JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

アホでいいもん

2013年07月17日 | a-c

昨日今日と過ごしやすい・・・というより、西日本の方々には大変申し訳ないのですが、朝晩は肌寒いほど涼しいんでありまして、楽してます。ただ、また暑くなったときのギャップはじつに心配なんですけどね。

そんなこんなで今年もまたあの日がやってまいりました。
え?何の日かって?そりゃア~タ、7月17日、我が心のよりどころジョン・ウイリアム・コルトレーンの命日ではござんせんか。

彼は
「1926年9月23日、午後5時30分、ノース・カロライナ州ハムレットの洋服仕立屋の一人息子として生まれた彼は、1967年7月17日、午前4時、ニューヨークのハンティントン病院でジャズの巨星として旅立った。」
のでありますよ。
そして、遠く離れたここ日本の田舎町にも、未だ彼の死を惜しみ毎年この日を『マイ儀式の日』として、特別な思いで過ごすアホがおるのであります。

私が彼に心酔した経緯は、もう何度となく語らせていただいておりますし、都度、彼の響きに助けられたお話もまた「耳タコ」であると思います。それでもなお私にとって語り尽くせない存在、それが、彼、ジョン・コルトレーンなのであります。

とは言うものの、そんな私も歳をとり、特に晩年の彼の演奏を聴く機会は少なくなってきています。
なんて言ったらいいかなぁ、聴く場所と時間がかみ合わなくなっきているとでも言いましょうか、朝っぱらから「EXPRESSION」でも無いでしょうし、飲みながら「ASCENSION」でも無い、まして運転しながら最後の演奏「THE OLATUNJI CONCERT」なんぞ聴いたら事故起こしますって(笑)

そのためにも、今日、『マイ儀式の日』は、私にとって年々重要な日になってきている気もします。つまり、落ち着いて彼に没頭出来る、そんな時間を与えてくれるからです。

事実、今朝は一時間早起きして顔を洗い、コーヒーを一杯飲んで気を引き締め、朝っぱらから「THE OLATUNJI CONCERT」を聴いてきました。(もちろん、ヘッドフォンでね)
え?我慢大会か?って、そりゃまぁ、かなりきついところはありましたが、私の場合、一度聴き始めれば心酔しますから・・・・あはは、「失敗したなぁ」と思ったのは、その後何もしたくなくなった事と、『あまちゃん』を見逃したことです。(笑)

もちろん、車中でも「LUSH LIFE」やら「SOUL TRANE」やら「STARDUST」なんぞを聴き、これからも聴ける時間帯にはコルトレーン責めでいこうと思っております。そして、仕事は通常の半分以下の真剣度で済ませ、なんとか今日中に帰宅して儀式を執り行えればと・・・・(アホか)

おそらく、明日の朝は、コルトレーンとお酒、二つの二日酔いに悩まされておることでしょう。

「アホだと思うヤツは思え、あたしゃ、それほどまでに彼を・・・愛してるんだい!」
(やっぱ、アホだ)

さて、今日の一枚は、7年前の今日、紹介した一枚です。
コルトレーンの事実上最後の演奏であり、今日の私のやる気を全て持っていった一枚であります。(笑)
つまりですね、私ですら朝から聴くアルバムではないということです。
録音は最悪無茶苦茶、最後まで聴き通せる心構えと体力が必要というか・・・あはは、いかに私でも他人には絶対進めないでしょうねこのアルバム。

でもね、死を三ヶ月後に迎えようとしてなお、吹き続けるトレーン、これを聴いてやれずに何が「コルトレーン命」でありますか。
長いギャリソンのソロで始まるトレーン最後の「MY FAVORITE THINGS」、私はありがたく心して最後の一滴まで受け止めさせていただきます。

THE OLATUNJI CONCERT : THE LAST LIVE RECORDING
 / JOHN COLTRANE

1967年4月23日録音
JOHN COLTRANE(ts,ss) PHAROAH SANDERS(ts) ALICE COLTRANE(p) JIMMY GARRISON(b) RASHIED ALI(ds) ALGIE DeWITT(bata ds) JUMMA SANTOS(per)

1.INTRODUCTION BY BILLY TAYLOR
2.OGUNDE
3.MY FAVORITE THINGS



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