JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

トンチンカン大先生

2006年09月12日 | s-u

まったく人間贅沢なもので、ほんの三日前まで「この暑さが早く終わってくれれば」と言っていて、突然涼しくなったことに満足かと思えば、「雨続きというのはどうにも気分がめいってしまう。」と、贅沢をほざきます。
まぁ、秋の長雨が明ければ、スッキリした秋空が毎日広がるようになるでしょう。

我が家の母は、ときおりおかしなことというか、突拍子もないことを言い出します。
今日も大作詞家『阿久 悠』の詞に文句をつけておりました。
「森昌子の『せんせい』の歌詞は、絶対におかしい」
「はぁ?」
昼間ラジオかなんかで聴いたらしいのですが、母が言うには

  淡い初恋 消えた日は
  雨がしとしと 降っていた
  傘にかくれて 桟橋で
  ひとり見つめて 泣いていた
  幼い私が 胸こがし
  慕いつづけた 
ひとの名は
  先生 先生 それは先生

赤い部分の歌詞がおかしいというのです。
「先生っていう名前の人はいないだろう?」
「えっ?いいじゃないの、そうじゃなかったら『せんせい』って題名になんないじゃん」
「いや、『ひとの名は』じゃなくて、ここは『その人は』のほうが、正しい表現だ!」

じつにどうでも良い話なのですけれども、
考えてみれば、母のいうことも一理あるような、『その人は』であれば字数も合ってるし、『先生』を名前だなんてバカなことをいう人もいなくなる????(笑)

それにしても、暇に任せて昼間こんなことを考えている母は、脳天気というか、幸せ者というか、まぁ、『トンチンカン大先生』でも、元気でいてくれることは何よりなのですけどもね。

さて、今日の一枚は1956年から1957年にかけて、ニューヨークで短期間活動したイースト派大集合みたいなアート・テイラーのグループ、「テイラーズ・ウェイラーズ」唯一のアルバムです。
ドナルド・バード、ジャッキー・マクリーン、ジョン・コルトレーン・・・・・・・・・
こんだけ集まっちゃうと大味な一枚のようにも思うでしょうが、それがなかなかまとまってるんですね。
テイラーといえば「A.T'S DELIGHT」「TAYLOR'S TENORS」、そしてこのアルバムあたりが代表作ということになるのだと思います。

TAYLOR'S WAILERS / ART TAYLOR
1957年2月25日, 3月22日録音
ART TAYLOR(ds) JACKIE McLEAN(as) JOHN COLTRANE, CHARLIE ROUSE(ts) DONALD BYRD(tp) RED GARLAND, RAY BRYANT(p) WENDELL MARSHALL, PAULL CHAMBERS(b)
1.BATLAND
2.C. T. A.
3.EXHIBIT A
4.CUBANO CHANT
5.OFF MINOR
6.WELL YOU NEEDN'T


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