裸身ひるがへして滝の落ちにけり 岩岡中正
前書に、「白糸の滝」とある2句の中の1句。白糸の滝は、全国各地に存在するが、ここは阿蘇郡西原村の奥地。幻想的な滝として知られている。さて、阿蘇山の湧水が、やがて川となり、滝となって落ちる瞬間。滔々と流れる水は、ここで一気に白い飛沫となって解放される。それは、作者が滝と一体化した瞬間でもあった。きらきらと輝きながら落ちてゆく滝は、まさに水の「裸身」のようだ。神秘的な滝のスポットならではのロマンが感じられた。「阿蘇」9月号より抄出。(Midori)
前書に、「白糸の滝」とある2句の中の1句。白糸の滝は、全国各地に存在するが、ここは阿蘇郡西原村の奥地。幻想的な滝として知られている。さて、阿蘇山の湧水が、やがて川となり、滝となって落ちる瞬間。滔々と流れる水は、ここで一気に白い飛沫となって解放される。それは、作者が滝と一体化した瞬間でもあった。きらきらと輝きながら落ちてゆく滝は、まさに水の「裸身」のようだ。神秘的な滝のスポットならではのロマンが感じられた。「阿蘇」9月号より抄出。(Midori)