遠距離の出張の場合、行きはたいていPCを利用して新幹線の座席で仕事をしていると何時間であろうとあっという間に時が経つのだけど、困るのは帰り。用事が済んだ後で疲れているのでゆっくりしたいし、逆に何もすることがないと時間がなかなかつぶれず退屈してしまう。その対策として有効なのがPCで映画のDVDを鑑賞すること。暇つぶしにもってこいって感じ。
それで先週TSUTAYAでレンタルしておいたのが「The Thomas Crown Affair」(1999年)。以前に記事にした映画「華麗なる賭け」(1968年)のリメイク。今回は主演のスティーヴ・マックィーンの替わりがピアース・ブロスナンで、相手役のフェイ・ダナウェイの替わりがレネ・ルッソ。実はフェイ・ダナウェイもチョイ役で出演しているのだけど、やめておいた方が良かったと思う。
投資会社の切れ者経営者、彼の裏の顔が美術品泥棒で、メトロポリタン美術館からモネの作品を盗み、それを捜査するのが、保険会社から派遣された女捜査官という設定。リメイクというのは、あまりにストーリーに忠実だと逆にシラけてしまいがちだけど、この作品は泥棒と捜査官、そして男と女というあたりまでは同じだけど、その他がまるっきり異なっていて楽しめた。
だけど1ヶ所だけ不満だったのが、唯一両者に共通だった2人でグライダーに乗るシーン。旧作では、この場面がひとつの見所で、ここで音楽を担当したミシェル・ルグランの名曲”風のささやき(Windmills of Your Mind)”が流れた。ところが新作では音楽は流れず。結局メインテーマであるこの曲が流れたのは、なんと物語が終わった後のエンドロール。おいおい、そりゃないだろとダメ出しをしてみたものの、スティングによるカバーのアレンジが現代風でシャレていたので良しとしたけど。
そうそう、フィクションだからしょうがないのかもしれないけど美術館に展示されていた作品がデタラメだった。ほとんどが他の美術館の作品の寄せ集め。特に盗まれたモネの「San Giorgio Maggiore at Dusk」(1908年)は、英国にあるカーディフ国立美術館の所蔵品。メトロポリタン美術館が保有している作品で雰囲気が近いのは、写真の「The house of parliament(effect of fog)」(1903年)かな。まあ美術館での撮影を拒否されて、セットで撮影したらしいから仕方ないか。
トーマス・クラウン・アフェアー [DVD]
それで先週TSUTAYAでレンタルしておいたのが「The Thomas Crown Affair」(1999年)。以前に記事にした映画「華麗なる賭け」(1968年)のリメイク。今回は主演のスティーヴ・マックィーンの替わりがピアース・ブロスナンで、相手役のフェイ・ダナウェイの替わりがレネ・ルッソ。実はフェイ・ダナウェイもチョイ役で出演しているのだけど、やめておいた方が良かったと思う。
投資会社の切れ者経営者、彼の裏の顔が美術品泥棒で、メトロポリタン美術館からモネの作品を盗み、それを捜査するのが、保険会社から派遣された女捜査官という設定。リメイクというのは、あまりにストーリーに忠実だと逆にシラけてしまいがちだけど、この作品は泥棒と捜査官、そして男と女というあたりまでは同じだけど、その他がまるっきり異なっていて楽しめた。
だけど1ヶ所だけ不満だったのが、唯一両者に共通だった2人でグライダーに乗るシーン。旧作では、この場面がひとつの見所で、ここで音楽を担当したミシェル・ルグランの名曲”風のささやき(Windmills of Your Mind)”が流れた。ところが新作では音楽は流れず。結局メインテーマであるこの曲が流れたのは、なんと物語が終わった後のエンドロール。おいおい、そりゃないだろとダメ出しをしてみたものの、スティングによるカバーのアレンジが現代風でシャレていたので良しとしたけど。
そうそう、フィクションだからしょうがないのかもしれないけど美術館に展示されていた作品がデタラメだった。ほとんどが他の美術館の作品の寄せ集め。特に盗まれたモネの「San Giorgio Maggiore at Dusk」(1908年)は、英国にあるカーディフ国立美術館の所蔵品。メトロポリタン美術館が保有している作品で雰囲気が近いのは、写真の「The house of parliament(effect of fog)」(1903年)かな。まあ美術館での撮影を拒否されて、セットで撮影したらしいから仕方ないか。
トーマス・クラウン・アフェアー [DVD]