そう言えば去年も今頃同じ症状だった。
レースの後、スピードをあげてある程度の距離を走った後、突然にくしゃみ連発、そしてさらさらの鼻水。普段、申し訳ないくらい鼻炎や花粉症とは一切無縁なだけに、あわてる。
どうやら強烈に乾いた空気と冷気に鼻粘膜がやられた時の症状のようだ。確かに鼻で深呼吸をすると鼻の奥の方がツーンと痛い。痛くて強く息を吸い込むことは出来ない。ヒリヒリする。
粘膜は外からの侵略者から体を守る防護壁。その壁が一部やられてしまったのだな。普段なら平気で跳ね返しているちょっとの塵芥が簡単に進入してしまうので、とにかくあわててくしゃみと鼻水で追い出そうと我必死なのだ。
そんな時は・・・はなうがい。
人肌くらいのぬるい食塩水をコップに用意し、片方の鼻をズボッとつけ、もう片方の鼻を押さえて思いっきりぬるい塩水を吸い上げる。そのまま喉の奥に入り込んでくるので口から吐き出す。以前ひどい鼻炎持ちだったハリマネ(今はほとんど治ってしまった)直伝の「鼻うがい」だ。
初め聞いた時はそんなこととてもじゃないと逃げ出したけど、去年あまりの辛さに思い切って挑戦してみたら、痛くもなんともない。ちょっとズルズルと見た目はなんだけど、終わった後が実に快適。
今年も思い出して頑張ってみた。とりあえずは即、楽になる。余計なものは追い出し、後は粘膜の修復を待つだけなのさ。