JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

さんま苦いか塩つぱいか

2006年09月17日 | d-f

大型の台風が、猛威を振るっていますね、私は遠くの地から大きな被害が出ないことを祈るしかありませんが、影響ある地域の方はじゅうぶんにご注意い下さい。

今日の私は例によって夕食当番、ところがどうにも手をかける気力が無くて、刺身でごまかすことにしました。
刺盛りに、缶詰ウドの煮物に、キュウリと茄子のもみ漬け、これで勘弁してください。

刺身は、けっこう脂ののった鰹に、平目、そして秋刀魚です。秋刀魚はナメロウも添えてみました。
秋刀魚は、まだ脂ののりがいまいちですけど、刺身にするにはちょうど良いかもしれません。
ところで、秋刀魚は雄より雌が美味しいって知ってました?
「そんなこと言ったって、雄か雌かわかんないじゃん」ってですか?
それじゃあ見分け方をお教えしましょう。さんまの口先が黄色もしくはオレンジ色なのは御存じですよね。雌はこの色がオリーブがかって丸みを帯びています。秋刀魚をお買い求めになるときには気をつけてみてくださいね。

あとは刺身にするなら、目が透き通っていて、うろこが残っているもの、ピンと立つもの、そんなところが見極めでしょうか。
えっ?秋刀魚にうろこがあるのかって?
あるんですよ、剥がれやすいうろこは鮮度が落ちるとほとんど着いていないものです。詳しいことをお知りになりたい方は、日本で唯一生きた秋刀魚を展示している水族館『アクアマリンふくしま』のホームページでも覗いてみてください。私のように繊細な秋刀魚君の生態がわかりますよ。(笑)

「秋刀魚が出れば、あんまが引っ込む」、安くて美味しい秋刀魚は栄養たっぷり、鰯が高級魚になってしまった今、秋刀魚だけは庶民の味であり続けて欲しいものです。

秋刀魚の話となると、落語『目黒のさんま』がすぐ頭に浮かびます。
「やっぱり、さんまは目黒にかぎる」ってあれですけど、江戸時代、目黒は将軍家の鷹狩り場でした。鷹狩りの後休憩を取ったのが、百姓、彦四郎の開いた茶屋だったそうで、将軍家光がこのオヤジの人柄にたいそう惚れ込み、「爺、爺」と呼びかけ、以来この茶屋は『爺が茶屋』と呼ばれることとなります。ここを舞台にできた話が『目黒のさんま』だと言われています。
この『爺が茶屋』は、歌川広重の『名所江戸百景』にも描かれていますよね。

殿様がめしあがったのはもちろん刺身ではなく、焼き秋刀魚だったわけですけど、焼いた秋刀魚を食べる前に
「さんま、さんま、さんま苦いかしょっぱいか」って、必ず言ってから食べる人って、あなたの周りにいませんか?
今日はこのもとの詩、佐藤春夫の「さんまの歌」の一部を紹介しておきます。

  あはれ
  秋かぜよ
  情あれば伝へてよ、
  夫に去られざりし妻と
  父を失はざりし幼児(おさなご)とに
  伝えてよ
     男ありて
  今日の夕餉に ひとり
  さんまを食いて
  涙をながす  と。
  さんま、さんま、
  さんま苦いか塩つぱいか。
  そが上に熱き涙をしたたらせて
  さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。
  あはれ
  げにそは問はまほしくをかし。


あれ?思ったより暗い詩でした。?

さて、鰹も秋刀魚も、「戻り○○が美味しい」と相場が決まっています。そこで今日の一枚は「戻りケニー・ドリュー」なんてのは、いかがでしょうか?
ヨーロッパ時代のドリューをどう評価するかは、人それぞれとして、アメリカに帰って録音したこのアルバムを聴くと、忘れかけていたあのドリューが・・・・・「う~ん、やっぱりドリューはこれだよな」なんて思ってしまいます。
私には「戻りケニー・ドリュー」は、とても美味しい代物でした。

HOME IS WHERE THE SOUL IS / KENNY DREW
1978年10月15日録音
KENNY DREW(p) LEROY VINNEGAR(b) FRANK BUTLER(ds)
1.WORK SONG
2.PRERUDE TO A KISS
3.WEST OF EDEN
4.IT COULD HAPPEN TO YOU
5.ONLY YOU
6.THREE AND FOUR BLUES
7.ENDING
8.YESTERDAYS

四角い笹かま?

2006年09月16日 | s-u

昨晩は、いつものバーで飲んだくれておりました。

「バブさん、『笹かま』食べる?」
そういえば、ママは今週初めに仙台に遊びに行くと言っていたんだっけ
「一人一人お土産買ってくればよかったんだろうけど・・・・」
とんでもありません。客、一人一人にお土産など買ってきたのでは、お安く遊びに行かれた意味がない。
「うん、それじゃ一つだけいただこうかな」
「ずんだ・チーズと、とびっこ・サーモン、サラミ、わさび・チーズ、どれがいい?」
「えっ?」

時代は変わったというか、進んだというか、仙台名物『笹かまぼこ』も大きく様変わりしているんですね。

「ずんだ・チーズ????? まさか甘いかまぼこじゃないよね」


上の写真の左から2番目が、ずんだ・チーズ
その隣がとびっこ・サーモン
下の写真はサラミ、わさび・チーズがフューチャー(笑)された
もので、こちらは定番の笹の葉のかたちをした『笹かま』でした。

目の前に出されたのは、笹のかたちをした定番の『笹かま』ではなく、本物の笹の葉っぱに包まれたまさに『笹かま』(?)
笹の葉を開いてみると、袋に入った四角い代物が出てきました。

「げっ!笹の葉っぱの意味ねぇーーーー!」

袋を開けると、白いかまぼこの中に緑の豆と黄色いチーズが見え隠れ、

「ずんだって、豆チーズじゃんね、これじゃ」

ずんだとは、枝豆をすり潰したものをそう呼ぶと認識していた私は、おもわずつぶやいてしまいました。
(好意で出してくれたお土産に、こんだけぶつくさ言うひとも言うひとだ)

それでも、味はなかなかのもので、チビチビつまみながらグビグビ飲んでまいりました。
ママ、美味しいお土産ありがとうございました。

帰りの代行タクシーの中では、最近の飲酒運転問題について、運転手さんと語り合い、
「今までの取り締まりのやり方が間違ってるんですよ、飲酒運転をしてから捕まえるんじゃなくて、飲酒運転させない取り組みを警察もしていかないと」
という、運転手さん
「二、三日前は、検問ずらっとやってたけど、今日なんかぜんぜんいないですよ。警察はね、捕まえるのが目的だから、そうじゃないと実績になんないのかね、二人ぐらいで各駐車場の前で、朝まで駐車場利用者に注意していくみたいなことやってもいいと思うんだけどね。」と運転手さんは続けます。
「その通り!!」
警察も飲酒運転者を捕まえるだけじゃなくて、飲酒運転をさせない努力が必要だよね。
「私はね、大酒飲みなんで、必ず代行使いますよ。」と私、
「いつも、ありがとうございます。」
行き先を告げずとも(いつも使っているから・・笑)、代行タクシーは、私を我が家まで安全に送り届けてくれましたとさ。

さて、今日の一枚は、前回同様、ジョージ・ムラーツがベースを努めた一枚にしてみました。
ズート・シムズがソプラノ・サックスを、歌心満載で聴かせてくれる、なんとも暖かいアルバムだと思います。特に4曲目「BLUES FOR LOUISE」が私はお気に入りです。
レイ・ブライアントもいい味出してますよ。

ZOOT SIMS : SOPRANO SAX
1976年1月8,9日録音
ZOOT SIMS(ss) RAY BRYANT(p) GEORGE MRAZ(b) GRADY TATE(ds)
1.SOMEDAY SWEETHEART
2.MOONLIGHT IN VERMONT
3.WRAP YOUR TROUBLES IN DREAMS
4.BLUES FOR LOUISE
5.WILLOW WEEP FOR ME
6.WRAP UP
7.A GHOST OF A CHANCE WITH YOU
8.BAUBLES, BANGLES AND BEADS

おまけ、
仙台といえば、『定禅寺ストリートジャズフェスティバル』が、今年も先週末に行われたはずですよね。今年はどんなもんだったのでしょう?
『定禅寺ストリートジャズフェスティバル』は始まって何年になりますか?
たしか、最初は、仙台の地下鉄開通に合わせたイベントでしたよね。その何年か後から、現在の実行委員会形式で行われているのだと記憶していますから、もう20年近くたつんじゃないでしょうか、継続は力、今や仙台の名物コンサートへとなっていますよね。これからも頑張って続けていってもらいたいイベントです。

井上尚登そっちの地方普及委員長

2006年09月14日 | g-i

最近読んだ本をヅラッと並べてみると、ちと、「オヤジ臭い本ばかりかなぁ」なんて思ったりして、

昨晩、趣味部屋に避難してからのことですが、大学時代の友人SIGEから電話が入りました。
「元気してる?今、何人かで飲んでいて、バブの話になったもんだから・・・・」
「元気だよ」
「チャリンコも、Nさんも、尚登もいるよ。尚登の出版祝いを横浜でやってんだけど、バブこれから出てくんか?・・・なんちゃって」

井上尚登くんが、新刊「T.R.Y. 北京詐劇」を出版したことにかこつけて、同級生と先輩、6人で飲んでいたのだそうです。
「おまえ、尚登が新刊出したの知ってた?」
「えっ?出たの?」
「だめだよ、おまえは『井上尚登そっちの地方普及委員長』なんだから」
「なんじゃそりゃ」

これが、昨日の記事に『さらに追伸』を載せた理由であります。
しかし、勧めながら自分が読まないのでは、主人公「伊沢修」と同じ詐欺師になってしまいますので、本日購入してまいりました。


  
右が作者、井上尚登です。(昨年の雑魚寝飲み会のときの写真)

あらためて紹介しますと、井上尚登は私の大学時代の友人で、1999年に「T.R.Y. (トライ)」で、第19回横溝正史賞正賞を受賞しました。「T.R.Y.」は、織田裕二主演で映画化もされましたので、御存じの方もいらっしゃると思います。
その後、「C.H.E.」「キャピタル・ダンス」「リスク」などを出しましたが、今回、満を持して、「天才詐欺師、伊沢修」を再登場させたのです。
さて、内容はいかに? (まだ、読んでいないので、これは紹介できませんね)
ぜひとも皆さん、書店・ネットにてお買い求めいただき、お読みただけますよう、心からお願い申し上げます。
「SIGE、『井上尚登そっちの地方普及委員長』としては、こんなもんでいいかな?」

おっと、ついでといっては申し訳ないのですが
先日、中学校時代の友人、N.S.君から
「読んで、聴いてみて」と手渡された本とCDを紹介します。
ガンと戦いながら、路上ライブ、コンサート、CD発売と、NET FORUM 「戦うオヤジの応援団」との出会いを機に、頑張り続けるオヤジ、東田寿和氏のエッセイ「西へ向かう」と同名のCDです。
日本テレビの「24時間テレビ」でも『奇跡のフォークシンガー』として紹介されたそうですので(私は見ていないのですが)、御存じの方もいらっしゃるかもしれません。
同年代のオヤジとしては、いろいろ考えさせられる一冊だと思います。よろしければ、こちらも一読下さい。

ちなみにどちらもAmazonで購入いただけます。(「T.R.Y. 北京詐劇」「西へ向かう」)

さて、今日の一枚は、尚登の写真を見ていて、なんとなくこの一枚を選んでしまいました。(笑)
以前にジョージ・ムラーツ「PORGY & BESS」を紹介したときに話したと思いますが、ローランド・ハナとムラーツの二人は、サド・メル・オーケストラを聴きに行ったときから、大好きなコンビです。
このアルバムでも、二人の息はピッタリいい感じ、
ハナはもちろん良いのですが、4曲目「ODE TO A POTATO PLANT」でのムラーツのベースも絶品です。
なお、邦題アルバム名は「ジャズ・ポートレイト」です。

AT HOME WITH FRIENDS / ROLAND HANNA
1977年2月17日録音
ROLAND HANNA(p) GEORGE MRAZ(b) RICHARD PLATT(ds)
1.CHERYL
2.TIME FOR THE DANCERS
3.FLIGHT TO ANN'S VILLE
4.ODE TO A POTATO PLANT
5.JED
6.DOUBLE INTENTIONS


今日は正月か?それとも・・・

2006年09月13日 | m-o

どうゆうことでしょう????
珍しく飲まずに帰ったからでしょうか????
我が家の夕食が・・・・・・・・・・!?

今日は正月じゃないよなぁ?誰かお客様でもいらっしゃるんだっけ? 
しかも「日本酒がいいんでしょ」なんて訊かれちゃって・・・・・・・・・・!?
あれ?なんかマズイことがバレたのではないだろうな???
もしそうなら、早めに謝っておいたほうがいいし・・・・・・・・・・!?
でも、最近はそれほどバレて困るようなことはしていないはずだし・・・・・・・・・・!?
ならば、とてつもない要求でも控えているのかも・・・・・・・・・・!?
でも、もしそうじゃないとしたら・・・・・・・・・・!?
あーーーー、きっと異常気象が襲ってくるんだ! いや地震かもしれない!
怖い、怖いよー!!!!

じつを言えば、今日ご近所さんからたくさんのいただき物があったのだそうで、ほとんどが生もの、ウニに生の蟹足、生ハム、ラム肉、冷凍ピザに赤ワイン???(なんじゃい、その組み合わせは!)
「肉じゃがとお新香で済まそうと思ったんだけどね。生ものだから」


焼き蟹です。

いちおうジャガイモの面取りをしてありましたので褒めてはみたのですが・・

「ごま豆腐は仕入れてきたんだからね!、生ハムとイチジクのサラダは、だれかさんがどっかのタカ~~イお店で、食べて美味しかったって言ってたから作ってみたんだけど、タカ~~イお店みたいに美味しくないでしょうけど!」
「いえ、そんなことありません。とても美味しゅうございます。ハイ」


ごま豆腐の上にウニを乗っけただけ

これが生ハムとイチジクのサラダです

美味しいものを食べるのに、しかも自宅なのに、この針のむしろに座らせられたような気分はなんなんでしょうか?


バブ直伝「おこげもどき」

最後は、私直伝の「おこげもどき」まで出てきました。
ぜったいに、この食卓には裏が・・・・・・・、企みが隠されています。やっぱりコワーイ!

さて、妙に酔えない今晩は、モンクでも聴きながら、趣味部屋で飲み直しといきましょう。
セロニアス・モンクがタイム誌の表紙に起用されたのは、1964年2月28日号でした。本来はその前年に起用される予定でしたが、ケネディ大統領暗殺事件の影響で、延期されたのでした。
このタイム誌掲載が、今日のアルバムタイトルの由来です。
気になる曲は3曲目「STUFFY TURKEY」でしょうか。コールマン・ホーキンスの「STUFFY」と同じ曲ですが、モンクの正規レコーディングでは、このアルバムのみに収録されている曲です。
全体にかなり編集が施されている一枚です、確実に編集されていると思われる「LULU'S BACK IN TOWN」のソロ部分が私はとても好きなんですけどね。

IT'S MONK'S TIME / THELONIOUS MONK
1964年録音
THELONIOUS MONK(p) CHARLIE ROUSE(ts) BUTCH WARREN(b) BEN RILEY(ds)
1.LULU'S BACK IN TOWN
2.MEMORIES OF YOU
3.STUFFY TURKEY
4.BRAKE'S SAKE
5.NICE WORK IF YOU CAN GET IT
6.SHUFFLE BOIL

おまけ、
ちなみに、「おこげもどき」のレシピ(レシピなんてたいそうなものではありませんが)を紹介しておきます。
あまりご飯を、ラップに広く延ばして包み、いくぶんつぶし気味に板状にして冷凍しておきます。
凍ったまま、揚げると油がはねて大変ですので、フライパンに少し多めの油を引いて凍ったまま(必ず)焼き揚げにします。
この時、片面をじっくり焼くのがこつです。煎餅状に焼き上がったら、器に割り入れて、お好みの具材を中華風に仕上げてかけて食べてください。
私が、自宅飲み会でみんなに出すときには、重い具材だと腹にこたえますので、鰹だしに酒、みりん、醤油で味付けして、大根おろしをドバッと入れ、最後、片栗でとろみを付けたものをぶっかけます。
簡単ですが、なかなか美味しいですよ。

さらに追伸、
友人、井上尚登の新刊「T.R.Y. 北京詐劇(コンフィデンシャル)」が、9月1日に発売されました。よろしければ読んでやってください、お願いします。

トンチンカン大先生

2006年09月12日 | s-u

まったく人間贅沢なもので、ほんの三日前まで「この暑さが早く終わってくれれば」と言っていて、突然涼しくなったことに満足かと思えば、「雨続きというのはどうにも気分がめいってしまう。」と、贅沢をほざきます。
まぁ、秋の長雨が明ければ、スッキリした秋空が毎日広がるようになるでしょう。

我が家の母は、ときおりおかしなことというか、突拍子もないことを言い出します。
今日も大作詞家『阿久 悠』の詞に文句をつけておりました。
「森昌子の『せんせい』の歌詞は、絶対におかしい」
「はぁ?」
昼間ラジオかなんかで聴いたらしいのですが、母が言うには

  淡い初恋 消えた日は
  雨がしとしと 降っていた
  傘にかくれて 桟橋で
  ひとり見つめて 泣いていた
  幼い私が 胸こがし
  慕いつづけた 
ひとの名は
  先生 先生 それは先生

赤い部分の歌詞がおかしいというのです。
「先生っていう名前の人はいないだろう?」
「えっ?いいじゃないの、そうじゃなかったら『せんせい』って題名になんないじゃん」
「いや、『ひとの名は』じゃなくて、ここは『その人は』のほうが、正しい表現だ!」

じつにどうでも良い話なのですけれども、
考えてみれば、母のいうことも一理あるような、『その人は』であれば字数も合ってるし、『先生』を名前だなんてバカなことをいう人もいなくなる????(笑)

それにしても、暇に任せて昼間こんなことを考えている母は、脳天気というか、幸せ者というか、まぁ、『トンチンカン大先生』でも、元気でいてくれることは何よりなのですけどもね。

さて、今日の一枚は1956年から1957年にかけて、ニューヨークで短期間活動したイースト派大集合みたいなアート・テイラーのグループ、「テイラーズ・ウェイラーズ」唯一のアルバムです。
ドナルド・バード、ジャッキー・マクリーン、ジョン・コルトレーン・・・・・・・・・
こんだけ集まっちゃうと大味な一枚のようにも思うでしょうが、それがなかなかまとまってるんですね。
テイラーといえば「A.T'S DELIGHT」「TAYLOR'S TENORS」、そしてこのアルバムあたりが代表作ということになるのだと思います。

TAYLOR'S WAILERS / ART TAYLOR
1957年2月25日, 3月22日録音
ART TAYLOR(ds) JACKIE McLEAN(as) JOHN COLTRANE, CHARLIE ROUSE(ts) DONALD BYRD(tp) RED GARLAND, RAY BRYANT(p) WENDELL MARSHALL, PAULL CHAMBERS(b)
1.BATLAND
2.C. T. A.
3.EXHIBIT A
4.CUBANO CHANT
5.OFF MINOR
6.WELL YOU NEEDN'T

『山の神』の怒りが!

2006年09月11日 | s-u

いやぁ、今日は涼しくて、じつに過ごしやすい一日でした。都心近辺では雷が大変だったようですが、皆さんのところは大丈夫だったでしょうか?

昨日、以前にお話しした古い「ONKYO」のスピーカーを、友人S君と趣味部屋に持ち込みました。
これが、期待に反してなかなかいい音を出すじゃありませんか、私のメインスピカー(いちおう、憧れのJBLなのですが・・・・機種名は・・・んっんんんん、言いたくない)よりも、ベース音が良いような。
「高音はいまいちだけど、うんうん、これもまた有りじゃない。」
などと、わかったような口を利きながら、S君共々、しばらくの鑑賞会。ただ難点は、がたいのでかさです。

家人には、
「とりあえず、音を確かめてみたくてね」とだけ告げ、昨日の強行搬入となったわけで、
「まったく、何でもかんでも持ち込んで・・・・・・・・・」
『山の神』のお怒りは必至であります。そうでなくとも二階の趣味部屋には、重量物が多いとの指摘を受けており、
「バブ君、どうごまかすかね」と自問自答、
そんなことを音の再確認をしながら考えていたら、昨晩はボトル2/3を飲み干し寝てしまいました。(笑)
こうなったら、何か言われるまではほっておくことにしましょう。

話は変わりますが、口うるさい女房を『山の神』と呼ぶのは、すでに死語でありましょうか?
そもそも、大地や山を女性と考える信仰は、世界中に存在したそうであります。
日本でも、「山におわす神は、女神である」との信仰が古くから有り、嫉妬深い女神が怒らないようにということで、女人禁制の山が多いわけですけど。
ある地区では、マタギ(狩人)が山には入る前に男の大事な部分を出して、女神のご機嫌を伺った、なんて風習もあったそうであります。
なんだか、昔、横須賀のどぶ板通りで似た光景を見たような・・・・・それは違う意図か。

ともかく、「母なる大地」てき発想からきたものでしょうから、いかに男は女性を敬い、恐れてきたかという証でもあります。
昨日から始まった相撲の土俵に女性が上がれないのも、同様の考えからだ、なんて話も聞いたことがありますしね。

それを知った上で、嫁さんを『山の神』と称した昔の人は、洒落ていると私は思うのですが、どう思います?
ちなみに、『山の神』もちょっと扱いを間違えると鬼に変身してしまいます、世の男性諸君、気をつけましょうね。(・・・・・う~~~、怖!!!!)

さて、今日の一枚は、昨晩、最後に聴いたアルバムです。
このジャケット、タレンタインのものにしては、オールカラーでヘンに明るくありません。
これからタレンタインが赤いバラを『誰か』にプレゼントするんでしょうね。ご丁寧にタイトル脇にもバラのイラスト。
ふむふむ、これはまさしく、タレンタインが『誰か』シャーリー・スコットにバラを贈ろうとしている、求婚を示唆するジャケットなんですね。ブルーノート全体が彼らを祝福しているようであります。

とうのシャーリー・スコットは、プレスティッジと契約していた関係で、「LITTLE MISS COTT」なんて、名前になってますけど、二人にとっては結婚前のもっとも幸せな時期だったのかもしれません。
『山の神』が鬼に変わってしまったのかどうかはわかりませんが、二人は後に離婚してしまいましたものね。

ともかく、二人の呼吸はこの時期まさにピッタリという感じです。

DEARLY BELOVED / STANLEY TURRENTINE
1961年6月8日録音
STANLEY TURRENTINE(ts) LITTLE MISS COTT [SHIRLEY SCOTT](org) ROY BROOKS(ds)
1.BAIA
2.WEE HOUR THEME
3.MY SHINING HOUR
4.TROUBLEE OF THE WORLD
5.YESTERDAYS
6.DEARLY BELOVED
7.NOTHING EVER CHANGES MY LOVE FOR YOU

おまけ、
ぜんぜん関係ない話なのですが、シャーリー・スコットは後に億万長者になったって知ってました?
ダイエット目的で飲んだ薬が原因で体調を崩して、製薬会社を相手取っての訴訟問題となりました。
スコットは、この裁判で勝訴、5~6億のカネを手に入れたというのです。
でもね、悲しいかなその数年後にこの薬が災いして、67歳で他界してしまいました。
う~ん、数年で6億は使えないよなぁ・・・・・・・・・・!?

今日は月曜日、私はまたまたこれから飲みに出かけてきま~す。


昔気質?

2006年09月09日 | g-i

今日もなんだか蒸し暑い一日でした、彼岸を過ぎないと暑さも本当には引き下がってくれないのでしょうか、さっぱりした秋が早く来ますように・・・・

ところで、紙ジャケCDってありますよね。
私の場合、CDに関してはかなりのものが、レコードの買い換えというパターンが多いのですが、ジャケットはとうぜんLPレコードのほうが鑑賞対象としては上なわけで、紙ジャケのCDにはあまり魅力を感じないのです。というか、CDにジャケット鑑賞は望まないといった方がよいでしょうか、目も歳をとってきましたので、細かい文字にも難点がありますしね。

私はCDをこういったスライド式の本棚で管理しております。
紙ジャケをそのまま置いてもかまわないのですが、紙ジャケは通常のCDケースより一回り大きいのがどうも気にかかってしまうのです。
どうして気にかかるのか? 同じ棚に入れると、出っ張った部分が傷みやしないかと心配になるのです。

言っていることがとても矛盾していますよね、ジャケットとしての魅力を感じていないくせに、ジャケットが傷つくのをいやがる・・・・・・・・
これは、LP時代からの私の癖なのかもしれません。

以前、とある知り合いに
「しかし、バブさんは古いレコードを綺麗にとってありますよね」
と言われたことがありました。
これって、レコード時代に生きた人間には、あたりまえではないのでしょうか?
アルバム1枚が2500円から3000円した時代です。もちろん今の貨幣価値とも違いますから、正直アルバム一枚はとても貴重に思えたのです。
月に何枚も買える代物じゃなかった、だからぞんざいには扱えなかったのだと思います。

そんな癖が、CDやネット配信があたりまえの現代になっても、残ってしまうのでしょうね。紙ジャケの中身をわざわざハードケースに移して、棚に入れている始末です。

これがレコード、CDだけでなく、他のものも「捨てられない病」になってしまった一つの原因かもしれません。

 「古いヤツだとお思いでしょうが・・・・・・」

鶴田浩二のようになってしまいました。(古ーーー!、ちなみに鶴田浩二は私の世代ではありませんよ、ハハハハ)
物を大切にすることは、悪いことじゃありませんよね??????
「いいかげんにすれば」
これは、家人の意見です。(笑)

さて、今日の一枚は、ジョニー・グリフィンと大好きなケニー・ドリューの共演盤です。
4曲目「CHEROKEE」のグリフィンはまさに『リトル・ジャイアント』だと思いますよ。この時期のドリューも好きですねぇ、グリフィンのワンホーンっていうのも魅力、大好きなアルバムの一枚です。

WAY OUT ! / JOHNNY GRIFFIN
1958年2月26,27日録音
JOHNNY GRIFFIN(ts) KENNY DREW(p) WILBUR WARE(b) PHILLY JOE JONES(ds)
1.WHERE'S YPUR OVERCOAT, BOY ?
2.HOT SAUSAGE
3.SUNNY MONDAY
4.CHEROKEE
5.TERRY'S TUNE
6.LITTLE JOHN

追伸、
昨日の記事で、昔の「ディスコ」は、レコードを使っていなかったようなことを書きましたが、よくよく考えてみれば、レコードしか音源が無かったですよね?
気にも止めずに踊りに夢中だったのかもしれません。


太鼓持にもなれず

2006年09月08日 | m-o

昨晩は、隣でビートルズをカラオケでバカ歌いしているS君を横目に、可愛いママと踊っていたバブ君は、いい感じで酔っぱらってまいりました。
そういえば昔、こんな私でもディスコのチークタイムで一緒に踊ってくれた女の子がいましたっけ、あの頃は女の子の温もりに心ときめかせましたが、今じゃ自分の腹が相手に不快感を持たせないように、気をかけながら踊っている・・・・なんとも情けないものです。

ところで「ディスコ」の語源はフランス語の円盤、英語で言えば「デスク」つまりは、レコードということになります。
今や「クラブ」では、DJがレコードをフルに使っていますよね、私がたまに行っていた横浜の「ディスコ」では、レコードは使っていなかったように思うのですが・・・・・
だとすれば、今の「クラブ」のほうが、「ディスコ」と呼ばれるにふさわしいのかもしれませんね。

アメリカ映画なんかで、パーティーというと必ず生バンドがいて、みんな踊ってますけど、アメリカの人達はいつの間にダンスを覚えるのでしょう?
なんだか楽しそうに踊っている初老のカップルの姿なんて見ると、いい感じですよね。

私の場合はダンスも上手くありませんので、芸子の踊りでも楽しみながら、優雅に酒でも飲んでみたいものです・・・・・・がしかし、財力無き者はそれもかないません(笑)。
こうなれば、懐が温かい旦那でも探して、太鼓持でもしながら、優雅な踊りでも楽しませていただきましょうか。

  太鼓持 がっかりとして 嫁に逢い

なんて、川柳があります。「しばらくお声のかからないお得意様の旦那が、どうしちまったのかと、家を訪ねてみたら、器量好しの嫁さんが出てきた、こりゃあ、お呼びがかからないのもしかたがないか」という意味であります。
よくよく私の周りを見てみれば、良妻持ちばかり、太鼓持の夢もかないそうもありません。
どなたか、今晩あたり夢の中で「Shall We Dance ?」

さて、今日の一枚は、ハワード・マギーです。
マギーといえば、ガレスピー、マイルスに続いて、パーカーのグループに参加したトランペッターであり、ファッツ・ナバロ、クリフォード・ブラウンたちに、影響を与えたといわれる名バッパー。
そんな彼も、多くのジャズメンがそうだったように薬で身を滅ぼしていった一人ですよね。その間のブランクが無ければ、もっと大きな仕事をしていたことでしょうに。

このアルバムは、その不遇時代の1950年代中期に録音された彼の代表作です。
「McGHEE SPECIAL」のような初期のものとは、ちょっとイメージが異なるアルバムですが、それでも彼のソロはなかなか聴きごたえがあります。

THE RETURN OF HOWARD McGHEE
1955年10月22日録音
HOWARD McGHEE(tp) SAHIS SHIHIAB(bs) DUKE JORDON(p) PERCY HEATH(b) PHILLY JOE JONES(ds)
1.GET HAPPY
2.TAHITIAN LULLABY
3.LOVER MAN
4.LULLABY OF THE LEAVES
5.YOU'RE TEASING ME
6.TRANSPICUOUS
7.RIFFTIDE
8.OO-WEE BUT I DO
9.DON'T BLAME ME
10.TWEEDLES
11.I'LL REMEMBER APRIL

母の証、おっぱい

2006年09月06日 | v-x

今日は、『紀子さま、男子ご出産』のニュースで、一日が過ぎてしまいそうな様子です。
私は『天皇制』に関して、ケンケンガクガクやった、おそらくは最後の世代ですので、『皇位継承問題』についての意見は差し控えるとして、まずは無事なご出産をお祝い申し上げたいと思います。

お腹を切り開いてまで我が子を世に送り出す、男にはまねできない、まさに母の強さでありましょう。
母という漢字は、女に乳房を二つつけて出来た漢字だそうで、ははという言い方も、乳をせがむ赤子の声「ファ、ファ」から生まれたものだそうですけど、
母の乳を飲む赤子の顔と、それを見つめる母の顔、幸せそうなその姿は、男には介入できない尊い光景に映りますよね。
あの姿を思い浮かべれば、我が子に暴力を振るうなど、とうてい考えもつかぬ事であります。


貧相な『おっぱい』を独占していた頃の我が愛娘です。

女性の暖かく包む柔らかな温もりは、何にもたとえようのない安心感を、人に与えるものです。お父ちゃんがお母ちゃんに甘えるのも、これ全て女性の寛容さに心癒されるからなのでしょう。
世のお母ちゃん、たまにはお父ちゃんにも優しく甘えさせて上げてくださいね。(笑)

話のついでに、先日バーで話した「おっぱい話」をひとつ、
「人間はどうして乳房がふくれたのか?」という疑問を真剣に考えた方がいらっしゃいます。
他の動物を考えると、乳房が大きくふくれる(子育て期間以外で)例は少ないそうで、人間特有のものだというのです。

そもそも動物には、発情期というものがあります。これは、一度に多くの子を育てることによって天敵に襲われる率を下げ、生き残る個体数を増やすためであると同時に、逆に理性をもたない動物が、常に発情期だと数が増えすぎて、種の存続に悪影響が出るからだそうですが、
人間の場合は、天敵がいないので、いつ産んでも安心して子育てができ、なおかつ理性も持ち合わせていることから、性フェロモンを失い、発情期も失ったのだそうであります。

「それとおっぱいがどう係わるんだい?」って、まぁまぁ

性フェロモンを失った人間は、同時に女性の妊娠適齢期を男性にアピールする手段も失ったのだとその方はおっしゃいます。しかも二足歩行を行うことにより、性交の体型も変わってしまったことから、直接性器周辺に起こる変化でアピールも出来なくなってしまったのだとか。
つまり、四足歩行であれば、サルのようにお尻の変化で性的アピールが可能だったのが、人間はそれではアピールが難しくなり、これが乳房の発達につながったというのです。
乳房が発達することで、お尻と同じ効果を、二足対面で可能にしてきたのだそうで、男性は女性の胸に、妊娠適齢期のお尻を知らず知らずイメージしているのだという説であります。

さあ、『おっぱい星人』の男性諸氏。この説をどう考えますか?
女性だって、この説が正しければ、胸を人一倍強調しているあなたは、まさに男性を挑発しているということになります、気をつけてくださいね。

あら?話がゲスになってしまいました?
いずれにしても、子供と母をつなぐ『おっぱい』の存在は、神秘的で偉大であるということを言いたいわけで・・・・・・・・・
すいません、私も大小は別としてれっきとした『おっぱい星人』でありますので・・・・・

ともかく、紀子さまのご出産が、少子化にも良い影響を与えてくれるのではないかと期待して・・・・・・・「若い男性、がんばれよ!!!」

さて、今日の一枚は、ウフフマンさんのところで、紹介されていたのを見て、思わず今聴いているアルバムです。
何度も言うようですが、私はボーカルものは本当に弱くて、どれがこうのなどとはけして言えません。
ただ、好みを言うなら、ゴージャスなアンサンブルをバックに華々しく歌い上げるものより、コンボ形式でじっくり聴かせてくれるようなボーカルが良いみたいです。
この「AFTER HOURS」も、ギターとベースというじつにシンプルな演奏をバックに、サラの何処かに甘さのある声で、聴かせてくれる歌が、私好みの一枚です。
ちなみに、サラの同名アルバムは、あと2枚ほどあるようですのでお間違いないように。(私はこれしか持ってませんけど・・笑)

AFTER HOURS / SARAH VAUGHAN
1961年7月18日録音
SARAH VAUGHAN(vo) MUNDELL LOWE(g) GEORGE DUVIVIE(b)
1.MY FAVORITE THINGS
2.EV'RY TIME WE SAY GOODBYE
3.WONDER WHY
4.EASY TO LOVE
5.SOPHISTICATED LADY
6.GREAT DAY
7.ILL WIND
8.IF LOVE IS GOOD TO ME
9.IN A SENTIMENTAL MOOD
10.VANITY


酒飲みの鉄則

2006年09月05日 | y-その他

このブログを読んでいただければ、私が筋金入りの酒飲みであることは、皆さんもおわかりかとは思いますが、昨晩も例のごとく、ビール、日本酒、スコッチにバーボンとオールスターズをこなし、いい気分で帰宅してまいりました。

思えば、ウン十年もの間、私の主食は酒だったような気がしてきます。
酒飲みというのは不思議なもので、どんなに旨そうな料理が目の前にあっても、はじめの一口の酒が届かないうちは、箸をつけようともしません。そのくせものが無くとも飲めてしまう。
それどころか、飲むことに忙しくなって食べるのがめんどうになってしまったりして・・・

そろそろ、私の内臓も悲鳴をあげるころかもしれません。気をつけなくちゃいけませんね、なんて言いながら、今晩も主食の酒は外せませんでした。(笑)

最近、酒酔い運転の事故がまたも目立ってきました。
酒飲みの鉄則は、「極力他人に迷惑をかけない」であります。何故極力か?酒に酔っての少々の醜態は、しかたのないことでしょう。私も友人始め、多くの方に多少なり迷惑をかけたこともあります。

だけど、酒酔い運転はいけません。
正直に言えば、若い頃、酒を飲んでの運転を私もしたことがあります。幸いにも事故を起こすことはありませんでしたが、酒飲みを自負する者として、恥ずべきことと反省しております。

落語の『一人酒盛』じゃありませんけど、目の前に酒をちらつかされて、我慢するのは、酒好きには酷なものです。我慢できないのが酒飲みでしょ、運転をせずに済む手段をとってから、酒は飲み始めないと・・・・・方法はいくつもあるんですから。
酒で口を湿らさないとものが食えないなんてヤツほど、後を考えた飲み方をしましょうよ。

体のことを考え、酒を断とうと、神様に願をかけると、飲み友達が訪ねてきます。
「えっ?何を断ったって?酒をか? バカだなぁおめいは。好きなものを急に断ったら、なお体に良くねえよ。断ったって、どう断ったんだい?」
「一年断つと」
「向こう一年? バカなまねをしたねぇ、ほんとに。よし、断っちまったんだからしようがねぇ、じゃあこうしなよ、あと一年延ばして二年にしてなぁ、晩酌だけやらしてもらったらどうだ?」
「なるほど、そういう手もあるなぁ。いっそのこと、三年にして朝晩飲もうか」

しょせん酒飲みなんてのは、こんなもの。だから、「今日は飲まないから大丈夫」なんて、運転をして食事に出かけるなんて、最初から止めなさい!
車で出かけたら、代行。代行がいやなら、タクシーで出かけなさい。もちろん酒飲みの私もそうします。

さて、今日の一枚は、昨夜の酒のラインナップのような、プレスティッジお得意のオールスターズの演奏です。
オールスターズのジャムですから、はっきりしたリーダーはもちろんいません。
でも、聴いてみると、ケニー・バレルが中心的存在感を醸し出していますね。リズムセッションは、マル、ダグ、テイラーという、いわばプレスティッジ専属リズムセッション、安定感は抜群です。
まぁ、たまにはこんなオールスターズもよろしいんじゃないでしょうか。

ALL NIGHT LONG
1956年12月28日録音
DONALD BYRD(tp) HANK MOBLEY(ts) JEROME RICHARDSON(ts,fl) KENNY BURRELL(g) MAL WALDRON(p) DOUG WATKINS(b) ARTHUR TAYLOR(ds)
1.ALL NIGHT LONG
2.BOO-LU
3.FLICKERS
4.LIL' HANKIE