ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

第50回青梅マラソン

2016年02月23日 | 大会レポート


【兄弟対決はしないって話だった、、、】

前日の雨も上がり晴れて気温もかなり高くなりそうだった日曜日。
思いの外雲は厚く太陽もチラチラのみ。自治会臨時総会の進行役をもう1人の副自治会長さんが快く引き受けてくれたし、参集してくる自治会員の皆さんも「あれ?何でいるの?」「マラソン走らないの?」「早く行った方がいいよ」と次々と嬉しい言葉をかけて下さって途中退場しやすくなった。
おかげで慌てずにスタート前の準備も出来て、余裕を持ってスタートブロックに整列完了。ポポロの人達や青梅トレラン部の哲太くん達と談笑しつつスタートを待つ。



スターターの瀬古さんは大乗りでナンバーカード1番をつける川内くんに300万持って帰るんだぞ(コースレコードの賞金)と呼びかけ、会場を沸かせていた。


【弟撮影】

11時半、もう何度目のスタートになるのだろう。弱冠26歳・ハリ天のマラソン人生のスタートはこの場所から始まっていたのだ。今年はなんと還暦で迎えたマラソン。だけどもまだまだ走れる。
ワンブロック後ろに弟がいる。先日の別大で今年もサブスリーを達成し燃え尽きているのか、今年は「兄弟対決はなし」と言ってきていた。ふ〜ん。
ま、とにかく何となく「今年はこう走る」というような方針というか目標が定まらぬままスタートしてしまった感じだ。
1年前は60歳で迎える青梅は勝負だ!と口にしていたのだ。実際にその1年が経過してみると、なかなかそのモチベーションを維持することや目標に向かう練習を積み重ねることの難しさだけが残っているような。
スポ根アニメ風にそんなことをあぁでもないこうでもないと考えていたら、スタートしてしまっていた。

朝の心拍は普通。体重は何とか61kg台。エネルギーOK。痛いところや気になるところなし。重さもだるさもなし。
が、最近の傾向だけどどうもペースが安定しない。というかペースと心拍と感触が一致してこない。
流れに乗って早く感触を一致させようと盛んに試みたけど4分6秒から4分20秒あたりを行ったり来たり。そして心拍数は150を楽に超えている。あんまりいいことじゃない。
前に60歳以上の部3位入賞した元びわ湖ランナーのいっしーさんが見えたけど、ついて行くには無理があるのであきらめた。
やがて5km。相変わらず落ち着かない。苦しいようなそうでないような。
だんだんペースは上がっているけど自信がない。ふとこのまま少しずつ落ちていくのか、、、と弱気にもなる。
盛り返してやる!という気迫が湧いてこない。


【Thanks ハリーさん。次の写真も】

これじゃいかんと奮い立たせて御岳駅前通過。妻や友人達から盛大なる声援をもらい流石に元気が出た。
緩い上りが続くけど踏ん張ってみた。折り返してくる選手。川内選手は5番手、いつものように苦しそうな表情。
青梅トレラン部Tシャツトップを走るこーちゃんとエール。



折り返してすぐに15km地点通過。1時間5分ちょうど(公式1:04:59・ネットタイム1:04:41)。
さぁ、ここから上げていこう。すれ違う選手には目を凝らしエールを交換し合う。
かなりきついはきついけどしっかり走れる感触がようやくやって来ていた。遅いな。
1週間アルコール抜きをしたのに、久し振りに横っ腹(背)が痛い気がする。やだなぁ。
下りベースのペースが出来ている。上りではややスピードダウンしているけどしっかり走れている。
全体的にはやや冴えない感じの走りだけど、とにかく全力を尽くそう。気を抜くとペースが落ちるのでしっかりしろよって感じ。
宮ノ平の坂を上ってあと5km。ここからラスト勝負!と行きたかったのに、、、
上りきったあたりから一向にペースが上がらなくなってしまった。ダメ?そんなはずはない、まだ行けるぜ。
市街地に入る。PTAで世話になったお母さんが応援して下さるいつもの場所。そこは振り絞れた。
トレラン部のあっくん親子の大声援。笑顔が引きつってないか、オレ。
あと3km。足が出ねぇぞ!せめて2時間一桁台で入ろうよ。
あと2km。踏ん張るが情けない。


【弟カメラ】

もう東青梅駅と、突然後ろから弟が! グワーン。刺された。
ものすごい勢いだ。なにくそと付いてみたけどほんの100m程でジエンド。あれ〜
最後の2kmは3分台だったというからな。どうしようもなかった。
ゴール手前でみんなの大声援を受けるが苦笑いだよ。



それでも振り絞って振り絞ってゴールイン。
2時間10分16秒(ネットタイム2時間09分58秒)。弟に遅れること43秒(2時間09分33秒)。ゴールで待っていてくれたけどもうこちとら息も絶え絶え。ゼーハーゼーハー。



なんのタラレバも存在しない全力で現状を自らに見せつけた青梅マラソンはこうして終了したのだった。
最後にへたれてネガティブを逃したものの、ほぼイーブンで走れているし、痙攣のけの字もなかったし、何とか次に繋げたい、いや繋げるのだと敗者の弁。

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ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

コメント
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