が広島県なので印象に残っている。あまりに懐かしかったので、今回初めてのカミさんと一緒に観たけど、なんと主だったロケが行われていたのが今年の春に花見に行った三次市の尾関山公園。秋は紅葉かと勉強になったりして。それにしても水谷豊が若いなあ。最近はTVによく出でいるけど。

原作が何処かにあったなと本棚をチェックすると、このドラマの原作である「後鳥羽伝説殺人事件」(1982年)を初め、けっこう内田作品を持っていた。若い頃によく読んでいたんだ。ついでに調べると、この作品は彼の第3作で商業デビュー作。しかも初めて浅見光彦が登場したメモリアルな作品だった。なるほどね。作家になる前に仕事の関係で広島に来ていたかららしい。

さらに調べると、内田康夫公認の浅見光彦倶楽部というファンクラブや、その公式サイト「浅見光彦の家」なんかもあったりして。中を覗いてみて分かったのが浅見シリーズだけで100冊もあること。根強いファンがいるのもうなずける。そこでふと目に止まったのがシリーズの最終作「棄霊島」(2006年)。これがなんと前に記事にした長崎の軍艦島が舞台。これはいつか読まなくては。

なんて内田康夫の話をしながら、懐かしさがピークに達したのはドラマのエンドロールで竹内まりやが唄う”シングル・アゲイン”[YouTube]が流れた時だったかも。

尾関山公園<春>尾関山公園<秋>

DVD/備後路殺人事件DVD/備後路殺人事件 文庫/後鳥羽伝説殺人事件文庫/後鳥羽伝説殺人事件

単行本/棄霊島〈上〉単行本/棄霊島〈上〉 単行本/棄霊島〈下〉単行本/棄霊島〈下〉

CD/竹内まりや ImpressionsCD/竹内まりやImpressions

シロギス

2008-06-16 06:20:39 | 400 釣り
先週の土曜日は友人3人とシロギス釣りへ。今月11日に広島県も梅雨入りしたけど、シロギス釣りは梅雨の入りから明けまでが最盛期。だから天気が気になることが多い。この日も1週間前の予報は雨だったけどラッキーなことに次第に曇りへ、そして最終的には晴れに変わっていて。最近は毎日が社労士の勉強で滅入っているので、釣りは気分転換には最高だった。

利用した遊魚船は脱サラした知り合いが船長で、気がつけば昨年のシロギス釣り以来だからちょうど1年ぶり。日中はもうかなり暑いけどさすがに冷たい早朝の海風の中を、魚場である阿多田島までいろいろと彼と雑談をしたけど、やはり原油高騰の影響は大きいらしく、来週からは料金の値上げをするのだとか。食料品とかもそうだけど、いよいよ物価高を身近に感じるなあ。

それで釣果だけど、鯛やカワハギが予想外で嬉しかったとは言え、本命のシロギスは15~23cmが31匹。昨年が51匹だからかなり減っている。理由は外道が多かったから。その主役はトラハゼ。ところが友人の一人はコンスタントに釣っていた。周りも不思議に思って仕掛けを聞いてみると、自分達はラメ飾り付きの高級品に対し、その友人は飾りのないシンプルな廉価品。

つまりキスじゃなくトラハゼが飾りに敏感に反応したということ。実は今年も昨年と全く同じメンバーで、その時は自分が数ではダントツの一番。それがあったから仕掛けはその時と同じものを使ったし、当日の朝に釣具屋で餌を買った時もこれを薦めていて。これで今年もバッチリと思っていたけど海の状況が変わっていた。おそらく海底にはトラハゼがごろごろいたんでしょう。

いや、面白い。トヨタじゃないけど”現場現物”を痛感したなあ。状況は刻々と変化しているということ。”・・・だったから”とか、”・・・のはずだから”とか、そういう過去に捕われず現実を直視しなければ。反省すべきは仕掛けを聞いたのが納竿の1時間前と遅かったこと。それからけっこう釣れたから。でも良い勉強になりました。釣りに対する心構えを改めて諭されたような。


追悼 シドニー・ポラック

2008-06-11 06:21:19 | 350 映画
先月26日に映画監督のシドニー・ポラックが死去しました。享年73歳。「愛と哀しみの果て」(1985年)でアカデミー賞監督賞を受賞するなど、米国の代表的な監督の一人だった。自分と彼との接点はデイブ・グルーシンの音楽。というかグルーシンが担当していない作品は観ていないというのが正しい言い方。

このブログでもけっこう紹介していて、「ボビー・デアフィールド」(1977年)、「恋のゆくえ~ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」(1989年)、そして最後の共作となった「ランダム・ハーツ」(1999年)。これら以外にも「ハバナ」(1990年)、「ザ・ファーム」1993年)等があるけど、訃報を聞いて久しぶりに観たのが、おそらく彼らの代表作「トッツィー(TOOTSIE)」(1982年)。いや懐かしかった。

売れない俳優役のダスティ・ホフマンが、ふとしたきっかけで内緒で女装してオーディションに合格し、しかも人気スターになってしまうというコメディ。シドニー・ポラック自身もエージェンシー役で堂々と出演している。若い頃のビル・マーレイが地味な友人役で出ていたりして時代を感じさせる。グルーシンの音楽もイカしていて、いつもながらピアノを絡めた演出が上手い。

今回改めて素晴らしいと思ったのがラストシーン。相手役のジェシカ・ラングと表通りで肩を抱き合った場面で映像は止まりエンドロールが始まる。ここで流れるのがグルーシン作曲した主題歌、”It might be you”[YouTube]。唄うのはスティーブン・ビショップ。この曲にはジャズ、クラシック、カントリー等の彼の素養が全て出ている。そのうち待てよ?何処かで聴いたようなと調べてみると。

ユーミンがパーソナリティーを勤める東京FMの人気番組「サウンド・アドベンチャー」で1985年から2002年までこの曲が使われていた。彼女が読者からの質問に答えるお便りコーナーで。車を運転しながらよく番組を聞いていた割には、はっきりとは憶えていないけど。そういえば曲調がユーミンと通じるものがあるかな。二人は似ている所があるのかもと初めて気づいたりして。

話を元に戻すけど、思うにシドニー・ポラックってラストがさりげなく渋い映画が多かった気がする。謹んで冥福を祈りたいと思います。

DVD トッツィーDVD トッツィー

広島市民球場

2008-06-10 05:55:25 | 890 広島
この日曜日に友人とふたりで野球観戦のため広島市民球場へ。何時以来だろう?おそらく10年ぶりぐらいかなあ。そのぐらい久しぶり。娘がたまに会社の関係でチケットをもらってきていたので、空きがあれば取っておいてと頼んでいたもの。たまたま自分に予定がない週末で、しかも休日の昼間だったため時間的にも気分的にものんびりできたのが良かった。

対戦カードは福岡ソフトバンクホークス対地元の広島東洋カープ。セパ交流戦の一環。胸を張って言える程ではないけど、一応カープファン。小学生の頃に何度か父親に連れてきてもらった記憶がある。今もそうだけど当時もお荷物球団で、Aクラスなんて夢のまた夢という時代。憶えているのは地味なグレーのユニホームと必ず負けたことかなあ、冴えない話だけど。

今回の観戦には特別な意味があった。というのも現在広島駅の近くに新球場を建設中で4月にオープンする予定。そのためこの球場は来年の3月で閉鎖になる。それを知った日から、どうしても今シーズン中に一度行っておきたいと。中に入ってあちこち歩いてみると確かに老朽化が進んでいる。1957年の開場だから半世紀以上も使い続けていることをしみじみと感じた。

実は友人との待ち合わせの前に球場の外をゆっくり歩いて周っていて。するとセリーグの優勝記念として建てられた石碑を発見。1975年の悲願の初優勝から1991年まで5度もしてたんだ、あの頃は強かったなあとカープの全盛期が脳裏をかすめてきて。そう言えばミスター赤ヘルと呼ばれた山本浩二がダメ押しのホームランを打って快勝した試合で大喜びしたよなあ。

そんな懐かしさに浸りながら、昼間からビールと焼酎を飲んでほろ酔い気分で試合を観戦したから気分は最高。残念だったのが試合は8-4でボロ負けだったこと。客もたくさん入っていたし勝つんじゃないかと思っていたのが大間違い。世の中そんなにうまくはいかない。まあ試合じゃなくて、あくまで球場を見に来たのだからと自分に言い聞かせて無理やり納得したけど。

セ・リーグ優勝記念碑外野席
内野席スコアボード

百年の孤独

2008-06-05 06:13:43 | 650 酒
最近購入した焼酎がらみの話。それは別の記事にするとして、飲みながら思い出したのが宮崎県にある黒木本店が造っている麦焼酎の「百年の孤独」。これは有名、全国的に。自分が知ったのはかれこれ10年以上も前。”幻の・・・”という枕詞がつくぐらい入手困難だった。なにせ定価が2千円もしないのに1万円前後で販売されていて。今もけっこう高価みたいだけど。

実はこのあいだの長崎旅行で友人の一人が持ってきたのがこの焼酎。居酒屋を貸し切っただけじゃなく酒まで持ち込むのかよと、親切にしてくれた店の親父さんに申し訳なく思ったけど、久しぶりに飲んだら相変わらず美味かった。樽出しの琥珀色の原酒でアルコール40度の濃厚なテイストは、焼酎と言うよりシングルモルト・ウィスキーのカスクストレングスと言った方が分かり易い。

自分も1本ストックを持っています、当分飲むつもりはないけど。面白いのがラベルの端に描いてある言葉。”When you hear music ,after it's over, it's gone in the air. You can never capture it again."。そう、これってかの有名なアルトサックスの鬼才エリック・ドルフィーの遺作である「Last Date」(1964年)の最後に入っている彼の肉声によるコメントから引用したもの。

”一期一会”じゃないけど、ジャズの即興性をうまく表現したこの言葉がまさか焼酎のラベルに書いてあるとは。これがきっかけで久しぶりにレコードを聴いてみたけど、名曲”You don't now what love is"におけるフルートはドキっとするぐらい新鮮だった。彼の音楽は、音色がグロテスクでフレーズもやや前衛的で苦手だけど、その個性とエモーションの高さは素晴らしい。

ついでに図書館で借りてみたいのがガルシア=マルケス同名小説。彼はノーベル文学賞を受賞している大作家。ある家系の壮大な栄華衰勢を描いているらしく興味津々なんだけど、試験勉強中だし、なにやら難解そうなので時間がかかりそう。

麦焼酎/百年の孤独

CD/Last DateLast Date    単行本/百年の孤独単行本 百年の孤独

社労士勉強進捗[5月度]

2008-06-03 06:24:22 | 150 社会保険労務士
先週の土日は、今年最初となる社労士の模擬試験を受けてきました。緊張感を伴うこの雰囲気は1年振り。さすがに連チャンで疲れたけど、追い込みモードへ突入という自分自身に対する意識づけのためには効果満点だった。

初日のLECウォーミングアップ模試は、参加人数が約100名で男女比が6対4。2日目のTAC選択模試は、約40名で男女比が5対5。ちょっと驚いたのがLECの参加者の年齢層。普通は20代後半から50代前半ぐらいまで、男女共に均一に分布しているのが常だったけど、なんと明らかに60歳を超えている男性が約10名。男女比のバランスが崩れていたのはこのため。

まさかこの歳から生業(なりわい)として資格を活用するというには無理があるから、あくまで自己研鑽の一環なのでしょうね。最近は年金と老人医療費が大きな社会問題としてクローズアップしているし、自己防衛のためというのもうなづけるけど。

試験の結果だけど、かなりヤバイ状況。LECについては選択が40点満点中31点と択一が70点満点中37点。TACについては選択が80点満点中45点。まともなのはLECの選択だけ。択一は両者共に半分ちょっとという状況で、昨年の同時期と比べれば向上しているものの合格には程遠い。良問が多かったと感じただけに、情けないけどこの結果は今の実力を正確に表している。でもこれでモチベーションがしっかり高まったし、お手上げというような問題もなかったし、全て今後の努力次第かな。

なんて冴えない話は置いといて、LECの試験会場は広島県立総合体育館の中の会議室。名前を聞いてもピンとこなかったけど、今回行ってみてようやくどんな所かが分かった。中でも最も広いのが大アリーナで、別名広島グリーンアリーナ。なるほどね、コンサートでは何度か来ているけど、本来は大規模な総合スポーツ施設だったんだ。だからこの名前なのかと納得。

上の写真は昼の休憩時間に撮った中庭のオブジェ。こういう公共施設の敷地には人目につかないところにこんな作品があったりするから面白い。花壇には下の写真のような色とりどりの花が咲いていて、もうすっかり初夏のたたずまいでした。

ガザニアビヨウヤナギ