卓の葡萄「まるで家庭じゃないみたい」 高柳克弘
卓の上の葡萄は、白磁の大皿などに房ごと盛られている。
まるで静物画のモデルのようで、手を付けるのも気が引けてしまう。
「」の独白が、傍観的な視点となって、まるで、
家庭じゃないみたいに、人の気配が感じられない。
2011年版「俳句年鑑」より抄出。(Midori)
卓の上の葡萄は、白磁の大皿などに房ごと盛られている。
まるで静物画のモデルのようで、手を付けるのも気が引けてしまう。
「」の独白が、傍観的な視点となって、まるで、
家庭じゃないみたいに、人の気配が感じられない。
2011年版「俳句年鑑」より抄出。(Midori)