或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

広島カープ

2015-10-03 08:16:27 | 890 広島
セ・リーグではヤクルトが優勝しちゃったけど、先週の金曜日に今季初めての野球観戦へ。もともと8月末のチケットを入手していたのだけど、その日に台風15号が九州を直撃したため、あっけなく中止が決定。その振替が1ヶ月も後だったということ。最近はとんと野球を見に行かないなあ、なんてサッカーもそうだけど。スポーツ熱が冷めている。

心配していたのは、9月末だとペナントのゆくえ、さらには順位が決定していたりするんじゃないかなと。それだと興ざめだから。幸い優勝は無理だけど、CSへ進出できる3位の可能性がわずかに残っていたのでモチベーションはそれなりに残っていた。出勤日だったので開始には間に合わないということで、友人と18時半にマツダスタジアム前で待ち合わせを。

入場して通路へ入ると大勢の客でごった返していた。とりあえず席へとバックネット真裏の内野席へ。周囲が赤いユニホームを着たファンだらけだったのは想定内だとして、3塁側2Fの対戦相手の阪神の応援席を除けば、ほぼ赤一色で埋まっていたのにはビックリ。ここ数年のカープファンの盛り上がりは凄くて、チケットも4月の発売時にほとんど売り切れたらしい。

まあ今年は、大リーグから黒田が帰ってきたり、阪神から新井が戻ってきたりと、なんとなく地元全体が優勝の条件が揃ったような錯覚に陥っていたのは確か。だけど、いざ開幕してみればスタートでつまずき、その後も打線がずっとピリっとせず、強いという感じはまるでなかったような気がする。逆に途中から持ちこたえて3位争いをしているのが不思議なくらい。

その日も今シーズンを象徴するような試合で、席に着いた時には既に3-0で負けていて、その後も数少ないチャンスにもう1本が出ずゼロ行進。8回に入ったころに「混むから、もう帰ろうか」と言い出すと、連れの友人も納得してくれた。帰宅して結果をチェックしたら、案の定スコアはそのまま。なんかねえ、ウン十年に一度ぐらいのチャンスだったのに。CSに向けて頑張れ。

宮島水中花火大会

2015-09-21 05:34:19 | 890 広島
北海道旅行の記事で投稿が遅くなってしまったけど、広島地区において、7月末の広島みなと花火大会と双璧をなしているのが今年の8月11日に開催された宮島水中花火大会。これに自分のクルーザーで出かけるのが毎年恒例となっている。なんて言いながら昨年は都合で行けなかったけど。北海道旅行から帰ってきた翌日だったので、少々お疲れモードだった。

打ち上げ場所は、嚴島神社大鳥居の沖合400mにある海上の打上げ台船。実はこれが2ヶ所あるところがミソで、大鳥居側では低くて小さめ、沖側では高くて大きめと、宮島沿岸から眺めると、大鳥居の後ろにこれらの花火が重なって見えるように工夫されている。一般客が近寄れるのは沖側だけ。というのも大鳥居側は、水深そのものが3mぐらいしかなく入れないため。

花火の開始時刻が19時40分と決められていたので、18時過ぎに現場へ到着。自分が係留している廿日市ボートパークから、およそ20分ぐらいだから、ホントご近所。既にプレジャーボートや漁船が集結していて、なんとか禁止区域を定めているブイのすぐ後ろへ船を止めることができた。だけど困ったのが、ブイが潮で流されたこと。10回以上も移動せざるを得なかったから。

場所を押さえた後は、その日の夕食の準備。友人と二人で準備して出かけたのだけど、彼女から船上で焼肉を食べたいとのリクエストがあったので、事前にカセットボンベ式の焼肉専用卓上コンロを購入。結果的にはこれが正解で、狭いデッキだけど、ちょうど二人の間にコンロを置いて、そこでいろいろと食材を焼いて食べながら、花火を楽しむことができた。

夕食が終わる頃には、潮の流れの影響で、船首が大鳥居の方に向いたので、屋根に上がって花火を鑑賞。彼女がその時にとってくれた悩殺ポーズを撮影したのが上の写真。うーん、ちょっとヤバイ。場所が良かったせいか、自分達の前には障害物が全くなく、寝転がった視線の先には、空いっぱいに拡がる花火が。これはねえ、まさに贅沢の極みって感じだったなあ。

鞆の浦

2015-08-17 05:15:19 | 890 広島
先々週の日曜日に友人と二人で広島県福山市にある鞆の浦へ。ここは昔からの観光名所。なのに、これまで一度も行ったことがなくて。日帰りだけど、海辺で温泉に入りたいという友人のリクエストがあった時、真っ先にここが脳裏に浮かび、すかさず予約。というのも世の子供達が夏休みなので、宿が混雑し、予約がなかなか思うように取れないというのが8月だから。

今回利用したのが鞆の浦温泉「ホテル鴎風亭」。部屋食をゆっくり楽しめ、館内の温泉も利用できるから。その日の朝10時過ぎに広島を出発。それからおよそ1時間、スマホのナビでは福山西ICで下車という指示だったけど、話に夢中になっていて通り過ごしてしまった。位置的にはもうひとつ先の方が近いという勘から、そのまま進んで福山東ICで降りたけど、これが大正解。

ICからほぼ直線で南下すると、東から鞆の浦へ入る形で、ラッキーにもホテルがすぐだった。中へ入ると、想像した程は大きくなくて、小ぶりなリゾートホテルという印象。ロビーのすぐ奥のデッキがバーベキュー会場で、これじゃ周囲から丸見えじゃんと、フツーの部屋食にしておいて良かったなと。案内されたのが4Fの海側の1室。広々としており窓からの展望が最高だった。

その時に連れの彼女が撮ったのが上の写真。鳶が飛んでいると喜んでいたけど、まさかここまで素晴らしいとは。古いけど、チック・コリアが率いるリターン・トゥ・フォーエバーのデビューアルバムのジャケットを思い出したっけ。想像以上に美味しかった和洋折衷懐石を堪能した後で、3Fにある温泉へ。瀬戸内海と仙酔島を眺めながらの露天風呂は、まさに”まったり”気分。

湯上り後に、鞆の浦の観光名所を散策。強い日差しの中、古く鄙びた街を二人でゆっくりと歩き、和風カフェに入りカキ氷を食べたりして。正直言って、泊まってまで見物する程のものはなく、観光地として整備されている訳でもないので、尾道と比べると見劣りするけど、日帰りとか旅行の途中で立ち寄るには良いのかなと。自分達二人は、十分に満足したような。



リターン・トゥ・フォーエヴァーリターン・トゥ・フォーエヴァー

広島みなと 夢 花火大会

2015-07-30 06:14:31 | 890 広島
先週の土曜日は、友人と二人で、この時期に毎年恒例で開催されている「広島みなと 夢 花火大会」へ。とてもお洒落なネーミングなのだけど憶えにくいので、地元では“宇品の花火大会”と呼んでいる。クルーザーを保有している自分にとって、これと8月に開催される宮島の花火大会は、絶対に外せない大事なイベント。まさに指を数えて待つ感じかなあ。

このところの台風続きで心配だった天気も、数日前から晴れの予想になっていて。朝、目を覚ました時には少し雲がかかっていたけど、徐々に快晴に変わっていった。友人を昼過ぎに迎えに行き、二人で最近できた近所のショッピングモールへ行き、食材を物色。最初は船上でバーベキューでもと考えたけど、そんな暇もなさそうなので惣菜で済ませることに。

彼女のリクエストで刺身、焼鳥、スモークドビーフと買い込んだけど、豆腐サラダも食べたいと言い出したので、アボガドやレタスを買って家に戻り、レシピを見ながら胡麻ドレッシングまで手作りし、タッパーに入れて完成。携帯用の小さめのクーラーに板氷を入れて食材を敷き詰めたら準備完了。あっという間に夕方4時を過ぎたので、いざ港へ。

愛艇に乗り込み、およそ30分で宇品港へ到着。驚いたのは、船の数が例年に比べて少なかったこと。そのうちと思っていたけど、結局そんなには増えなかった。最近プレジャーボートによる海難事故が多いらしく自粛要請がかかっていたからかも。開始時間の夜7時になっても周囲が明るく、日の入りは7時半ぐらいだったかな。結局始まったのが8時前。随分待たされた。

それからおよそ1時間、様々な花火が夜空を彩った。まさに夏の風物詩。夜風が気持ちよく、食事を楽しみながらの、至近距離からの観賞は最高だった。冴えなかったのがデジカメの写真。連写モードもトライしたけどイマイチ。逆にスマホで撮影していた彼女の写真は出来がすこぶる良くて。この記事の写真も彼女が撮影したもの。ちょっと悔しかったような。

望厳の湯

2015-06-22 07:09:46 | 890 広島
先週の日曜日は友人とプチ変則日帰り旅行へ。もともと船で海へ出たいというのが彼女のリクエストだったけど、梅雨で前日の天気予報が降水確率50%だったので、天気が良ければクルージングという目論見は諦めて、どこかランチへでもしようかとひらめいたのが安芸グランドホテル。というもの昨年だったかな、貸切露天風呂がオープンしたらしかったから。

このホテルは宮島の対岸から西へ車で数分走ったところにあって、カープの大野練習場と隣接している。かつては広島初のリゾートホテルというウリで、10年以上前に一度立ち寄ったことがある。ネットで調べていると、貸切露天風呂とランチのパックが企画されていて、ランチを食べると貸切露天風呂の料金が45分3,800円から半額の1,900円にディスカウントされることを発見。

これは使えるなと。貸切露天風呂がオープンした頃は確か5,800円で、誰がそんな流金払うのか不思議でしょうがなかったけど、ここまで安くしてくれるとは。12時過ぎに到着して館内へ入ると、客がほとんどいなかったのにビックリ。なんか寂れちゃったのかなと。1Fの和食屋に行くと、それでも数組客がいて、事前に注文しておいたコースを食べたけど、味はごく普通だった。

それから館内を探索したのだけど、ゆったりとした造りはまずまずだし雰囲気は悪くなかった。建物は海のすぐ傍にあり、桟橋もあったので、これは船で来て停泊しても良さそうだなと係の人に確認すると、ホテルの利用客ならOKとのこと。14時半になったのでフロントへ行くと、女性の係の方が離れに案内してくれて。そこが“望厳の湯”という名の貸切露天風呂だった。

「弥山(みせん)」と「紅葉谷」という名前の風呂が隣接していて、自分達が案内されたのは宮島に近い側の「弥山」。眼の前に瀬戸内海が拡がって正面遠方に宮島名物の大鳥居が見え、眺めは最高。特筆すべきは、近所の宮浜温泉から湯を引いている、いわゆる源泉かけ流し。海と湯面の際がないような設計になっているところが憎い。連れの友人も大喜びで、あっという間に45分が過ぎたかな。十分に堪能した後で自宅に戻り、夜は宮島口の「他人吉」へ。プチ宮島旅行気分が最高だった。


プライベートビーチ

2014-10-06 05:30:42 | 890 広島
天候不順続きの夏が終わったと思ったら、すぐにひんやりとした風が吹き初めてすっかり秋模様に。なんか変な夏だったなあ、今年は。特に広島ではまともに晴れた日がほとんどなくて。その意味では8月の盆明けから9月中旬ぐらいにかけて、つかの間の夏をむさぼるように楽しんだって感じ。そんな時に大活躍だったのがクルーザー。生活の一部として馴染んできている。

友人がクルーザーでいろんな所へ行ってみたいと言ってくれるので、「道の駅」ならぬ「海の駅」を頼りにいろいろとサーチ。中にはすぐ近くにビーチがあって、その近くレストランや温泉を持つ施設があって、しかもその近くに船を接岸できる桟橋がある、なんていうところもいくつか。この夏は、この中から数ヶ所へ遠征。といっても片道1時間以内の近場ばかりだったけど。

印象に残っているのが「のうみ海の駅」。戦時中に海軍兵学校があったことで有名な江田島にあって、その中心が国民宿舎「能美海上ロッジ」。いつかはもっとリゾートっぽくてお洒落な所へと思ってはいるけど、当分はその予行演習として近場で慣れようと。実際に行ってみると桟橋からロッジまで歩いて1分、ビーチまで3分という、とにかく便利な場所だった。

ただし期待もしていなかったけど、ローカルな雰囲気がむんむん。タコ天をつまみにビールを飲み、お薦めの瀬戸内海定食を食べてた後でビーチで貝堀りをして、それが終わると施設の2Fにある露天風呂でまったり。帰る前には1Fにずらりと並べてあった地元の野菜を物色。いろいろ買って帰ったけど、しいたけが想像以上に柔らかくて美味しかった。いや、感激したなあ。

そんなクルージングの帰りにいつも立ち寄るのが宮島の裏手。こじんまりとしたビーチがいくつかあって、人が泳いでいないこともしばしば。海岸近くにクルーザーを止めると、もうそこはプライベートビーチ。周囲に誰もいないし、誰も見えない、見えるのは海と島だけ。そんな開放感がとても贅沢で素晴らしくて。友人もすっかりハマってしまい、毎回せがまれるって感じ。




石亭

2014-10-05 08:09:44 | 890 広島
これもだいぶ前の話だけど、そのインパクトの大きさから記事にしておかなければならないかなと。仕事で忙しい友人をなんとかリラックスさせてあげようと、いつ休めるか聞いてみると「8月中旬の平日が1日だけだね」とのそっけない返事が。だけどこれをポジティブに捉えるのが自分のいいところ。最近会社の有給休暇をとってないから久しぶりに休んでみようかと。

世の中一般的に見て、有名どころは土日なんて半年前から予約がいっぱい。だから暇ができたから行きたいな、なんて感じじゃとても利用できない。だけどたまに平日なら空いていたりして。今回も日帰りで何処か良い処はないかなとネットで探していた時に見つけたのが自宅からけっこう近い宮浜温泉にある庭園の宿「石亭」。一度は行ってみたいとずっと思っていた場所。

プランが沢山あったので、どれにしようか悩んだけど、部屋付風呂がある”あずまや”と呼ばれる離れの2室が目に留まり、屋外に露天風呂がある「安庵」を希望したけど、後で旅館から連絡があり、「安庵」は既に予約があるので「居中庵」ならご用意できますということでそこに決定。後で知ったのだけど、この旅館は数ある広島の宿の中でダントツの人気NO.1だった。

当日の11時過ぎに宿へ到着。サロンで待っていたのだけど、そこから瀬戸内海を望む眺めが美しくて。仲居さんに案内されて「居中庵」へ移動。広い敷地の西の外れにあり、まさに隠れ家という印象。そのレトロな雰囲気が素晴らしくて。さらに2階に上がってみると、そこには半露天の檜風呂が。部屋の外を大きな桜の木が囲んでいて、春はさぞかし風情があるんだろうなと。

風呂でまったりした後は、二人にはちょうど良い広さの古風な居間で食事を。広島の季節の食材をふんだんに使った懐石料理が次々と並べられて。シメの穴子飯を食べ終わった頃には、これ以上の幸せってあるのかなと思わせるぐらい贅沢な時間が流れているのをしみじみと感じて。正直言って、めったにないと思う、こんな極上の宿は。それくらい感動したかな。


包ヶ浦

2014-07-12 06:41:24 | 890 広島
先週の土曜日に、宮島にある“ふじたや”で“あなごめし”を堪能した後は、泳ぎたいという友人の意向に沿って、大鳥居を横目にクルーザーを走らせ、砂浜がある島の裏手へ。ところが包ヶ浦に差し掛かった時に、「この辺りでもいいんじゃない?」とのコメントが返ってきて。夕方から別の用事があると聞いていたので、時間を有効に使うのなら近場の方が良いかなと。

包ヶ浦は宮島で最も有名な海水浴場で、フェリー乗り場にも近いし、夏の盛りには多くの人出があるのだけど、梅雨だし、まだそんなに暑くないので客はまばらだった。水際から50mぐらい離れたところにアンカーを降ろしたら、持参したクーラーで冷やしておいたシャンパンを取り出し、とりあえず乾杯。その頃には日差しも出始めて、気分も徐々に乗ってきたような。

ラジカセで渋めのボサノバを軽く流しながら、チェリー、グレープ、パイナップルといったフルーツをつまみ、グラスを片手に夏気分に浸っていると、「ねえ、泳ぎたい」との言葉が。「とりあえず足を海につけてみたら」と後部にあるスイミングステップを準備してあげると、水着姿になって足を水面につけたらしく、「冷たーい」という歓声が。想像以上に水温が低かったなあ。

ということで、泳ぐのはやめて日光浴に切り替え、バスタオルを持って2人で前面のデッキの上へ。横になって寝そべっていると、海辺で遊んでいるカップルや家族、ウィンドサーフィンをしているグループ等を遠目に眺めることができ、その感覚が、なんともリッチ。サプライズはその後。それなら屋根の上はどうだろうと登ってみると、そこは想像を超えた別世界だった。

まさに世界を2人占めって感じ。最高級のリゾートホテルの極上の部屋から、誰にも邪魔されずに海と島を眺めている、そんな雰囲気。おそらく周囲に自分達以外に何もない空間がそれを醸し出しているのだろうなと。これには友人も大感激。柔らかな夏の日の光を存分に受けながら、2人でしばし昼寝を楽しんだ。久しぶりに天国にでもいるような幸せな気分に浸れたかな。


湧永満之記念庭園

2014-06-26 14:38:55 | 890 広島
少し前の日曜日に友人と広島の県北にある湧永満之記念庭園へ。たまたまネットでここのバラが見ごろを迎えているという記事が記憶に残っていて。GWに黒川温泉へ行く途中で立ち寄った、久留米にある石橋文化センターでもバラ園を楽しんでいたので、なんかつながっているなと。今回の訪問は2回目。前回はいつだったか、少なくとも10年以上前だったのは確か。

梅雨の真っ只中というのにその週の土日はラッキーにも晴れ間が続いてくれて。当日の朝、出発前にスマホに目的地をセット。誘導されるままに山陽道から中国道へと高速道路を乗り継いで高田ICで降り、そのまま県道へ入り少し走ると、案内板が目に入って。だけどナビは真っ直ぐ行けという指示だったので、それに従い辿り着いた所は、なんと湧永製薬広島工場だった。

見渡す限りの田んぼの中に、やけにモダンな工場が建っていたのには驚いた。こういうセンスだから庭園とかも造ったのかなと思ったりして。Uターンして細い山道を登っていくと途中から渋滞していて。やはり皆思いつくことは同じみたい。およそ30分待ってようやく駐車場へ到着。歩くのにそんなに暑くなくて。園内には客が沢山いたけど、思ったよりはスイスイ見て周れた。

バラ園の中には、もちろん様々なバラが咲いていたけど、池なんかもあって、色とりどりの睡蓮がちょうど咲き始めていて。久留米で見て気に入っていた濃い赤色のバラを探して歩いたけど、結局見つからずじまい。ということは、ここに植えてあるのは一部の種類だけってことか。バラに詳しい友人がいろいろ解説してくれて改めて気づいたけど、バラって種類が多いんだなと。

工場を見たせいもあってか、興味を持ったのが庭園の歴史。調べると庭園の名前は湧永製薬の創始者で、息子が故郷での庭園造りを企画し、10年以上かけて従業員だけで施工したのだとか。1993に開園して一般に無料で開放。まさにフィランソロピーそのもの。素晴らしい会社だなと。いつかここの製品である無臭ニンニクカプセルの「KYOLIC」でも飲んでみようかな。


広島ドリミネーション

2013-11-30 07:08:11 | 890 広島
先週の日曜日の夜は、久しぶりに広島市街の夜を堪能。というのもこの時期恒例である広島ドリミネーションが開催されていたから。いわゆるライトアップの祭典。調べると1988年から始まっているので、もう20年以上も続いているのか。飲み屋街である流川で飲んだ後、タクシーで帰宅する途中に見かけるぐらいで、実際に会場へ行ったのは、これで確か2度目のはず。

それで、どうせ楽しむなら趣向をこらしたいなと。いろいろ調べていると、会場である平和大通りに面している広島オリエンタルホテルに格好の部屋があることを発見。”コーナーダブル”がそれで、建物の最も南側に位置していて、会場が高層から見渡せる。さらにはビューバスと呼ばれる窓際に設置されたお風呂に入りながら楽しむこともできる。なんだか嬉しくなってきて。

ホテルのHPには間取りが掲載されていて、同じ”コーナーダブルでも”、西側の部屋からだと、窓から会場がより広範囲に楽しめることを発見。予約後に電話して「できれば西側でお願いします」とリクエストを。すると「確約はできかねますが、ご要望として承ります」との返事が。それで当日遅い昼食を済ませてチェックインすると、ラッキーにも希望の部屋が用意されていた。

部屋に入ると、想像よりも広めでお洒落な雰囲気。期待していた窓からの眺めも最高で、あとは夜になるのを待つだけ。買ってきた赤ワインを飲んでいると、いつの間にか辺りが暗くなっていて、いよいよ高層からの広島ドリミネーション見学。さすがに16階からだと小さくしか見えなかったけど、大通りの灯りと相まって、スノッブな都会の夜景が楽しめた。

最後は実際に歩いて鑑賞しようとホテルから出ようとすると、ちょうどタイミング良く馬車が通りかかって。なんだか急にお祭りモードに入ったりして。それからいろんなオブジェを見て周ったのだけど、小さい子供を連れた親子やカップルでいっぱい。その夜は、たまたま暖かくて、ワインで少し酔いもまわっていて心地よく、気分は最高。しばしの素敵な夜の散歩だったかな。