或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

TUMI 96114D2

2016-01-31 10:19:12 | 540 モノ
最近購入したのがTUMIのブリーフケース。型番は96114D2。割と近所のディスカウントショップからDMが来たので、靴を探しに行ってみた。だけど気に入ったのがなく、せっかくだからと帰る途中で立ち寄ったバッグコーナーでたまたまこれを見つけて。一目惚れって感じで、持ってみても、従来のTUMI製の重い感触がなかったので、ムラムラと購入意欲が湧いてきた。

ブログの記事にもしたけど、これまで使っていたのが、同じTUMIで型番が26109。これは良かった。ブリーフケースの定番中の定番とも言えるビジネスバッグで、毎日手作りのお弁当を入れるのにも、PCと手帳を入れて1泊程度の出張に行くにも、とにかく使い勝手が良くて。素材は、これまたTUMIの定番であるXTバリックスナイロン。これが米国ブランドの雰囲気満載って感じ。

およそ2年半使ってみて、バッグそのものに不満は全くないのだけど、問題は使っている人がやたら多いってこと。TUMI製もあれば、模造品もありで、新幹線の駅や待合室で、この形のバックをよく見かける。もっと言えば、自分はリモアの4輪の小型スーツケースの上にTUMIを載せ、転がして移動しているのだけど、全く同じセッティングをちょくちょく見かけるから。

違いは、新しいのが本革製で、マチが9.5cmをやや狭いことぐらい。ひと月ぐらい使っているけど、とにかくいい感じ。何がって、さすがにこのバッグを持っている人を見ないから。そうそう、TUMIと言えば、最近購入したのがもうひとつあって、昨年台湾へ出張した時に桃園国際空港にあるTUMI専門店でたまたま見つけたパスポートケース。型番は18678D。

これまでは、フォードの車載部品部門からもらったのを20年以上使ってきていて、ともて重宝していたのだけど、さすがにくたびれてきたのと、縦が長いので若干扱いにくいのが気になっていた。その意味では小ぶりなサイズが使いやすい。他にも財布、カードケース、名刺入れがTUMIなので、なんだか小物がTUMI一色になりつつある。まあ気に入っているから良しとしよう。

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追悼 菊池雅章

2016-01-30 18:28:46 | 200 ジャズ
昨日のこと、疲れて帰宅した後でネットをチェックしていて、ひょんなきっかけで知ったのがジャズピアニストの菊池雅章の死。享年75歳。昨年7月7日にNYで療養中に病死したとのこと。知らなかった。つい、ぐっときてしまった。彼は自分が高校生の頃、ジャズに夢中になっていた時に最もあこがれていたミュージシャン。新主流派として、当時の日本のジャズ界を牽引していた。

自分のブログを確認すると、2005年に彼に関連して記事を4回ほど投稿している。それくらい思い入れがあった。今日ネットで探していると、ECMレーベルのFacebookに彼の記事が掲載されていることを知った。上の写真はそこに掲載されていたもの。おそらく死の少し前のものかなあ。背景がNYだから。自分の想い出として、その記事をそのままここへ掲載しておこう。

Masabumi Kikuchi (1939-2015)

Pianist Masabumi Kikuchi, one of jazz’s most original musicians, has died in New York, aged 75. Born in Tokyo, Masabumi Kikuchi, known to musicians everywhere by his nickname Poo, played with Lionel Hampton and Sonny Rollins while still a teenager, and made his recording debut in the early 1960s with Toshiko Akiyoshi and Charlie Mariano. In the 1970s he collaborated with Gil Evans and Elvin Jones and led his own groups, drawing influence from Miles Davis, Duke Ellington and Thelonious Monk, as well as from Stockhausen, Ligeti and Takemitsu. Although he recorded only one studio album for ECM - “Sunrise” released in 2012 - he was an inspiration for musicians associated with the label, including Gary Peacock, Paul Motian and Thomas Morgan, admired for his rigorous individuality and his determined distance from all trends. In his last years Poo began to play a more inner-directed music, pursuing what he termed “floating sound and harmony”, and which he documented on many private recordings. “I’m more free now”, he announced at 70, “because I started believing in myself. When I sit down at the piano I do not prepare what I will play nor do I think about how to play, and I believe I found the way of putting out something new, and I guess I could call it my own”.

今でもはっきり憶えているのが、たしか高校3年の時に広島市で彼のバンドのコンサートがあって、それを仲間と聴きに行ったこと。終演後にずけずけと楽屋を訪ねていき、英語の参考書の裏表紙にサインをもらった記憶がある。そんな宝物をずいぶん前に無くしちゃったけど。振り返れば、あの頃は熱かったなあ。寝ても覚めてもジャズ漬けの毎日だったから。

なんだか悲しい。有為転変、諸行無常。改めて聴いた愛聴盤「EASTWARD」の中の”Little Abi"がこの上なく美しかった。

イーストワード(期間生産限定盤)イーストワード(期間生産限定盤)

南薫造

2016-01-16 15:53:12 | 300 絵画
昨年の暮れに友人とランチをした時の話。この時期が旬のフグが食べたいということで、広島の有名店である「正弁丹吾」へ。いつもは接待で座敷を使っているけど、この日は2Fのテーブル席。初めてだったけど、広めでまずまず。予約しておいた昼のフグコースが想定以上のパフォーマンスで、てっさからデザートまでを満喫。2時間ぐらいかかったかな。連れも喜んでくれた。

この店は広島の繁華街から少し外れた所にあり、普段は昼間に来ることがあまりないので、駐車していたパルコまで2人でブラブラ歩いていた時にひらめいたのが、せっかくだから画廊巡りでもしようかと。1、2軒まわり、最後に入ったのが「石森画廊」。場所が移転してからは初めて。軽いノリで作品を順に眺めていて、足が止まったのが1枚の風景画。身体が熱くなって。

絵のタッチと左下の特徴のあるサインから、作者が南薫造だということはすぐに分かった。気持ちを抑えて絵の下の机の上にあったプレートを確認してびっくり。4号という小さなサイズにしても、たった30万とは。もっと高いと予想していたから。「ひょっとして、長年憧れていた画家の作品が手に入るってこと?」と、半信半疑のままで興奮が徐々にピークに達したのは確か。

彼については伏線がある。昨年1月、同じ連れと二人で竹原へ遊びに行った時に、土産物屋の壁に飾ってあるのをふと見つけて、えらく感動したのを憶えている。「これって、まさか売り物じゃないよね」と言うと、「店の人に聞いてみたら」と言ってくれたけど、その時は何故か躊躇してしまい、後で聞けばよかったと後悔したっけ。そのことを連れも思い出してくれて。

「すいません、これ下さい」と、ほとんど会話がない状況で唐突に申し出たものだから、店長も驚いた様子。「彼の作品がこの価格ですから」と微笑みながら紹介してくれた。それから毎日眺めて楽しんでいるけど、おそらく彼が晩年を過ごした呉市の安浦近郊を描いたもの。秋の瀬戸内海がのどかで暖かい。これから一生、この作品と一緒に過ごせると思うと、とっても幸せ。

謹賀新年

2016-01-10 16:24:00 | 900 その他
新年明けましておめでとうござます。なんて言いながら、もう10日も過ぎてるし。かなり遅い気はするけど、何もしないともっと敷居が高くなるし。今年は年末から年始にかけて天気もまずまずで、かなり例年に比べて暖かかった。広島でもたいていこの時期に一度は雪が降っていた気がする。まさに暖冬。未だに車のタイヤをスタッドレスに交換しておらず、このままとしたい。

今年の正月は元旦に東京へ。というのも2日に名古屋で親戚一同が集まって食事をするという予定を立てたから。長野に住んでいる友人が東京で会いたいということで、それならと東京のホテルを予約。そこまでは良かったのだけど、正月に困るのは飲食店が営業していないこと。当たり前と言えば当たり前。結局元旦は、ホテルの中のフレンチレストランでディナーを。

そうそう忘れていた。元旦の昼に新幹線の中から夢中で撮ったのが富士山。いつもは気にならないのだけど、さすがに正月ともなるとなんだかね。やはり自分も日本人だなと思ったっけ。苦労したのは電線、電信柱、ビルとか、撮影を邪魔する障害物がひっきりなしに現れたこと。携帯のカメラで30枚ぐらい連続で撮影した中で、この1枚だけが唯一まともだった。

それで待ち合わせしていたホテルに着いたのが14時で、そこから東京タワーの写真を撮りながら、これからどうしようかと相談してまとまったのが明治神宮。ただし正月だし、東京では最も有名な初詣の名所なので、2日の午前中より元旦の夕方の方が空いているはずとの予想のもと、山の手線に乗りJR表参道駅で降りると、案の定、多くの客でごった返していた。

少し歩いて鳥居辺りまで来ると、広い参道は端から端まで人で埋め尽くされていて。だけど時間はかかったけど、まずまずスムーズに進み、生まれて初めて明治神宮へ参拝、しかも初詣で。連れの友人から、「後厄だから気をつけなさい」としつこく言われたりして。翌日の昼食を丸の内にある「Wolfgang's Steakhouse」で済ませて名古屋へ移動。なかなか充実していたかな。