或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

タチウオ

2011-09-30 07:13:34 | 400 釣り
昨日は友人達と船釣りへ。今回利用したのは、定期的に毎月1回利用している馴染みの遊魚船ではなく、友人が予約してくれた別の遊魚船。輪番の木金変則休日が9月で終了するため、たまたま4連休になって、その初日。いつもの港へ着いたけど、船長が見当たらない。友人が電話すると、寝坊して遅れるとか。おいおい、なんかヤバいんじゃないのと嫌な予感がしたけど。

結局7時頃に出船。この日の狙いはタチウオ。タチウオは今シーズン2度チャレンジしたけど、これまで1本もゲットできておらず悔しい思いをしていた。とりあえず近場からトライ。平日なのにけっこうな数の船が出ていた。客がたったの3名ということで冷凍サンマを使ったテンヤとジギングの両方の竿を出すという贅沢な釣りだったのだけど、結局自分にはアタリすら来なくて。

釣れそうな感じがしなかったので、すぐに別のポイントへ移動。ところがここでも大苦戦。とにかくアタリがない。なんかイヤーな雰囲気になったのがこの頃。友人から、このところタチウオが好調で、調子の良い日には釣頭が30本ぐらい上げると聞いていて期待したのだけど、この日はさっぱり。周囲の船もほとんど釣れず移動していたし、どうも今年は縁がないのかなと。

長時間の移動の後、最後に到着したのが大島の傍にある片島の近く。水深が80mと深い。そのうち友人のひとりが1本をゲット。魚探の反応も良いとの船長の声。そのすぐ後に自分にもようやくヒット。指3.5本ぐらいのサイズだったけど、なんか嬉しかった。それまでのスローピッチロングジャークをやめてハイピッチショートジャークにしたのが良かった気もしたけど。それから皆の調子が急に上向いて。

結局11時から1時の2時間で、指3.5本以上が14本。内指5本が6本とサイズ的にもまずまずだった。なんと良形の丸アジも4匹混じったりして。写真はその中の1本。全てジギングの釣果。テンヤはアタリが一度もなかった。こんなことも珍しい。ともあれ久しぶりにタチウオの引きを堪能したかな。友人達は指6本以上のドラゴンをゲットしていて、そこだけが悔しかったけど。


矢場とん

2011-09-26 06:09:31 | 600 グルメ
先日出張で久しぶりに名古屋へ。打合せが刈谷で午後1時からだったので、広島から名古屋へ新幹線で移動してから昼食をとろうということに。店を任されたので、迷いなく「矢場とん」へ。というのもチェーン店のひとつが名古屋駅の新幹線口に程近いエスカ地下街にあるから。なんて知ったかぶりをしているけど、この場所を知ったのはつい2、3年前なんだけど。

11時10分に名古屋駅に到着し店に着いたのが11時20分頃。さすがに並んでいる人はいなかったけど店内は満席だった。注文してしばらくして出てきたのが定番の“ロースとんかつ定食”。一般の人々には“味噌とんかつ定食”と呼んだ方が分かり易いかもしれない。平均的な八丁味噌より色はやや濃いめなのだけど、味は逆にあっさりしていて他の地方の人でも食べやすい。

席が店の入口に近かったので、客が外に並ぶ様子がよく見えた。皆が食べ終えて満足しながら店を出たのが12時10分前ぐらいだったと思うけど、既に20人以上は並んでいたかなあ。それを見て仲間から褒められることしきり。「早すぎると思っていたけど、ちょうど良かったんだねえ」とニコニコしながら話しかけてくれて。

だけど良かったのはそこまで。台風15号の影響をもろに受けることに。風雨が強まり、名古屋市で100万人を対象に避難警告が出されたというニュースが流れたのにはビックリ。打合せを終えてJRに乗り込んだまでは良かったけど、大府駅に着いた時に「枇杷島で事故が発生したため停車します」とのアナウンスが。「おいおい、もう少しだったのに、ここでストップかよ」と。

結局タクシーを使って地下鉄野並駅まで移動し、そこから名古屋駅へ。車中に掲示されている路線図を見ながら、自分が住んでいた頃と比べると、えらく整備されたことに気づいて月日の流れを感じたけど。幸い新幹線のダイヤは乱れていなかった。結局別の列車の自由席を使うハメになり、早目に並んで何とか席を確保。広島駅に到着して、ようやく安堵したかなあ。

ZINC BAR

2011-09-24 05:44:57 | 870 米国紀行
米国旅行でニューヨークでの最初の夜、お楽しみのラストはジャズクラブ。今回の旅程は、まずは気を惹いたライブのスケジュールを予定表に当てはめて、その周りに移動と観光とか食事をちりばめたもの。とにかくここはジャズクラブの本場。たくさんありすぎて何処にしようか迷った、なんて話なら良かったのだけど、有名どころのプログラムがどうもイマイチだった。

そこで狙いを定めたのがFabiana Masiliという女性シンガーが出演していた「Zinc Bar」。”ブラジリアンナイト”というネーミングが気に入って。場所はグリニッジ・ヴィレッジにあるワシントン・スクエア・パークのすぐ南。すでに日付は変わっていて、この時間になると、さすがに通りの人影は少ない。タクシーをすぐ近くに止めてもらって店内へ。中へ入ると割とこじんまりしていた。

客は少なかったけど、雰囲気はまさにニューヨークって感じ。すぐに演奏が始まったのだけど、皆が上手い。特にドラムは、どうみても60歳を越えているようなジイさんだったけど、スティックさばきが実に素晴らしい。知らない名前のミュージシャンばかりだけど、層の厚さを感じたなあ。そのうちFabiana [YouTube](2008年のこの店でのステージ)が歌い始めて、これもイカしている。すっかりゴキゲンになってしまった。

サプライズはステージが終わった後。店に入るときに10ドル取られて席についたので、ドリンク1杯だけだったし、そのまま帰れると思っていた。カウンターの前を通っても何も言われなかったし。店の外に出てタクシーを拾いドアを開けた、ちょうどその時だった。「おい、待ってくれ」という声が後ろからして。「なんで?」と思いながら怖そうな黒人の後について再び店内へ。

ドリンクは別料金だったということ。確かに10ドルは安いと思ったけど。「俺は観光客で、この店のシステムを知らなかった」と謝るとようやく納得してくれて。ということで、やや後味が悪かったものの、素晴らしい音楽の余韻とニューヨークの夜景がそれをふっ飛ばしてくれた。タクシーの中で、「ようやく来れたな、再びここへ」と、じわじわと喜びが体の中から湧いてきたなあ。


Enpire State Building

2011-09-22 06:17:27 | 870 米国紀行
米国旅行で現地での初日の夜に「Sushi of gari 46」で創作寿司を堪能した後、ふらふらと東の方向へ歩いていくと、やたらネオンが眩しく道行く人で混雑し始めて。しばらく歩くと見覚えがある場所へ。それが下の写真のタイムズ・スクエア(Times Square)。日本で言えば渋谷や新宿といった感じ。夜の10時過ぎというのに老若男女がこぞってうろうろしている。ほとんどが観光客。

人の数的に言えば渋谷の方が多いとは思うけど、たまたまなのか歩行者天国になっていて、皆が大都会の夜を楽しんでいる。この辺りはブロードウェイ・ミュージカルのメッカ。まさにニューヨークって感じがしたかな。そんな人混みを掻き分けながら目指したのがエンパイヤ・ステート・ビルディング(Enpire State Building)。一生に一度だろうからニューヨークの夜景を見ておこうと。

事前に調べたところ、日中はやたら客が多くて何時間も待つらしいけど、夜はさすがに空いてくるのだとか。ビルの中に入ると、そこそこの待ち行列ができていた。とにかく国際色が豊か。グループ毎に国籍が異なるといっても過言でないくらい。夏休みなのか学生らしき若者が多かった。もちろんミーハーなオジさん独りなんていうのは自分だけ。そこからエレベータを乗り継いで。

86階にある展望台に着いた頃には夜11時をまわっていた気がする。ワクワクしながら窓の外へ出て撮ったのが上の写真。正直なところ、それほどのサプライズはなかった。時間的に遅すぎてライティングを落としているビルが多かったのかなと。それとこの展望台の高さは320mあるため、周囲のビルが遥か下の方に見えてしまい、迫力がイマイチ。例の9.11で世界貿易センターのツインタワーが破壊された後は、再びニューヨークで最も高いビルとして復活しているというのを思い出したっけ。

とは言え、行ったことに意義があると思えば納得したかな。実は当初は旅行会社が企画している”夜景ツアー”に便乗しようかとも考えた。ブルックリン橋とかそういう名所を数ヶ所周るやつ。だけど行かなくて良かったなあと。日本人のカップルだらけで、同じ日本人の怪しいオジさん独りじゃ、なんか不気味だと思われてバツが悪かったと思うから。


三瀧荘

2011-09-18 05:42:51 | 900 その他
先週は来賓として結婚式に参列。9月に入ったとはいえ、まだまだ残暑が厳しい今日この頃だけど、まさにそんな日だった。たまにしか着ないから長年我慢してきたけど、大昔に購入した白いカッターシャツをついに買い替えて。というのもバブル期のイタリアン全盛の時代のものだから、いわゆるダボダボ系。いやあ、すっきりした。袖丈も80cmと短いものにしたし。

場所は広島市街でも少し中心から離れたところにある三瀧荘。案内をもらった時に、かつてここへ来た時の記憶が蘇った。会社の偉いさんのお供で。いわば自分のサラリーマン人生のひとつのピークの頃だったなあと。出世街道まっしぐらで、とにかく上を目指して野心でギラギラと燃えていたような気がする。まあ、その後にど派手な波乱万丈が待っていたのだけど。

話を戻すけど、調べると三瀧荘は1929年に別荘として建てられ、戦後すぐの1946年に高級割烹・旅館として営業を開始したらしい。だけど企業のコンプライアンスが取沙汰され始めて交際費が徐々に抑制されたのが響き、数年前に結婚式場としてリニューアル。建物の内部はかなり改造されていたけど、外観は当時の面影を残していて、なんだか懐かしかった。

そんな思い出深い場所での結婚式は、全面ガラス張りの披露宴会場から見渡せる広い日本庭園を通って新郎新婦が入場してくるという演出。確かに手入れされた松や池に伝統が感じられ、うまく強みをアピールしているなと。なんだかコンサル的コメントになっちゃったけど。しいて言えば、シックでモダンな洋風の会場の雰囲気との組み合わせにやや無理があったかな。

料理は王道を行く和洋折衷。やはり伝統の和食にここならではの確からしさが感じられた。だけどコースを全て食べ終わって感じたのは、やや味付けが単調になってしまっているということ。リニューアルに合わせてもっと冒険してメリハリをつけて欲しかった。とはいえ、やはりこの景観はお金では買えないもの。久しぶりに落ち着いた雰囲気の結婚式だったなあ。


横浜屋

2011-09-16 06:50:53 | 600 グルメ
モーション・ブルー・ヨコハマでジャズライブを堪能し、翌日の午前中にプチ鎌倉見物を終え、広島に帰るために新横浜へ移動する前に食べたのがご当地ラーメン。まあ、どこの都市にもだいたいあるような気がするけど、横浜ラーメンが”家系ラーメン”としてブランドになっているとはネットで調べるまで知らなかった。当然狙いは老舗とか総本家とか、そういう名店ということに。

今ネットで調べると、”家系ラーメン”の源流は「吉村家」とか。なるほどね、だから人気NO.1なのか。それで当日のこと、食べログの上位にノミネートされていたのでこの店をターゲットにしていた。横浜駅西口から歩いて10分程度ぐらいだったかな。それにしてもナンパをよく見かけたな、さすが横浜。すぐ前を歩いていた超ミニの長身ギャルも眼の前で声をかけられていたし。

そうこうするうちに岡野町交差点へ到着。ところが肝心の「吉村家」が見つからない。近くにいたビルのガードマンのおじさんに尋ねると、馬鹿にしたような顔をしつつ店の近くまで案内してくれた。だけどそこは工事現場。「なんだ、改装中か」とひと言。よく見ると、確かに看板はかかっていた。それでようやく置かれた状況に気づいて。なんか前にも同じような目に会ったなと。

こりゃ何処か他を探すしかないなと思い、辺りをキョロキョロ。するとあるわあるわ。いわゆるラーメン激戦区。「山頭火」、「一風堂」等等。だけどせっかくだから横浜ラーメンを食べたいなと思っていると、道路の対面の角に赤い「横浜屋」と書かれたのれんが見えて。まあいいか、ここでとすぐに妥協して店内へ。既に2時を過ぎていたけど、けっこう混雑していた。

食券を買って待っていると出てきたのが下の写真のラーメン。トッピングは大きな海苔が3枚とチャーシューとほうれん草。これらが”家系ラーメン”の3種の神器だと後で分かったけど。豚骨系スープも関西人にはやや塩辛かったけど、味はまずまず。600円という値段も良心的だったし。とりあえず横浜ラーメンがどんなものか分かったので結果オーライってところ。。


Motion Blue YOKOHAMA

2011-09-12 05:39:14 | 200 ジャズ
先週は出張の合間に横浜へ。時間的に広島までは帰れないことが初めから分かっていたので、それならジャズのライブをといろいろプログラムを探してみたものの、都内では興味を引くものがなかった。ひょっとしてとチェックしたのが「モーション・ブルー・ヨコハマ」。すると当日は名前を全く聞いたことがない女性ヴォーカル+ピアノトリオ。しかもノーチャージ。

横浜なんて久しぶりだし、店が”赤レンガ倉庫”と呼ばれる新しい商業施設の中にあることを知って、まあライブそのものはハズレでもいいか、なんて軽い気持ちですんなり決定。JR関内に程近いビジネスホテルにチェックインし、着替えてからタクシーで港の方向へ。”赤レンガ倉庫”へ着くと、ちょっと辺鄙な雰囲気だったけど、帰りにタクシーが拾えることを確認して一安心。

店は2号館の3Fの海側の端。セカンドステージを狙って8時半頃に入ると、そこそこ客で埋まっていた。ピアノの近くをと頼んだら、中央フロアのモニタのすぐ横の席に案内されたけど、キョロキョロしていると、すぐに片付けるからと1段高い近くの別の席を勧められて。これが大正解。おそらく好きな席を何処でもと言われてもその席にしただろうなと。

9時にメンバーが入場して来てすぐに気づいたのは、皆が若いこと。なんか自分の若い頃を思い出して嬉しくなったりして。サプライズはその後。出口優日(でくち ゆか)という名前のヴォーカルの女の子が上手い。ピッチもまずまずなのだけど、若いのにアーティキュレーションが素晴らしい。だから聴いていて疲れない。逆にトークは年相応でそのギャップが面白かった。

店の雰囲気も、通常のジャズのライブハウスよりやや明るめで、とても洗練されていて、広さもちょうど良いぐらい。客層は、この辺りにうようよいるカップルばかりかと思いきや、意外に女性だけのグループ客も多かった。さすがに自分のようなオジサン独りというのは数人程度だったけど。PAもまずまずで、こりゃ新しいスポットを見つけたなって感じ。満足して帰路に着いたかな。


Sushi of Gari 46

2011-09-09 07:31:02 | 870 米国紀行
米国旅行の現地での初日に、午前中にフリック・コレクション、午後にかけてメトロポリタン美術館を訪問したのだけど、それは別の記事にするとして、夜食事のために向かったのが寿司屋。ニューヨークまで来てわざわざ寿司を食べなくてもいいんじゃない?と突っ込まれそうだけど、ジジイになって海外行きの飛行機に乗ると、何故か急にやたら和食が恋しくなるから不思議。

ニューヨークに数ある寿司屋の中で興味を引いたのが「Sushi of Gari」。というのもここが創作寿司で有名だったから。調べると3店舗あったけど、ホテルに近いという理由でミッドタウンにある「Sushi of Gari 46」へ。名前の如く46th St.にあって、8thと9thAve.の間にあることを調べていたので、タクシーを降りてしばし探索。ところが南側の歩道を歩きながら左右の看板をくまなく探したけど見つからない。ひょっとして店をたたんだんじゃないだろうな、なんて心配が脳裏をよぎったりして。

仕切りなおしてもう一度と、今度は北側の歩道をうろうろ歩いていると運よく眼に止まったのが上の写真の看板。位置が低くて小さいし、しかも歩道から下がった位置に店の入口があるので遠くから判り難かった。階段を下りると客が立って並んでいて、おいおい満席かよと。少し待っていると、若い日本人の顔をした米国人が注文を聞いてきたので、「O・MA・KA・SE」と返事を。するとこの言葉が特別な意味を持っていた訳ではないだろうけど、並んでいた客を飛ばして店の奥へ案内してくれた。

10席余りのカウンターがあったのだけど、中央辺りに1つだけ空席が。こりゃラッキーだったなと。右横は韓国人、左横が白人で各々がグループ連れ。周囲を見回すとテーブル席にも日本人と思われる客は1~2割程度だった。逆に従業員は全員日本人らしかったけど。とりあえずビールを注文して、その後は日本酒を。どんな寿司が出てくるか、それは興味津々だった。

全部で14~15貫ぐらいだったかな、こっちがオーダーストップするまでに出てきたのが。チーフと思われる年配の板さんが、絶妙なタイミングでひとつひとつ握ってくれた。どれもが和洋折衷なのだけど、工夫が凝らして合ってとても美味しかった。小ぶりのシャリも自分好みだったし。お会計は200ドル以上したけど、この旅行で数少ない贅沢な食事だったから良しとしたかな。


Central Park

2011-09-05 06:17:57 | 870 米国紀行
米国旅行における現地での初日はニューヨークの美術館巡り。ちょうどその2つがセントラル・パーク(Central Park)沿いにあったので、とりあえず公園を散歩でもしながら目的地を目指そうと。真夏だからさすがに暑かったけど、広大で緑が多いから和んだなあ。木陰のベンチで読書をしている人も多かったし。泥棒がいなければ昼寝にはもってこいのような気がした。

そうそう、旅行前に今回の旅行先が舞台になっている映画のDVDを沢山借りたので往きの飛行機の中で鑑賞したのだけど、その中でセントラル・パークが登場したのでよく憶えているのが「Maid in Manhattan」(2002年)。ジェニファー・ロペス扮する高級ホテルで働くメイドのマリサが、セレブで上院議員候補のやさ男と恋に落ちるというラブコメディ。あり得ないシチュエーションとストーリーの展開だったけど、まあシンデレラものというのは、このくらいハメが外れていないとだめなんでしょうね。

劇中で2人がマリサの子供と一緒に散歩をしたのがこの公園。改めてこの記事を書くためにDVDを見たけど、つい数週間前に行ったばかりなのに妙に懐かしい。ちなみにこの映画のロケで使われたのがホテル「The Waldorf Astoria」らしくて、1人1泊500ドル。自分が泊まった安ホテルが200ドルだからそんなものか。映画の中では5番街にあるように撮られていた気がしたけど。

驚いたのは、とにかく様々な目的で皆が公園に来ていたということ。アジアの何処かが主催する大きな集会が開かれていたり、はたまた近隣の幼稚園の屋外授業を芝生の上でやっていたり。勿論定番のカップルの姿も数多かったけど、まさに十人十色といった感じ。池あり、丘あり、森ありで、時折木立の隙間から眺める高層ビル街が、いかにもニューヨークって感じだった。

さらにこの公園の景色が楽しめたのがメトロポリタン美術館の屋上。そこから撮ったセントラル・パークの遠く向こう見える高層ビル群が上の写真。売店で買ったコロナビールを片手に屋上をうろつきながら眺めたのだけど、これがなかなか。この美術館に行かれる方にはオススメかな。



メイド・イン・マンハッタン [DVD]メイド・イン・マンハッタン [DVD]

Clarion Hotel

2011-09-02 07:25:59 | 870 米国紀行
米国旅行を終えて2週間、ようやく時差ボケがとれて通常の感覚に戻りつつあるのだけど、振り返ればあっという間だったなあというのが今の気持ち。今回も旅程を欲張りすぎていて、結局ほぼ毎日移動してしまった。スーツケースに余裕があったからパッキングにさほど時間はかからなかったけど、やはり異国の地で時間を気にしながらの毎日は疲れたということ。

それも癒えて、ようやくブログを更新する気力が生まれてきたので今日からいろんな思い出を米国紀行として記事にしていくつもり。行く前に周囲から言われたのが「円高で良いね」という言葉。関西国際空港で両替した時のレートが1ドル79円。過去に経験した中では80円台が最高だったので、確かにそうかもしれない。だけど現地で生活していると、そんな実感はなかった。つまり購買力平価的な視点で言えば、地方都市で実質物価がようやく日本並みかなと言ったところ。

というのも特にニューヨークでは、この為替でも物価が高いと感じたから。それを如実に示すのがホテルの料金。今回宿泊したのがミッドタウンにあるクラリオンホテル(Clarion Hotel)。全込みで1泊200ドル前後。東京だったら1万円以下のホテルってところ。とにかくマンハッタンは高いのだそうだ。それにしても部屋の狭いこと。スーツケースを置く場所がないのには困った。

唯一良かったのが立地。Park Ave. 29th St.にありマンハッタンのちょうど中心辺りに位置していて、地下鉄4/5/6線の28thSt.駅に近く、しかも夜遅くまで周囲のコンビニ等の店が開いていた。実際に現地で行動してみてそれを実感。それとタクシーを利用した時に、5thAve.等と比べてPark Ave.の方が断然空いていて、何処に行くにも移動が楽だった。

特筆すべきはWi-Fi接続。もともとネット無料を条件にホテルを探したけど、国内を含めてこれまで宿泊した中で最も電波が強かったような。だからネットが快適。安ホテルなのに意外だった。その意味では嬉しい誤算。受付のおねえちゃんが全く仕事をやる気がなかったことや、コンチネンタルの朝食がこの上なくチープだったのを除けば、一人旅としてはまずまずだったかな。