※追記あり
1)土砂降りのスタート
午前4時目覚まし前に目が覚める。外の様子を伺えばザンザン降り。あ~あ、しょうがない。mont-bell パーサライトの出番だ。何人かにえっ、それで走るんですか?(もっとやる気のランニングスタイルで行けってことかな)って尋ねられて、あれ~って思ったけど、今回の強い雨とこの先の標高を考えてさっさと決断。レースではないし、その点でも気分的には守りの体勢。
7時のスタートに合わせて、スタートラインのキャンプセンター前へ移動。エイドごとに着替え・食料等の必要物品を預けられるのだけど、いつものことながらハリ天は預ける荷物は用意せず(あれこれ準備が面倒)。
午前7時、ドラマの始まりとしてはもってこいの土砂降りの中、確か72名の選手一斉にスタート。
賽は投げられた~!
2)順調な滑り出し
当たり前ですが、相馬・奥宮両選手がトップを引きます、当然です。
その後をこっしーとかのまダッシュさんとかDiet Go Go!! さんとかakihageさんとか・・・。
で、計算苦手のハリ天の予想タイムは、正直わかりませんって話していたけど、それでもサクッと回ってくる腹づもりでしたから、そこそこのペースは維持。心拍数で言えば140台でずっと行けるとベストかなって感じ。
楽に走っているつもりだけど、意外に高めの心拍数をちょっと気にしつつ、今年山トピ繋がりで親しくなったアズさんとペースがそろう。
程なくトレイル突入。えっ、こんな所から進入かって感じの入り。
雨はザンザン、道はジャブジャブ。早くも足下なんてどうでもよくなる状況。さっそくアズさんとボイスモード全開で進む。
静かで落ち着いたトレイルが続く。
こんな流れも乗り越えて、アドベンチャーっぽく。
雨と共にガスも激しく、西臼塚駐車場の第一エイド到着(22km)の頃はあたりは真っ白。
気温は低くないのですが、さすがに11月の雨の中をずっと走っていると温かい飲み物がうれしい休息。さっそくエイドに気づかず行き過ぎたというこっしー始めとする数人の先行グループと一緒になり、けっこうな人数で再スタート。
3)集団ロスト事件発生
楽しいボイスランは続く。雨とガスはそのまんま。・・と、分岐?フラッグもない分岐。この時点でおかしいって思わないとまずいのに。集団で走っていて誰も気づかないわけがないって頭になっている。取り敢えず方角的にはこちらだろうなんて雰囲気で進む。危機感なんて全くなし。ボイス益々絶好調。怖いですねぇ。
・・・と、そこへ白く煙る前方より5~6人の集団を引き連れるように現れたのは、まさかの相馬・奥宮両選手。
何だ何だ、何が起きたのか。慌てたというよりおかしくて笑っちゃう雰囲気。奥宮さんも、「あれ~、ハリ天さんじゃないですか、どっかで同じ様な・・・(知る人ぞ知る道迷い事件の再現フィルムのよう)」って笑ってる。
我々の集団も含め、どれどれと分岐まで戻る。さぁ、ここから地図と首っ引き。でも後で考えるともう地図からははみ出しちゃってましたね。トップを走っていたはずの両選手も相当な距離を走り、枝道分け入りながら戻ってきたとのこと。
いつものトレランレース感覚だとこうなってしまいます。
エイドまで戻るという両選手を見送り、反対方向に向かって走り去ってしまった数人の動向も気にしつつしていると、下から「ハリ天さ~ん」と奥宮選手の声。途中まで迎えに戻ってきてくださいました。お手数掛けました。
みんなで戻ってみれば、やれやれ、ちゃんとフラッグも目印のリボンも下がっているじゃないですか。確かにわかりにくいとも言えるけど、地図をしっかり確認していれば迷うこともないようなポイント。どうしてあんなに大勢が気づかなかったんだろうか。集団ロストってこんな感じで簡単に起こるのですね。
ハリ天的には、雨脚が強いしビニール袋に入っているとはいえ地図は濡らしたくないし、一緒に走っている選手が前後にいるので、まぁ道迷いの不安はほぼゼロに近く、ほぼ先行選手におまかせ感覚。大いに反省ですね。アズさんのGPSによれば往復で約5~6km、なんだかんだと40~50分のロスでした。
4)振り出しに戻る
と、口にしたのは相馬選手。まさにドンピシャ、言い得て妙。「振り出しに戻る」と言えば「すごろく」だなぁ。
さぁさぁ、こいつはゲームだ。気分を変え、気合いを入れ直して!
平安時代に開かれたという、4~5年前にある方から情報を伺っていて、ずっと通ってみたかった「村山古道」を上る。苔むした雰囲気のある登山道。なんかロスト事件なんてあっという間にどこかに飛んでいってしまった。
集団ロストの何人かはさらに進んでいたりしたのか、行方がわからず気にはなったがどうしようもなく(本部には奥宮さんが連絡済み)、アズさんと再スタート組の先頭でグイグイと進む。
途中で村山口登山道をはずれ、須山口登山道方面へ乗り換え。雨も上がった様子。
それにしても初めての登山道で新鮮というだけではない、大いなる魅力を感じるトレイルでした。
5)しばしの一人旅
頑張って登ってきて、ちょっときつくなってきたかなぁというあたり(須山口登山道との交差点)で、アズさん小休憩とのこと。スタートからかれこれおよそ5時間。ここまであっという間だったな。
一人になってずっと前に見えるオレンジの選手を追いかける。雲も切れてきて、遠くには青空も顔を覗かせている。いいぞいいぞ。
樹林帯から砂礫地に出ると雰囲気が一変。
一人になって暇になって、そうそう、そう言えばやってなかった自分撮り。ちょっと露出補正に失敗だったけど。
6)見慣れた御殿場口へ下る
ここ数年、毎年上った御殿場口登山道と合流。はるか下に数人の選手が見えてきた。なんだかなつかしいような感覚。一気に砂地を駆け下りて御殿場口5合目駐車場・第二エイドだ。
降り立ったら、やぁやぁ小虫ちゃんにnaokopさんのダブルnaoのお出迎えだ。
後ろに見えていたのはやっぱハリ天さんだったんだぁと大はしゃぎ。こちとらロストカバーのためにヒーヒーだったので一斉の口撃にオロオロ(?)。かどさんにもここでお会いできた。
ロスト話題でプチ盛り上がりの後、5人程で再スタート。
延々と先が見える砂礫の上りにうんざりし出したら急にきっついきつい。
ハリ天も含めて「トリプルnao(nao+naoko+naoto)」結成(命名ハリマネ)だったけど、実質二人の女性の超元気なおしゃべりに引っ張ってもらっている。(彼女たちはこの後も元気に女性のトップでゴール!だって)
今回の道のりで最もきついと感じていた数キロかも・・・。
・・とこのへんで一服。あんまり長いと読みにくいですからね。
それと、写真の分量の都合で本日はここまで。双六はこの後も続きま~す。
☆☆写真は明日公開します!お楽しみに~☆☆
本編(前編)の始まり始まり~!
ハリ天さんとのスーパーボイストレのおかげで足より口の筋肉痛ですよ(笑)
僕もまだまだですね!
朝の大雨に続き綺麗な雲海、まだまだドラマは続きますねぇ。
明日の後編も楽しみ~!
集団ロスト事件の真相が良くわかりました(^_^;;。
私も集団に入っていたら、間違いなく着いて行ったはずです。
幸いにして一人だったため、村山口トラップには引っ掛からなかったのですが、”え~、本当にこれが入り口!?”という感じでとても不安でした。
続きが楽しみです。
一人になってずっと前に見えてたオレンジの選手です。さらには吉田口で抜かされたものの、ゴールでなぜか抜き返すことのできた私です。
何だか半日くらいは一緒に行動していましたね。
やはりこれくらい長いと、一人より誰かが見えていたほうが励みにはなりますよね。
再来週のロゲインでまた会えるのではと思っていますが・・・
ちょうど、このあたりでも同じところをうろうろしてたんですね。
最後の旅をご一緒できてよかったです。
ゴールはアドベンチャーのパーティの気分でしたよ!!
自分の走り系レースは今シーズン終わりですが、来シーズンはまたガツンとやるつもりなのでよろしくお願いいたします。
まさに振り出しに戻ったり・・・続きが楽しみです。
おっ!オレンジはM隊長でしたか!
そうそう、前回のコメントで「富嶽周回」を「富獄周回」と書いちゃいました。
ま、ある意味「地獄」だったかも知れませんけど…^^;
つづきを楽しみにしております。
後半はさらに長かったようでお疲れ様でした。
ほんとうにお疲れさまでした。
あれからハリ天さんにはお会いできませんでしたが、若手の学生軍団には第二で会え楽しませてもらいました。
私は24時間弱富士山を満喫できました。
夜中はこれは遭難してるんじゃないかと心細く、人に会えたときはうれしくてしかたなかったです。
その後は数人で運命共同体で地図とにらめっこし、ゴールにも迷い、スタートではないところから野外活動センターに入りました。
来年も是非出たいですね。
お待ちどぉ~。って楽しみにして下さってありがとうございます。アズさんのような方がいらっしゃるので励みになります。頑張りましたよ~。
口の筋肉痛、お大事に~。
今日は休みなので、ただいま、長い長い後編もアップしました。
第一エイド前のちょっとわかりにくいあたりも、フラッグのお陰で全く心配なかったですからね。
あの時点ではロストするなんて、これっぽっちも思っていませんでした。
後で地図を見ていると、なんでこんなところをって感じですねぇ。ただ集団ついているっていうのはある意味怖いですね。
いい勉強になりました。