或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

ショパン ピアノ協奏曲

2005-06-30 22:27:42 | 210 クラシック
最近立て続けに2枚、ショパンのピアノ協奏曲のCDを購入。いずれも女性ピアニストによる演奏。気に入ったのはベラ・ダヴィドヴィチとマリナー指揮ロンドン交響楽団(1980年録音)。ピアノの音色が美しい。私が持っている協奏曲のCDでも最上位。適度に硬く、適度に甘く、打鍵の響きがいい感じ。距離もいいですね。良いコンサートホールで良い席から聞く音色が再現できてます。

2曲あるピアノ協奏曲の中で有名なのは第1番。昔はLPで弱冠18歳で超テクのポリーニ盤(1960年録音)を聴いてました。けれどこの曲には、コンサートホールでオーケストラをバックに、女性ピアニストが弾く曲のイメージが何故か焼きついているんです。

目に浮かぶのは小山実稚恵(みちえ)。飛び抜けた美人ではないけれど、ピアノを弾く顔の表情が、なんともなまめかしくて素敵ですね。前にTVで見たとき、第1楽章のピアノの弾き始めでもうノックアウトって感じでした。(笑)

この曲は有名なショパン国際ピアノコンクールの本選の課題曲。血の滲むような練習をして、審査員や聴衆の前で、全身全霊を傾けて生み出される音の数々、想像するだけでも熱くなりますね。

このコンクールの入賞者を見てみると、そうそうたるメンバーが揃ってます。私の好きな内田光子は、たぶん彼女のピアノがショパンに合わなかったのでしょう。その点小山実稚恵には是非この曲を録音して欲しいなあ。まあとりあえず私の条件から言えば、次はアルゲリッチ盤ですね。

写真はパリのルーブル美術館にあるドラクロアの「ショパンの肖像」(1838年)。なかなかイケメンですよね。(笑)

<主要優勝者>
第4回(1949年) ベラ・ダヴィドヴィチ(ソビエト)/第6回(1951年) マウリツィオ・ポリーニ(イタリア)/第7回(1952年) マルタ・アルゲリッチ(アルゼンチン)/第9回(1975年) クリスティアン・ツィマーマン(ポーランド)/第11回(1985年) スタニスラフ・ブーニン(ソビエト)

<主要日本人入賞者>
第7回(1952年) 4位 中村紘子(日本)/第8回(1970年) 2位 内田光子(日本)/第11回(1985年) 4位 小山 実稚恵(日本)

ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番

オーディオ

2005-06-29 22:07:55 | 200 ジャズ
先週の日曜日、カミさんについて大型家電店に行きました。暇だったのでオーディオ売場に立ち寄り、そこに置いてあったジャズのCDを試聴したりしているうちに、なんか昔を思い出しました。

私は本格的なオーディオマニアじゃありません。だけどまあそこそこかな。中学時代にステレオを買ってもらったのが最初。親しい友人がマニアで、アンプとかスピーカーを自作していて、いつもそいつの家に遊びにいってはレコードを聞いてました。

大学時代には私もスピーカーを自作。といっても図面を書いて木工所に持っていき、切ってもらった木材を接着剤で組み立てただけ。吸音材が手についてチカチカ痛かったけど、完成したスピーカーの音を聞いた時は感動したなあ。

その中学生時代の友人がよく聴かせてくれたアルバムを紹介します。1枚目はセルジオ・メンデスとブラジル’66の「マシュ・ケ・ナダ」(1966年)、2枚目はハービー・マンの「メンフィス・アンダーグラウンド」(1968年)。前者はボサロックの大ヒット作。クールな女性ユニゾンに感動。後者はジャズロックの大ヒット作。ラリー・コリエルのギターに感動。両方とも懐かしさのあまり最近CDを再購入しました。

そうそう高校生の時、生まれて初めて行ったジャズコンサートもハービー・マン。上の写真はその時のチケット。サイドはロイ・エアーズのバイブ、ソニー・シャーロックのギター、ミロスラフ・ヴィトウスのベースというかなりの面々。楽しめたかって?いや珍しく正統派ジャズで当時の私にはチンプンカンプン。「Windows Opened」(1968年)はその頃のメンバーによる録音です。

今思うと最初の2枚が私がジャズを聴き始めるきっかけ。マイルスとかコルトレーンだったらカッコよかったのに。まあ私らしいかも。クラシックとかポピュラーしか聴いたことがない耳に、ジャズのクリアな楽器の音は新鮮でしたね。

マシュ・ケ・ナーダマシュ・ケ・ナーダ

Memphis UndergroundMemphis Underground

Windows Opened/The Inspiration I FeelWindows Opened/The Inspiration I Feel

瑠璃色

2005-06-28 22:17:11 | 300 絵画
この間ユーミンの“晩夏”という曲の詩から”群青色”の話になりました。今日はその続きで“瑠璃色”の話です。

広島では毎週日曜日の朝、「走れ!ガリバーくん」っていうバラエティ番組が放送されてます。面白いので実は毎週DVDに録画して見てます。芸能人が、おしながきをもらい、それに従って各地を旅行するっていう企画。それで先週のおしながきが「瑠璃色に輝く海の宝石の旅」。お題をもらったタレントの川村ひかるは、瑠璃色がどんな色か分からなくてエメラルドグリーンと間違えてましたね。テレビ局側は、ホタルイカが海中で光る色をイメージしてたみたいですけど。

瑠璃色ってどんな色?って質問されたら、「ほんのちょっぴり赤みがかった明るい青」「群青色ほどは赤みがかっていない」って答えるのが分かりやすいと思います。前回記事が参考になります。

もともと瑠璃という言葉は、仏教の七宝からきていて、中国から伝わったとのこと。七宝とは「金」「銀」「瑠璃」「玻璃(水晶)」「蝦蛄(しゃこ貝)」「珊瑚(さんご)」「瑪瑙(めのう)」。よく知りませんが、仏教の浄土、つまりあの世は、この七宝を合成?して作られているということです。

それで肝心の「瑠璃」ですが、これは上の写真のラピスラズリというアフガニスタンを主産地とする鉱物の名前。歴史的にかなり古いみたいで、紀元前2500年にこれを使った装飾品が発見されてるそうです。有名どころでは、ツタンカーメンのマスクとか、日本では正倉院の「紺玉帯」とか。当時はかなりの貴重品だったようです。

このラピスラズリを原料に顔料が作られ、西洋では絵の具として使われました。これがウルトラマリン、つまり“瑠璃色”のこと。そしてこの色で有名なのが17世紀のオランダの画家フェルメール。彼については次回詳しく紹介するつもりです。

シリコンバレー

2005-06-26 06:41:22 | 800 観光
先日ちょっと目を引く新聞記事を発見。それは6月20日の米国の科学者のジャック・キルビー氏の死去。彼は集積回路(IC)の発明者として有名で、2000年にはノーベル物理学賞を受賞してます。

それで思い出したのが、もう10年以上前かな、米国の西海岸にあるシリコンバレーへの出張。ペンティアムで有名なインテル創始者で“シリコンバレーの主”と呼ばれていた、故ロバート.ノイス氏の記念資料室を見学しました。実は彼もICの発明者。どちらが先かもめたらしいけど、結局今は二人共発明者ということになってます。

私も一応エンジニアなので、なんか自分のルーツに触れたなって感じ。作曲家で言えば、バッハの生家を訪ねたようなものでしょうか。簡単な歴史をまとめておきます。

1947年 ベル電話研究所のJ.バーデンとW.ブラッテンが世界で初めて点接触型トランジスタを発明。
1948年 ベル電話研究所のW.ショックレーが接合型トランジスタを発明。
1955年 ショックレーはサンフランシスコ郊外に半導体研究所を設立。シリコンバレーの始まり。
1958年 TI(テキサス・インスツルメント)社のJ.キルビーがIC(集積回路)を発明。
1958年 R.ノイスがフェアチャイルド社を設立。同時にIC(集積回路)を発明。
1968年 G.ムーアとノイスがフェアチャイルドを離れインテル社を設立。
1971年 インテル社のT.ホフが世界初のマイクロプロセッサ「4004」を開発。

驚くのはトランジスタやICが発明されてまだ50年しか経っていないこと。我々は今トランジスタ数が数千万個ぐらいのPCを使ってます。この発明がなかったらPCもケータイもあり得ない。この世で最大の発明の一つですね。

写真は「ゆん Photo Gallery」さんのフリー画像でシリコンバレー。現地で聞いた話によると、ここは年間40日ぐらいしか雨が降らないとか。そう言えば行った時もカラッカラだったなあ。

ナツツバキ

2005-06-25 06:09:52 | 900 その他
我が家の庭にある、写真のナツツバキの花が咲き始めました。このナツツバキとメインツリーのハナミズキは、家を建てた時に私が自分で選んで購入した樹木。でもハナミズキは数年前に枯れちゃって今は2代目。だからナツツバキは一番思い入れがあるはず。なのに今日はちょっと恥ずかしい話です。

最初は花の咲く時期。なんか今年は咲くのが遅いなあ、虫が多かったから調子が悪いのかなあ、なんてノー天気なことを思ってましたが、この花ってアジサイと並んでこの梅雨の時期に咲く代表的な花だとか。だから遅くなくて今が旬。

次は花の寿命。咲いてもすぐに落ちてしまうので、これまた調子が悪いのかなあと思ってましたが、この花は、一日咲いて花の形そのままで木の下に落ちてしまう“一日花”だとか。だからすぐ落ちて当たり前。

花の咲く時期や寿命も知らなかったりでホント恥ずかしいし情けない。毎年何を見てたんだろう。(笑)

それでこの花のことをもっと知りたいと思い調べてみたら、面白い話を発見。それはナツツバキと沙羅双樹の違い。日本でよく見るナツツバキはツバキ科で、沙羅双樹は熱帯地方でのみ育つフタバガキ科。つまり両者は全く別の種類。

でも“一日花”つながり?なのかナツツバキには沙羅双樹から名前をとった“シャラ”の別名があったりして、日本ではナツツバキを沙羅双樹と呼ぶこともあるとか。確かに平家物語の始まりに、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を現す」ってあるし。

ということでちょっと勉強しました。でも思い入れがあったつもりが、愛情が薄かったですね。たぶん女性に対しても同じなんだと思います。(笑)

尾道

2005-06-23 22:02:38 | 890 広島
最近ブログの中で話が出たりしたので、今日はちょっと近場を離れて、全国的にも地名度の高い尾道の紹介です。

広島市から約70Km西にあり、高速道を使えば1時間ぐらいで行けるので、けっこう身近。小さい時から数えると10回ぐらいは行ったかも。最近では本四連絡道路の“しまなみ街道”が開通した時に行ったかな。

尾道のイメージといえば“ノスタルジア”。市内はホントごちゃごちゃしていて、まるで箱庭の中に昭和30年代の町並みを造ったような、そんな感じ。ですから何処にいっても道が狭く古い家が多いんです。

そしてこの町並みと言えば、そう、あの大林宣彦監督で有名な映画、尾道三部作が有名。①「転校生」昭和57年(1982年)、②「時をかける少女」昭和58年(1983年)、③「さびしんぼう」昭和60年(1985年)。最近では新三部作というのもあるらしいです。①「ふたり」平成3年(1992年)、②「あした」平成7年(1996年)、③「あの、夏の日」平成10年(1999年)。

私が見たことあるのは「転校生」と「時をかける少女」。特に後者は、ユーミンの主題歌と原田知世の初々しい演技、そしてご当地出身の大林宣彦監督の映像が絶妙にマッチしてましたね。見終わるとすぐに尾道に行きたくなりましたから。(笑)

この町では何処にいっても映画の舞台に出会えます。上の写真は千光寺公園から尾道水道を写したもの。遠くにしまなみ街道と新尾道大橋が見えます。下の写真はまさに町の雰囲気が良く出た風景。なんともいえない風情が感じられます。女性の方の小旅行にはオススメですね。

御袖天満宮タイル小路 梶山時計店


時をかける少女時をかける少女

Musical Baton

2005-06-21 22:11:12 | 200 ジャズ
“名古屋”つながりのxylocopalさんのご指名でMusical Batonへのエントリーです。この企画に対する意見とかは後回しにして、まずは質問への回答。

<質問1>PCに入っている音楽ファイルの容量
WAVが1.62GB、MP3が2.47GB。WAVは少ないですね、たったCD2枚分ですから。これは主にPOPSのシングル曲が入っていて、たまったらまとめてオムニパスCDに落とすため。MP3は3年以上使っているSONYのメモリーウォークマン(NW-E10)用。最新型に買い替えたいのですが、これがどうして壊れない。1Wに1回ぐらい入れ替えて通勤で聞いてます。

<質問2>今聞いている曲
キース・ジャレットのNYのブルーノートでのライブ盤「At The Blue Note: June 4th, 1994」の1曲目「枯葉」。イントロに最近ハマってます。コードワークが自分と似てるような。ですから私にキースのモノマネじゃなくて弾きマネやらせたらうまいですよ。うめき声入りで。清水ミチコのユーミンに負けないかも。(笑)

<質問3>最後に買ったCD
ホントはTSUTAYAで中古250円だったバレンボイム指揮ベルリンフィル/シューベルト交響曲第9番「ザ・グレート」。なんですけどこれじゃーね。新規としては、ブラジル音楽のオリヴィア・ハイミのベスト盤「CORACAO DO BRASIL,THE BEST OF OLIVIA HIME selected by Joyce」。ストリングスが入った録音の古い曲がお気に入り。

<質問4>よく聞く、または特別な思い入れのある5曲
よく聞くジャズ・フュージョンは普段紹介してますので、今日はスペシャル企画として、“聞くと何故か女性?を想い出す曲[J-POP編]”を一挙公開。写真も雰囲気を演出するのにピッタリの神戸の夜景にしてみました。(笑)
①ハイ・ファイ・セット “スカイレストラン”(1975年)
②サーカス “ミスターサマータイム”(1978年)
③角松敏生 “End of the night”(1989年)
④The Boom “真夏の奇蹟”(1993年)
⑤平井堅 “楽園”(2000年)

<質問5>バトンを渡す5人
最初は私のブログによくコメントをして下さる女性の方々(そう、あなたです!)にお願いしようかと考えましたが、なんか迷惑かもしれないと心配になったので指名させてもらってません。もしそれならなんて思われたら是非お願いします。(笑)

At The Blue Note: June 4th, 1994At The Blue Note: June 4th, 1994

CORACAO DO BRASIL,THE BEST OF OLIVIA HIMECORACAO DO BRASIL,THE BEST OF OLIVIA HIME

月例勉強会[6月度]

2005-06-20 22:09:59 | 100 中小企業診断士
梅雨なのに雨が降りませんね。このままだと、またいつかのように水不足が心配。それで良い天気の日に悪いなあと思いながら、先週の土曜日の昼間いつものMさんと勉強会を開催。今回はいつになく充実したのでちょっと説明しておきます。

領域A 2次試験ノウハウ /領域B 中小企業と診断の実態 /領域C 1次試験知識

STEP1 問題と設問を読む /STEP2 問題と設問の分析(会社方針、SWOT、題意) /STEP3 回答のフレームを作る(切り口、レベル) /STEP4 回答のキーワードを作る(因果) /STEP5 回答を記入する(文章)

これまで私のブログでは、“2次試験対策オススメサイト”、“2次試験対策オススメメルマガ”で「領域B」、“2次試験攻略法”で「STEP4」に焦点を当ててきました。これからは領域AとSTEP3で、事例をこなしながらハウツーの仕上げが必要。まあこの領域についに突入した訳です。有益な情報がまとまったら、また紹介しますね。

今日は勉強会の後に家で食べたデザートを紹介しておきます。上の写真は買ったお店のパティスリー「イマージュ」。下の写真のプリンとニューヨークチーズケーキが美味しくて、この店を知りました。なんでも昔「全国洋菓子技術コンテスト」で金賞を取ったパティシエがオーナーとか。

私が気に入ったのはチーズケーキのサイズ。一般的なケーキのおよそ1/4。味はかなり濃厚なんですが、このサイズだと食後にアイスコーヒーとかと一緒に食べると、私にはちょうどいい量でした。

それで”量”つながりで知り合いの米人の話。料理を店で注文して出てくる量を比較すると、全米でミシガン州がトップクラスとか。どうも体型と相関があるとも。確かに地元の店で食べたハンバーガーは普通のマックの5倍ぐらいあったなあ。ウェイトレスのお姉さんもレスラーみたいだったし。(笑)

プリンチーズケーキ


シェルタリング・スカイ(2)

2005-06-19 06:45:11 | 350 映画
映画のレビューを、今回2回に分けた理由は、坂本龍一が担当した音楽の話を詳細にさせてもらいたかったからです。

前回紹介した「ファム・ファタール」が2002年なので、それより10年以上前の作品。彼は1983年に「戦場のメリークリスマス」を担当してから、コンスタントに映画音楽を担当しています。これはもう映画音楽家と呼んでもおかしくないレベルですね。

それでこの映画のメインテーマを聞いて、「どこかで聞いたことあるなあ?」とすぐに思い浮かべたのが、ジョー・サンプルの名盤「虹の楽園」(1978年)の中の名曲”Melodies of Love”。とにかく出だしのメロディーは完全にそっくり。いやあえて業界用語で言わせてください。クリソツ。(笑)

さらに聞いていると、そのオーケストレーションにまた別の曲のイメージが。シェーンベルクの「浄められた夜」(1899年)にクリソツ。結局、この映画を観てる間じゅう、ジョー・サンプルとシェーンベルクが頭の中でぐるぐる廻ってました。(笑)

もっと面白かったのは、ネットで調べると、私と同じことを感じた方がいらっしゃったこと。 産業ロック製作所さんの記事に、全く同じコメントを発見。なんと検証用音楽ファイルがアップされてますので、是非聴き比べてみて下さい。面白いですよ。

ファム・ファタールのボレロじゃないですが、この映画でも意図的パクリをやったのでしょうか?彼がジョー・サンプルやシェ-ンベルクを知らない訳はないし。謎ですね、これは。音楽は全体としてはとてもいい感じで、映像ともシナリオともうまくマッチ。「Melodies of Love」と「浄められた夜」を知らない方は、素直に楽しめると思います。でも私はだめでしたね。(笑)

今回もアフリカじゃなくメキシコの砂漠の写真で我慢してくださいね。

ザ・シェルタリング・スカイザ・シェルタリング・スカイ

虹の楽園虹の楽園

シェーンベルク:ペレアスとメリザンド/浄夜シェーンベルク:ペレアスとメリザンド/浄夜

この人と結婚していいの?

2005-06-18 07:26:37 | 010 書籍
「男と女って、同じような顔をしてるだけで実は違う動物かも。」なんて私の発言をきっかけに、私のブログで男と女の違いが話題になり、石井希尚(まれひさ)著の「この人と結婚していいの?」を薦められたので読んでみました。

この手の本は、以前「話を聞かない男、地図が読めない女」を読んだことがあり、それ以来。タイトルや本の表紙のデザインは、なんか若い女性向けのルンルンエッセイみたいだったのですが、読んでみるとなかなかしっかりしてました。それで目に止まった個所をいくつか紹介しておきます。

-男は「裁判官」で、女は「体温計」。
-男の頭はコンパートメント、女にとってはすべてが流れる川のごとく。
-男は誰でもウルトラマン、女は誰でもシンデレラ。
 
簡単に説明すると、男は事実から早く結論を出したい。女は結論よりもまずは一緒に話して感じ合いたい。男は何かに集中すると他のことは考えられない。女は過去も現在もどんなことでも全て同時に考えられる。男は目的が分からない話は3分間しか我慢できない。女は王子様から誰よりも愛されたい。なんて感じです。

読んでいくうちに、なるほどねと幾度もうなずきました。でも今さらね、もう結婚してかなり経ってるわけで、「言うは易し、行うは難し」ってとこじゃないでしょうか。こういうことって、中学とか高校の保健体育の時間かなんかでちゃんと教えておいてくれてれば良かったのに。(笑)

“シンデレラ”つながりで、ロマンティック街道の終点のドイツのフュッセンにある、ノイスヴァンシュタイン城の写真を載せておきます。ここはディズニーのシンデレラ城のモデル。確かにディズニーランドに似たようなのがあったなあ。

話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く

この人と結婚していいの?この人と結婚していいの?