或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

North Shore

2013-03-26 05:54:03 | 880 ハワイ紀行
ハワイ3日目に、ウミガメウォッチングができるラニアケアビーチをカメハメハHWY沿いに探しているとき時、あちこち道に迷ったお陰でワイメア、エフカイ、サンセットといった有名なビーチを通り過ぎた。勿論この辺りはノースショアの中でも有名なサーフィンのメッカで、世界大会が毎年開催されている、いわゆる”サーファーの聖地”であることは百も承知していた。

だけど何処にもあまりに人影が少なくて。周囲にはサーフボードのお店とかがたくさんあって、いかにもといった感じがしたのだけど。サンセットビーチで車を降りてみて、ようやくその理由が分かった。大きい波がほとんど来ていない。これじゃサーフィンは無理だよなと。スキー場に雪がないのと同じ状況。そんな中でなんとか撮影したのが上の写真。

後で考えたのだけど、サーファーは、おそらく何処に波が来るのか仲間と連絡を取り合ってチェックしているのだろうなと。これって遊魚船の船長が、何処で何が釣れているのか他の船と情報交換するのと同じ。だから波が来ないところへは行かない。つまり”陸(おか)サーファー”はいないってこと。逆に波がない日にサーフボードを持ってうろうろしたら恥ずかしいかも。

思い出したのが、福岡空港からハワイまでのハワイアン航空の機内で観た映画「Chasing Mavericks」。22歳の若さで亡くなった天才サーファー、ジェイ・モリアリティの半生を描いた伝記映画で、邦題も日本公開も未定のできたてほやほや。舞台はハワイではなくカリフォルニアだったけど、サーフィンってカッコいいけど、命がけのスポーツなんだと少し怖くなったりもした。

サーファーつながりで思い出したのがワイキキビーチにある、下の写真のデューク・カハナモク像。夜散歩をしている時に見つけてパチリ。彼はハワイでの初めてのオリンピック選手として1912年のストックホルム五輪水泳に出場し、100m自由形で見事金メダルを獲得した英雄なのだけど、サーフィンの名手でもあったとか。いかにもハワイらしくてカッコいいと思ったりして。


Lei Makau

2013-03-25 05:54:12 | 880 ハワイ紀行
ハワイのお土産話の第2弾は”ボーン・カーヴィング(Bone Curving)”。言葉の通りクジラとか牛の骨を細工したもの。自分が興味を持ったのはレイ・マカウ(Lei Makau)と呼ばれる釣り針(フィッシングフック)。実はハワイ旅行で何をするか検討し始めた頃には、是非とも釣りをやりたいなと思っていた。勿論ネットで遊魚船のサイトをいろいろとチェックして情報を入手してもいた。

調べると、思った通りカジキマグロといった大物からハマチやカツオ等の小物まで、好みに合わせて様々なジギングが楽しめることが分かった。実は新郎も彼のお父さんも釣り好き。「こりゃ、女性陣を買い物へ送り出した後に3人で船を貸し切って釣りをすれば、お互いに好きなことができる、釣った魚はその日に料理して食べればいいし」と勝手に妄想を描いていた。

だけど、いざスケジュールを詰めていくと、結婚式と観光と買物だけで、あっという間に現地の予定が埋まってしまい、釣りなんてやる余裕が全くないことが分かって。「ゴルフとか釣りとか、日本でできることをわざわざしなくていいんじゃないの」なんてダメ出しをされた時には、「確かにその通りだよな」といつになく納得したのも確か。ということであっさり予定からドロップ。

なんて冴えない話は置いておいてレイ・マカウに戻ると、実に様々な形と大きさのものがショーウィンドウに並べられていて。店長から「鏡で確認したら」との誘われたので、いくつか首につけてみて決めたのが上の写真で、中くらいの大きさでシンプルなデザインのもの。「買ったとして何時つけるのだろう」という疑問を持ちつつも、どうしても欲しくなり買ってしまった。

このレイ・マカウはポリネシアの漁師の文化を語る上では重要なものらしく、幸せを釣ったら離さないという伝説もあるぐらいで、今でも多くのネイティブが持っているらしい。それじゃ自分は何時つけるのかだけど、いつかまた南国の島へ旅行する機会があれば、その時ぐらいかな。まあ、ずっと箱の中にしまっている可能性が限りなく高いような気がするけど。


Laniakea Beach

2013-03-23 04:20:45 | 880 ハワイ紀行
ハワイ3日目の午後に、買物したり食べてばかりじゃいけないということで、メインイベントのウミガメウォッチングへ。場所はハレイワの集落から少し北に向かって車を走らせたところにあるラニアケアビーチ(Laniakea Beach)。いきなり見過ごしてしまってサーフィンのメッカであるサンセットビーチまで行ってしまい、すぐに引き返したけど、だいぶうろうろしたかもしれない。

そのうち車がやけにたくさん道路脇に止まっているのを発見。観光バスも数台見えたので、これは間違いないなと隙間を見つけて駐車した。道から降りるとすぐに海岸が拡がっていて、ようやくここで野生のウミガメが見られるかなとちょっとドキドキしたけど、どうも周囲の観客の顔つきが暗い。浜辺をぐるりと見回してみたけど、どこにもウミガメがいなくて。

「おいおい、ここまできてハズレかよ」と嘆いてみたものの、動物園のショータイムじゃないんだから仕方がない。釣りで言えばボウズのようなものかなと諦めかけていたところに、新郎が「あっちにいるみたいですよ」と右奥の海を指差した。見ると外国人の夫婦らしき人影が2人。シュノーケルをつけて海中をあちこち捜している様子。「これはひょっとして」と期待が膨らんで。

10分ぐらい経った頃だったかなあ、海中に何やらぼんやりと生き物らしきものの気配が。その直後、波間にはっきりとウミガメの姿を確認できた。ほんの一瞬。写真を撮る暇なんてまるでなし。サプライズは宿に帰ってから。撮影したビデオを皆で見ていると、なんと画面にうっすら上の写真のウミガメが。分かるかなあ。テキトーに撮影していたら、たまたま写ったみたい。

なんかねえ、あまりにもチープなウミガメ見物だったけど、ネス湖の恐竜にも出会ったようなワクワク、ドキドキ感があった。砂浜に数匹寝そべっていることもあり、はたまた影すらないこともあるらしく、要はその時の運。自分達で言えば、かすかに確認できたのがせめてもの救いで、これがなかったら落ち込んでいただろうなと。プチラッキーってところかもしれない。


Matsumoto Shave Ice

2013-03-21 06:01:41 | 880 ハワイ紀行
シュリンプを食べてお腹が膨らんだ後はデザートを。お目当ては”Matsumoto Shave Ice”。ハレイワの町の名物になっていると言っても過言ではないくらい有名な”カキ氷”。”Matsumoto Grocery Store”で売っていて、娘達もこの店の”Shave Ice”だけは食べておきたいと強く希望していた。運よくたまたま空いていたスペースに路上駐車して、皆がぞろぞろと店の中へ。

Tシャツやノースショアのキーホルダーとか、お土産ものが所狭しと並べられているのだけど、客は店の奥にある”Shave Ice”のカウンターへ一直線。客は日本人が多いのだけど外国人もけっこういて、特に子供連れが目立っていたかな。サイズも種類がたくさんあって、シロップの種類も多く、様々なバリエーションを好みに合わせて注文できるのが特徴。

それじゃ皆がいろいろ注文したかと言えば、それはNO。というのも当日は曇り空で暑いって感じじゃ全然なかったから。とりあえず定番のレインボーを1個だけ注文。それを皆で試食したって感じ。ビデオや写真の撮影ばかりしていた自分にもようやく順番が回ってきたので、シロップの違う所を数箇所ストローですくって食べてみたけど、正直なところ、ごくフツーのカキ氷だった。

ということで”Shave Ice”を食べに行ったというより、”Shave Ice”をネタに撮影会をしたって感じになったのだけど、けっこう長い時間ぐだぐだしていた間も客は絶え間なく続いていた。やるなと思わせたのが、店の前にベンチが一列に並べられていたこと。ここに客がずらりと並んで食べていたら、すぐ前の道路を通る車から丸見えなので、つい立ち寄ってしまうってこと。

しかし、なんか嬉しかったなあ。ハワイの田舎町に長年日系人が営む氷屋があって、そこが趣味で始めたカキ氷がハワイ名物になるぐらい有名になっているなんて。これってTV番組じゃないけど、ある種の”Cool Japan"だよなとつくづく思ったりして。ハワイってそういう店がけっこうあったりする。日本とハワイのつながりを肌で感じることができ、この店に来て良かった。


Macky's

2013-03-16 08:24:37 | 880 ハワイ紀行
ノースショアの名物と言えばシュリンプ。というのもオアフ島の北端を少し過ぎたところにあるカフクには海老の養殖場がたくさんあるから。本当はそこにある"Romy's"へ行ってみたかったのだけど、時間に余裕がなかったためハレイワの近くで昼食を済ませることに。娘が持っていた地図を頼りに99号線を少し戻っていくと、目印のロータリー交差点の近くで店を発見。

そこが目的地である"Macky's"。これもシュリンプ定番の屋台販売。といってもちゃんと大きなテントの下にたくさんテーブルが並べられていて、ちょっとした屋外レストランになっている。分かり易いメニューから好みのものを選んでオーダーするシステム。事前に調べておいた定番の"Lemon Pepper"と"Butter Garlic"を人数の半分ずつ注文。しばらくすると番号が呼ばれて。

事前にネットでチェックした限りでは、"Butter Garlic"は少しニンニクが強すぎとの評価だったので少し不安だったけど、なんのなんの。プリップリの海老の食感が素晴らしい。加えて日本人にちょうど良いぐらいの濃くもなく薄くもない味付けがなされていてとにかく美味かった。逆に"Lemon Pepper"の方は、やさしすぎるくらいの薄めの味付けで少々物足りなかったけど。

面白かったのが周囲にいた鳥達。人を恐れることもなく、かといって食べるのを邪魔する訳でもなく、テーブルの周りを動き回っていて。おそらく何かを食べたいのだろうなと、とりあえず海老を小さくちぎってやってみた。するとくちばしでつつくものの食べるまでには至らない。「あれー、こんな高級食材なのにどうしてかな?、ひょっとして?」と添えられていたライスをやってみた。すると急にガツガツと食べ始め、周囲にいた鳥がこぞってこっちへ集まってきて。面白くてどんどんやっていると、およそ20羽ぐらいにはなっていたかな。「なるほどね、米なんだ、食べたいのは」と、ひとつ勉強できたなと嬉しかったけど。

一皿12ドル(約千円)で、決して安い訳ではないのだけど、日本人にはちょうど良いぐらいのボリュームのプレートランチに皆が大満足。ローカルな雰囲気を存分に味わいながら屋外で軽く済ませるにはもってこいの店だったなあ。


Mahiole

2013-03-14 05:58:13 | 880 ハワイ紀行
今日はハワイのお土産話の第1弾。ノースショアでは、まずは海を見なければとハレイワ・ビーチ・パークへ。ここはハレイワ(Haleiwa)の町のすぐ近くにある。こじんまりとしていて人も多くなかった。本命のビーチを翌日に控えていただけに小休憩にとどめて、お次は買い物目当てでショッピングモールのノースショア・マーケットプレイス(North Shore Marketplace)へ。

20ぐらいの店舗が集まっていて、基本は土産物屋なのだけど、レストランやカフェもあったりしていろいろと楽しめる。事前に調べておいた女性用アクセサリーの店が見つからないのには参った。気を取り直して待ってましたとばかり、自分が楽しみにしていたポリネシアン・トレジャー(Polynesian Treasure)へ。ハワイのローカル物ばかりを集めた雑貨屋。

中へ入ると、こじんまりした中にローカルな雰囲気が素敵で、いわゆるホンモノを集めているという点で品揃えが素晴らしかった。事前に興味があるアイテムを調べておきメモしておいたので、それを見ながら店の女主人へおもむろに質問を。「マヒオレはありますか?」と。発音に自信がなかったけど分かったみたいで、やさしい笑顔でていねいに紹介してくれた。

マヒオレ(Mahiole)というのは、ハワイ全島が統一される前、王族が戦いの時に着用していた羽毛の生えたヘルメットのこと。ハワイ語で”強い”という意味があり、人に力と勇気を与えてくれ、現在では平和の象徴としてお守りに使われているとか。たくさん吊るしてあったけど、ナチュラルカラーが気に入ったのでそれを購入。家のお守りにでもしなきゃね。

ところでようやく理解できたのが”ポリネシア”という言葉の意味。ハワイとニュージーランドとイースター島を結んだ三角形の中にある島々のことを指すらしい。ちなみにポリネシアの西に位置するのがグアム島があるミクロネシア、そのまた西に位置するのがマレーシアのあるメラネシア。マヒオレにしてもポリネシアにしても、ハワイに来る前にもっと勉強しとけば良かった。


パイナップル

2013-03-11 06:01:18 | 880 ハワイ紀行
ハワイ3日目は、車でノースショアへ遠征。H1、H2と高速道路を乗り継いで99号線へ入り、片側1車線を北上すると、そこはタイの山奥へでも来たかのような、のどかな景色に様変わり。そのうち道の両側の赤土に何やら農作物がぎっしり植えてあるのに気づいて。近くで見ると、これがパイナップル畑だった。パイナップルって木の上に実がなるとばかり思っていたけど。

そういえばハワイに来てドリンクを頼むとパイナップルの切り身がグラスに添えられていることが多い。確かにトロピカルな果物の代表と言えばパイナップルと言っても過言ではないかも。ホール・フーズとか現地のスーパーでも山積みになって売ってあるし。ハワイは生産量そのものが高い訳ではないけど、コーヒーやサトウキビと並んで有力な農作物のひとつらしい。

滞在している間は食べない手はないなと、最終日には2個も買って昼食後の皆のデザートに。これがみずみずしくてとても美味しかった。日本で食べるのより新鮮で繊維質が感じられた気がする。値段も歩LB(ポンド)当たり1.5ドルだから、1個3ドルぐらい。日本で買うより安いのは確かで、食べる価値は十分にあった。こう書いていると、なんかまた食べたくなったりして。

それで情けない話をひとつ。スーパーでパイナップルを買った時に、隣のワゴンに同じような皮の形をした植物を発見。なんとなくパイナップルに似ている。日本で見たことがなかったので、記念にとこれも2個買ってみた。宿に帰ってネットで調べると、名前が分かり調理法も出ていて、何でもスープに入れるのだとか。皮の色が緑だったので、そういうものかなと。

カミさんに料理を頼んで待っていると、「ちょっと、これ棘があるじゃない」との悲鳴が。確かに葉の一部に棘のようなものがついている。「この棘を食べたらヤバいんじゃない」と女性陣が言い始めたので、やむなく食べるのを断念。調理の途中で全て廃却することに。けっこう高価だったのに結局食べられずじまい。帰国してネットで調べたけど名前すら分からなくなっていた。


Moana Surfrider

2013-03-09 09:03:24 | 880 ハワイ紀行
ハワイ2日目に、披露宴が終わった後は皆でワイキキの目抜き通りを散歩。カミさん含めた女性陣は結婚式そのままの皆がムームー姿なのだけど、何故か自然と街並みに溶け込めるのが、さすがハワイ。彼女達のお目当ては買物なので、あっちこっち歩き回ったのだけど、とにかく人の多いこと。中でも日本人がダントツ。その半分以上は新婚さんって感じだった。

散歩が終わった後に娘達が泊まっているホテル、モアナサーフライダーに戻り、部屋からバルコニーへ出てみると、素晴らしいホノルルの夜景が眼前に拡がって。まさに都会の雰囲気。これには感動したなあ。昼にワイキキビーチとダイヤモンドヘッドのダイナミックな景観を楽しんだだけに、それとの対比でインパクトも大きかった。このホテルを予約した娘達に感謝。

感動も冷めやらぬ中で夕食へ。娘から「ホテルのレストランだったら割引チケットを持ってるよ」とのアドバイスがあったのと、披露宴の食事の時間が遅く、皆お腹が空いてなさそうだったので、屋外にある「ザ・ビーチバー」で軽く済ませようということに。事前に予約しようとウェイトレスのおばさんに尋ねたら、「ここは予約ができないのよ」との返事があり少々心配に。

まあ少しは待たないといけないかなと諦めて20時前に行くと、ラッキーにもステージ前のテーブルが2つ空きそうな雰囲気。すかさず新郎と自分の2人で片付けている途中にキープしたのは正解だった。席について飲物と料理を注文したら、ようやくステージのショーを鑑賞する余裕が出てきて。その夜は、フラダンス、ハワイアンミュージック等、3組のステージを楽しんだ。

このバーは昼夜問わずとても雰囲気が良くて。その理由はホテルの名物である巨大なバニアンツリー(菩提樹)を囲む形に客席が造られているため。加えてこれらを包むように建てられている本館のバニアンウイングの建物が、レトロ感満載でとても渋い。ワイキキビーチの中でもひときわ存在感があった。あたかも宿泊したような気分にもなれたのがラッキーだった。


披露宴

2013-03-05 05:47:17 | 880 ハワイ紀行
海外のためか父親の気分をどうも十分に感じられないまま、挙式の後にホテル内のパーティールームへ移動。冴えない話だけど、結婚式について全く何も事前に聞かされていなかったので、全てが初めてづくし。挙式における役割の説明も本番の30分前だった。披露宴も同じで、どんな部屋で何が行われるかまるで情報なし。海外での結婚式ってこんなものなのかなと。

案内されたのは広くもなく狭くもなく、詰めれば20人ぐらいは入れそうな部屋。しばらくすると、新郎新婦が入場してきて。すぐにお決まりのウェディングケーキ入刀があったので、「これって披露宴ってこと?」と初めてイベントの位置づけに気づいた次第。それまでは帰国して親戚筋を集めてやるとばっかり思っていたから。なんだかねえ、いつもとぜんぜん雰囲気が違った。

そんな中で楽しめたのがフラダンス。いかにもネイティブって雰囲気のウクレレ弾きのおじさんと、二十歳ぐらいの日本人の顔をした若い女性のペアのショーが始まって。披露宴そのものがとても楽しく進行していたのだけど、ワイキキの浜辺に隣接した部屋で、ハワイアンを聴きながらカワイイ女性のフラダンスを眺めていると、もう南国気分満点でとても幸せな気分になった。

サプライズは、コーディネーターのお姉さんが、「皆さんも一緒に踊りますか?」と誘ってきたこと。酔いも回って気分は良いし、「もちろん」と即答して、にわかフラダンス教室が始まって。見よう見まねで新郎新婦と披露宴に参加したメンバー全員が並んで踊るわ踊るわ。皆がとても楽しそう。今思えば娘がウェディングドレスを着たままで転ばなかったのが不思議だった。

そうそう、モアナサーフライダーのコース料理も美味しかった。中でも印象に残ったのがハワイ料理の”ポキ”。近海の新鮮なマグロを角切りにして野菜とソースをあえたもの。ハワイ滞在中に数回”ポキ”を食べたけど、ここの”ポキ”はソースがスパイシーな中に上品でダントツだった。ということで、食べて良し、観て良し、踊って良しの最高の披露宴だったなあ。


挙式

2013-03-03 08:14:35 | 880 ハワイ紀行
ハワイ2日目は、いよいよ娘の結婚式。なんかねえ、旅行の準備や移動でドタバタしていて、じわじわ感がまるでなかった。前日に購入したアロハを着て、これまた事前に日本でネット購入していたアイボリーの革靴をはいて、結婚式が行われるホテル、モアナサーフライダーに着いたのが10時ギリギリだった。しばしソファに座っていると会場へ移動するようにとの指示が。

長い通路を通ってダイアモンドウイングにある「ザ・モアナチャペル」へ。そこで挙式の段取りをウェディング会社のコーディネーターの女性から説明を受けて。ビデオ撮影ばかりしていたら、「後でしっかり撮れますから」と注意されたりもして。「娘さんをエスコートしてゆっくり歩いてくださいね、ドレスの裾を踏まないように」と言われたぐらいから、少しずつ緊張してきたような。

待っていると、ドアの向こうから新郎新婦が入ってきて、みると娘の目元に涙を拭いた後が。カミさんと話をしている途中に涙が再び溢れ始めて。これにはさすがにぐっときたかな。ハワイには結婚式のために来たんだと実感した瞬間だった。急に緊張が高まったら、もう本番。指示通りにゆっくりとバージンロードを歩く。娘と腕を組むのはおそらく初めてだったかもしれない。

壇上に上がる手前で娘を新郎へ引き渡して自分の仕事は終了。日本語を流暢に話す白人の牧師の言葉をうっとりと聴きながら、指輪の交換や宣誓とか、儀式を神妙に見守った。それが終わるとダイアモンドローンと呼ばれる庭に出て写真撮影。ここはワイキキビーチにつながっているので景観が最高。雨季特有の弱い雨が断続的に降ったけど、これもご愛嬌だったな。

なんだかねえ、異国ということと、撮影しなきゃいけないというカメラマン意識もあって、イマイチ没頭しきれないまま挙式が終わったって感じ。でも、新婦の父が感激しすぎて涙を流すというのも情けないし、逆にそれで良かったかなとも思う。今振り返れば娘との楽しい生活が走馬灯のように脳裏をかすめて懐かしい。そのうちじわじわと寂しさを感じるのかもしれないなあ。