久し振りにポテンシャルを感じるヤツに出会った。
ムカデのポテンシャル=脅威だ。
体幹のバネがきいているから割り箸で捕まえようとした時にピンと跳ねる。
箸を飛び越えて手首辺りに絡んできそうで一瞬びびった。
色も綺麗だ。鮮やかでツヤもある。きっちり割れた腹筋風の体躯も立派だ。
絶対に襲われない環境でしげしげと眺めると実に素晴らしいカラダなのだ。
昔、患者さんでもあった近所のおじいさんから、ムカデを捕まえたらオレにくれろ(ちょうだい)と言われていた。
食用油の中に何匹か漬けておくとのたうち回わらせ、その時に出たムカデエキス(油)がたっぷりしみ出た油は甲手(たぶん腱鞘炎等)にべらぼうに効くとか。フライパンで炭焼きにして食うのもいいぞと言われてもいた。
こんな立派なムカデを持っていってあげたらさぞかし喜んだろうな、とそんなことも思い出していた。