ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

原因究明

2008年06月05日 | トレイルランニング

0605_dassui

【回顧録】
2001年7月長崎県五島列島・福江島、梅雨明け直後の第1回アイアンマンジャパン・トライアスロン大会に参戦。
まさかの好タイムでスイムを終え(ウエットスーツ着用で相当発汗していたはずなのに、2周回のスイムコース途中も給水せず、気分大いに盛り上がりつつバイクパートへ。バイクは当時最も練習量が多かった種目。当然のように飛び出しぐいぐいと順位を上げる。約30km程(約1時間)進んだ地点で当面のライバル氏に追いつくも、この直後あたりから徐々に頭痛、やがて吐き気も。地獄絵図の始まり。
どうして、どうしての自問に出てきた答えは脱水? 熱中症?
フラフラッと道の横に止まろうと近寄ると、なんばしちょっとねぇ!とおばあちゃんの容赦ない熱い熱い叱咤。止まるに止まれず、ならばとエイド毎に氷水を飲みまくり、あびまくる。垂れてきた氷水がバイクシューズに溜まり、冷えちぎった足が痛くてたまらず、灼熱のアスファルトの上に降り立たねばならぬ有様。何度も訪れる急坂は泣きそうになりながら止まる寸前のようなスピードで登る。110km地点。ハリマネ、次女(当時高3)の応援ポイント(注:長男は車で昼寝していた)。ちょ、ちょうしわるいよ~って、でも心配かけないように笑顔で近づいたつもりだったけど、彼女たちはずっと前から蛇行していて何ふざけているのかと思ったと。なんとか水をがぶ飲みしながらレース続行していると、やがて150kmのボード。ここを通り過ぎた途端、本当に突然に、何事もなかったかのように復活。体に水が十分に回ったのですね。あとはいざ遅れを取り戻さんとガンガンに攻める、攻めた、Yes I could・・・。

これが私の脱水・熱中症体験のあらまし。
日曜日の頭痛+吐き気の症状をあらためて思い返してみると、ちょうど同じような感覚。早朝5時スタートもあり、長袖・手袋がちょうど。気温は雲取避難小屋で7度、酉谷避難小屋で13度。もっと暑くなるかとの予想ははずれ、大変涼しく快適な日和。直射日光にさらされ続けているわけでもないので熱中症はちと除外。残るは脱水。こんな天気だと水のことはほとんど不安がなく、スタート前は朝の牛乳1杯ほど。サイクルボトル1本に愛用のアフリカつばき茶、もう1本にパワージェル5個+メダリスト4袋(200ml用)を水で溶いたもの。ハイドレーションは空のままで登りはじめ、雲取山荘にて補給。
汗が流れる感覚はさほどなく、水分もほんの二口ほどで雲取山まで。手袋はぬぐった汗で濡れていて、それが冷えて冷たく感じていたのだから、それ相応に発汗はあった。だいたいハリ天の体脂肪がやけに高いというのは、どうも体の保水率が低いからではないかという説がそのスジ(どんなスジ)で最近有力。
・暑く感じていなくても運動による発汗あり。
・暑く感じていなくていつもより給水はうんと少なめ
・ハイドレーションに入れた水がまずくて飲む気にならず
・標高1800m~2000m地点でのランニング。
・ここ1ヶ月で何度も訪れている場所だが、いつもに比べてやけに手の浮腫みが大。
・給水していないのに、おしっこはやたら大量に。
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・血液が非常に濃い状態になっていて、毛細血管には巡りにくくなっていた。

さらに、決定打は帰宅後の体重が2kgも減。食べていないから当然?いや運動後の体重減はほとんどが水分の消失によるもの。しっかり給水ができて、いいパフォーマンスを発揮出来たときは体重は変わらないか、逆に増えている。
単なる疲労蓄積による撃沈なら、だるいとかしっかり走れないというだけで頭痛や吐き気は余計。

0605_dassui02 ・・・う~ん、やっぱり、どうやら、脱水症状による頭痛及び吐き気だったとの結論に達したような気がします。水分あなどることなかれ、です。


【本日のトレーニング】
・6kmjog/39min.

緑風堂鍼灸院WEBSITE
ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

コメント (6)
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