JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

太鼓持にもなれず

2006年09月08日 | m-o

昨晩は、隣でビートルズをカラオケでバカ歌いしているS君を横目に、可愛いママと踊っていたバブ君は、いい感じで酔っぱらってまいりました。
そういえば昔、こんな私でもディスコのチークタイムで一緒に踊ってくれた女の子がいましたっけ、あの頃は女の子の温もりに心ときめかせましたが、今じゃ自分の腹が相手に不快感を持たせないように、気をかけながら踊っている・・・・なんとも情けないものです。

ところで「ディスコ」の語源はフランス語の円盤、英語で言えば「デスク」つまりは、レコードということになります。
今や「クラブ」では、DJがレコードをフルに使っていますよね、私がたまに行っていた横浜の「ディスコ」では、レコードは使っていなかったように思うのですが・・・・・
だとすれば、今の「クラブ」のほうが、「ディスコ」と呼ばれるにふさわしいのかもしれませんね。

アメリカ映画なんかで、パーティーというと必ず生バンドがいて、みんな踊ってますけど、アメリカの人達はいつの間にダンスを覚えるのでしょう?
なんだか楽しそうに踊っている初老のカップルの姿なんて見ると、いい感じですよね。

私の場合はダンスも上手くありませんので、芸子の踊りでも楽しみながら、優雅に酒でも飲んでみたいものです・・・・・・がしかし、財力無き者はそれもかないません(笑)。
こうなれば、懐が温かい旦那でも探して、太鼓持でもしながら、優雅な踊りでも楽しませていただきましょうか。

  太鼓持 がっかりとして 嫁に逢い

なんて、川柳があります。「しばらくお声のかからないお得意様の旦那が、どうしちまったのかと、家を訪ねてみたら、器量好しの嫁さんが出てきた、こりゃあ、お呼びがかからないのもしかたがないか」という意味であります。
よくよく私の周りを見てみれば、良妻持ちばかり、太鼓持の夢もかないそうもありません。
どなたか、今晩あたり夢の中で「Shall We Dance ?」

さて、今日の一枚は、ハワード・マギーです。
マギーといえば、ガレスピー、マイルスに続いて、パーカーのグループに参加したトランペッターであり、ファッツ・ナバロ、クリフォード・ブラウンたちに、影響を与えたといわれる名バッパー。
そんな彼も、多くのジャズメンがそうだったように薬で身を滅ぼしていった一人ですよね。その間のブランクが無ければ、もっと大きな仕事をしていたことでしょうに。

このアルバムは、その不遇時代の1950年代中期に録音された彼の代表作です。
「McGHEE SPECIAL」のような初期のものとは、ちょっとイメージが異なるアルバムですが、それでも彼のソロはなかなか聴きごたえがあります。

THE RETURN OF HOWARD McGHEE
1955年10月22日録音
HOWARD McGHEE(tp) SAHIS SHIHIAB(bs) DUKE JORDON(p) PERCY HEATH(b) PHILLY JOE JONES(ds)
1.GET HAPPY
2.TAHITIAN LULLABY
3.LOVER MAN
4.LULLABY OF THE LEAVES
5.YOU'RE TEASING ME
6.TRANSPICUOUS
7.RIFFTIDE
8.OO-WEE BUT I DO
9.DON'T BLAME ME
10.TWEEDLES
11.I'LL REMEMBER APRIL