或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

大阪食道楽

2014-09-30 06:12:18 | 600 グルメ
昨日の記事で”シルク・ドゥ・ソレイユ“見物のために日帰りしたと書いたけど、久しぶりの大阪だったし、イベント開始が16時だったので、空いている時間にご当地グルメを満喫しようと。大阪と言えば食い倒れ。ターゲットを絞ったのが、関西風お好み焼きと串かつ。なので梅田を中心に定番の店をいろいろとサーチ。結論としては昼がお好み焼きで、夜が串かつに決定。

それで当日、梅田に着くと連れが洋服を買いたいと言い出して。幸いなことに、グルメの店をサーチしている間にファッションビルが何処にあるかをなんとなく把握できていた。「それじゃグランフロントへでも行こうかと」、知ったような口ぶりで駅から通路伝いに北に歩くこと2、3分で到着。今思えば、これが大正解。昨年オープンした有名な大規模商業施設だった。

それからはお決まりの“金魚のふん”コース。5、6ヶ所は周ったかな、ヤングレディーズの専門店を。出費がかなりかさんだけど。買物が終わったのが11時半頃に昼の部がスタート。そのまま狙いをつけていた「福太郎」へ。予想通りというか客が10組ぐらい待っていて。明石のタコのお造りや、海老の鉄板焼き等、サイドメニューが楽しめて大満足で店を後にしたかな。

夜の部は公演がが終わった後にスタート。タクシーを拾って北新地の「串かつ だるま」へ。店に着くと、ここも既に客が10組ぐらい待っていた。だけど回転が良くて20分ぐらいで席に案内してくれて。注文したのが定番のコース。揚げ方や味が格段良いとという訳ではなかったけど、とにかく冷えたビールを飲みながら揚げたてのホクホクを食べられるというのが素晴らしくて。

店の雰囲気も素晴らしかった。いかにも庶民の店っぽくて、周囲が騒がしい中で狭いテーブルに連れと差し向かいというシチュエーションも良かった。連れも喜びしてくれて、選んだ自分もホスト冥利につきたかな。この日は珍しく全てがスケジュール通りに進み、夜10時過ぎに広島駅につくまでの段取りが完璧だった。とても密度の濃い一日だったような気がする。


Cirque du Soleil

2014-09-29 06:23:59 | 900 その他
記事を書けてなくて、今日はもう1ヶ月以上も前の話。半年ぐらい前かな、友人から“シルク・ドゥ・ソレイユ”を観に行きたいとせがまれたのは。「それ何?」と聞くのも恥ずかしくて、「分かった、考えておくよ」と返事したまでは良かったけど、それから2ヶ月ぐらいすっかり忘れていて。再び催促されてから、ようやく今回の公演である”オーヴォ(OVO)"のことを調べ始めたのは。

理解したのは、いろんな要素が複合したライブイベントらしいこと。驚いたのは開催期間が長いこと。東京、大阪でおよそ半年ずつ、その後も名古屋と福岡で数ヶ月。しかも土日だけじゃなくて平日もやっていて。象徴的だったのが、7月に1ヶ月先の8月17日の日曜日を予約しようとしたら、なんと午前は既に満席で、午後も2席並びはほとんど残っていなかったこと。

なんとか滑り込みで席を確保して一安心。それからかな、イベントの中身に興味を持ち始めたのは。まあ観た後もよく分からなかったというのが本音だけど。それで当日の朝から新幹線で広島から大阪へ移動し、昼食を済ませた後夕方から中ノ島ビックトップの会場へ。大きなドーム状のテントの周辺には既に客が大勢集まっていた。子供から老人まで幅広かったなあ。

いよいよライブが始まり、休憩を挟んで1時間程度のステージが2セット。正直なところ今でもこのイベントのカテゴリーがよく分からないのだけど、サーカスを軸としたミュージカルというのが妥当かも。それと遠くてよく見えなかったけど、おそらく出演しているメンバーの国際色はかなり豊かだったような。カテゴリーもそうだけど、話の筋もよく分からなくて。まさに不思議だった。

客席はS席がほとんどで、両サイドの端だけがそれ以外って感じ。S席は13,500円だったので安くはなくて。だけど小さな子供と一緒の家族連れも多かったなあ。勿論自分達のようなカップルも多かったけど。今振り返れば、自分独りで行くかと言われればノーだな。だけど長い人生の中で一度ぐらいは観ておくべきと言われれば、そんな感じ。日帰りでかなり疲れたけど。


パフォーマンスB

2014-09-18 07:11:33 | 450 スポーツ
今週の月曜日は敬老の日で祝日。といっても自分が勤めている会社は祝日が全く関係ない土日休み。ということで、何もなければフツーの出勤日だったけど、少し前にコンビニでバイトをしている友人とのLINEのやりとりの中で、「15日は休みでカープの試合を見に行きたかったけど、チケットが全くなくて諦めたよ」とのコメントが。まあ今年は優勝争いをしているしなあと。

それから数日経って会社でカープが話題になった時に、「ところで、マツダスタジアムのチケットって手に入るの?」と何気に聞いてみると、「そりゃー、××に頼めばなんとかなりますよ」との返事が帰ってきて。ダメ元って感じでそいつにLINEで「15日の巨人戦のチケットで指定席が2枚欲しいんだけど、もしあれば頼む、無理しなくていいからね」と一応頼んでおいた。

それで先週の木曜日に「パフォーマンスBなら2枚ありましたよ」との連絡がLINEで来て。もうだいぶ経ったし、別のスケジュールを入れているだろうなあと思いながら友人にLINEをしてみると、「もちろん、いくよ」との返事が返ってきて。それで当日仕事を終えて夕方6時過ぎにマツダスタジアムのチケット売場へ。なんと友人は上から下まで完全な”カープ女子”スタイルだった。

チケットを購入して超満員の球場の中に入りながら、「ねえ、パフォーマンスBってどの辺り?」と聞くと、「あそこだよ」と指差してくれたのが1塁側外野席の最上段のスタンド。「それにしても、チケットがよく手に入ったね、奇跡だよ」と想定以上に喜んでくれていて。「まあ、気合を入れて探したからね」と自慢げにクールに答えたかな。なんてところまではカッコ良かった気がする。

友人の後をついて階段を上がり、いざパフォーマンスBに入って驚いたのが皆の服装。ユニホーム着用率95%以上で、背広なんて着ているのは自分だけ。最もコアなカープファンが終結する場所だった。「こりゃ、まずい所に来ちゃったな」と思う間もなくスクワット応援に参加している自分がいて。その日はエースの前田健太が投げて4-0で快勝。彼女がとても嬉しそうだった。今思えば、今年カープが優勝できるかもと期待できた最後の試合だったかもしれない。その翌日から2連敗したから。

シーサー

2014-09-12 05:41:50 | 800 観光
これで沖縄旅行の記事は最後になるけど、振り返ってみれば、滞在中は朝から晩まで沖縄ワールドに浸っていた気がする。
もちろん観光名所を訪問したり、沖縄料理を食べている時はそうなのだけど、それ以外でもけっこうあったところが、まさに沖縄って感じで、その最たるものがエイサーとシーサー。恥ずかしい話だけど、現地で連れに教えてもらうまで知らなかった。

まずはエイサー。ちょうど“沖縄全島エイサー祭り2014”の開催直前だったということもあり、車のラジオから流れてくる放送でもこの話題で持ち切りだった。さらには観光地へ向かう都度、公園等でローカルなエイサーの練習風景に何度も出くわした。実際に眼の前で見ると、派手な衣装が想像以上にきらびやかだったり、迫力もあったりして、にわかファンになったかな。

最も印象に残っているのは、那覇市内で沖縄大学の学生達が大通りを踊りながら行進していたのを目の当たりにした時。練習量が分かるくらい、皆の踊りがピシッと揃っていて感動した。そしてそれを囲むようにして見学している人々の顔がとて楽しそうで、こっちまで気分が高揚してきたような。まさに文化として沖縄人の中に浸透していると実感したっけ。

次がシーサー。とにかく何処に行ってもよく見た。まあ個人住宅の屋根飾りがそうだったり、庭に置いてあったりするから、沖縄に住んでいる人にとっては空気みたいなものかもしれない。調べると、災いをもたらす悪霊を追い払う魔除けの意味を持っているとか。名前は「獅子」を沖縄方言で発音したものとのこと。“しし”と発音するより“シーサー”の方が可愛らしい。

だからでもないだろうけど、連れの大のお気に入りがシーサー。出会う度にニコニコしていたし、建物の前のに置かれている大きな石像であっても、土産物屋で売っている小さなアクセサリーであっても、すぐに近づいて写メを撮ったりしていたなあ。かくいう自分も結局上の写真のつがいを購入。家の玄関から入った所に置いているのだけど、けっこうお気に入りかも。

琉球ガラス

2014-09-07 07:41:26 | 540 モノ
今回の沖縄旅行でお土産として最も気に入ったのが琉球ガラス。といっても自分使い用なのだけど。とにかく何処へ行っても工房や販売店が多かった。実は旅行前はガラス工芸品が沖縄の名物になっているとは知らなくて。少し前に”やちむん”を記事にしたけど、それ以上にメジャーだなと感じたかな。ホテルというホテルのお土産コーナーには必ず置いてあったから。

それで旅行の後半に、ガイドブックにも掲載されていた恩納村の、とある有名店へ。気に入ったのを見つけて買うぞと気合を入れて店内に入ると、広いフロアに所狭しと商品が並べられていた。だけど長年の勘というか、なんか場末のアダルトショップ的なうさん臭い雰囲気をすぐに感じて。デザインが気に入ったものを手にとって見ると、欠けがあったり座りが悪かったり。

直感的にこの店はダメだと判断し、少々落胆ぎみで店を後にしてホテルへ戻ったのだけど、その途中で道路脇にふいに看板が見えてきて。それが「琉球ガラス匠工房」の恩納店。小さな店だったけど、さっきとは比較にならないくらい、素性が良さそうな印象だった。そこで買ったのが写真の中央にあるロックグラス。白い波のような細かい模様が上品でとても美しかった。

なんかそれから急にハマったって感じ。翌日「ホテル モントレ沖縄」へランチを食べに行った時、昼間営業しているレストランが少なく、しかも待っている客がいっぱいだったので、すごすごと帰る途中に、たまたま立ち寄ったホテルのショップをぶらぶらしている時に見つけた。それが写真の左側で、これは王道のスパイラル。シンプルなデザインで、軽くて持ち易かった。

こうなると手がつけられないのが自分のマニア気質。帰国する日に、帰路の途中でわざわざ石川IC近くにある「琉球ガラス匠工房」の本店へ。そこで買ったのが写真の右側で、ブルーとグリーンのグラデーションがなんともセクシー。”外国人に一番の人気”と書かれていたポップにも影響され、琉球ガラスのシメとして購入。これを使って現地で出会い、2本買って帰った泡盛の「咲元」を飲んでいるのだけど、飲む度に沖縄を思い出している。かくして泡盛ロックグラスの3兄弟が誕生したって感じ。

咲元 黒 30度/720ml【沖縄】【泡盛】

咲元 黒 30度/720ml【沖縄】【泡盛】
価格:977円(税込、送料別)


なかむらそば

2014-09-01 07:17:48 | 600 グルメ
沖縄旅行4日目は、さすがに連日の観光疲れが出てきたようで、午前中ホテルでゆっくり過ごした後に昼食へ。何処に行こうかいろいろ考えてチョイスしたのが恩納村の北端にある「なかむらそば」。実は沖縄に着いた日に、屋台の沖縄そばを食べたのだけど、やはり有名店で定番のメニューを食べておかないと帰国した後に後悔しそうだなという予感が脳裏をよぎったので。

場所は万座ビーチのすぐ近く。午後3時頃だったけど、駐車場は車がいっぱいだった。店に入る前に写真を撮ったのだけど、エメラルドグリーンの海がやけに美しく、その景色と沖縄そば屋のコントラストが、最後まで自分の中で同化しなかったような。とりあえず食券を購入して待つことに。観光客もけっこういたけど、地元の方々が半数ぐらいいたのでなんか嬉しかった。

席に案内されてしばらくして運ばれてきたのが、連れが注文した上の写真の”アーサそば”と、自分が注文した”なかむらそば”。前者は沖縄特産の海藻であるアーサ(一重草)をトッピングしたもので、後者は食べ易くカットされた豚三枚肉がトッピングされたもの。他には定番の”沖縄そば”と、トッピングがスペアリブの”ソーキそば”や豚足の”てびちそば”がメニューにあった。

食べてみると、自家製麺を歌い文句にしているだけに麺が美味しかった。自分的には和風ラーメンという印象で、うどんでもなく、かといってラーメンではぜんぜんなく、まさに沖縄そばならではの味。それにしても”アーサそば”は緑色の海藻の色味が見た目にもとても綺麗で、人気があるのもうなづけた。半分食べたところで、”島唐辛子”が入った酢醤油を入れると別の味に。

すっかり本場の沖縄そばを堪能した後に店を出ようとすると、まだ店の内外に行列が出きていたのには驚いた。その日はおやつを食べに”おんなの駅”へも立ち寄り、名物の”あずきアイス”を食べたのだけど、様々な種類の沖縄名物の店がずらりと並んでお祭り状態。眺めているだけでも楽しくて。それにしても沖縄ってグルメの宝庫だなと改めて感じたっけ。