JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

天声人語に諭されて

2013年07月04日 | a-c

紫陽花やきのふの誠けふの嘘

今日の『天声人語には、この子規の一句が引用されておりました、「候補者や政党の不実のことではないが・・・」という行でありましたけど、なんですかねぇ私なんぞは今回の参院選には今一つ身が入らないと言いますか、誰を選んでも結果いっしょといったあきらめが・・・・・・いやいや、それは今回に限ったことでもないのでしょうけど、特に感じてしまっているのも事実であります。

それは、衆議院ではなく参議院だからなのか?それともしょせん嘘つきを何人送り込んでも仕方がないという虚しさなのか?
「嘘つきは政治家の始まり」との言葉を耳にして久しい今、それでも一粒の人間らしさに期待することに疲れてしまった?いやいや期待する自分が馬鹿なのだと反省したから?かもしれませんな。

それでも、
「ポケットに一票がある。その一票を温め投じれば、かすかな高揚もわく。民意と言えば漠然とするが、ほぐせば一人、小片が集まって鞠のように咲くアジサイに、どこか似ている。」
『天声人語』に諭されれば、多少なりしも「それじゃイカン!」と自分に言い聞かせてもおります。

ネット選挙も解禁となり、彼らの嘘と誠もより確認がとりやすくなるのでしょう。ならば彼らの一言一句、どれほどの嘘つきなのか四年間かけてじっくりと見定めるのも一興か?いやいや、我々小市民にその余裕は無いんですけどね。

ともかく、興味がわかないからこそ、嘘つきの言い分をじっくり聞いて一票を投じてみようかと思っています。でも、そこに一粒の人間らしさも感じることが出来なければ、「誰もいません」と書いて、無効票を投じてくるかな?
一つの提案として、選挙結果には影響ないとしてですよ、投票用紙に「該当者無し」という選択項目をおいて、その票数を発表する・・なんてこたぁ出来ないよね。(笑)

とにもかくにも国の動向を左右する国政選挙には違いありません。それぞれがそれぞれに思う一票をまじめに投じようではありませんか。
おっと、私しゃ選管の回し者じゃありませんぜ。(笑)

さて、今日の一枚ですが、もちろん過去に紹介済みであります、ありますけど、昨日の「MIDNIGHT WALK」つながりで、ダラー・ブランドを持ってきました。
前回紹介したのは5年近く前ですから、まっエエでしょ

「♪サリーハシリデカナカナニ、ウェップ・・・・♪」(嘘だよ、そんなこと言ってないよ)
このアルバムもジャズかと訊かれると、ちょっとだけ「?マーク」が浮かばないわけでもありませんが、私は何故か引き込まれるところがあります。
二人のボーカルが上手いとか下手だとか言うんじゃなくてね、なんてぇかなぁ、こう大きな大地的な、そんなものが心に芽生えてくるというか・・・・
でもまぁ、好き嫌いはハッキリとするアルバムではありましょうね。

私は夕べ飲んで帰った後、風呂上がりにビールを飲み直しながら、一人ヘッドフォンで聴いたんですが、「MSUNDUZA」のダラーのフルートを目を閉じ両手を広げ何故か腰をくねらせながら聴いておりました。
そして「GOOD NEWS / SWAZI / WAYA-WA-EGOLI」の出だしのピアノソロからのベースソロ、私この2から3曲目への流れ好きなんです。
つまり、そんなアルバムです。(ナンノコッチャ)
ちなみにラスト「MONIEBAH / THE PILGRIM」は、ふつうに聴ける一曲となっておると、思うのですがいかがでしょ?(そうでもないと思うよ、笑)

「♪ア~~~ラ~~~~~アバララ~~ウアバ~~ル アシカノハハハインバイ・・・・♪」(だから、そんなこと歌ってないって)

GOOD NEWS FROM AFRICA / DOLLAR BRAND
1973年12月10日録音
DOLLAR BRAND(p,fl,vo) JOHNNY DYANI(b,bells,vo)

1.NTSIKANA'S BELL
2.MSUNDUZA
3.GOOD NEWS / SWAZI / WAYA-WA-EGOLI
4.ADHAN & ALLAH-O-AKBAR
5.THE PILGRIM
6.MONIEBAH / THE PILGRIM