或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

Poggio antico

2015-01-28 05:48:31 | 500 ファッション
この年になると、年末年始のバーゲンなんて自分とは関係ないイベントになっている。かつてバブル時代には、ショップから得意様だけへの内見の案内状とかが届けられ、バーゲン開始の前日の夕方に会社が終わると速攻で出かけていき、シャッターが半分だけ開けられた店へ直行し、自分好みの服やネクタイ、ベルトに靴等を物色していた。いや、懐かしい。

最近は、もっぱら連れのお供。試着ブースの前でケータイで時間をつぶしながら待ち、「ねえ、これどう思う?」とか、「ねえ、やっぱりこっちの方が良い?」とかの問いかけに、趣味で一応コメントをしたりするけど、結局のところ女というのは、ほぼ問いかける前に何を買うのか決めているので、単なるやりとりになってしまうことがほとんど。さすがにそれはないだろうという時は、お金を出すのが自分だけに、後ろ姿とか、彼女が見えない所を中心にダメ出しをしてやめてもらっていはいるけど。

なんて人の話は置いておいて、今年珍しく入れ込んだのが靴。よく行くブランドショップの一角に”Paggio antico"というブランドのバーゲンコーナーが出来ていて、さらっとチェックするとデザインに惹かれたのが数点。この反応は最近では珍しかった。試しに履いてみると、24.5cmのサイズが自分にピッタリ。フォーマルなバッカーと、カジュアルなショートブーツの2足を衝動買い。

それから2週間ぐらい実際に履いてみると、自分の足によくなじむ。気に入ったのが靴先のデザイン。自分が若い頃は、先が丸いものが流行っていたので、最近のように先が細くてしかも長いものはどうもしっくりこなくて。時代遅れだと自覚しながらも、つい先が丸いものを購入してきたのがここ数年。それがこのブランドは、先の細さも長さもそれなりでギリギリ我慢できる。

すっかりお気に入りになった後の、この日曜日。最終バーゲンの案内が来たので行ってみると、前はなかったフォーマルのウィングチップと生地違いでベロアのショートブーツが置いてあって。幸い小さいのかサイズは残っていた。それで追加の2足を購入。合計で同じブランドを4足。このパターンは久しぶり。お値段も手頃になっていて、良い買物だったと満足してるかな。

Christian Louboutin

2014-07-20 05:40:21 | 500 ファッション
金曜日にメキシコのモンテレイからグアダラハラ経由でロスへ。4時間待ちという冴えない接続をなんとか我慢してロスアンジェルス国際空港(LAX)へ着いたのが夕方4時過ぎ。予約しておいたハーツではゴールドメンバーのせいか、なんと受付せずにレンタカーにすぐに乗れるというシステムの進化に驚いたけど、夜会食の予定がある同行者にその車は譲ることに。

自分としてはその日のうちに果たさなければならないアサインメントがあり、宿である空港近くのヒルトンにチェックインした後、すぐにタクシーでウエストハリウッドへ。金曜日のこの時間は渋滞がひどいのではと心配していたけど、ゆっくりでも進めたのがラッキーだった。およそ40分ぐらいで目的地であるN Robertson Blvd.にあるクリスチャン・ルブタンの専門店へ到着。

さすがにこの辺りはセレブが多いというか、白人でしかも見るからに金持ちのマダム達がうようよいる。少し引きながらもヨーロッパの民家のような外観の小さな店のドアを開けようとしたけど動かない。「おいおい?これ何?」とうろたえていると中からマネージャーらしき中年の女性が笑顔で内側から開けてくれた。ドアが外側から開かないとは、さすがに高級店だなと感心。

ちょうど接客が終わったらしく、声をかけると彼女が自分についてくれて。「定番でオーソドックスなパンプス、だけど先端はシャープで...」と説明すると、まずはエナメルを持ってきてくれて。「形はこれで皮が他のタイプはある?」と追加で説明すると、3種類が候補に挙がって。「ガールフレンドはいくつ?」と質問してきたので「××歳だよ」と答えると、「それじゃ、これ」と指差したのが、ヒールが10cm以上の、いかにもルブタンってすぐに分かる艶消しの皮製。結局勢いで「それを」と決めてしまった。

包装してくれている間に、ミーハー気分が盛り上がり、写真を撮っていいか別の黒人の男性店員に確認すると、一部の場所ならOKとの返事が。それが上のネオンの写真。悪乗りしてマネージャーとの2ショットも撮ってもらい、いい記念になった。このルブタンのパンプスは頼まれてからネットや福岡で店まで出かけて探していて見つからなかったもの。なんかスッキリしたかな。


Boucheron

2014-06-20 05:48:26 | 500 ファッション
出会いがあれば、別れがある。昨年10月から婚活を始めたのだけど、いろいろな出会いがあり別れがあった。しみじみ感じるのは、人間って十人十色っていうけど、まさにその通りだなあと。相手の年齢にも幅があって、どうも最近は若年化しているような気がするけど。一度会ってそれっきりというのもけっこうあったし。でも、それはそれで楽しくて良い思い出になっている。

ルックス、性格、趣味等、自分にフィットする女性を探しているのは間違いないのだけど、別に亡くなったカミさんがそれら全てを満足していた訳でもなく、最終的にはフィーリングというか、会話の中でのちょっとしたやりとりとか、音楽じゃないのだけど間の取り方とか、声質とか表情とか、そんなのがけっこう効いているかなとも思ったりもして。なかなか難しいところがある。

相手によるのだけど、思い入れの強さやその場の流れで、何か買ってあげることもしばしば。少し前に記事にしたけど、高価なものだとカルティエの指輪を買ってあげたりもしていて。だけどその相手とは数ヶ月前に既に別れてしまっているところが虚しい。ちょっと安易に昂ぶり過ぎたと反省している。だけどまあ、それもまた何かしら意味があるのだろうと思いたいけど。

それで現在進行形の話。先日とある友人から誕生日だから祝って欲しいと。その流れで広島市内のカルティエに2人で立ち寄り、「トリニティを買ってあげようか?」と誘ってみた。自分の中では定番の勝負リング。しかしその時は気づかなかったけど、後になって「昔の恋人と同じリングなんでしょ?そんなのはいや」とのダメ出しが。うーん、女心はなかなか難しいなと。

仕切り直して先週の日曜日にショップに出向きプレゼントしたのがブシュロンのキャトル。これもこのブランドでは定番中の定番。4色のゴールド((YG・WG・BG・PG)の重なりが美しく気品がある。買ってあげたのは初めて。自分のデジカメで撮った上の写真がやけに綺麗で、雑誌みたいだなあと。カルティエより高額だったけど、友人がとても喜んでくれたから良しとしよう。

Cartier

2014-01-27 05:42:33 | 500 ファッション
独身になったので、最近では街中を堂々と女性と腕を組んで歩いたりできるのが、失ったものの大きさを痛切に感じる反面、久しぶりに新たな感覚だったりする。いわゆる”婚活”を始めて数ヶ月、ひょんなことから指輪を買う流れになって。だけどねえ、指輪を買うというのは、それなりに思い入れがある訳で、なんかとても感慨深いものがあった。

自分の場合、指輪と言えば、よく憶えているのが結婚指輪。定番のシンプルなシルバーを亡くなったカミさんとお揃で買ったまでは良かったものの、どうも指に異物をはめるという行為がなじめなくて、1週間ぐらいでギブアップした記憶がある。おそらくもう一生はめることはないだろうなあ。時計と何が違うのか自分でもよく分からないけど、ネックレスはOKでも指輪は無理。

話が逸れたけど、指輪を贈ると言えばカルチェのトリニティ、所謂”3連”となんとなく決めていた。と言っても、これまで2人にしかプレゼントしたことはないけど。とにかくシェイプが美しくて。今回もいろいろとお店を見て周ったけど、結局これが自分的には最高なんじゃないかなと再認識。問題は彼女が既に持っていたこと。これには肩透かしを食らった格好。

それで、彼女がこういったヒカリモノに精通していたので、広島の繁華街のあらゆるショップを連れて周ってくれて、まさにウン十年振りにこの世界に近づくことに。そんな中で、やはり群を抜いて気品が感じられたのがカルチェ。だけど巷ではカルティエという呼び名が一般的なようで、調べると、かつてはカルチェ、最近はカルティエと呼んでいるらしい。うーん、昔の人間だねえ。

そんな話はどうでも良くて、買ってあげたのが新しいトリニティ。形は”3連”とは異なるけど、ホワイト、ピンク、ゴールドの3色のバランスが自分は好きなんだなあと。しかし、こういう高級ジュエリーショップというのは目が眩むという表現がピッタリ。店内の小物にいたるまで細かい趣向が凝らしてあって、記念にとデジカメで撮影するのがチョッピリ恥ずかしかったけど。


Black Spinel

2013-07-26 05:44:33 | 500 ファッション
きっかけはまるで分からないのだけど、ジジイのくせに最近急にネックレスをしたくなって。おそらくボートを買って海に出始めたので、その辺りから変な色気が出始めたのかな。そういえばと、メキシコ出張の際に買っておいたクロスのペンダントがあったなと自分の部屋を捜してみると、ありました、無造作に机の端へ置いてあった。一度もつけていないのだけは確か。

若い頃からネックレスとかペンダントとか、そういうのをつける習慣がなくて。その意味ではどうしてと自分でも不思議。それでつけて鏡の前に立ってみると、やや長めでV字のTシャツの胸元ではなく、そこから数cm下がっている。長さを調節できないかなと、いろいろいじっていると、なんと素材であるゴムが切れてしまった。安物だから仕方ないかと妙に納得したけど。

それで娘に相談すると、近くのショッピングモールに専門店があるよとのアドバイスが。さっそく先週の日曜日にその店へ行ってみると、確かに店内に所狭しとネックレスが並べられてあった。だけど客のほとんどが若いギャルだったので、ちょっと引いたかな、こりゃ場違いだなと。だけど帰る訳にもいかず、ちょうど自分の前にいた店員の子にそっと声をかけてみた。

「すいません、このクロスに合うネックレスはないかな」と尋ねると、すぐにコーナーに案内してくれて、黒い塗装のチェーンタイプを勧めてくれたので即決。だけど包装してくれている間に商品をいろいろ眺めている時に、何かしらピンとくるものが。別の店員に「すいません、これ何?」と聞くと、「ブラックスピネルですよ、人気がありますよ」との返事が。7千円とちょっと高価。

「悪いけど、こっちに換えてくれる?」と頼むとすぐに支払いの手続きしてくれた。だけど問題はその後。商品を受け取った後で、「ワイヤがメッキなので水に弱いですから」との注意が。おいおい、先に言ってくれよと。止め金のデザインも女物ぽかったし、結局Amazonで安物のステンレス製を別途購入。これが意外に良くて。最初のは娘にでもプレゼントしようかなあ。

ブラックスピネルネックレス 42cmB00930BWXW

Paul Smith

2012-12-23 07:57:31 | 500 ファッション
年を取るとファッションにも昔ほど執着心がなくなってきている。オスとしての本能の低下をひしひしと感じる今日この頃。かつてはお気に入りの店のバーゲンともなると、会社を半休してまでして開始に合わせて出かけたっけ。いや、懐かしい。とは言っても興味が全くなくなった訳でもなく、機会やタイミングによってはフラっと衝動買いをすることもあったりして。

それがこの間の休日。昔は正月からが冬のバーゲンシーズンだったけど、最近じゃ12月から始まっている。なんてこともよく知らなかったのだけど、近所のブランド専門店のバーゲンを新聞のチラシで知って。たまたまサンフレッチェ広島の優勝パレードがあったので、その帰りに立ち寄ってみた。さすがに店内はごった返していて、まだまだブランド強しって感じだったなあ。

とりあえず財布が古くなっているのでざっとチェック。中ではドルガバが気に入ったけど、なんとお値段が6万円。バブル全盛期ならともかく、ちょっと高いよなと。1Fには他に気を引くものがなかったので2Fへ。スーツや上着のコーナーをひと通り。だけど最近はセミオーダーの心地よさを知ってしまったので、何を見てもぐっとこなくて。セーターとかもシンプルなものがなかった。

そのうち眼に止まったのがグローブのコーナー。そういえば長年使い込んでいるお気に入りの手袋がかなりくたびれてきているなと。その中に黒い本革製でシンプルなデザインのものを発見。手にとって眺めていると、絶妙のタイミングで店員が傍に来て、「サイズが2種類ありますよ」とサポートをしてくれて。他もチェックしたけどブランドロゴとか飾りとか、何かしら施されていたのでパス。結局最初のやつのSサイズを購入。これが写真のポールスミスのAGXA/294A/G20で、値段は1万4千円。

この日買ったのはこの1点だけ。とにかくデザインがシンプル。自分は手が小さくて、ゴルフで言えば21cmか22cmなのでSサイズがピッタリ。それから毎日通勤で使っているけど、イタリア製の革がなかなかしっくりくるし、色合いも良く気に入っている。

INTENSE

2011-04-06 06:05:38 | 500 ファッション
2月のタイ出張ではカミさんと娘からお土産を頼まれて。ターゲットはジムトンプソンの小物入れ。待ち時間がしっかりあったので買物するには余裕だった。さすがにタイのメジャーブランドだけあって免税コーナーに店が2ヶ所もあった。とにかくこのブランドの象徴ともなっている象の絵柄のものを物色。5個も買ったので多かったかなと心配したけど取り越し苦労だった。

アサインメントを済ますと自分用に何も買っていないことにふと気づいて。ネクタイが欲しいと思い、ヒューゴボスやエンポリオ・アルマーニ等々いろいろ探したけど、結局気に入ったものがなかった。せっかくだしなあと思っていると広々とした化粧品売場が視界に入ってきて。こんな場合、人間は過去からの習性というものが自然に出てしまう。足はおのずとその方向へ。

それはイッセイ・ミヤケのコーナー。長年愛用しているのがロード・イッセイ・プールオムの一連の商品。優しく上品な香りが気に入っている。ただし最近ではアレルギーのせいかオーデコロンにかぶれるようになり、今使っているのはデオドラントだけ、それもスティックタイプ。棚を探していて見つけたのが写真の右側にある黒とグレーのカラーリングが施された新製品。

「あれ、こんなのが発売されたのか」と黒好みの自分は大いに興味を持って。それがインテンス(INTENSE)。とりあえずこれとスタンダード品を各々2本ずつ購入。こういうのって買いだめしておかなくて後悔することが多くて、今回もそんな予感がしたのでオトナ買いを。結果的には良かったかなと。というのもインテンスのデオドラントは日本未発売だったから。

帰国して調べると、インテンスは2008年に発売された新しいラインアップだった。調香はスタンダードと同じジャック・キャバリエ。でも実際に使ってみると相当に濃い感じ。今風に言えば、草食系から肉食系へって感じ。こりゃオーデコロンは無理だなと。その意味ではデオドラントぐらいがちょうど良かったかも。ということで、これからは当分インテンスかな。

セミオーダーメイド

2010-09-22 06:03:34 | 500 ファッション
この10年くらい頭を悩ませ続けていたのが、自分に合うスーツがなかなか見つからなかったこと。かつてはキクチタケオとかコム・サ・デ・モードとかジュンメンとか、いわゆるモード系の”つるし”が、そのまま自分の好みだったし体にもフィットしていたのだけど、そういった若者向けのブランドの方向性が自分と全くズレてきてしまった。まあ当たり前といえば当たり前か。

具体的に言えば、最近の流行はスリム。とにかくどこもかしこも細い。上着の胸辺りの絞りがきついし、パンツもノータックでピチピチ。イタリア物全盛期のダボダボスタイルに慣れ親しんだ自分にとって、そんなのを着ることは、ある意味で拷問に近い。歩いていても座っていても、常にどこかにテンションがかかっている。よくこんなのを着て仕事ができるなあと感心したりして。

加えてバーゲンシーズンに街に出かけて店に入っても、あまりに年代が違うので若い店員から白い眼で見られるのが常。かといってデパートの紳士服売場は、なんか敷居が高いし。それでネットで調べまくったのがオーダーメイド。カミさんと話をしていて話題になったのがきっかけ。それなら自分の人一倍細かい注文を聞いてくれるだろうし。問題は価格。高いだろうなと。

意外だったのが、確かに高価な店が多いけど、セミオーダーメイドでリーズナブルな価格な店もチラホラ。その中でセレクトした店は、いかにもローカルな雰囲気。理由としては、店舗が繁華街から離れているし直営工場は田舎にあるしで、余計な所にコストをかけていなさそうだったから。実際に行ってみると想像通りで、店にはオバさんがひとりだけ。これも気に入った。

それで夏用を試しに1着作ってもらったのだけど、これが想像以上に着心地が良くて。さらに上着の着丈を2cm短くし、パンツの長さを1cm長くしてもらって別の生地でもう1着。これが完璧。セミオーダーメイドながら、細かい注文を全て聞いてくれたのにはビックリ。価格も”つるし”とほとんど変わらない。これに気を良くして最近秋用を3着注文。完全に悩みから開放されたかな。

PenField

2010-02-01 06:35:32 | 500 ファッション
今年の冬のバーゲンが終了。いろいろ見て周ったけど、どうもピーンとくるものがなかった。というか、おそらく世の中のデフレ進行が潜在的に自分の購買意欲を抑制しているのが大きいと思うけど。結局店頭での現物買いはなし。これって過去に記憶がない、何かしら買っていたから。その代わりに利用しているのが通販とヤフオク。この冬は特に後者にお世話になった。

狙っていたのが厳寒期のカジュアルなアウター。ずっと愛用している皮製はお気に入りなんだけど、唯一重いのが難点。軽いのが欲しいなと。本命は長年手に入れたいと思っていたムーンストーン(Moonstrone)製のダウン。これをまずヤフオクで約6千円でゲット。これが想定以上に程度が良くて、しかも軽くて大満足。しかしダウンの難点は羽が少しずつ縫目から出てくること。

それで次ぎにターゲットにしたのがダウンじゃなくて中綿タイプ。いろいろ探したけど、なかなかサイズ的に合うのがなくて。最近の若者の流行なのか、やけに身幅が狭いのが多い。自分のようなオジさんの好みに合う”ゆったりラクラク系”の出物が極端に少なくて。そんな中でようやく見つけたのが上の写真のペンフィールド(PenField)製。これがなんとたったの千円。

正直なところ、ほとんど期待していなかった。だって値段が値段だから。まあダメもとって感じでの落札。だけどいざ届いてみると、ほぼ新品で生地もまずまずだし造りもしっかりしている。おまけにサイズが自分にピッタリ。肩幅といい袖丈といい特別にあつらえたと思えるくらいフィットしていて。商品紹介欄に掲載されている寸法の見方のコツが分かってきたのも大きいけど。

状況を分析してみると、若者がトレンドを追い”ピチピチきゅうくつ系”に走る。そのため昔買ってそんなに着ていない”ゆったりラクラク系”を見切って手放す。それをオジさんが安く手に入れる。言わば逆ジェネレーションリサイクル。なんか申し訳ないような。しかし人間って変われば変わるもんだなあと。バブル時代にブランド物を追っかけていたのが嘘のよう。当時は安物には目もくれず十万かかってもなんとも思わなかった。それがいまじゃ千円で大満足。なんか情けないような嬉しいような。

PORTER

2009-12-04 05:45:13 | 500 ファッション
最近コンサルの仕事用に購入したのがポーターのブリーフケース。PCとか資料とかをそこそこ収納できて、それでいて外見がそれほど大げさにならないバッグを探していて。これまで使っていたのが基本的に1、2泊の旅行用で少し大きめだったし、さすがにくたびれてきたところに、使う頻度も増えてきて踏ん切りがついたというところ。実際に使ってみて選択に間違いはなかったなと。

それにしてもポーターというのはブランドを沢山持っている。ざっと数えただけでも20以上はあったから。その中からセレクトしたのがアインスというブランド。素材が厚手のナイロンにウレタンコーティングを施したもの。丈夫で、軽いのが特徴。よくある軽量バッグの定番かな。決め手はデザイン。角張っていて全く色気がなくポーターの中でも最もシンプル。そこが気に入った。

気がつけばここ数年で購入したバッグは、旅行用のキャリーバッグを除いて3つが全部ポーター製。取り立ててひいきにしている訳ではないのだけど、結局ポーターに落ち着いているって感じ。裏を返せば、他に趣味が合うブランドがほとんどないということ。もう少し高級なブランドにTUMIがあって、質感的には好みなのだけど、あの赤いアクセントがどうしても馴染まない。

それならポーターは完璧なのかと言えば気に入らないところがひとつ。それはロゴマーク。ほとんどのポーターのバッグには上の写真のようなロゴがついている。おそらくこれが黒以外の色だったりしたら絶対に買わない。できれば外して欲しい。実は3つ持っている中で最初に買ったフレキシブルというブランドのブリーフケースはロゴなし。総皮製でとても落ち着いた雰囲気。

これは通勤にピッタリで愛用しているのだけど、休日とかカジュアルな服装にはやや堅すぎる。そこで次に買ったのがタンカーのブリーフケース。軽くて光沢のある外観がスポーティ。これにはロゴがついている。買った当初はかなり気になったけど、そのうち馴れてきたのは確か。嫌なのは、けっこう周りの人が持っていること、特に若者が。そんな不満を持ちながらの今回のアインス。まあ人から見ればポーター好きなんだろうなあ。できればもう少し年寄り向けの渋いブランドが出てきて欲しいけど。

フレキシブル 226-01242 タンカー 622-8330

                アインス 504-08985