入園式帽子は脱がず返事せず 村川順子
揃いの制服と帽子を身につけて、賑やかな園児たち。
いよいよ入園式のはじまりだ。ところが、我が子(孫)は、
帽子は脱がず、呼ばれても返事もしない。
しかし、それはりっぱなアイデンティティーの芽生えだ。
帽子を脱がず返事をしなかった理由はちゃんとあった筈。
「右へ倣え」ではない自己主張も時には必要だ。
困惑というより、どこか頼もしさを感じている作者のようだ。
「阿蘇」8月号より抄出。(Midori)
揃いの制服と帽子を身につけて、賑やかな園児たち。
いよいよ入園式のはじまりだ。ところが、我が子(孫)は、
帽子は脱がず、呼ばれても返事もしない。
しかし、それはりっぱなアイデンティティーの芽生えだ。
帽子を脱がず返事をしなかった理由はちゃんとあった筈。
「右へ倣え」ではない自己主張も時には必要だ。
困惑というより、どこか頼もしさを感じている作者のようだ。
「阿蘇」8月号より抄出。(Midori)