JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

オヤジ厨房に立つべし

2008年10月05日 | m-o

昨日は下水が詰まったり(S君に助けを求めましたが、「自分で突けばなんとかなる」と突き放されてしまいました。笑)買い物を頼まれたりとなんだか忙しくて、ふと気が付けばMさんのお店のヘルプの時間、更新する間もなく一日が終わってしまいました。

「バブさん、明日は何作るんですか?」
ブログを続けているおかげ(?)でしょうか、私が日曜日に夕食を作ることを知っている方が多くて、よくこんな質問を受けるようになりました。
べつに前々から次のメニューを考えているわけではないので即答には困るのですが、
「楽しみにしてますから」
なんて言われると、ちょっとしたプレッシャーを感じるのであります。

そもそも私が日曜の料理当番を始めたのは、
「おいおい、これで酒は飲めねぇだろう」
「なら、好きに作れば」
と、これが原因だったわけで・・・・・
このブログでも、いかにも「何で俺が料理当番?」的な言い方で、ちょっと迷惑そうに話してはいますよねぇ、だけど・・・・・
本当に苦痛であれば、すでに止めているでしょうし、基本的に私は料理が嫌いじゃないんだと思います。というか、一つの気分転換として楽しんでいる感もあります。

今思えば、私が始めて厨房に立ったときには、(料理当番になるよりはずいぶん前の話ですが)家人にとってじつに迷惑だったと思いますよ。
ぞくに言う『男の料理』ってやつで、まぁ食材はなんやかやと買い集め、ありとあらゆる道具を使いながら片付けもしない、レンジの周りは油だらけ、シンクの周りは水だらけ・・・・と、それは酷いものでした。
独身時代にやっていた料理はそこまで酷くなかったくせに、何処かで「良いとこ見せたい」という思いが、逆の結果を生むということだったのでしょう。

その点、こうして毎週料理を続けるうちにかなり進歩したと自分でも思っています。料理が終われば、プライパンの洗いだけが残っているくらいまで片付けは済んでますし、特別な+αの買い物をするわけでもありません。
さらに、始めの頃に比べれば、味も盛りつけも徐々に上手くなっているようにも思えます。(あくまで、あま~~~い自己採点ですが)
そして、ブログで『料理当番、本日の一品』を毎週続けていることも、「勝手な励み」になっているように思います。

今、全く趣味のない中年オヤジの方がいらっしゃいましたら、まず、最初は迷惑をかけることをご家族に了承していただいた上で、厨房に立ってみてはいかがでしょう。
あんがいハマッタリするかもしれませんよ。

「男子厨房に入るべからず」は古い、「オヤジ厨房に立つべし」
なんてね。

てなわけで『料理当番、本日の一品』です。
昨日もMさんのお店の女の子に「バブさん、明日は何作るんですか?」なんて訊かれまして、
「う~~ん、久しぶりに煮込みハンバーグでも作ろうかな」
てなひと言っちゃったものですから、今日は小さめのハンバーグを二品ワンプレート盛りです。

煮込みハンバーグにはトロ~リチーズ、焼きハンバーグはおろし添えの和風にしてみました。

レタス・スープも作ってみましたが、見た目より美味しかったですよ。

さて、今日の一枚は、ジャッキー・マクリーンです。
ブルーノートに残したブルース集でありますが、単なるブルース集とは呼べない一枚に仕上がっています。
それは、フレディー・ハバードの参加が要因なのか?それとも、しつこいほどに何テイクも繰り返しレコーディングされた執念なのか?

マクリーンが二曲、ハバードが一曲、ケニー・ドリューが三曲、それぞれが持ち寄ったブルースは、テイクを重ねるたびに脱皮を繰り返していったに違いありません。(はははは、全テイク聴いたわけじゃないので、あくまで想像ですが)
ともかく、そうして新世代ブルースの香りがプンプンする一枚が完成したのでした。
まぁみごとにドロッと感はありません。マクリーン節は当然健在なのですが、大人な感じがとてもするんですよねぇ・・・そう思うのは私だけ?
マクリーン自身も脱皮をしていったのかもしれませんね。

BLUESNIK / JACKIE McLEAN
1961年1月8日録音
JACKIE McLEAN(as) FREDDIE HUBBARD(tp) KENNY DREW(p) DOUG WATKINS(b) PETE LA ROCA(ds)

1.BLUESNIK
2.GOIN' WAY BLUES
3.DREW'S BLUES
4.COOL GREEN
5.BLUES FUNCTION
6.TORCHIN'